人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

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【人】 矢川 蛍

[演奏は30分を少しすぎるくらいで終わった。
 惜しみない拍手を送り、姿勢を正す。]


  やっぱり生演奏は良いですね!
  良いなあ、やっぱり自分の楽器欲しいですね。
  良いなあ……。


[とても楽しかったし、素敵なひとときだった。
 まだ食べてないものを摘んで、飲み物も飲んでしまおう。
 次の演奏を聴くとさらに追加料金がかかるはずだ。
 聞き放題ではないのだから。]


  ……この後、どうします?


[とても満たされてひとときだったけれど。
 もう終わってしまった、と少し寂しい。
 もう一ステージ聴くのも良いけれど。
 どうしましょう? と、彼を見つめた。**]
(26) 2021/03/05(Fri) 20:54:07

【人】 上原 隆司

>>25彼女がシンデレラに乗り気でない理由を推測するのは難しかった。
 悲恋のイメージなのだろうか、と思ってみてもしっくりこない。
 それでも無理強いをすることはなく、時を過ごした。

 演奏が終わってしまえば、拍手をしながらも、もう少し長く続いてほしかったと感じた]


  プロの演奏は迫力が違うな……。
  終わるのが惜しい時間だった。


[日頃、生演奏を聴く機会など上原にはほとんどなかった。矢川と出会わなければ、ここへ来ることはなかったかもしれない。
 そう思うと、彼女は年下の可愛らしい女の子であるだけじゃなくて、新しい世界を教えてくれた人なのだった]
(27) 2021/03/05(Fri) 21:23:19

【人】 上原 隆司

[矢川と同じように、食べ終えていないものは食べ、グラスは空にしながら、どうするかと問われると彼女を見つめ返した]


  蛍はどうしたい?
  あまり遅くなるのもまずいだろうが、
  次までなら時間は大丈夫なんじゃないか。
  後悔のないようにしてくれ。


[ちらりと時計を見る。
 まだ、未成年が店内にいてもいい時間のはずだ。
 あとは予算次第である。上原には持ち合わせも、いざという時用のクレジットカードもある。
 だから、彼女の希望に合わせるつもりだった]**
(28) 2021/03/05(Fri) 21:23:30

【人】 矢川 蛍

  ふふ、またきましょうね。
  セッションタイムがある場所もあるらしいですよ。
  そうしたら、私も演奏できるかな。
  隆司さんに私の演奏聞いてもらえますし。


[それも、目の前で。それは照れくさいけれど
 自分の音だって聞いてもらいたいと思ってしまう。
 だからまたいく場所の行き先を増やして
 次につながる約束が増えるのが嬉しくて
 けど、と思う。

 ……頭を撫でてくれる。抱きしめてくれる。
 けど、母さんがあんなものを渡してきたから。
 変に意識してしまう。
 ……子供扱いされてるな、とも思ってしまう。
 果たして自分は、どちらを求めているのか。].
(29) 2021/03/05(Fri) 21:43:45

【人】 矢川 蛍

  遅くなる分には、良いんですけど。
  親にも知られたから、逆に大丈夫かなって。

  バーは、次の機会もありますし
  雰囲気楽しめたから今回はよしとします!


[だから、とテーブルの上を整えて会計に向かう。
 その間も手を繋いだり、腕を組んだり。
 さすがに会計の時には離れたけれど。
 また、お店の外に出たなら腕を組む。

 外に出ると、冷えた外気が頬に心地よい。
 人通りの少なくなった夜道だったから
 きた時よりもぎゅっと、隆司さんの腕にしがみついた。]
(30) 2021/03/05(Fri) 21:44:07

【置】 矢川 蛍

  ……公園とか。寄りませんか。


[この一週間が落ち着いてたから。
 少しずつ自由が戻っている気になっていた。
 だからこそ、そんな提案。
 音楽を楽しんだ後、ゆっくり過ごしたくて。
 でも寒空の下は嫌だろうか。
 そんな不安もよぎるけど。

 もっと一緒にいたくて。**]
(L0) 2021/03/05(Fri) 21:44:27
公開: 2021/03/05(Fri) 21:45:00

【人】 上原 隆司

  そんなこともできるんだな……。
  ああ、また来よう。


>>29彼女の演奏が聴ける機会は、ほしい気がした。
 自分の楽器はないのだろう。>>26
 なら、普段は聴きようがない。
 けれど、彼女がどんな音を奏でるのか、それがどんな風に他の人たちと混ざり合うのか。
 一度でいいから、目の前で聴いてみたいと思った]
(31) 2021/03/05(Fri) 22:00:20

【人】 上原 隆司

>>30片時も離れたくないとでも言うようにくっついてくる矢川は、まるで酒に酔ったかのように見えた。
 それが共に時間を過ごしたことを物語っているみたいで、拒む気など起きようもなかったのだけれど。

 肩が抱きたくなっても、腕が封じられている。
 それがほんの少しだけ不満だった]


  ……公園か。
  冷え切る前に帰るぞ?


[少し夜風に当たりたかった。
 音楽を楽しんだ後は、すぐに喧騒の中に戻るより、夜の静けさを感じたかった。
 だから、公園はとても魅力的な行き先に思えた。>>L0
 外は寒い。だから、そんなに長時間にもならないだろうと。
 別れを惜しんで日常に戻る手前の場所として、ちょうどいいように思えた]**
(32) 2021/03/05(Fri) 22:01:14

【人】 矢川 蛍

  ……うん。


[冷え切る前に、帰らなくちゃいけない。
 それは少し不満だったけれど
 ぎゅ、と腕にしがみつく力を強めただけ。
 周りに人は疎ら。
 公園にたどり着くとそれはさらに。]


  あ、さくら……。


[もう、花が咲き始めている。
 綺麗、と目を細めながら公園のベンチに辿り着いた。
 また隣同士、腰を下ろそうか。]


  こんな時間に外にいるの、なんか不思議です。
  いたとしても、早く帰る時間だもの。


[ハーモニーで締め作業をして帰る時なら
 こんな時間にも外にいるけれど。
 こうしてその時間に誰かと会っているなんて。
 けど、風は冷たいはずなのに頬が熱い。]
(33) 2021/03/05(Fri) 22:20:26

【人】 矢川 蛍

  あのね、隆司さん。
  改めて言わなくちゃ、と思ってたんです。
  ほら、わたしたち、
  流れでお付き合いが始まったから。


[私を助ける形で。
 私を危険から遠ざける形で。
 けれどそうして始まって、まだ一週間。
 だと言うのにすっかり、わたしは。

 言おうと思うのに、頬が熱くなるばかりで
 うまく言葉を紡ぎ出せない。
 膝の上できゅっと拳を握りしめる。
 そうして、か細い声で囁きながら
 恐る恐る、隆司さんの方を見た。

 緊張にほんのり潤む眼差しを向ける。**]
(34) 2021/03/05(Fri) 22:20:46

【人】 上原 隆司

>>33隣同士でベンチに座るとき、矢川の言葉で顔を上げた。
 少ないけれど、花開いた桜があった。いつの間にそんな季節になったのかと、上原も目を細めていた。

 街灯に照らされた桜の花はやけに白く見えるのに、隣にいる彼女の頬はやけに赤く見えた。
 >>34その瞳が潤んで見えたのは光の加減ではないのだと、すぐに気づくことになった。

 始まりは形だけの、名目上の関係のはずで。
 デートも半分は作戦のはずだった。
 だから、このままストーカーが何もしなくなれば、自然消滅だってありえたのかもしれなかった。

 けれど、いつの間にか上原はこの関係を楽しんでいたし、会いたい日も、頭を撫でたいときも、抱き締めたいときもあって。
 その理由が曖昧なままだったことに、彼女の言葉でやっと気付いた]*
(35) 2021/03/05(Fri) 22:58:50

【人】 矢川 蛍

[早く、この関係に名前をつけたい。
 望む名前であるのか、そうでないのか知りたい。
 すこし早かったかなとは思うけれども
 前みたいな事は嫌だった。
 ゆっくり育てるべきだとは思った。
 けど、どんどん隆司さんといるのが楽しくなっていく。
 恋人として付き合っていくたびに
 お付き合い、をするたびに
 どんどん気持ちが加速するのを感じてる。
 だから、諦めるのなら早くに。
 想いを育てるより前に。


 
この関係に安心し切ってしまって、
やっぱり辞めよう。
そうなったらを考えたら、怖くなったから。
あんな思いはもうしたくない。
(36) 2021/03/06(Sat) 1:19:17

【人】 矢川 蛍

  ……帰りたくないな。


[思った言葉がするりと口をついて出た。
 帰っても家に一人だから。
 帰り始めたら、この時間が終わってしまうから。
 でも、なんだか困らせるような気もしてしまって
 そう言いながらも、私は腕の力を緩める。

 それでも彼が許してくれるなら恋人繋ぎで手を繋いで。]
(37) 2021/03/06(Sat) 10:04:49

【人】 矢川 蛍

  こんなに嬉しい日が終わっちゃうの、
  勿体無いですもん。


[ふにゃ、と気の抜けた笑みを向ける。
 相変わらず頬は赤いけれど。

 さっきよりも緊張が解けた、幸せな笑顔で。**]
(38) 2021/03/06(Sat) 10:05:06

【人】 上原 隆司

[「帰りたくない」>>37
 デート帰りにそれを言われて嬉しくならない男がいるのだろうか。
 けれど、そのまま連れて帰れるかはまた別の問題だった。

 矢川の腕が緩めば上原も腕を解いて、自然に離れるに任せた。
 繋がれた手に指を絡めて、幸せそうな笑顔を見ながら微笑みを返す]


  もう、夜遅いからな。
  帰らないと風邪引くぞ。


[穏やかに声をかけて、咲き始めの桜を見上げる。これからもっと花が増えていくのだろう。
 この公園を通りがかるたび、この日のささやかな夜桜を思い出すのかもしれない]**
(39) 2021/03/06(Sat) 12:14:03

【人】 矢川 蛍

  ……風邪をひかない頃になったら
  夜、もっと遅くまでいて良いの?


[なんとなく言い分が面白くて>>39
 思わず言いながらくすくすと笑ってしまった。
 隆司さんと同じように見上げると、咲き始めた桜の花。
 これから楽しい思い出を増やす私たちみたいで、
 でもそのまま散らしたりはしない。
 ううん。散ってもまた次の年花咲かせるの。]


  それとも、誕生日かなあ。
  7月7日、七夕なんです。覚えやすいでしょう?
  まあ、うん、……。


[こういう時ばかりは、自分がまだ学生で
 親元を離れられないことが無性に歯痒くなる。
 でもきっと。焦ることはないよね。
 貴重品ポーチの中のものは、一層なっても良いように。
 母さんの言葉通りの覚悟はあるけれど。]
(40) 2021/03/06(Sat) 14:25:41

【人】 矢川 蛍

  隆司さんのお誕生日はいつですか?
  あ、あとね、
  何かお揃いのもの……買いに行きたいです。今度。


[その他にもいろいろ、やりたいことはあるから。
 ひとつずつこなしていこう。
 きゅ、と手を繋いでゆっくりと立ち上がる。
 もう夜も遅いから、私の家に向かおう。
 でもね。
 別れ際のその時には「おやすみなさい」って
 背伸びしてキスしても、良いよね?**]
(41) 2021/03/06(Sat) 14:26:03

【人】 上原 隆司

  ……あー。


>>40言い分を笑われると、上原は苦笑することになった。
 確かに今の時期しか通用しない言い方である。

 桜が散っても、次に咲く花が何かあるはずで、町の中を歩いていればどこかでなにかの花が咲いていることに気付くのだろう。次々新しい楽しみを見つけるかのように]


  誕生日……? 七夕、今年は何曜だろうな。
  俺は8月3日。割と近い。

  お揃い……例えば、なんだ? アクセサリーとかか。


[急な誕生日の話に首を傾げつつ、問われたことには答えて、恋人と一緒に持ちたいお揃いのものを思い浮かべる。
 定番は指輪なのだろうけれど、それは目立ちすぎる気がして、上原の気はあまり進まなかった。

 じゃあ他の何があるのだろう。ストラップとかマグカップとか、だろうか。他にも、すぐには思いつかないようなものがいろいろあるのかもしれない]
(42) 2021/03/06(Sat) 15:18:48

【人】 上原 隆司

>>41矢川が立ち上がるのに合わせて、手を繫いだまま立ち上がる。
 道すがら話すのは次のデートのことなのだろうか。日時が決まれば、またその日を楽しみに過ごすことになるのだろう。

 不審な人影が無いか気を配りながら矢川の家までたどり着くと、キスは拒むことなく受け入れた]


  おやすみ。また来週な。


[微笑んで伝えて、頭を撫でて、矢川が家に入るのを見届けてから去るだろう。
 帰りは駅まではまっすぐ向かうものの、すぐに中には入らずに煙草を1本吸うことになった。なんとなく、そんな気分だった]**
(43) 2021/03/06(Sat) 15:19:04

【人】 矢川 蛍

  うん。18になったら。もう少しは大人でしょ?
  2022年の4月になったら誕生日前でも成人になるの。
  だから、そうしたら夜もっと一緒にいられるかなって。


[もっと一緒にいたい。帰りたくないから。
 だから誕生日の話を持ち出していた。
 もちろんそうしなくても構わないけれど
 年齢差が理由になってしまうなら
 もう少しでそんなの関係なくなるよ、
 そう言いたくて。

 高校生ってそう考えると不思議な存在になる。
 大学生よりも子供なのに成人が混ざるようになる。
 私もその頃には大人の仲間入り。
 その時にはもう、大学生になるけれど。]
(44) 2021/03/06(Sat) 15:53:58

【人】 矢川 蛍

  お誕生日、二人とも夏なんですね。
  ふふ、夏が楽しみ!
  おそろいのは……キーホルダー、とか。


[アクセサリー、も気にはなる。
 正直アクセサリーなんて何も持ってない。
 指輪は楽器に傷をつけてしまいそうだし
 ネックレスは、今日の演奏を見て分かったかもだけど
 演奏の問いにかけるネックストラップがあるから邪魔。
 もちろん、慣れれば大丈夫になるんだろうけど。
 ピアスやイヤリングは校則違反。
 そもそも、お揃いで考えた時に
 隆司さんがお揃いでつけられるような何かが
 実は思い浮かばなかったのもある。
 だから、キーホルダー。
 それならいつだってそばに持ってるでしょう?
 目立たないし、実はバリトンサックスのキーホルダーを
 すでに見つけてきたりするんだ。]


  お揃いで。バリトンサックスの。あるんですよ。


[ペアじゃないけど、と、素直に話したり。
 再来週には春休みだと伝えたり。
 隆司さんのお休みの日はお弁当。
 週一でこうしてデートしたいな。
 今度は火曜、デートの約束。
 やっぱりまだ放課後になるけれど。]
(45) 2021/03/06(Sat) 15:54:29

【人】 矢川 蛍

  今度は映画にでも行きませんか?


[そんな風に提案しながら。
 不穏な影はもうない。
 キスをして幸せな気持ちで。]


  おやすみなさい。
  ……メッセージ送ってくれても良いんですよ?


[なんて笑って家の中に入る。
 とても幸せな、デートだった。**]
(46) 2021/03/06(Sat) 15:54:50

【人】 矢川 蛍

[そんな風に時間を重ねていく。
 言葉を重ねて、デートを重ねて。
 その中で不穏な影の存在は薄れていった。
 隆司さんの存在が増していった。
 合えば手を繋いで、ハグして、キスして。
 つい甘えてしまう。
 バリトンサックスのキーホルダーは
 気に入ってもらえたかな?
 毎週二日分つくるお弁当の味。
 特に卵焼きは、懐かしの味に近づいたかしら。
 春休みがきて、三年になって、
 そうして高校生活が進んでいく。
 きっと恭介とは相変わらず。
 お隣さんの幼馴染。幸い、彼女とも続いているようで。
 私のこと、隆司さんのことに口を出されただろうけど。]


  私があの人のこと大好きなの。
  幸せなんだから良いでしょ?


[そうやって軽く話して、お互い幸せじゃない?って。
 健全な幼馴染に戻ってる感じがした。
 それはそれで、穏やかな関係。
 恭介とはこのままで良いと思ってる。]
(47) 2021/03/06(Sat) 16:04:52

【人】 矢川 蛍

[そう言えば一度、既定服を見せたことがあった。
 式典がある時にはこれを着る。
 着慣れないセーラー服で校歌演奏。
 そのまま1日過ごしていたけど。]


『これから部活です!』


[そんなメッセージと一緒に、
 バリトンサックスを持ったままの自撮りを送信。
 その日は夕方に待ち合わせをしていたけど
 やっぱり着替えていくべきだよね!**]
(48) 2021/03/06(Sat) 16:05:35

【人】 上原 隆司

>>44誕生日の話が出た理由に、上原はやっと納得していた。
 社会人と高校生。大人と未成年。その差は新鮮なものでもあるし、行動を縛るものでもある]


  なるほどな……。
  大学生になりゃ、歳なんか無視して
  酒飲む奴も多いしなぁ。


[それが褒められた行動でないのは確かだ。それでも一緒に楽しめるものが増えていくのは、上原も楽しみだった。
 アルコールに関しては、体質もあるだろうけれど]


  キーホルダーか。
  バリトンサックスの……。
  いいな、今度買いに行こう。


>>45お揃いの持ち物の案に目を細める。今日の思い出が形になるようで、手に入れたら大切に持ち歩くだろう]
(49) 2021/03/06(Sat) 16:23:04

【人】 上原 隆司

[次の休みはちょうど火曜日。>>45
 お弁当を受け取って登校に付き合って、帰りに待ち合わせて映画館に行くことになるのだろう。

 >>46不穏な影が見当たらないことに安堵して、見送ったときの言葉は心に留めた。

 一服した後、電車で家に帰って、部屋の鍵を開けるとき。
 そのキーホルダーがお揃いのものになるところを夢想した。
 いつかは矢川に部屋まで来てほしい気がして、春休みならそれが無理なく叶うかとも考えた。

 もう少し部屋の中を片付けるかと考えながら、寝る前にメッセージを送ろうとして。
 文章が何も思い浮かばず、悩んだ末に送ったのは、音符のスタンプをひとつだけだった。
 共に過ごした時間に想いを馳せて]**
(50) 2021/03/06(Sat) 16:23:28

【人】 上原 隆司

>>47そうして時を重ねていった。
 家に帰るたび、キーホルダーを見てあの日のデートを思い返していた。

 卵焼きはいつの間にか、母親の味とそっくりになっていたけれど。全く同じよりもコショウを足したものが美味しくて、定番になったのはきっとその味だったろう。
 春休みの間、家に誘う機会を窺ったことはあっただろうが>>50、結局誘わずじまいだったかもしれない。

 一緒に街中を歩くことが増えれば、同僚と鉢合わせることも何度かあった。
 「上原さんの彼女、若いですね」などと後日揶揄されたこともあったが、年齢については「まだ学生だから」で濁していた。
 出会いのきっかけを詳しく語ることもなかっただろう。あまり個人的な話はしない主義だった]
(51) 2021/03/06(Sat) 16:36:37

【人】 上原 隆司

>>48見慣れないセーラー服姿は、彼女が高校生だと実感するものだった。
 物珍しくて写真にはついつい見入ったものの、セーラー服姿の女子高生とデートはあまりにも気が引ける話である。
 何もしなければ着替えてくるだろうと思いながらも]


 『ちゃんと着替えてから来いよ。』


[念を入れてメッセージを送りたくなるくらい、上原は人目を気にした。

 ――生で見てみたい気はするが、それは卒業式に顔を出させてもらうときにしようか。

 そんなことを考えながら待ち合わせに向かったのだった]**
(52) 2021/03/06(Sat) 16:36:58

【人】 矢川 蛍

[スタンプ一個でも嬉しくて>>50
 まるっこい犬が尻尾をふりながら
 ハートを飛ばしてるスタンプと、
 おやすみなさいの一言を添える。

 学校まで来てくれるから、私の側では
 なんとなくその存在は知られていたけれど。
 まさか、同僚の人に知られているなんて>>51
 言われなければ気づかなかったと思う。
 たぶん、あちらから接触はなかったと思うし。
 ただ、部活内ではちょっと騒がれ続けていた。
 だって吹奏楽部。
 圧倒的に男子部員が少ない部活。
 どこで出会ったんですか、どちらから告白したんですかと
 演奏会打ち上げの時に一騒動になりかけたのは
 ちょっと苦い思い出。
 あとうっかり貴重品ポーチの中を見られて
 チョコちょうだい! とノリで言われたあとは
 大惨事でしたと報告しておきます。

 
未開封チェック、しなくてよろしい!
(53) 2021/03/06(Sat) 17:12:19

【人】 矢川 蛍

[そして、春休みのある日。
 誘われることこそなかったけれど。>>51


  隆司さんの家ってどんなところですか?
  その。……お台所、見たいです!


[それはいつの日か、
 隆司さんの家でご飯を作る時のために。
 1日お互い空いてる日のデートで
 お昼ご飯時にそんな話題を振ってみた。
 その頃にはお弁当には定番の味もできていて>>51
 その日のデートはお花見がてらの公園デート。
 ひらひら、桜の花びらが舞う中で
 あたりも少し賑やかだった。**]
(54) 2021/03/06(Sat) 17:12:34