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【人】 新妻 イクリール[程なくして運ばれてきたサンドウイッチは ハムに卵、トマトやレタスなんかの 野菜がたっぷり入ったオーソドックスなもの。 色鮮やかな断面は食欲をそそるが 見た所そこまで見慣れない食材はないように見える。 全体の半分を彼の方にあげて、自分の分を一口。] あ、なんだろ。このソース。 クリーミーでおいしい。 [甘くてまろやかなソースの中に、時々ピリリと刺激が走る。 パンは流石に自慢と言うだけあってふっくらしていて美味しい。 付け合わせでついてきたオニオンスープともよく合う。] (72) 2021/07/22(Thu) 0:02:26 |
【人】 新妻 イクリール[ソーセージの詰め合わせの方は 何種類かの盛り合わせになっているようだった。 その中のひとつを小皿に取り、 フォークに指して頬張れば パリッとした食感と共に肉汁が広がる。] ん。んんん。 結構辛いかも、これ。 おいしいんだけど。 [中に練り込まれている香辛料が強い。 食べた瞬間はそこまででもないが 後からじわじわ辛さがやってきて 思わず涙目になってしまった。 ごくりと嚥下した後に水を飲んで中和し、 別の種類のをつつくことにしよう。**] (73) 2021/07/22(Thu) 0:08:44 |
【人】 新妻 イクリール[彼の独占欲が強いことに関しては、 普段から割と赤裸々なのもあり それこそ恋人になった当初から 薄々何となくは知っているのだけれど。 それでも彼自身、 全ては見せないようにしているからか、 わかっていない部分もままあるのだった。 たとえば知らない男に見られるのはOKでも 村の男は嫌だとか、そういう細かい機敏。 ちなみに独占欲や嫉妬心の類は、 自分も決して薄い方ではないのだけれど。 彼が丹念に愛を注いでくれるので、 そこまで問題になることは少ない。気がする。 余談ではあるが。] (78) 2021/07/22(Thu) 20:30:20 |
【人】 新妻 イクリールあー、ガーリック。 隠し味的なものものなのかしら。 素人にはよくわからないけど、美味しいわね。 [テンガンがキノコとソーセージで 器用に自前のサンドウィッチを作っていく。 おいしそうで感心しつつ、 ソースの代わりに少しだけマリネを貰った。 ハムサンドに挟んでみるとまた違った味わいになる。 ソーセージの辛さを水で宥めつつ 違う種類のものを食べてみれば 先程のものとは違って太めで柔らかい食感で 中にチーズが入っているようだった。 とろりと垂れそうになったのを舌で掬い、 見方によっては若干センシティブな絵面かもしれないが、 ごくごく普通のソーセージです。 さまざまな味を楽しんでいると、 テンガンが追加注文をするようで] (79) 2021/07/22(Thu) 20:45:13 |
【人】 新妻 イクリール......海の魔物??? [どうやらよくわからない海産物のパスタと迷っているようだ。 形状を想像するとなんだかグロテスクだが、 スタッフに話を聞く限り こうあたりでは割とポピュラーに食べられている魚介らしく。 別に魔物というわけではないらしい。 とはいえあまり味の想像がつかないのは確か。 色もなんだか不安を煽る感じだし。 もぐもぐとソーセージを租借しながら少し思案し、 決意したように頷いて。] (80) 2021/07/22(Thu) 20:48:22 |
【人】 新妻 イクリール......よし、その.....なに? グルームズスクイーズ?? 食べてみましょう! なんたってこれから 魔物食食べるんだもの、 チャレンジ精神は大事よね。 [せっかくの旅なんだから ちょっと冒険してみたい感もあるし。 あとは単純に好奇心が上回った。 少々アレなものが出てきても 二人ならなんとかなる。よね??**] (81) 2021/07/22(Thu) 20:49:41 |
【人】 新妻 イクリール[ホテルのスタッフが語ってくれる蘊蓄は 素直に勉強になるのでふむふむと聞き入った。 やっぱりこの際だから未知のものには挑戦してみたい。] あはは、ありがと。 もし駄目だったら一蓮托生ってことで宜しくね。 [なんて軽口を叩きつつ、2人で笑い合った。 こんなチャレンジ精神も 快く受け止めてくれる彼には いつも安心感を貰っている。 パスタを注文して運ばれてくるまでの間暫し グルムーズスクイードとやらの想像を巡らせていた。 もしかしたらこの後海で採れたりするのかしら、なんて。] (87) 2021/07/22(Thu) 23:01:58 |
【人】 新妻 イクリール[そんなこんなで運ばれてきたブラックパスタ。 名前の通り全体的に黒々としており、 輪切りにした切り身の上に緑の野菜が乗っている。 取り皿に分けられた自分の分をちゅるっと啜って。] ……へー!うん、美味しいわね。 色からは想像できない感じの味だわ。 [黒は焦げを連想させるがそれとは全然違い、 甘味と苦みが混じったような不思議な味だった。 濃厚なコクがまろやかに口の中に広がり、 ハーブの風味が魚介特有の生臭さを消してくれている。 もぐもぐと咀嚼した後にふと彼を見ると 口の周りが黒に染まっていて、 思わず笑いがこぼれてしまう。 が、つまりは自分もそうなっているということで。] (88) 2021/07/22(Thu) 23:02:51 |
【人】 新妻 イクリールああ、これ、歯が汚れちゃうのね。 あんまりデートには向かないのかも。 [自分達は今更その程度で どうこうなるような間柄ではないからいいけど。 外出前にしっかり歯磨きをする必要はありそうだ。 流石に黒い歯のまま人前に出るのは恥ずかしい。 気に行って食べた為か、少しお腹が膨れてきた。 そろそろデザートでも頼もうかな、と再びメニュー表を眺める。 外は暑いし、アイスクリーム系から何か選ぼうかと。 先程頼んだドリンクもデザートと一緒に運んで貰おう。*] (89) 2021/07/22(Thu) 23:07:12 |
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