人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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【人】 朝日元親



[ 渡したピーナッツのチョコボールと
  お返しとして貰った明治のチョコレート

  そういえば女の子からチョコを貰ったのは
  生まれて初めての経験なんだけど
  流石に声にするのは気持ち悪いので控えたよ。


  はしゃぎすぎた結果食べ切れないお菓子の
  処理に困っていると惜別さんから提案が来て。]


   それはもちろん構わないけど……
   どうして惜別さんはそんなに……


[ ボクと居ようとしてくれるのかな。>>158>>159
  そう聞こうとして、ボクは目を丸くした。

  その答えをキミが、教えてくれたから。>>160>>161

  嬉しくて、それと同時に恐ろしい
  青春と呼ぶに相応しい一幕。



(173) 2022/10/25(Tue) 15:09:23

【人】 朝日元親



[ やっぱり怖いと思ってしまうんだ。
  自分なんかが惜別さんに相応しくないって
  本気で思っていたから。

  気持ちに蓋をし続けていた。

  分かってるんだ。
  ボクはきっと惜別さんを後悔させて
  深く深く悲しませてしまうだろう。

  ボクが、無価値で、最低な人間だから。

           大丈夫……分かってる……。]



(174) 2022/10/25(Tue) 15:10:43

【人】 朝日元親


***

[ 思い返してみれば
  出会いの時点でボクはキミに振り回されている。
  それが嫌だなんて思ったわけじゃないけど。

  きっとボクはキミに頭が上がらなくて>>165
  それでいて幸せ者だと、そう感じていたんだ。

  自己嫌悪に苛まれる人間は
  自分が幸せ者になることが許せないというのに。


  けれど本当に驚いたのは
  キミの両親が反対していないこと。>>166
  普通なら反対するだろうと思うから
  ずっとキミに普通じゃない何かを感じていた。]


(175) 2022/10/25(Tue) 15:14:58

【人】 朝日元親



[ 次第にハツナの提案はエスカレートしていく。

  それも、綺麗にボクが困らない範囲で。>>168


  でも泊まってもいいかというキミが
  あまりにも普通には程遠かったから。]


   ご両親、反対しないの?


[ ある日直球で質問をぶつけてしまうのだ。]
  

(176) 2022/10/25(Tue) 15:15:46

【人】 惜別ハツナ



[ 誰も祝福しない道でも
  私と君が幸せなら、それでいいんじゃないかな。

  私は、そう思っていたんだ。


  どうせ君以外の他の人には
  太陽の孤独なんてわからないんだから。 ]


  
(177) 2022/10/25(Tue) 16:39:44

【人】 惜別ハツナ



[ 冷凍食品っぽい唐揚げと、卵焼きが入った
  簡素なお弁当に、何も思わなかったわけじゃない。

  でも、その時は忙しかったのかな、とかさ。
  いい方に理由付けして、突っ込まなかった。>>170
  そこまで聞けるほどの関係じゃなかったし。

  君に分けたサンドイッチが
  君の心を少しでも温かくしたのなら
  それだけで私は嬉しくなるんだ。  ]


 
(178) 2022/10/25(Tue) 16:40:19

【人】 惜別ハツナ



[ これが普通になっちゃいけないって感覚
  この時の私には、まだあったんだ。

  今日みたいな日は、
  真面目な日常にたまに混ざる
  不真面目な非日常くらいでちょうどいい。

  でもそれは、私だけじゃなくて、
  
君だってこれが普通じゃダメなんだよ。

  私だけの話じゃない。>>171 ]


  
(179) 2022/10/25(Tue) 16:40:54

【人】 惜別ハツナ



[ 貰ったチョコボール、美味しかったな。>>173
  誰が買っても味は変わらないはずなのに
  そこに、気持ちがこもるだけで、特別に感じる。

  私は君といたいって想いでいっぱいだったから
  君の戸惑いには言葉にされてから
  やっと気づくことになるんだ。  ]

  
(180) 2022/10/25(Tue) 16:41:31

【人】 惜別ハツナ



[ この一幕に唯一不幸せなことがあるとすれば
  君の心を私は理解していなかったこと。>>174

  そして、仮に言葉にされたとして
  よくわからない、ってことなんだ。

  人の価値、なんて関わる人によって違うのに。
  私は、君と関わりたいと思って近づいたのに。

  無価値なわけ、ないのにな。


             
……分からないよ。  ]


  
(181) 2022/10/25(Tue) 16:42:19

【人】 惜別ハツナ


***



[ 君を振り回してる自覚はあった。
  でも、嫌って言われないから嫌じゃないんだと。
  都合のいいようにとらえていたんだよ。


  私といることが幸せだって。
  そう感じてくれてると思いたかったし、
  私は君といる時間が幸せだった。


  幼い頃には、こんな感覚当たり前だったのに。
  いつしか私の手から離れた幸せの時間。   ]


  
(182) 2022/10/25(Tue) 16:45:23

【人】 惜別ハツナ



[ そう、小学校一年生くらいまでは
  仕事で多忙のお父さんはともかく、
  お母さんは家にいるのが当たり前だった。
  
当たり前、だったのに。


  友人の連帯保証人になったせいで、
  借金を返さなければならなくて。
  そのために身を粉にして働いてるのが
  今の私の両親の現状。

  私が顔も知らない人のために
  私が受け取るはずだった温かい時間は、壊れた。 ]


  
(183) 2022/10/25(Tue) 16:46:01

【人】 惜別ハツナ



[ 
私の家、普通じゃないから。

  人恋しいって思うのはきっと仕方ないでしょ?
  泊まってもいい?って両親に聞いてみたって
  お友達と仲良くしてね、ってそれだけ。

  
恋人の家に、とは言ってないけど

  
言ったとして止められたのかすら怪しい。 ]



   
しないよ。放任主義、ってやつなのかな。


   
……私にかまってる時間、ないんだよ。



[ 直球の質問には、そう返して。 ]

  
(184) 2022/10/25(Tue) 16:47:08

【人】 惜別ハツナ



   君だって、…………ううん。
   
なんでも、ない。



[ 普通から離れているのは君だってそう。
  でも、私はそれを聞くのをためらってしまう。

  だって、もし、聞いたことで
  この時間が終わってしまうのなら、……。

  私は聞かなければよかったって思ってしまうから。
  聞かないのは君のためじゃない。
私のため。


              
わがままだな、私は。 ]


 
(185) 2022/10/25(Tue) 16:48:06

【人】 朝日元親



[ 夜道を二人で歩くのは今となってはもう日課だ。
  またいつものようにボクはキミを送る。

  夜に女の子一人で帰らせるわけにはいかないから。
  最もな理由をつけて、一番は名残惜しさだけど。



   ねぇ、ハツナ。


[ フクロウの鳴き声が聞こえる夜道。
  車通りの多い道をキミが車道側にならないように
  キミとの間に僕が立って。

  いつか言われたキミの心の悲鳴に>>184
  向き合おうという思いで、言葉を紡ぐ。]


(186) 2022/10/25(Tue) 22:05:44

【人】 朝日元親



      ボクは、キミの傍にいるよ。


(187) 2022/10/25(Tue) 22:06:38

【人】 朝日元親



[ いままで言えなかった決意が
  募る思いに合わせてキミへと渡る。

  いつもボクを好きだと言ってくれたのに
  ボクも同じ気持ちを持っているのに
  ボクはキミに、好きだと全然言えていない。

  そんな自分が嫌で
  ボクは自分を変えようとも思って。
  ようやくここへたどり着いたんだ。]


(188) 2022/10/25(Tue) 22:07:42

【人】 朝日元親



      ボクは、ハツナが──────。



(189) 2022/10/25(Tue) 22:09:16

【人】 朝日元親



[ すると突然遠くの道から知らない人の悲鳴と
  タイヤがアスファルトに勢いよく擦れる音が響いた。
  ボクの決意も、言葉も、全て掻き消すように。]



(190) 2022/10/25(Tue) 22:14:44

【人】 朝日元親



[ 後ろへ振り向けば、ふらふらと車線すら守らない
  乗用車が道路の中で獰猛に暴れながら
  こちらへとやってくる。

  止まることを知らない乗用車が
  ボクらの立っていた歩道へ、突っ込んできていた。]


(191) 2022/10/25(Tue) 22:15:35

【人】 朝日元親



[ でも、その矛先にいたのは

               ボクではなくて。]



(192) 2022/10/25(Tue) 22:16:30

【人】 朝日元親



     [ 考える前に、身体が動いていた。]


(193) 2022/10/25(Tue) 22:17:20

【人】 朝日元親



[ ボクはキミを突き飛ばした。
  もしかしたら怪我をさせてしまうかもしれないのに。

  ボクはやっぱりダメなやつだから
  こんな形でしかキミを守ることが出来なかったんだ。]


(194) 2022/10/25(Tue) 22:18:16
村の設定が変更されました。

【人】 惜別ハツナ



[ ひとりぼっちの二人が寄り添う晩御飯の時間も
  そこから帰るのも、私達の日課になった。

  夜とはいえ別に一人でも大丈夫、って
  言ったことはあったけど
  私だって離れがたいから。
  強く断ることはしなかったんだ。 ]

  
(195) 2022/10/25(Tue) 23:34:02

【人】 惜別ハツナ



[ 静かな夜道。
  街灯と月明かりが、私達を照らしていた。
  昼よりずっと心地いい夜の時間。

  守るように車道側に立ってくれる
  君に優しさに甘えきって、
  その立ち位置が当たり前になってた。 ]


   どうしたの?


[ どこかいつもと違う気配を感じて
  私はほんの少し首をかしげて
  君の言葉の続きを待てば。 ]

  
(196) 2022/10/25(Tue) 23:35:36

【人】 惜別ハツナ




   
[ 欲しかった言葉が聞こえたんだ。 ]



  
(197) 2022/10/25(Tue) 23:36:06

【人】 惜別ハツナ



[ 嬉しかった。
  ほんとうに、嬉しい。


  
だって私……ずっとさびしかったから。


  君がずっといてくれるのなら
  私、きっとどんなことだって耐えられる。

  それくらいに、君との時間が大切で。
  何よりも君が大切だったから。   ]


  
(198) 2022/10/25(Tue) 23:36:52

【人】 惜別ハツナ



[  君の言葉を全部聞いてから
   私も同じ思いを返そうと思っていたのに。 
 
   続く言葉をすべて聞く前に>>189
   無粋な音が、私達の邪魔をする。>>190 ]


  
(199) 2022/10/25(Tue) 23:37:59

【人】 惜別ハツナ



[ つられて振り返れば、
  そこに見えたのは車。
  運転している人は酔っ払ってるのか
  その運転は明らかに普通じゃない。

  こっちへ、向かってきてる……?>>191 ]


  
(200) 2022/10/25(Tue) 23:38:37

【人】 惜別ハツナ



[ 迫ってくる白いライト。

       
ふ、と思考が止まって私は動けない。 ]


  
(201) 2022/10/25(Tue) 23:39:24