情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 惜別ハツナ「朝日くん、怪我しちゃったんでしょ? 怪我が早く治るように、って みんなで心を込めて 千羽鶴を折ったんだ。 ハツナちゃん、いつもお見舞いに行ってるし 渡してきてくれないかな? ね、お願い。 ハツナちゃんにしか頼めないんだ。」 (111) 2022/10/29(Sat) 23:24:35 |
【人】 惜別ハツナ[ そんなことを言われて、 紙袋に入った千羽鶴を クラスメイトに押し付けられたとき、 私は微かな違和感を覚えてしまったんだ。 そうやって声をかけてきたの、 君のことを嫌いだって思ってる人だったから。 でも、半ば押し付けられたそれを 私は断ることも出来ず。 ここ最近、ずっとうまく眠れてないから 昼間は眠くて仕方ない。 それが断れなかった原因かも。 ] (112) 2022/10/29(Sat) 23:25:40 |
【人】 惜別ハツナ[ 「このまま学校には来るな」 目に映った文字に、目の前が真っ赤になった。 これを、私に、渡させるつもりだったなんて。 怒りに任せて、何羽か鶴をもぎとって 乱暴に開いていった。 鶴のお腹には君への悪口が それぞれ違う悪口が、書き連ねられていた。 息が、苦しくなっていく。 ] (116) 2022/10/29(Sat) 23:29:53 |
【人】 惜別ハツナ[ これは君に見せちゃいけない。 絶対に、見せちゃだめだ。 はやく、捨てないと………。 ] [ 捨てなきゃ、いけないのに。 ひらり、嘲笑うように 千代紙が手から離れた。 ] (117) 2022/10/29(Sat) 23:30:40 |
【人】 惜別ハツナ[ 焦りと怒りと…… 見られたらどうしようって不安からか それとも、他のなにかのせいなのか。 上手く息が出来なくなっていく。 息を吸っても吸っても苦しい。 ] (118) 2022/10/29(Sat) 23:31:20 |
【人】 惜別ハツナ[ 勿論、ここは病院だから。 すぐにしかるべき手当はしてもらえたけれど。 君にはどこまで知られてしまったんだろう。 ]* (120) 2022/10/29(Sat) 23:32:15 |