人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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【人】 朝日元親



[ 記憶を無くす前の自分の言いそうなことを
  彼女へと告げる。

  きっとボクなら、そう言うはずだ。

  でも彼女は未だ崩れてしまいそうな
  不安定に揺蕩う笑顔のまま。>>44
  秘めた決意だけで、突き動かされていた。

  とはいえそれも全てボクの感想でしかない。
  何を決意し、何を望んでいるのか。>>45

  今のボクには推し量ることしかできない。]


(58) 2022/10/27(Thu) 4:17:28

【人】 朝日元親



  ごめん、ボクが言っても説得力、ないよね。


[ 口をついて出てしまって数秒。
  ボクは困ったように笑う彼女に、頭を下げた。]

(59) 2022/10/27(Thu) 4:20:31

【人】 朝日元親



[ 謝罪を終えて頭を上げると
  彼女から今後のことの話をされた。
  話題を逸らしたかったなんて
  そんな意図にも気づかないまま。


  ボクはと言えば思わず唸ってしまう。
  何から何まで彼女に手伝わせるわけにはいかないのに
  先生の話からして、ボクに頼れる大人はいない。

  しかも当のボク本人はこのザマだったんだから、
  たとえ信頼しきれなくても、頼るしかなかった。]


(60) 2022/10/27(Thu) 4:36:23

【人】 朝日元親



   なにもそこまでしなくても…


[ けど分かっていながらそう答えてしまうのは
  ボクにとっては彼女は身内ではなかったから。
  特別な人以外には当然の遠慮があった。>>50

  いくら彼女がボクに負い目を感じていても
  たとえ心優しい子だったとしても
  つけ込むような真似はしちゃいけない。]


(61) 2022/10/27(Thu) 4:36:55

【人】 朝日元親



[ でもそれ自体がボクの思い違いで
  彼女のことを誤解し、見くびった証拠だと
  ボクはすぐに思い知ることになったんだ。]



(62) 2022/10/27(Thu) 4:37:41

【人】 惜別ハツナ



[ 
その程度ってことだよ。>>53


  君の言葉が頭から離れない。
  ずっと、ずっとそう思ってたのかな。

  本来頼れるはずの人を頼れない。
  それが悲しい事だって、私は知っている。

  誰も来ない授業参観とか
  運動会の親子競技。あとはそう……
  自分で作ったから中身を知っているお弁当とか。

        半端に知ってるから許せないんだ。 ]


  
(63) 2022/10/27(Thu) 13:47:57

【人】 惜別ハツナ


***


[ 君に守られたんだよ、って伝えた私は覚悟してた。
  君のせいで怪我をしたんだ、って言われたとしても
  私はそれを受け入れるつもりでいたのに。 ]


 
(64) 2022/10/27(Thu) 13:49:06

【人】 惜別ハツナ



[ 記憶がなくなっても君は君のままだった。 ]


 
(65) 2022/10/27(Thu) 13:49:36

【人】 惜別ハツナ



   ……優しいね、君は。
   
君のおかげで私はなんの怪我もしてないよ。

        
           
(見える怪我は、何も。)


  
(66) 2022/10/27(Thu) 13:50:05

【人】 惜別ハツナ



[ 元はと言えば全部私のせいなんだ。
  私が夜ご飯一緒に、なんて言わなければ
  夜道を歩くこともなくて
  私を送り届ける必要もなくて
  君は、怪我をしなかったし
  記憶だってなくさずに済んだんだ。

  ずっと、そんな思いを抱えたまま。 ]


  
(67) 2022/10/27(Thu) 13:51:20

【人】 惜別ハツナ



[ 私よりずっと不安なのは君なんだ。
  だから、君の前で不安な顔しちゃいけない
  君の前では笑っていなきゃ、って。

  無理するの、慣れてるから
  それでよかったのに。   ]


  
(68) 2022/10/27(Thu) 13:52:21

【人】 惜別ハツナ



[ 休んでもいいんだ、って言ってくれた時の君と
  今、無理しなくていいよって言ってくれた君が
  重なって、言葉に詰まってしまうんだよ。


  君の言葉だ、って安心して。
  弱いところ、全部見せてしまいたくなる。 ]


  
(69) 2022/10/27(Thu) 13:53:00

【人】 惜別ハツナ



[ でも、きっとそれは
  今の君を困らせてしまうから。

        
―――――今の私には、出来ない。 ]


  
(70) 2022/10/27(Thu) 13:53:27

【人】 惜別ハツナ



   不思議だな、
   
前の君も同じようなこと言ってたよ。

   記憶がなくても、考えることは同じなんだね。
   心配させちゃってごめんね?
……ありがとう。



[ 説得力、あるよ。
  君の言葉に救われた私だもん。

  ほら、今だって。
  いつも君は私の事、救ってくれる。


  謝罪を重ねた後、違うな、と思って
  付け加えたのは感謝の言葉。 
  私はね、君の優しさに救われてるんだよ。 ]

  
(71) 2022/10/27(Thu) 13:56:17

【人】 惜別ハツナ



[ 君にとって、私は赤の他人。
  君にとって私は恋人じゃないし、
  多分同じクラスにいるってことすら知らなくて。
  得体の知れない人なんだから、
  家っていう自分のパーソナルスペースに
  入られたくないって言われるのなら
  仕方ない、って覚悟するつもりだった。 ]


  
(72) 2022/10/27(Thu) 13:56:53

【人】 惜別ハツナ



[ ただ、もし受け入れてくれるのなら
  私は負い目があるからとか
  優しいだけとか、生半可な気持ちで
  言いだしてるわけじゃない、ってことは
  どうしても伝えたかったから。 ]


   
私がしたくて、してるんだよ。



[ そう言って、笑うんだ。>>61 ]

 
(73) 2022/10/27(Thu) 13:57:36

【人】 惜別ハツナ



[ 結局、今後も君のことを手伝うって
  話がまとまって、そうと決まれば
  担当の先生にも話をしてこないと、とか
  君が何か思いつく範囲で必要な物があるなら
  持ってくるつもりで、聞いたりもして。 ]


   また後でね。
   何かあったら、いつでも連絡してね。


[ 多分前の君なら
  私の連絡先は登録しているだろうけど
  念のために電話番号を書いたメモを渡して。
 
  私は一度、病室を後にするんだ。 ]**

  
(74) 2022/10/27(Thu) 14:00:15

【人】 惜別ハツナ



[ 病室を出るまでは、
  私はしっかりとした足取りで歩いていたと思う。

  病室を出て、扉が閉まったのとほぼ同時に
  眩暈がして、思わず私はその場に
  座り込んでしまった。

  不安で不安で仕方ない。
  大好きな人の記憶がないなんて。
  私の事全部忘れちゃったんだ、って。

  事実は消えないのに、
  君に聞いても分からない、って言われちゃう。
  幻を見ていたみたいな気持ちになって
  何もかも失ってしまった気持ちになって。 ]


  
(75) 2022/10/27(Thu) 14:42:09

【人】 惜別ハツナ



[ こんなところでいつまでも
  座り込んでるわけにはいかない。

  わかってるから、立ち上がった。
  ふらり、と身体が傾きかけるけど
  そんなことは構わず、私はふらふらと
  人のいない方へ、いない方へと進む。

  気づいたら辿り着いていたのは
  滅多に使われてなさそうな非常階段。

  踊り場で私は歩けなくなって
  ぐったりと壁に背を預けた。 ]


  
(76) 2022/10/27(Thu) 14:43:21

【人】 惜別ハツナ



[ 君に見せないように、って
  我慢していた涙がもう、抑えられなかった。

  誰も見ていない、ここなら。

  
ここなら、太陽は陰っててもいいはずだから。 ]


  
(77) 2022/10/27(Thu) 14:43:56

【人】 惜別ハツナ



   
っ、ぁ……。



[ 決して聞かれないように、口元を押さえて。
  涙で押さえてる手が濡れていく。

  
  もし記憶が戻らなかったらどうしよう。
  怪我が治るまでは、
  君は私を頼らざるをえないけど
  そのあとは?私はもう要らないって  
  そう思われてしまったらどうしよう。


  君は確かに君なのに
  今まで過ごした時間を共有できないのが
  すごく怖い。こわくて、さびしい。   ]


  
(78) 2022/10/27(Thu) 14:45:13

【人】 惜別ハツナ



[ 誰にも頼れない太陽の
  声にならない悲鳴は、君には届かない。 ]**


  
(79) 2022/10/27(Thu) 14:46:35

【人】 惜別ハツナ


***


[ 病院を後にした私は、
  一度、自分の家に戻った。

  流石に心配だったのか、なんなのか。
  仕事でいないはずのお母さんが家にいた。
  怪我はないから、大丈夫だから。
  それだけ言って、私は横をすり抜けようとする。 ]


   「……これ、届けてもらったから。
    だめよ、無理したら。」



[ そう言って差し出されたのは、
  あの時落とした鞄。>>0:206
  お金とかスマホとかが入ってなかったからか
  中身は盗られたりしなかったみたい。
  
君との思い出が綴られた交換日記もある。 ]


  
(80) 2022/10/27(Thu) 20:43:53

【人】 惜別ハツナ




    
……うるさい、あなたには関係ないでしょ。



  
(81) 2022/10/27(Thu) 20:44:12

【人】 惜別ハツナ



[ 鞄は受け取っても、心配の声は受け取らない。

  こんな時だけ心配されても
  信じられるわけ、ないでしょ。
  ひったくるように取った鞄を持って
  私は一度自分の部屋へといった。


  本当は私もすこし休むべきなのかもしれないけど
  君がひとりで待ってるから。休むわけにはいかない。

  でも、ここに戻ってきたからには、
  私はどうしても綴っておきたいことがあって。 ]


  
(82) 2022/10/27(Thu) 20:45:49

【置】 惜別ハツナ



   
■■ ■■■■■■ ■■■■■■■■■■?



      [ 交換日記の一番最後のページ。
        青色のペンで綴ったそれを暫し見て。]

  
(L0) 2022/10/27(Thu) 20:47:07
公開: 2022/10/27(Thu) 20:50:00

【置】 惜別ハツナ



[ やっぱりこんなこと書いても仕方ない。
  そう思ってしまった私は、
  そのページを破ってしまうんだ。

      
でも、破ったページは捨てられなかった。 ]


  
(L1) 2022/10/27(Thu) 20:47:43
公開: 2022/10/27(Thu) 20:50:00

【人】 惜別ハツナ



[ 
交換日記は君に見せてみた方がいいのかな。

  迷ったけれど、ここに置いていくより
  持っていたかったから、また鞄にしまって。
  私は、汚れてしまった服を着替えて。
  髪を結い直してから、
  さっき受け取った鞄を手に家をでた。 ]

  
(83) 2022/10/27(Thu) 20:48:30

【人】 惜別ハツナ



[ その後の私はそう……
  君の家に、必要なものを取りに行ったんだよ。
  着替えとか、タオルとか……要るよね?
  いくら何度も来てるからって、
  関係ないものまで見ちゃいけないと思って
  出来るだけ、余計なものは見ないように。

  なんて、私が見るのに耐えられなかっただけ。
  余計なものまで見たら、
  君とここで過ごした時間を思い出して
  また、泣いてしまいそうで。 ]


  
(84) 2022/10/27(Thu) 20:48:58

【人】 惜別ハツナ



[ そうして、君の元へと荷物を届けて。
  ついでに、ささやかなお見舞いの品を君に渡すんだ。
  お見舞いっていっても
  君の好きなチョコレートと
  遠足のあの日にも一緒に食べたチョコボール。
  それだけ。本当はお花とかの方が
  いいんだろうけれど……。

  売店で見かけて、買いたくなったんだ。
  君が要らないなら私が食べればいいし。 ]

  
(85) 2022/10/27(Thu) 20:51:11