人狼物語 三日月国


161 完全RP村【こちらアンテナ、異常アリ】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 休職中 スピカ


[……その後ダビーを問い詰めた、小一時間問い詰めた]

[問い詰められてしゅんと小さくなった(デカい)ダビーの言う話だと、退所日がいつ頃になるかという話を担当医から聞いたのは一月ほど前。
そこから住む家やら手続きやらに奔走し、今日のこのタイミングで退所を決行した、と言うことらしい]

[どういう事かと聞くと、ダビーはテレビをつけた。
丁度ワイドショーの時間らしく、訳知り顔のコメンテーターたちが銀河的有名企業による巨額不正について話していた。
どこのチャンネルもそう、メンツと切り口の差はあれど、どこもかしこものその話題で持ちきりだった]

[どうやら世間では今日の話題(社長の逮捕)のXデーがどうこう言われていたようで、逮捕に至った今日、退所を決行した、と]
(474) 2022/07/24(Sun) 15:40:02

【人】 休職中 スピカ


[マスコミ関係者は全てそっちに駆り出されたようで、数人ほどいたマスコミ関係者も今日は一人もいないと、窓の外を見ながらダビーはこの電撃作戦を成功させからか、安堵交じりにそんなことを呟いた]

[そういえばそうだ。
ぱったりと面会に来なくなる前、ダビーはやたらと不動産のカタログやら、家電のカタログやらを見せてきたし、二人でこれがいいあれがいいと話していた。
ずいぶん気の早い話だと思ったのだが、そういう事情があったのかと納得した]
(475) 2022/07/24(Sun) 15:46:25

【人】 休職中 スピカ


[その日の夜は環境が変わったせいか眠気の気配を全く感じぬまま、ベッドで無意味に寝返りを繰り返すなどしていた]

[相当今日一日気が張っていたのだろう、ダビーは隣で揺すっても気が付かぬほどに深い眠りについている]

[ああ、これはきっと興奮しているのだろう。
新しい生活が始まったことに対して、どうしようもなくわくわくしているのだ]

[する必要はないとわかりながらも、思わず端末を手に取ってメッセージを送っていた。

 『ダビーと家族になる第一歩を踏み始めました』

と、家族になったことを真っ先に報告すると約束した、雑な神父……バーナードに]

[送ってから そんないちいち途中経過を報告してもウザいだけでは?と思ったが、送ってしまったのは仕方ない。
大事なことをいうのを忘れていたと、

 『まだ誰にも言わないで』

そう追撃メッセージを送って、端末を置いた]

 ね、ダビー。
 私たち家族になるんだね。

[寝入っているダビーの反応はない。
それでもよかった。
私はダビーの大きな背中にピッタリ張り付くと、ゆっくり目を閉じた**]
(476) 2022/07/24(Sun) 15:57:41
機関士長 ラサルハグは、メモを貼った。
(a55) 2022/07/24(Sun) 16:05:42

【人】 メカニック ゾズマ

【それは告別式より前の、―――】

[その日の一仕事>>388を終えたゾズマは、一人暮らしのアパートの一室に入って鍵をかけ、扉を背に座り込んでいた。]


  ッ、 は ぁ …………


[本当に、本当に長い息を吐いて、目を閉じる。
 鞄の中にはもう、艦体データをコピーしたメモリーはない。
 そのメモリーと入れ替わりになった形で、あの月型のピンが収められている。]
(477) 2022/07/24(Sun) 16:34:47
機関士長 ラサルハグは、メモを貼った。
(a56) 2022/07/24(Sun) 16:35:45

【人】 メカニック ゾズマ

[必要な業務での外出であれば、顔を隠すこともなく堂々と出歩いた。
 コールドスリープ装置の件の炎上騒ぎで、記者からはマイクを、一般人からはカメラを向けられることもあったけれど、会見の場で口にしたこと以外は何も言わなかった(本当に、言えることなどそれだけだった。責任追及先のチームに対して「殺す」と言わないのは当然のこと、「訴訟」の語を口にすることもなかった)

 あくまで自分は必要な仕事をしているだけの仕事人。
 そんな毅然とした対応を続けているうちに、次第にゾズマに対しては同情論、賛同論が出始めてくるわけだが、それはもう少し後の話>>452。尤も、「美人」だから悲劇が絵になる、なんて現象はゾズマの望むところではなかったのだけれど。]
(478) 2022/07/24(Sun) 16:36:54

【人】 メカニック ゾズマ

[……こうした対応の継続が叶ったのは、ゾズマ個人を取り巻く問題が「責任転嫁系美人メカニック」の件だけで済んだからだろう。
 ゾズマが他のクルーとの私的な連絡を殆ど行わず、対面に至っては全て絶っていた(絶たざるを得なかった)ことがあり。
 他者についての一切の醜聞も「知らぬ存ぜぬ」「アマノに聞け」で通し続けたことがあり。
 そして、ルヴァのほうに押し寄せてきた記者たちが早々に引き上げていった>>392ことがあった。
 そういう意味では、要領の得ない返答だけを告げたルヴァにまた助けられた、とは言い得ただろう。

 けれども、―――。]
(479) 2022/07/24(Sun) 16:38:05

【人】 メカニック ゾズマ

[どうしようもなく、寂しい。
 どうしようもなく、虚しい。
 無重力空間とは異なる奇妙な浮遊感があって、
 世界が惑星の軌道みたいにぐるりと回っていくよう。

 縋りつきたい。
 けれど縋りつける人には、会えない。
 誰にも会う訳にはいかない。]
 
(480) 2022/07/24(Sun) 16:39:22

【人】 求職中 ダビー

[一年後]

[抜けるような青空の下、チャンドラを見送るためにかつてのクルー達>>320>>331>>340が集まった。都合出席できなかったスピカ>>330の事もあり、全員とはいかなかったが、それでもしばらく離れていたクルー達の再会の場としてはこの上ないものだっただろう]

……チャンドラ。……今までありがとう。

[かける言葉は短く、手向けるのは白い蘭。
以前より随分窶れた、けれど化粧を施して棺に横たわる綺麗な顔。忘れず目に焼き付ける。

それから、スピカから預かっていたペンダント>>330も。]
(481) 2022/07/24(Sun) 16:39:52

【人】 メカニック ゾズマ

[母やスピカとは私的に連絡を取っている。
 けれどもこんな有様を彼女たちに伝えれば、向こうからうっかり駆けつけてこないとも限らない。そうでなくとも、どんな言葉でこの有様を伝えていいのかがわからない。

 ルヴァには何の連絡も送っていない>>445
 多忙故の余裕のなさからの音信不通は、様々な報道を耳にしてしまったことで、“ルヴァを守るため”という意味合いをも持つようになった。

 ルヴァと直接連絡を取らない分、彼の名前を、母やスピカとの遣り取りの際に折に触れて出すようになっていた>>442
 彼と会えない、声を交わせない、そんな空白を埋めるように。
 そんな彼と“付き合っている”とまで言わなかったのは、万が一どこかで話が漏れてしまうのを懸念してのことでもあったが、それ以外にも――]
(482) 2022/07/24(Sun) 16:40:05

【人】 メカニック ゾズマ

[ルヴァの状態自体は入院中に看護師を通じて聞いていて、退院後も(辛うじての隙を見つけて)経過を訪ねたことがあった。だからスピカにもその旨を伝えることはできた>>402のだけれど。
 彼のお見舞い自体は、なんとなく行ったような気でいて――行っていない>>392>>393
 なまじ人づてに経過を聞いていたが故に、実際の記憶とその話が混濁してしまっていたのだろう(そしておそらく、これはゲイザーの見舞いの記憶についても同様だった)

 ……ルヴァに“忘れられている”かもしれないという不安が、漠然とあった。
 彼の心を支えたいと願いながらも、もしもこちらのことをまるで認識しない彼を目の前にしたら――そんなおそれが、きっと、あって。
 そうしているうちに、自分のほうが既に、夢の記憶を本当の夢の如く忘れてしまいそうで――]
(483) 2022/07/24(Sun) 16:40:35

【人】 メカニック ゾズマ


(  つらい、よ、
    さびしい、よ )


 ( 声、聞きたい、よ、
   抱きしめて、ほしい、よ、
   そばにいてほしい、よ ―― )


    あいたい よ ……。


[互いに届くことのない願い>>396が、ひとりきりの場所で、零れる。


 ――この時、ゾズマは、ある“ひとり”の最期を見送ってきたばかりだった。]
(484) 2022/07/24(Sun) 16:41:50

【人】 メカニック ゾズマ

【同日:帰宅>>477より前】

[とある解体業者の作業所。
 ミスティックアンテナ号の解体・解析及び、アンドロイド・アンテナの“処分”を行う現場にゾズマは立ち会っていた。
 必要な艦体データの提供だけでなく、解体の場にも直に立ち会わせろというのは越権行為だったかもしれない。それでもこのメカニックは、越権行為だろうが何だろうが、この場でやってのけた。
(この件でラサルハグに提出書類を(6)1d6ページ追加させるかもしれない、というのは頭に全くなかった)]

 ――それで、艦の中には
 これだけの未回収物があったの?

[遭難中にアンテナに託されたもののうち、ラサルハグの義足は既に回収されている>>340
 アンテナが所持していたボックス、その中の銃>>2:413――夢ならぬ>>3:+13それ――は、銃外装の特徴などから調査員であるルヴァの元に戻されていた可能性もあったが、果たしてどうだったか。
 ともあれ、解体の邪魔になる物資を取り分けて整理していく様を見やる。]
(485) 2022/07/24(Sun) 16:44:23

【人】 メカニック ゾズマ

[そして“未回収物”のひとつに――他ならぬアンテナの髪に飾られていた、チャンドラのヘアピンがあった。
 けれども業者側はそれをアンドロイド・アンテナのアクセサリーだと考えたからか、特に取り分けることをしなかった。]

 っと、ちょーっと失礼!
 これクルーの私物なんで、回収しちゃうぜい。

[ゾズマは乗艦当事者であり、後に「証拠捏造があった」などのトラブルが起こるのを避けるために、基本的に自分からは手を出さない心算だった。
 けれどもこのピンの存在を現実の光景として目の当たりにした際、一歩踏み出して手を伸ばしていた。]

 ( ……ドクターが託したん、だ。
   それを、スクラップにされて堪るか )

[容易にそう察することのできたメカニックの回収作業は、実に手早かった。
 何か怒られた気もしたが、怒られたということは「隠れてやった訳ではない」ということなので、ゾズマは堂々とピンを鞄に仕舞い込むだけ。]
(486) 2022/07/24(Sun) 16:45:26

【人】 求職中 ダビー

スピカもいずれ気持ちの整理がついたら来るそうだ。
…いつかまた、話でも喧嘩でもしてやってくれ。

[彼女の棺を見送り、その場にいたクルーの面々に告げる]

これから先、皆と会うことがあるかどうかはわからないが…
俺とスピカは船を離れて、新しい生活を始めるつもりだ。
場所は、落ち着いたら連絡を入れる。

色々あったが、俺はあの船での生活は楽しかった。
そうは見えなかったかもしれないが、本当だ。

失ったものはきっとかけがえがないが…同じくらいかけがえのない、手に入れたものもある。

もし近くに来ることがあれば寄って行ってくれ。
茶くらいはいつでも淹れる。

[その言葉を残し、ダビーは帰っていった。
帰る先は、大事なもののある場所。
スピカは落ち着いているだろうか。そうなら、皆の話をしよう。まだなら、話をできるときまで取っておこう。

この先皆にも自分達にも色々な事があるだろうが、宇宙のどこにいても、壮健であってほしいと思いながら**]
(487) 2022/07/24(Sun) 16:46:14

【人】 メカニック ゾズマ

[けれど“クルーの私物”こそ回収できても、その私物を持っていたアンドロイドのスクラップ行きまでも阻止できるわけではない。これは調査委員会での管理の後、既に決定された事項だ。
 廃棄までの間にメンテナンスがきちんと行われてたことを示すように、その機体はひどい損傷もなく、小柄な女性型の外形を綺麗に整えらえている。]

  ……、じゃ、これでお別れだね。

[誰かの脳を埋め込んでいる訳でもない(それならそれで大問題だが)、完全なる機械。
 誰かの姿を模してはいても>>431、その“誰か”そのものではない人形>>437
 コアから記録を抜き出され、役目を取り除かれたメカ。

 喩えそのメカがどれだけ人間らしく振舞おうとも。
 誰がそのメカを人間らしく扱おうとも。
 葬儀もお別れの会も、アンドロイドのスクラップ行きには必要とされないものだった。]
(488) 2022/07/24(Sun) 16:49:25

【人】 メカニック ゾズマ

[勿論、例外はある。
 コンパニオン用に開発されたメカは、所有者の意向や心情次第で、起動不能になったり大破したりした際に“葬儀”が開かれることはある。
 愛称をつけられ世間一般に広く親しまれたメカであれば、役目を終えた時に“追悼”めいた回顧特集が組まれることもある。

 けれどもこのアンドロイド・アンテナには、それらの対応が公的に為されることはなかった。
 限定状況下での感情増幅機能>>4:180まで搭載していても、これは変わらなかった。
 尤も、救助に当たった者たちも回収作業に回った者たちも、アンテナの“人間らしい”姿を目の当たりにすることはなかったのだが>>17>>18>>*0>>19。]

「メカは全部モノだって割り切る」、って
 ほうのメカニックじゃなくて、悪い?

[「別れ」を口にした時に聞き拾った、現場責任者からの皮肉には、何の表情も作らずに淡々と返した。]
(489) 2022/07/24(Sun) 16:49:58

【人】 メカニック ゾズマ

[ミスティックアンテナ号の艦体自体の今後の措置は、解析結果を見て判断するとのこと。
 展示の際の危険性を高める程の損傷がなければ、モニュメントとして形を留める道も未だある。展示に適さないと判断されれば、バラバラにされていく。
 一方でアンドロイドのほうは、記念物として残す選択すらも採られない。“ヒトガタ”であるが故の“呪い”めいたおそれの感情がヒトにあるが故に、敢えて記念物にはしなかったのかもしれない。

 こうしてゾズマは、廃棄所に搬送されていく、文字通り物言わぬヒトガタのメカを見つめていた。]


   さよなら、キャプテン。
    みんなを、生きて還してくれて、ありがと。


[これはまだチャンドラが死亡しておらず、私的な“お別れの会”の提案>>456>>457も出ていない頃の話。
 “告別式”ならぬ作業の場で、見送り人として、努めて涙を抑えてその“最期”を見届けていた。**]
(490) 2022/07/24(Sun) 16:50:39

【人】 研究所職員 バーナード

【日常】

[研究所で雑用係をするようになって、時間のあるときはラサルハグの講義に出て。
 休みの日はランニングだトレーニングだと動き回り、帰りに一冊の本を買ってくる。そんな日々。
 夜、静かな部屋の中で一週間かけて一冊。物語であったり、哲学の本であったり、興味を持ったものは何でも買ってみた。本棚を覗けば人体の解剖学みたいなのもある(内容の方はたいして記憶に残っていない)。

 そんな、夜のことだ。
 端末が一件着信を告げる>>476。]
(491) 2022/07/24(Sun) 16:51:46

【人】 調査員 ルヴァ

― スピカとお茶会 ―

アッ、ウン。

[赤くなったり青くなったりするスピカは>>446
見ててちょっとおもしろかったけれど
流石にここまで否定されると
あんまり触れられたくないのかなあと察し大人しく引いた。

が。
大声で突っ込まれて目をパチリ。
聞くところによるとスピカもゾズマと会えていないようで、
分かりやすくやや肩を落とす。]
(492) 2022/07/24(Sun) 16:57:45
メカニック ゾズマは、メモを貼った。
(a57) 2022/07/24(Sun) 16:59:03

【人】 調査員 ルヴァ


そっかー。
スピカだったらちょっとは
会ってるかなって思ったんだけど。

["責任転嫁系美人メカニック"のスキャンダルもこちらにはあまり入ってこず(ゾズマがスピカを避けている?とまでは思わないので)
どうやら本格的に多忙なようだ。

スリープされる前、懸命に駆けずり回っていたゾズマを思い出す。
前の前にやるべきことが課せられた時、
あの子はすべてを後回しにしてそれだけに注力するきらいがある。
自分の知っている彼女はそういう子で。

それが心配でもあるし、寂しくもあった。
負担、と零せばスピカも何かを考えるように俯く。
(否定された手前)そこらを深く突っ込むことはしないけれど。
スピカが言葉を発するのを少し待って。]
(493) 2022/07/24(Sun) 16:59:05

【人】 研究所職員 バーナード

わ。

[それは恋愛に関する感情に疎いバーナードにとっても、めでたい話なのはわかった。
 今が夜でなかったら、アマノとラサルハグに真っ先に報告しているところだ。
 それを、牽制する追撃の一文。]

あぶな。

[たいがい、バーナードも共有癖がある。
 それを知ってか知らずか、2通目は大きな効果をもたらす。]
(494) 2022/07/24(Sun) 16:59:54

【人】 調査員 ルヴァ


―――…………


[力強く断言されて目を瞠る。>>451
そう、彼女らは親友だから。その言葉には説得力があって。
少し呆けた顔をした後に、眉を下げて笑った。]


……うん、そっか。そう………だよね。


[しみじみと、反芻するように呟いた。
交際を始める時も、無理はしない、と伝えてくれたゾズマ。

嫌なことは嫌だと言ってくれるし、
真剣に伝えたらちゃんと受け止めてくれる。
彼女がそういう性格なのは自分だって良く知っていて、
そういうところも含めて好きになったわけで……

―――そう、だからきっと。]
(495) 2022/07/24(Sun) 17:00:37

【人】 調査員 ルヴァ


……なんか、ダメだね。

カッコつけてたいのに、
好きな子のことは臆病になっちゃう。
実際のとこ、迷惑だって
はっきり言われるのが怖いだけなのかもなぁ。


[にがく苦笑した。

4年近く共に過ごして、
心身の距離は確かに近くなったけれど。
一定の情を抱いてくれているとも思っているけれど。

自分に「恋をしているわけではない」にも拘らず
付き合ってくれている彼女に
心の奥底できっとどこかひけめがあるのだと思う。

あれから連絡の一つ、
顔の一つも見せに来てくれないのは。>>482
それだけ己の優先順位が低い表れなのではないか。

人に頼ったり、甘えたり。
育つ過程でそういうのを知らずに生きてきた分、
自分もあまり得意な方ではないのだと今更自覚する。]
(496) 2022/07/24(Sun) 17:04:26

【人】 研究所職員 バーナード

[翌日。
 夕食時にその通信のことを思い出しては、あ。と声を上げ。
 けれど誰にも言うなという文がその直後に脳に釘を差しに来たので――不思議そうな顔をするふたりに、誤魔化すようにあとを継ぐ。]

あ、のさ。
今度、ちょっと、空けてもいいかな。

心配かけるようなことは、しないから。

[昨晩スピカに返信したのは、短く、
 『遊びに行っていい?』の一言だったから*]
(497) 2022/07/24(Sun) 17:06:58

【人】 調査員 ルヴァ


……でも、そうだよね。
言わなきゃわかんないよね。そういうこと。

ありがとう、スピカ。

[ゾズマとちゃんと話してみるよ、と
一つの決意を乗せて伝えた後。
公園をぐるりと回った後、お茶にしただろうか。
何だか色々聞いてもらったし、自分が奢るよとも言い添えて。]


チャーイ、また飲みたいな……って、僕が言ってたって
ただの同僚
によろしくね。

スピカ。君の行く末もよいものでありますように。


[あの時直接伝えられなかった礼の代わりに
彼女の幸せを願う言葉を贈る。>>2:431

にっこり笑うルヴァの顔は
会った時よりは少し、晴れやかになっていたはずだ。]
(498) 2022/07/24(Sun) 17:08:04

【人】 調査員 ルヴァ

[そうそう、ところで余談だけれど。

スピカとはこの後も
トレーニングダイエットと近況報告を兼ねて
ちょくちょく会うことにはなる。

勿論ルヴァの方も全盛期と同じようには行かないが
それでも彼女には結構スパルタだったかもしれない。
悩める乙女の体型維持に一役買えたかどうかは、また別の話。**]
(499) 2022/07/24(Sun) 17:13:25

【人】 調査員 ルヴァ

― Xday ―

[…と、スピカには告げたものの。
ルヴァがそれを実行に移すのは
それから少しの間を開ける。

出歩きは許可されている。
声をかけてくるマスコミも今は大分減った。
ただただ致命的な問題が一点。
単純に自分は彼女の居住地を知らないのだ。>>477

端末で本人に直接聞くことはしなかった。
なんせこれだけ連絡が来ないのだ、
無視される可能性も十分あることを思えば
まどろっこしい真似はやめた。

なんせゾズマ自体、交友関係が広い方じゃない。
4年間の間に本人から断片的に聞いた情報と
自分と彼女の事情や関係を知る周囲を頼り
住所を突き止めるまでにしばしの時間を要した。]
(500) 2022/07/24(Sun) 18:08:20

【人】 調査員 ルヴァ

[これ僕、歓迎されなかったら
まあまあストーカーっぽいなァ…と
若干思わなくもなかったが
もうどうにでもなれと腹を括った。

なんせこの頃には彼女が世間でどう言われているかも
ある程度耳に入ってきていて
――そこまで風当たりが強いわけではなかったにせよ――>>479
何も出来ない歯痒さも増していたから。

なんだよ美人メカニックって!美人だけど!
見世物みたいに消費してんじゃねーよ!という憤りも。
]
(501) 2022/07/24(Sun) 18:10:09

【人】 メカニック ゾズマ

【チャンドラとの別れの後】

[バーナード>>464から目の赤さを指摘されれば、特に取り繕うでもなく眉を下げてみせた。
 アンテナ号が帰還してからこの間、彼が“星に帰って”いたという旨もここで聞くこととなり、はたと瞬いたのだが]

 ――そっか。そういやさっき、
 なんかそんな話してたみたいだし。

[遠目に見ていた時にぼんやりと聞こえてきた話>>332の断片を頭の中で繋ぎ合わせるも、どうも彼の母星(それが“ノイギーア”だということも知らなかった)で色々検査されていたらしい、くらいの認識に留まる。バーナードの身体がいわゆる“普通じゃない”らしいことは、今や遠い夢の中の謝罪>>144>>194でも知れたことだけれど。]

 そっちも大変だったっしょ。
 うん、おつかれ。そしておかえり、だ。

[状況がはっきりと判らずとも、それだけは伝えられたこと。
「星に帰っていた」者に「おかえり」というのも妙だったかもしれないが、これは艦を共にしたクルーとしての出迎えの挨拶だ。]
(502) 2022/07/24(Sun) 18:10:21

【人】 メカニック ゾズマ

[さて、チャンドラのヘアピンの経緯について、想像も含めて伝えた時。
 バーナードからの返答>>465に、ゾズマは目を瞬かせた。
 それは意外な返答だったから、ではない。想像はあくまで想像だし、「わかんない」という認識自体は、そういうものかと受け入れて飲み込んでしまうものだった。
 瞬いてしまったのは――続けられた話もそうだったが>>466――なんだか“他人ではない”ものに出くわした気がしたからだ。ゾズマの場合は、自分が抱えているものが“本当に何なのか解らない”という訳ではなかったけれども]

 ……、うん。
 うん。そっか。 そう、なんだ。

[ひとつひとつの言葉に、相槌を打つ。
 そのうちに、雫が落ちる小さな音がひとつ聞こえて――。
 止めどなく零れる涙を前に、先ほど泣いたばかりの自分まで、もらい泣きみたいに目頭が熱くなるのを感じた。]

 泣くよりは笑って、なんて。
 やっぱ、無理な話、だったじゃん。

[今や破棄された遺言のことを思いながら、涙交じりに笑みを形作り]
(503) 2022/07/24(Sun) 18:11:44