人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


[犠牲者リスト]
イツキ

二日目

本日の生存者:アカネ、蛍、隆司以上3名

【人】 矢川 蛍

[月曜日。

 そのまま帰ろうとしていたらメッセージが届いて
 私は一も二もなくテンションが上がっていた。
 直ぐに私も会いたい、と返事をしてから
 隆司に会いにいく。
 きっと私が犬だったら、喜びにちぎれんばかりに
 尻尾を振ってる姿があっただろう。]


  うん、こういう感じでも良いから……。
  ふふ、隆司さんに会えて嬉しい!


[頭を撫でられてうれしくなる。
 けど、短い間だけならそれで我慢しなければ。
 本当はしがみ付きたかったし、もっとお話ししたい。
 けれど頭を撫でてくれる手にそっとすり寄って
 その日は我慢で別れたのだった。
 卵焼きの話は聞けたので>>1:111
 水曜日のお弁当にはしらす、
 木曜日のお弁当には桜海老の入った卵焼きを入れる。
 しょっぱい系の卵焼きは新鮮だった。
 けど、もしこれで喜んでもらえるならと
 張り切ったところで久々に親との会話があった。
 卵焼きの変化について。
 それに答えたのは、付き合ってる人が……という
 親にそれを伝えてしまうセリフ。
 照れながら伝えたそれに母は驚いたけれど
 翌日に渡されたものには頭が沸騰しそうになった。]
(0) 2021/03/05(Fri) 7:03:34

【人】 矢川 蛍

  そんな訳で、お付き合いしている人がいると言うのは
  卵焼きで察される事になりました……。


[と、お話ししたのは木曜日の帰り道。
 流石にそれで受け取ったものは言えなかったけれど。
 でも、賛成も反対もされずにいたとは伝えた。
 個人的にはそれでもすごく気楽だったとも。]
(1) 2021/03/05(Fri) 7:04:20

【人】 矢川 蛍

[そうして、金曜日。
 待ち合わせ場所に向かう前、学校の荷物を置きにいく。
 体育もあったから一度シャワーを浴びて着替えて、
 ジャズバーにドレスコードはないらしいけれど
 せめて派手にならないように、と
 桜色のニットと黒のフレアスカートを選んだ。
 上着も黒にしたから、目立ちにくい……と思う。
 普段はメイクもしないけれど、
 ほんのり色のつくリップくらい、良いよね?
 貴重品ポーチを入れたポシェットを下げて
 少し早めの時間に彼を待つ事にする。
 待ち合わせ場所は外だったか、家だったか。
 そわそわ、気持ちが落ち着かなかった。
 それはもちろん、楽しみで、うれしくて。**]
 
(2) 2021/03/05(Fri) 7:04:39
村の更新日が延長されました。

【人】 上原 隆司

>>0月曜日、急な待ち合わせで会ったとき、矢川の喜びようは飼い主が帰ってきたときの子犬のようだった。
 それがあまりに可愛らしくて、上原は躊躇いなく頭を撫でられたのだった。

 話した通りの卵焼きを作ってもらったことには驚いたが、嬉しくなって食べてみて。
 上原の感想はやはり「何かが違う」なのだった。
 隠し味でも入っていたのだろうか。塩かと思っていたが違うもので味付けされていたとか?
 母親の卵焼きの謎は深まるばかりである。

 そこで水曜の夜、思い切って母親に電話してみたところ、調味料として昆布茶が使われていたことが判明したのだった]


  え? いや、急に懐かしくなって。


[なんでそんなことを聞くのかと問われて、嘘ではない内容で誤魔化すことにした上原だったが。
 「早くいい人見つけなさい」などと言われて、面倒になってほどほどに相手して切ることになった。

 矢川のことは可愛がっているし、会えることも嬉しいけれど、結婚まで考えるような相手かどうかは、まだ上原にはわからなかった]
(3) 2021/03/05(Fri) 8:50:27

【人】 上原 隆司

  ……卵焼きでわかるもんなのか。


>>1矢川の申告は上原にとっても予想外だった。
 が、確かにわざわざよその家庭の味を作ろうとは思わないかもしれない。作るとしたら、それだけ親しい人ができたということになるのか。

 矢川が気楽そうなことが上原は嬉しかったし、反対されなかったことには心が安らいだ]
(4) 2021/03/05(Fri) 8:51:25

【人】 上原 隆司

[金曜日、迎えに行く場所は矢川の家だった。
 ここ1週間ほど、ストーカーが大人しそうではあったが、やはり心配なものは心配で。
 出かける時刻が暗くなり始める頃というのもあり、上原は「家まで迎えに行く」と伝えたのだった。

 上原の服装はと言えば、仕事帰りに直行だったから、いつも通りの服装だった。
 キャメルのチノパンにオフホワイトのシャツを着て、その上からボルドーのニット。靴は革靴、上着は黒い革のコート。
 気張ってないといえばそうだが、あまりデートらしくはなかったかもしれない。

 >>2矢川の家に着いた頃には、彼女は準備万端で]


  悪い、待たせたか?


[約束よりほんの少し早く着くのが上原の常だったが、それでも心配になってそう声をかけた。
 そうしながら、より大人っぽく見える彼女を見て心臓が跳ねたのだという]**
(5) 2021/03/05(Fri) 8:51:58

【人】 矢川 蛍

  母さんの実家の卵焼きは塩コショウだったみたいです。
  甘い卵焼きは父さんの家の味だって。


[つまりは、母も変えたのだ。
 自分が馴染んだ卵焼きの味から、
 大切な人が好む卵焼きの味へ。
 ついでに言えば、卵焼きを変えた事で
 相手が幼馴染じゃない事も分かったんだろう。
 全く関係ない話だけれど。]


  確かに塩胡椒の卵焼きも食べた記憶はあるんですよね……。
  あ、卵焼き、どうでした?


[あれでよかったのか、どうなのか。
 隠し味までは知らなかったから>>3
 教えてもらえれば驚いて今度チャレンジするし
 隠されたなら試行錯誤を繰り返す、かもしれない。
 どちらにしろ隆司さんの口に合う味になりたいのは
 確かな事なのだから。]
(6) 2021/03/05(Fri) 14:14:59

【人】 矢川 蛍

[そうして金曜日。]


  ううん、全然!
  楽しみでそわそわはしてたけど
  時間はバッチリ大丈夫だもの。

  ……腕、組んでも良いですか?


[夜のデート。少し大人になった気分だ。
 もちろん相手は大人なのだけど。
 隣に立ってもおかしくないくらいには
 子供っぽさを消しておきたいと思うけれど
 それがどこまで成功してるかわからない。

 受け入れてもらえたら腕を組んで。
 躊躇われたら仕方がないから手を繋ぐ。
 どちらにしろ、私の顔はもう赤い。

 今日向かうのは駅前に近い場所にある
 JAZZ room "bloom"だ。
 今日は特にサックスメインのラインナップらしいから
 それだけでも楽しみだと言うのに
 隣に、隆司さんが居てくれる。
 それだけでワクワクとしている私は
 ……大人っぽくは、なかったかもしれないけど。

 隣に立ってて、おかしくないと……良いな。**]
(7) 2021/03/05(Fri) 14:15:17

【人】 上原 隆司

  卵焼きにもドラマがあるんだな……。
  よく聞くのは味噌汁だが。
  コショウ入りも美味そうだ。


[家庭の味でよく取り沙汰される定番品目、味噌汁。それこそ生活を共にしないと食べる機会が少ないだろう。

 パートナーのために慣れない味の料理を作るというのは、料理が苦手な上原には分かりづらい感覚だった。
 けれど合わせてもらう側としては嬉しくて、別の何かで応えられたらと思うのだった]


  あー、蛍のも美味いんだが、
  慣れた味とは少し違ってなぁ。

  なんでか気になって親に聞いてみたが、
  昆布茶で味付けしてたらしいぞ。


>>6卵焼きの感想を問われると、味の秘密は素直に教えた。
 上原家ではその他の料理にも昆布茶が密かに使われていたらしい。

 他にも様々な料理の知恵があったのかもしれないが、上原はそれを知ることなく実家を離れてしまったのだった]
(8) 2021/03/05(Fri) 15:02:58

【人】 上原 隆司

  う、腕? いいけど……、
  歩きづらくないか?


>>7腕を組みたいという申し出に一瞬戸惑う上原だったが、矢川の舞い上がりようが可愛らしくてたまらなかった。
 どのくらいくっつく気なのか測りかねてそんな返事になりながらも、拒むつもりはなかった。

 駅から近い分、bloomの看板は見かけたことがあったが、上原はゆっくり入ったことがない店だった。
 それでも店名を聞けば迷うことなくたどり着けただろう。
 演奏を楽しむ店なら、向かい合わせよりも隣同士で座る席が多いだろうか。

 服装は大人っぽくても、弾む心を隠せない矢川の姿は年相応だった。
 そのギャップがたまらなくて、上原はたびたび矢川に視線を向けては笑みを隠せずにいた。
 傍目には相当に仲睦まじかったかもしれない]**
(9) 2021/03/05(Fri) 15:03:46

【人】 矢川 蛍

  お味噌汁。
  うちは基本豆腐かもやしで昆布出汁ですけど
  おばあちゃんちに行くと蕪出てくるんですよね。
  それとナメコ。
  お味噌は多分一般的な米味噌……かな?
  隆司さんちはどんなのですか?


[赤だしとか白味噌とか、地域色豊かなものではない。
 そんなふうに聞いてみたけれど
 卵焼きに昆布茶が入ってた、と聞けば目を丸くした。]


  なるほど。
  塩気も入って出汁の旨味も入って良さそうですね。
  加減を間違えると塩分過多になりそうだけど……。


[なるほど、今度作ってみよう。
 昆布茶を粉のまま入れるのか溶いて入れるのか
 その違いで卵焼きの硬さも変わりそうだし
 いっそだし巻き卵のイメージで?
 そんな事を直ぐに考えてしまう。
 隆司さんのお弁当に入れる前に
 何度か挑戦してみよう。そう決意する。]
(10) 2021/03/05(Fri) 16:14:57

【人】 矢川 蛍

  どうでしょ? 歩きにくいかも?
  でも……ほら。まだ夜は冷えるじゃないですか。
  だから少しくっついていても……セーフかなって。


[多分、夏にお付き合いを始めていたら言い出せなかった。
 寒いからくっついていても大丈夫だろう。
 ぎゅ、としがみつく訳でもない。
 ただもう少し、近くに寄り添いたいだけ。
 OKが出たから緩く腕を絡めて寄り添って、
 ふふ、と思わずうれしくて笑ってしまった。
 胸の横がふわっと隆司さんの腕にくっついたけれど
 私はそれよりも腕を組めた事が嬉しかった。

 そしてそのまま歩いて、お店に向かう。
 店内は少し薄暗くてシックな雰囲気。
 生演奏があるバーだけれど、
 今はおそらくレコードでジャズが流れている。
 二人で隣り合う座席に案内されると
 私はキョロキョロ、辺りを見渡していた。]
(11) 2021/03/05(Fri) 16:15:17

【人】 矢川 蛍

  な、なんかもう、雰囲気が大人ですね……?
  あ、そう言えば隆司さん、夕飯はどうしますか?
  バーとかだとどうなんで……あっ、えっと、


[言葉を途切れさせたのは、お通しのナッツを出されながら
 ドリンクのオーダーを取られたからだ。
 それまではあれがステージか、とか
 お酒がたくさん並んでるなあとか
 そんな風に目移りしてしまっていたから
 改めてメニューに目を通す。
 アルコール、ソフトドリンク、カクテル……。
 もちろんお酒は飲めないけれど。]


  えっと、シャンディ・ガフをお願いします。


[ノンアルコールカクテルのメニューから
 気になったものをオーダーしてみた。
 せっかくだから、ソフトドリンクじゃ勿体ない。

 ……ちなみに、本当にノンアルコールカクテルの欄に
 あったメニューなのだ。
 ビールとジンジャーエールから作るなんて知らない。
 きっと、ノンアルコールビールを使ってるんだと思う。


 ……と、思う。**]
(12) 2021/03/05(Fri) 16:15:35

【人】 上原 隆司

  うちはなんだったかな……。
  出汁は煮干しとか昆布だったと思うが。

  いろんな具で作る人だった。
  わかめとか豆腐とか玉ねぎとかエノキとか。

  味噌は合わせ味噌って聞いた気がするな……


>>10味噌汁の話題になって思い返してみるが、作るという観点だと詳しい情報が足りないと感じた。
 一口に「合わせ味噌」と言っても様々な種類があるらしい]


  塩は確か入れてないんだったかな。
  昆布茶とコショウでも美味いんじゃないか?


[しらす干しなど、混ざった具材の塩気もあって味は足りるのだろう。
 上原家が塩分控えめだった説もある。塩分を控えても旨味があると食べやすいのだとか]
(13) 2021/03/05(Fri) 17:36:29

【人】 上原 隆司

>>11矢川が腕にくっついてくると、柔らかい感触があった。
 上原はそれでいちいち騒ぐ歳ではないものの、感想が無いわけでもなかった。言葉に出すことはなかったが。

 店に着くと、薄暗くしっとりした雰囲気に上原は安らぎを感じた。
 矢川にとっては慣れない雰囲気なのかもしれないと、席に案内されると慎重に様子を窺うことになった。

 矢川がシャンディ・ガフを頼むのを聞いてメニューを確かめると、ノンアルコールの欄にあった。
 本来はビールで作るカクテルだが、ノンアルコールビールで作る例もあるらしい。ノンアルコール欄にあるからには、間違いなくノンアルコールのはずである]


  モヒートを。


[上原はアルコールメニューを見てすぐに見つけたお気に入りのカクテルを頼んだ。アルコールはそれ1杯にするつもりだった]
(14) 2021/03/05(Fri) 17:36:56

【人】 上原 隆司

[店員が去っていくのを見ると、続けてメニューをめくって]


  軽食ぐらいあるんじゃないか……?
  あ、あった。


>>12夕飯はと問われてフードメニューを探して、少量ながら見つけたのだった。
 揚げ物がほとんどで、その他もおつまみの類と言える。
 フライドポテトとか唐揚げとかフィッシュ&チップスとか、カプレーゼとかナチョスとか、チーズの盛り合わせとか生ハムとか。
 食事扱いで楽しめるかは個人差があるだろうが、上原は気にせず食べる方針であった]


  何か食べたいものあるか?
  名前が気になるやつとか。


[メニューを矢川にも見せて、様子を窺った]**
(15) 2021/03/05(Fri) 17:37:20

【人】 矢川 蛍

[やっぱり、それぞれの家庭の味というものは
 あるのだなあ、なんで考えてしまう。
 それはお互いの好みをすり合わせた歴史だったり
 各家庭に連綿と受け継がれたものだったり。
 いろいろ知っていきたいなと思ってしまう。
 ひとまずは、昆布茶での卵焼きを作ろう。
 美味しくできますように。
 来週のお弁当を食べてもらうのが
 もうすでに楽しみになっていた。

 隆司さんが頼んだのはモヒート。>>14
 取り敢えず生、とかじゃあないんだなと
 なんだかそれだけですごく大人に見えてしまった。
 大人、なんだけどね!
 慣れた様子にドキドキと鼓動が高鳴るのを感じる。
 メニューを見せてくれたので>>15
 少し顔を寄せながらその中を確認した。
 そして即決した。]
(16) 2021/03/05(Fri) 18:02:18

【人】 矢川 蛍

  チーズの盛り合わせ食べたいです!
  チーズ好きなんですよね。
  部活帰りにチーズのパンよく食べてますし。
  レーズンバター……って、バター……?


[気にはなるけれど、後者はバターの塊だと
 食べれる気がしないからひとまずチーズを頼むはず。
 隆司さんは何か注文していたかな。
 カクテルが届いたらその色合いに見入ってしまう。
 黄金色の液体にふつふつと細かな泡が踊っていて
 まるでビールみたいだな、と思った。
 隆司さんのモヒートは、思った以上に緑。

 ……えっ、葉っぱ……ミント???]
(17) 2021/03/05(Fri) 18:02:37

【人】 矢川 蛍

   ……それ、ミント? も食べるんですか?


[すごく爽やかそう。そして、夏に似合いそうなカクテル。
 いつか飲んでみようと誓いつつ。]


  連れてきてくれてありがとうございます。
  ……乾杯。


[グラスを浮かせて、隆司さんのグラスの方に寄せる。
 そして恐る恐る自分のグラスを口に運んだ。

 少し苦くて、ピリピリする。
 けどほんのり甘い。
 けどやっぱり苦い。

 飲めなくはないけれど、……飲めなくはないけど。]


  苦いジンジャーエール……???


[味の感想を述べながらナッツを手にして口に運ぶ。
 はじめてのノンアルコールカクテルは
 とても大人な味に感じられた。**]
(18) 2021/03/05(Fri) 18:02:53

【人】 上原 隆司

>>16矢川がなんだか緊張しているように見えて、上原は心配そうな視線を向けた。
 慣れない場所で不安ではなかろうかと、どうしても気になるのだった]


  レーズンバターは……うん。バター。


[バターにレーズンを練り込んで固めたものだという。それは果たして食べ物なのかという疑問は上原も抱いていた。
 トーストに塗って食べるという選択肢もあるというが、むしろそちらが普通ではないのだろうか。
 しかもラム酒に漬けたバターである。酒のつまみに酒が染み込んだレーズンとはいったい。]


  じゃあチーズの盛り合わせと。
  俺はフィッシュ&チップスにするか……。

  分け合うか?


>>17矢川が決めたのを見て、食事に近いメニューを選ぶ。
 酒を持ってきてくれた店員に頼んで、モヒートのグラスを手にとった]
(19) 2021/03/05(Fri) 18:25:52

【人】 上原 隆司

  ミントだな。
  食べたければ食べてもいいんじゃないか……?


[上原は残す派ではあったが、飲食の仕方は個人の自由な気がしてそう答えた。
 グラスを持ち上げるのを見れば同じようにグラスを寄せて]


  乾杯。


[矢川に微笑んで、グラスを傾ける。
 たっぷりのミントが入って、ジンも相まって香り高いモヒートだった。他店で飲んだものより美味しい気がして、思わずメニューのアルコールのページに戻る。

 矢川の感想はとても微笑ましくて、つい小さく笑い声をあげた]


  ジンジャーエールが入ってるからな。
  ノンアルでも苦いしな……ビール。


[的を射た感想ではあるのだが、素直な言葉が高校生らしい。
 反応を面白がるように笑いながらも、上原は今日の待ち合わせから今までの間で、“年下の彼女”の良さをしみじみと感じていた]**
(20) 2021/03/05(Fri) 18:26:24

【人】 矢川 蛍

  バターはおつまみにはならなそう……。
  レーズン入りのパウンドケーキは好きですけど。


[お酒を飲んだこともないから、
 お酒のお供になるのか? と言う疑問もある。
 ともあれ、分け合うことにうなずいて>>19
 乾杯、とするのがなんだか照れ臭い。
 けど、その味は。>>18


  ビールみたい、と思ったらビール……!
  でも、ノンアルなら飲んで良いはずですよね?
  ふぅん。 ビール。 ……なるほど?


[本当にお酒が! と思ったら、なるほど。
 ノンアルコールカクテルにノンアルコールビール。
 ジンジャーエールの分、飲みやすくはある……のかな?
 ピリピリしてるのは、きっとジンジャーエールの生姜。
 ナッツをぽりぽり食べてからまた口に運んでみる。
 思わず考え込んでしまった。
 一足先に思いがけずビールの味を知ってしまった。
 くぴ、とさっきより味を理解して
 飲みやすくはなったと思う。]
(21) 2021/03/05(Fri) 19:39:44

【人】 矢川 蛍

  次頼むとしたら素直にジンジャーエールにします。
  色、あんまり変わらないですしね。


[それでも少し、わたしには早い味。
 それを痛感して苦笑いを浮かべた頃
 チーズとフィッシュ&チップスが並べられた。
 有難うございます、と小さくお礼を言ってから
 それぞれ取り分けたり、お皿から直接取ったり。]


  ん、ザクザクの食感が良いですね!
  確かにこれは、お酒に合うかも……?


[※ただしノンアルコールです。

 それでも、いろいろ摘んだり飲んだり。
 素直に楽しくて、グラスを半分干した頃
 ステージでの演奏が始まった。]
(22) 2021/03/05(Fri) 19:40:08

【人】 上原 隆司

  酒飲むと脂っこいもの食べたくなるからなぁ。
  といってもバターはどうなんだろうな……
  キツいのには合うんだろうか。ウォッカとか。


>>21酒を飲む身にもいまいちわからないレーズンバターの魅力。きっとわかる人にはわかるのだろう。
 つられるようにナッツを少しつまんだ]


  ノンアルなら大丈夫。
  そんな飲みづらい味なのか? それ……

  他のも飲んでみりゃいいのに。
  シンデレラとかさ。


[苦笑いを浮かべる矢川に首を傾げ、ノンアルカクテルの定番を指差した。名前も味も女子受けしそうな代物である。

 店員が来ると礼を言って頭を下げた]
(23) 2021/03/05(Fri) 20:23:16

【人】 上原 隆司

  これ食べると黒ビール飲みたくなるんだよな。
  本場のはもっと不味いって聞くが、
  本当なんだろうか……


[フィッシュ&チップスをつまみながら感想を呟いて、モヒートを一口。香りは良いが、魚には合わないかもしれない……そんな感想が浮かんで、チーズに手が伸びた]


  ん、これ美味いな……


[上原が思わずそう呟いたのは、あまり食卓では食べないような独特の風味のクリーミーなチーズだった。牛乳からはこの味にならないかもしれない。

 少しずつ飲んでいた分、演奏が始まった頃にはまだグラスの中身が三分の二は残っていた]
(24) 2021/03/05(Fri) 20:24:05

【人】 矢川 蛍

  お残しはしない主義なんですもん。
  シンデレラ……かぁ。


[一応新しい名前に反応しながら
 それを頼む気にならないのは何故だろう。
 だって、シンデレラだから。
 早く帰りなさい、って言われてるみたいだから。
 子供だなあって。言われてるみたいで。

 ……そりゃ、子供なんですけどね。
 世間的にも、歳の差という意味でも。
 甘えてしまうし、甘えたいし。
 でもね。

 精一杯背伸びしたいから。
 今日はシャンディガフの気分なのです。]
(25) 2021/03/05(Fri) 20:53:24

【人】 矢川 蛍

[演奏は30分を少しすぎるくらいで終わった。
 惜しみない拍手を送り、姿勢を正す。]


  やっぱり生演奏は良いですね!
  良いなあ、やっぱり自分の楽器欲しいですね。
  良いなあ……。


[とても楽しかったし、素敵なひとときだった。
 まだ食べてないものを摘んで、飲み物も飲んでしまおう。
 次の演奏を聴くとさらに追加料金がかかるはずだ。
 聞き放題ではないのだから。]


  ……この後、どうします?


[とても満たされてひとときだったけれど。
 もう終わってしまった、と少し寂しい。
 もう一ステージ聴くのも良いけれど。
 どうしましょう? と、彼を見つめた。**]
(26) 2021/03/05(Fri) 20:54:07

【人】 上原 隆司

>>25彼女がシンデレラに乗り気でない理由を推測するのは難しかった。
 悲恋のイメージなのだろうか、と思ってみてもしっくりこない。
 それでも無理強いをすることはなく、時を過ごした。

 演奏が終わってしまえば、拍手をしながらも、もう少し長く続いてほしかったと感じた]


  プロの演奏は迫力が違うな……。
  終わるのが惜しい時間だった。


[日頃、生演奏を聴く機会など上原にはほとんどなかった。矢川と出会わなければ、ここへ来ることはなかったかもしれない。
 そう思うと、彼女は年下の可愛らしい女の子であるだけじゃなくて、新しい世界を教えてくれた人なのだった]
(27) 2021/03/05(Fri) 21:23:19

【人】 上原 隆司

[矢川と同じように、食べ終えていないものは食べ、グラスは空にしながら、どうするかと問われると彼女を見つめ返した]


  蛍はどうしたい?
  あまり遅くなるのもまずいだろうが、
  次までなら時間は大丈夫なんじゃないか。
  後悔のないようにしてくれ。


[ちらりと時計を見る。
 まだ、未成年が店内にいてもいい時間のはずだ。
 あとは予算次第である。上原には持ち合わせも、いざという時用のクレジットカードもある。
 だから、彼女の希望に合わせるつもりだった]**
(28) 2021/03/05(Fri) 21:23:30

【人】 矢川 蛍

  ふふ、またきましょうね。
  セッションタイムがある場所もあるらしいですよ。
  そうしたら、私も演奏できるかな。
  隆司さんに私の演奏聞いてもらえますし。


[それも、目の前で。それは照れくさいけれど
 自分の音だって聞いてもらいたいと思ってしまう。
 だからまたいく場所の行き先を増やして
 次につながる約束が増えるのが嬉しくて
 けど、と思う。

 ……頭を撫でてくれる。抱きしめてくれる。
 けど、母さんがあんなものを渡してきたから。
 変に意識してしまう。
 ……子供扱いされてるな、とも思ってしまう。
 果たして自分は、どちらを求めているのか。].
(29) 2021/03/05(Fri) 21:43:45

【人】 矢川 蛍

  遅くなる分には、良いんですけど。
  親にも知られたから、逆に大丈夫かなって。

  バーは、次の機会もありますし
  雰囲気楽しめたから今回はよしとします!


[だから、とテーブルの上を整えて会計に向かう。
 その間も手を繋いだり、腕を組んだり。
 さすがに会計の時には離れたけれど。
 また、お店の外に出たなら腕を組む。

 外に出ると、冷えた外気が頬に心地よい。
 人通りの少なくなった夜道だったから
 きた時よりもぎゅっと、隆司さんの腕にしがみついた。]
(30) 2021/03/05(Fri) 21:44:07

【置】 矢川 蛍

  ……公園とか。寄りませんか。


[この一週間が落ち着いてたから。
 少しずつ自由が戻っている気になっていた。
 だからこそ、そんな提案。
 音楽を楽しんだ後、ゆっくり過ごしたくて。
 でも寒空の下は嫌だろうか。
 そんな不安もよぎるけど。

 もっと一緒にいたくて。**]
(L0) 2021/03/05(Fri) 21:44:27
公開: 2021/03/05(Fri) 21:45:00

【人】 上原 隆司

  そんなこともできるんだな……。
  ああ、また来よう。


>>29彼女の演奏が聴ける機会は、ほしい気がした。
 自分の楽器はないのだろう。>>26
 なら、普段は聴きようがない。
 けれど、彼女がどんな音を奏でるのか、それがどんな風に他の人たちと混ざり合うのか。
 一度でいいから、目の前で聴いてみたいと思った]
(31) 2021/03/05(Fri) 22:00:20

【人】 上原 隆司

>>30片時も離れたくないとでも言うようにくっついてくる矢川は、まるで酒に酔ったかのように見えた。
 それが共に時間を過ごしたことを物語っているみたいで、拒む気など起きようもなかったのだけれど。

 肩が抱きたくなっても、腕が封じられている。
 それがほんの少しだけ不満だった]


  ……公園か。
  冷え切る前に帰るぞ?


[少し夜風に当たりたかった。
 音楽を楽しんだ後は、すぐに喧騒の中に戻るより、夜の静けさを感じたかった。
 だから、公園はとても魅力的な行き先に思えた。>>L0
 外は寒い。だから、そんなに長時間にもならないだろうと。
 別れを惜しんで日常に戻る手前の場所として、ちょうどいいように思えた]**
(32) 2021/03/05(Fri) 22:01:14

【人】 矢川 蛍

  ……うん。


[冷え切る前に、帰らなくちゃいけない。
 それは少し不満だったけれど
 ぎゅ、と腕にしがみつく力を強めただけ。
 周りに人は疎ら。
 公園にたどり着くとそれはさらに。]


  あ、さくら……。


[もう、花が咲き始めている。
 綺麗、と目を細めながら公園のベンチに辿り着いた。
 また隣同士、腰を下ろそうか。]


  こんな時間に外にいるの、なんか不思議です。
  いたとしても、早く帰る時間だもの。


[ハーモニーで締め作業をして帰る時なら
 こんな時間にも外にいるけれど。
 こうしてその時間に誰かと会っているなんて。
 けど、風は冷たいはずなのに頬が熱い。]
(33) 2021/03/05(Fri) 22:20:26

【人】 矢川 蛍

  あのね、隆司さん。
  改めて言わなくちゃ、と思ってたんです。
  ほら、わたしたち、
  流れでお付き合いが始まったから。


[私を助ける形で。
 私を危険から遠ざける形で。
 けれどそうして始まって、まだ一週間。
 だと言うのにすっかり、わたしは。

 言おうと思うのに、頬が熱くなるばかりで
 うまく言葉を紡ぎ出せない。
 膝の上できゅっと拳を握りしめる。
 そうして、か細い声で囁きながら
 恐る恐る、隆司さんの方を見た。

 緊張にほんのり潤む眼差しを向ける。**]
(34) 2021/03/05(Fri) 22:20:46

【人】 上原 隆司

>>33隣同士でベンチに座るとき、矢川の言葉で顔を上げた。
 少ないけれど、花開いた桜があった。いつの間にそんな季節になったのかと、上原も目を細めていた。

 街灯に照らされた桜の花はやけに白く見えるのに、隣にいる彼女の頬はやけに赤く見えた。
 >>34その瞳が潤んで見えたのは光の加減ではないのだと、すぐに気づくことになった。

 始まりは形だけの、名目上の関係のはずで。
 デートも半分は作戦のはずだった。
 だから、このままストーカーが何もしなくなれば、自然消滅だってありえたのかもしれなかった。

 けれど、いつの間にか上原はこの関係を楽しんでいたし、会いたい日も、頭を撫でたいときも、抱き締めたいときもあって。
 その理由が曖昧なままだったことに、彼女の言葉でやっと気付いた]*
(35) 2021/03/05(Fri) 22:58:50

【人】 矢川 蛍

[早く、この関係に名前をつけたい。
 望む名前であるのか、そうでないのか知りたい。
 すこし早かったかなとは思うけれども
 前みたいな事は嫌だった。
 ゆっくり育てるべきだとは思った。
 けど、どんどん隆司さんといるのが楽しくなっていく。
 恋人として付き合っていくたびに
 お付き合い、をするたびに
 どんどん気持ちが加速するのを感じてる。
 だから、諦めるのなら早くに。
 想いを育てるより前に。


 
この関係に安心し切ってしまって、
やっぱり辞めよう。
そうなったらを考えたら、怖くなったから。
あんな思いはもうしたくない。
(36) 2021/03/06(Sat) 1:19:17

【人】 矢川 蛍

  ……帰りたくないな。


[思った言葉がするりと口をついて出た。
 帰っても家に一人だから。
 帰り始めたら、この時間が終わってしまうから。
 でも、なんだか困らせるような気もしてしまって
 そう言いながらも、私は腕の力を緩める。

 それでも彼が許してくれるなら恋人繋ぎで手を繋いで。]
(37) 2021/03/06(Sat) 10:04:49

【人】 矢川 蛍

  こんなに嬉しい日が終わっちゃうの、
  勿体無いですもん。


[ふにゃ、と気の抜けた笑みを向ける。
 相変わらず頬は赤いけれど。

 さっきよりも緊張が解けた、幸せな笑顔で。**]
(38) 2021/03/06(Sat) 10:05:06

【人】 上原 隆司

[「帰りたくない」>>37
 デート帰りにそれを言われて嬉しくならない男がいるのだろうか。
 けれど、そのまま連れて帰れるかはまた別の問題だった。

 矢川の腕が緩めば上原も腕を解いて、自然に離れるに任せた。
 繋がれた手に指を絡めて、幸せそうな笑顔を見ながら微笑みを返す]


  もう、夜遅いからな。
  帰らないと風邪引くぞ。


[穏やかに声をかけて、咲き始めの桜を見上げる。これからもっと花が増えていくのだろう。
 この公園を通りがかるたび、この日のささやかな夜桜を思い出すのかもしれない]**
(39) 2021/03/06(Sat) 12:14:03

【人】 矢川 蛍

  ……風邪をひかない頃になったら
  夜、もっと遅くまでいて良いの?


[なんとなく言い分が面白くて>>39
 思わず言いながらくすくすと笑ってしまった。
 隆司さんと同じように見上げると、咲き始めた桜の花。
 これから楽しい思い出を増やす私たちみたいで、
 でもそのまま散らしたりはしない。
 ううん。散ってもまた次の年花咲かせるの。]


  それとも、誕生日かなあ。
  7月7日、七夕なんです。覚えやすいでしょう?
  まあ、うん、……。


[こういう時ばかりは、自分がまだ学生で
 親元を離れられないことが無性に歯痒くなる。
 でもきっと。焦ることはないよね。
 貴重品ポーチの中のものは、一層なっても良いように。
 母さんの言葉通りの覚悟はあるけれど。]
(40) 2021/03/06(Sat) 14:25:41

【人】 矢川 蛍

  隆司さんのお誕生日はいつですか?
  あ、あとね、
  何かお揃いのもの……買いに行きたいです。今度。


[その他にもいろいろ、やりたいことはあるから。
 ひとつずつこなしていこう。
 きゅ、と手を繋いでゆっくりと立ち上がる。
 もう夜も遅いから、私の家に向かおう。
 でもね。
 別れ際のその時には「おやすみなさい」って
 背伸びしてキスしても、良いよね?**]
(41) 2021/03/06(Sat) 14:26:03

【人】 上原 隆司

  ……あー。


>>40言い分を笑われると、上原は苦笑することになった。
 確かに今の時期しか通用しない言い方である。

 桜が散っても、次に咲く花が何かあるはずで、町の中を歩いていればどこかでなにかの花が咲いていることに気付くのだろう。次々新しい楽しみを見つけるかのように]


  誕生日……? 七夕、今年は何曜だろうな。
  俺は8月3日。割と近い。

  お揃い……例えば、なんだ? アクセサリーとかか。


[急な誕生日の話に首を傾げつつ、問われたことには答えて、恋人と一緒に持ちたいお揃いのものを思い浮かべる。
 定番は指輪なのだろうけれど、それは目立ちすぎる気がして、上原の気はあまり進まなかった。

 じゃあ他の何があるのだろう。ストラップとかマグカップとか、だろうか。他にも、すぐには思いつかないようなものがいろいろあるのかもしれない]
(42) 2021/03/06(Sat) 15:18:48

【人】 上原 隆司

>>41矢川が立ち上がるのに合わせて、手を繫いだまま立ち上がる。
 道すがら話すのは次のデートのことなのだろうか。日時が決まれば、またその日を楽しみに過ごすことになるのだろう。

 不審な人影が無いか気を配りながら矢川の家までたどり着くと、キスは拒むことなく受け入れた]


  おやすみ。また来週な。


[微笑んで伝えて、頭を撫でて、矢川が家に入るのを見届けてから去るだろう。
 帰りは駅まではまっすぐ向かうものの、すぐに中には入らずに煙草を1本吸うことになった。なんとなく、そんな気分だった]**
(43) 2021/03/06(Sat) 15:19:04

【人】 矢川 蛍

  うん。18になったら。もう少しは大人でしょ?
  2022年の4月になったら誕生日前でも成人になるの。
  だから、そうしたら夜もっと一緒にいられるかなって。


[もっと一緒にいたい。帰りたくないから。
 だから誕生日の話を持ち出していた。
 もちろんそうしなくても構わないけれど
 年齢差が理由になってしまうなら
 もう少しでそんなの関係なくなるよ、
 そう言いたくて。

 高校生ってそう考えると不思議な存在になる。
 大学生よりも子供なのに成人が混ざるようになる。
 私もその頃には大人の仲間入り。
 その時にはもう、大学生になるけれど。]
(44) 2021/03/06(Sat) 15:53:58

【人】 矢川 蛍

  お誕生日、二人とも夏なんですね。
  ふふ、夏が楽しみ!
  おそろいのは……キーホルダー、とか。


[アクセサリー、も気にはなる。
 正直アクセサリーなんて何も持ってない。
 指輪は楽器に傷をつけてしまいそうだし
 ネックレスは、今日の演奏を見て分かったかもだけど
 演奏の問いにかけるネックストラップがあるから邪魔。
 もちろん、慣れれば大丈夫になるんだろうけど。
 ピアスやイヤリングは校則違反。
 そもそも、お揃いで考えた時に
 隆司さんがお揃いでつけられるような何かが
 実は思い浮かばなかったのもある。
 だから、キーホルダー。
 それならいつだってそばに持ってるでしょう?
 目立たないし、実はバリトンサックスのキーホルダーを
 すでに見つけてきたりするんだ。]


  お揃いで。バリトンサックスの。あるんですよ。


[ペアじゃないけど、と、素直に話したり。
 再来週には春休みだと伝えたり。
 隆司さんのお休みの日はお弁当。
 週一でこうしてデートしたいな。
 今度は火曜、デートの約束。
 やっぱりまだ放課後になるけれど。]
(45) 2021/03/06(Sat) 15:54:29

【人】 矢川 蛍

  今度は映画にでも行きませんか?


[そんな風に提案しながら。
 不穏な影はもうない。
 キスをして幸せな気持ちで。]


  おやすみなさい。
  ……メッセージ送ってくれても良いんですよ?


[なんて笑って家の中に入る。
 とても幸せな、デートだった。**]
(46) 2021/03/06(Sat) 15:54:50

【人】 矢川 蛍

[そんな風に時間を重ねていく。
 言葉を重ねて、デートを重ねて。
 その中で不穏な影の存在は薄れていった。
 隆司さんの存在が増していった。
 合えば手を繋いで、ハグして、キスして。
 つい甘えてしまう。
 バリトンサックスのキーホルダーは
 気に入ってもらえたかな?
 毎週二日分つくるお弁当の味。
 特に卵焼きは、懐かしの味に近づいたかしら。
 春休みがきて、三年になって、
 そうして高校生活が進んでいく。
 きっと恭介とは相変わらず。
 お隣さんの幼馴染。幸い、彼女とも続いているようで。
 私のこと、隆司さんのことに口を出されただろうけど。]


  私があの人のこと大好きなの。
  幸せなんだから良いでしょ?


[そうやって軽く話して、お互い幸せじゃない?って。
 健全な幼馴染に戻ってる感じがした。
 それはそれで、穏やかな関係。
 恭介とはこのままで良いと思ってる。]
(47) 2021/03/06(Sat) 16:04:52

【人】 矢川 蛍

[そう言えば一度、既定服を見せたことがあった。
 式典がある時にはこれを着る。
 着慣れないセーラー服で校歌演奏。
 そのまま1日過ごしていたけど。]


『これから部活です!』


[そんなメッセージと一緒に、
 バリトンサックスを持ったままの自撮りを送信。
 その日は夕方に待ち合わせをしていたけど
 やっぱり着替えていくべきだよね!**]
(48) 2021/03/06(Sat) 16:05:35

【人】 上原 隆司

>>44誕生日の話が出た理由に、上原はやっと納得していた。
 社会人と高校生。大人と未成年。その差は新鮮なものでもあるし、行動を縛るものでもある]


  なるほどな……。
  大学生になりゃ、歳なんか無視して
  酒飲む奴も多いしなぁ。


[それが褒められた行動でないのは確かだ。それでも一緒に楽しめるものが増えていくのは、上原も楽しみだった。
 アルコールに関しては、体質もあるだろうけれど]


  キーホルダーか。
  バリトンサックスの……。
  いいな、今度買いに行こう。


>>45お揃いの持ち物の案に目を細める。今日の思い出が形になるようで、手に入れたら大切に持ち歩くだろう]
(49) 2021/03/06(Sat) 16:23:04

【人】 上原 隆司

[次の休みはちょうど火曜日。>>45
 お弁当を受け取って登校に付き合って、帰りに待ち合わせて映画館に行くことになるのだろう。

 >>46不穏な影が見当たらないことに安堵して、見送ったときの言葉は心に留めた。

 一服した後、電車で家に帰って、部屋の鍵を開けるとき。
 そのキーホルダーがお揃いのものになるところを夢想した。
 いつかは矢川に部屋まで来てほしい気がして、春休みならそれが無理なく叶うかとも考えた。

 もう少し部屋の中を片付けるかと考えながら、寝る前にメッセージを送ろうとして。
 文章が何も思い浮かばず、悩んだ末に送ったのは、音符のスタンプをひとつだけだった。
 共に過ごした時間に想いを馳せて]**
(50) 2021/03/06(Sat) 16:23:28

【人】 上原 隆司

>>47そうして時を重ねていった。
 家に帰るたび、キーホルダーを見てあの日のデートを思い返していた。

 卵焼きはいつの間にか、母親の味とそっくりになっていたけれど。全く同じよりもコショウを足したものが美味しくて、定番になったのはきっとその味だったろう。
 春休みの間、家に誘う機会を窺ったことはあっただろうが>>50、結局誘わずじまいだったかもしれない。

 一緒に街中を歩くことが増えれば、同僚と鉢合わせることも何度かあった。
 「上原さんの彼女、若いですね」などと後日揶揄されたこともあったが、年齢については「まだ学生だから」で濁していた。
 出会いのきっかけを詳しく語ることもなかっただろう。あまり個人的な話はしない主義だった]
(51) 2021/03/06(Sat) 16:36:37

【人】 上原 隆司

>>48見慣れないセーラー服姿は、彼女が高校生だと実感するものだった。
 物珍しくて写真にはついつい見入ったものの、セーラー服姿の女子高生とデートはあまりにも気が引ける話である。
 何もしなければ着替えてくるだろうと思いながらも]


 『ちゃんと着替えてから来いよ。』


[念を入れてメッセージを送りたくなるくらい、上原は人目を気にした。

 ――生で見てみたい気はするが、それは卒業式に顔を出させてもらうときにしようか。

 そんなことを考えながら待ち合わせに向かったのだった]**
(52) 2021/03/06(Sat) 16:36:58

【人】 矢川 蛍

[スタンプ一個でも嬉しくて>>50
 まるっこい犬が尻尾をふりながら
 ハートを飛ばしてるスタンプと、
 おやすみなさいの一言を添える。

 学校まで来てくれるから、私の側では
 なんとなくその存在は知られていたけれど。
 まさか、同僚の人に知られているなんて>>51
 言われなければ気づかなかったと思う。
 たぶん、あちらから接触はなかったと思うし。
 ただ、部活内ではちょっと騒がれ続けていた。
 だって吹奏楽部。
 圧倒的に男子部員が少ない部活。
 どこで出会ったんですか、どちらから告白したんですかと
 演奏会打ち上げの時に一騒動になりかけたのは
 ちょっと苦い思い出。
 あとうっかり貴重品ポーチの中を見られて
 チョコちょうだい! とノリで言われたあとは
 大惨事でしたと報告しておきます。

 
未開封チェック、しなくてよろしい!
(53) 2021/03/06(Sat) 17:12:19

【人】 矢川 蛍

[そして、春休みのある日。
 誘われることこそなかったけれど。>>51


  隆司さんの家ってどんなところですか?
  その。……お台所、見たいです!


[それはいつの日か、
 隆司さんの家でご飯を作る時のために。
 1日お互い空いてる日のデートで
 お昼ご飯時にそんな話題を振ってみた。
 その頃にはお弁当には定番の味もできていて>>51
 その日のデートはお花見がてらの公園デート。
 ひらひら、桜の花びらが舞う中で
 あたりも少し賑やかだった。**]
(54) 2021/03/06(Sat) 17:12:34

【人】 上原 隆司

>>53犬のスタンプで上原がすんなり矢川を連想するのは、彼女が子犬のように見えたことがあるせいなのだろう。>>3

 朝や寝る前はあまり長々とやり取りすることはなかったけれど、昼休みや退勤後の時間はいろいろ話していたかもしれない。
 最初の頃こそストーカー対策ばかりだったけれど、今は次のデート先や、互いの趣味の話などに変わっていただろうか。

 街中で同僚に会っても会釈程度。矢川が気付くことはなかっただろうけれど。
 会釈を疑問に思われたなら、同僚だとは伝えただろう。

 上原と同僚は恋人との関係の深さについていちいち話す年頃ではなくなっている。
 だから矢川が部活で大惨事に巻き込まれていようとは、言われることがなければ思いつかなかっただろう。
 言われてみれば至極当然の反応ではあるのだが]
(55) 2021/03/06(Sat) 17:57:18

【人】 上原 隆司

[お花見デートの日。
 矢川が用意してくれたお弁当箱のそばには、上原が家でハンドドリップしてきたコーヒーを詰めたボトルがあった。
 人に飲ませるほどの腕ではないが、自分で飲む分には気に入っていて、いつも食べ物を用意してくれるお礼にと用意したのだった。
 ブラックだからと、ミルクチョコレートも一緒に。

 辺りが賑やかな中、ベンチに陣取ることは無事できただろうか]


  俺の家? 普通の1DKマンションだよ。
  台所狭いぞ……。今度見にくるか?


[家のことを問われると、素直に答えた。>>0:93
 見たいのだったら、と誘う言葉をかけながら。

 上原の部屋は独居が前提だけにあちこち狭苦しいが、特に台所は顕著だった。
 元々狭い調理スペースに炊飯器が置かれ、そのままでは本格的に何か作るのは苦労するだろう有様であった]**
(56) 2021/03/06(Sat) 17:57:41

【人】 矢川 蛍

[お花見ということで、大抵の人たちは
 桜の木に近い地面にシートを敷いている。
 だからかろうじてベンチは空いていた。
 そこに二人並んで腰を下ろす。

 ちなみに、大騒動の件は伝えてない。>>55
 
伝えられるわけない!

 まだそんなんじゃ、と伝えたら
 我慢してるんじゃないの〜?とか
 大切にされてるね〜!とか
 JK相手に手を出さないなんてEDじゃ。とか。
 心配になるものから失礼なものまで盛りだくさんだった、
 そんな大騒動ではあったけれど。

 ……デート3回目で。
 なんて、話も聞いたから。
 時々ソワソワ、する事もあったかもしれない。]
(57) 2021/03/06(Sat) 20:30:51

【人】 矢川 蛍

  うん。見に行きたいです。
  今日このあと行っても良いですけど。
  1DK……。コンロはあるんですよね?


[まだ部屋のサイズを言われてもピンとこない。
 ただ、多分一部屋にまとまっているんだろうとは
 想像することができた。
 Kが付いてるなら、キッチンがある。はず。
 自炊してるなんて聞いたことがなかったけれど
 今度、の約束に笑顔の花が咲いた。

 二人の間にお弁当を並べる。
 今日は二人分だから、小さめのお重に詰めた。
 山菜おこわを入れた稲荷寿司。
 柚子胡椒唐揚げ。タコさんウィンナー。
 アスパラガスのベーコン巻き。
 桜とカブの甘酢漬け。ミニトマト。
 菜の花の辛子和え。
 それに、いつもの卵焼き。
 今日はそれに隆司さんのコーヒーとチョコもある!
 一応紙皿とお箸を渡して、いただきますのご挨拶。]
(58) 2021/03/06(Sat) 20:31:09

【人】 矢川 蛍

  晴れてよかったー!
  何となく春色を意識してみたんですけど
  お味はどうですか?


[珈琲を注いで、隆司さんにひとつ、私に一つ。
 ふうふうと息を吹きかけて冷ましてそっと口にした。
 喉が思っていたより冷えていたのに気付く。
 濃いめで、酸味が少なくて、
 確かにチョコレートが合いそう。]


  ふふ……美味しい。しあわせ。


[しみじみと幸せを噛み締める。
 受験のことなんていまは忘れて
 のんびりしてしまうんだ。

 結局、私の進路は家からも通える、
 勿論隆司さんの家からも近い女子大を希望してる。
 栄養士になる道を選んで勉強中。
 あと四年、学生のままなのは
 ちょっとだけ歯痒いけど。**]
(59) 2021/03/06(Sat) 20:31:28

【人】 上原 隆司

>>57矢川の部活では大分面白い言い草になっていたとは露知らず、マイペースな逢瀬を続ける上原だった]


  ダイニングキッチンの他に寝室がひとつだな。

  コンロは1個だけだな……。
  料理するには不便だと思う。
  普段はほとんどお湯沸かすくらいだ。


[部屋の広さがピンと来ていなそうな矢川に、間取りの説明を付け加えた。
 独居でもワンルームでないのは、少し贅沢かもしれない。あまり狭すぎるのも落ち着かないからと選んだ部屋だった。

 上原は米は炊くが自炊というほど料理もしない。それは下手に作るとかえって栄養バランスが悪くなるからだった。
 1人前の1食分のおかずを作るのは難しい。根気よく日々料理するのも向かない性分だった。

 だから矢川のお弁当にはいつもありがたみを感じていた]
(60) 2021/03/06(Sat) 20:58:07

【人】 上原 隆司

  いただきます。
  いつもありがとな……、今度何か奢らせろよ。


[紙皿と箸を受け取って手を合わせ、お重から料理を選び取る。確かに言われた通りに春の彩を感じるメニューである>>59


  蛍の料理はいつも美味いよ。
  和食というか、日本食が好きなのか?


[矢川のお弁当は洋食にしても日本人らしいメニューが多いように感じていて、食べながらふと尋ねた。
 外国料理に関心はないのだろうか、と。
 何か気になる料理があれば、一緒に外食するときに食べてみたかった]
(61) 2021/03/06(Sat) 20:58:50

【人】 上原 隆司

  そういえば蛍は、志望校決めたんだったか。


[あまり進路の話をしたことがなかった気がして、桜を見ながらふと尋ねた。

 >>59もし志望校の話を聞けば、女子大という点に安堵したかもしれない。
 己の大学生活を思い出すと、男子学生に不安の湧く話が上原にはいろいろあったのだった。

 コーヒーを飲んで幸せそうにする矢川を見ながら、料理の合間に一口飲む。
 癖なのか、上原の淹れるコーヒーはどうしても濃くなってしまいがちだが、その分ミルクと相性はいいかもしれない。

 今は食事中だからチョコレートに手を伸ばすことはなかったけれど、コーヒーと一緒に食べれば苦味がほどよく和らぐだろう]**
(62) 2021/03/06(Sat) 20:59:16

【人】 矢川 蛍

  コンロが一つ……!?
  え、ぇ、……毎日お弁当とどける?


[自炊の気配をあまり感じなかったけれどここまでとは。
 少し隆司さんの健康が気がかりになってしまった。
 お惣菜も美味しいのはたくさんあるのは知っているけれど
 何だか余計なものが入っていそうで
 時々なら良いけれど毎食は、と思ってしまう。
 自分が料理が楽しい方だから尚更だ。
 そして私の頭の中をめぐるのは、
 温めるだけで美味しい、冷めても美味しい。
 そんな料理のレパートリーである。

 隆司さんの健康、守らないと。]
(63) 2021/03/06(Sat) 21:52:34

【人】 矢川 蛍

  ううん、だっていつも来てもらってますし。
  私はしたいことしてるだけだもん。
  あーでも、今度ハーモニーの抹茶パフェ食べたいかな?
  それか、コジコナのチーズケーキパフェ。
  あれ、売り物のスフレチーズケーキを
  ドーン!とパフェに乗せるらしいですよ。
  カロリーの暴力だなとは思うんですけど
  チーズ好きとしては少し気になってて。


[そう、そんな話は聞くけれど、コジコナは基本ケーキ屋さん。
 カフェ併設の店舗ではないとパフェは食べられない。
 そして最寄りのコジコナにはカフェがない。
 だからそのうち、という話になる。
 我ながらお弁当はよくできていると思う。
 アスパラのベーコン巻きを口に運んで
 もぐもぐと咀嚼していた。]
(64) 2021/03/06(Sat) 21:52:51

【人】 矢川 蛍

  あんまり、和食とか意識したことないんですよね。
  中学くらいからずっと自分が作ってきたから
  作りやすいのをメインに作ってはいます。
  あとは、バランス?
  サンドイッチとかにしちゃうと
  他のおかずは考えにくくなっちゃうし
  お野菜入れたいな、と思うと
  確かに和食が多くなる気はしますね。


[特に好き嫌いではなかった。
 ただ、バランスよく食べたいなと思った結果だ。
 お弁当箱の縛りのせいかもしれない。]


  うん。栄養学のある女子大。
  ここから通えるのが一番かなって。
  あんまり離れたくないし……隆司さんと。


[一通り食べて、珈琲休み。
 チョコを口に運ぶと確かに合う。
 美味し、とすでにデザートモードだった。
 そしてふと、チョコを一つ手に取ると
 包装を破いて隆司さんの口元へ。]
(65) 2021/03/06(Sat) 21:53:07

【人】 上原 隆司

  えっ、……いや、さすがにそれは悪い。


>>63毎日お弁当と言われると、上原はさすがに食費を負担しなければという心境になった。

 添加物が心配というのは確かにそうだろう。あまり余分なものは入っていないものを選んではいるのだが]


  料理はタダじゃ作れないだろ。
  材料もそうだし、手間暇かかるし。
  礼はしたいんだよ。

  パフェか……、そのうち行ってみるか。


[店が遠いと、何かのついでで遠出したときになるのだろうか。
 デート先と合わせて少し遠くまで行くのも、きっと楽しいだろう]
(66) 2021/03/06(Sat) 22:23:34

【人】 上原 隆司

[矢川がアスパラのベーコン巻きを食べている頃、上原はタコさんウィンナーを容赦なく頭からかじっていた。
 その他のおかずも満遍なく食べて、卵焼きには相変わらず満足げだった]


  バランスか、なるほど。
  確かにいつもバランスいいもんな……。

  俺はいつか、食べたことない外国料理を
  食べてみたいんだよな。


[上原には好き嫌いがあまりない。
 それは、際立って好きなものはほとんど見つかっていないということだ。
 生まれつき食べ慣れている食事の中には、大好きな味はないのかもしれない。

 そう思うと、見知らぬ国の料理の中にそれを探してみたくなることがあった]
(67) 2021/03/06(Sat) 22:24:00

【人】 上原 隆司

>>65矢川の志望校のことを聞いて、「離れたくない」と言われたことに一瞬、上原の胸は高鳴った。
 それと同時に、いくらか安心感も湧く]


  女子大か……なら大丈夫かな。
  男子大学生、ろくでもないのが結構いるからな。
  学外との交流には気をつけるんだぞ……?


[高校でストーカーに遭った矢川には今更注意を促すほどのことではないのだろうか。
 それでもどうしても不安なものは不安で、じっと真剣に矢川を見つめることになった]
(68) 2021/03/06(Sat) 22:24:34

【人】 矢川 蛍

  材料費やガス水道費はともかくとして、
  料理の手間暇は私はあんまりなんですよね。
  それよりも片付けが、なので。
  まあそれも残しておくと大変だから
  気にしないでやるようにしてますけど。


[確かに毎食になると、食費で親に迷惑をかけるだろう。
 今はまだ回数が少ないから自分達のついでの感覚で
 作ってしまえるけれども。
 一緒に暮らしたら洗い物して貰おうかな。
 なんて考えが一瞬浮かんで、
 お礼に関しては何だか照れ臭くなってしまった。
 でも。パフェはパフェで嬉しいのだ。]


  食べたことのない外国料理。
  行ったことのない国自体楽しそうですよね。
  食材も変わって文化も変わって。
  私は牧場で搾りたての牛乳とか飲みたいかも。
  あと、出来立てチーズとか!


[そういう意味では農大も視野にあったのだが
 離れることになるのでやめたのだった。
 そんな裏話はさておき。
 食べたことのない外国料理はどんな物があるだろう。
 一緒に行って、食べてみたいと
 想像を巡らせるだけで楽しくて顔が綻んだ。]
(69) 2021/03/07(Sun) 8:49:56

【人】 矢川 蛍

  うん、その点も考えてね?
  そこの女子大に受かったら、サークル活動は
  市民サークルのバンドに参加しようかなって。
  そうしたらいろんな年代の男女が参加してるし
  男子大学生に偏見あるわけじゃないけど、
  ……、そんなに碌でもない人いるの?


[吹奏楽部ではサックスは無いところはないし
 ジャズを女子だけでやってくれれば良いのだけれど。
 しかしそんな風に忠告されると逆に気になる。
 確かに危うい事件は大学生のイメージも強かった。
 だからこそ。と思ったのだけど。
 疑問符を浮かべつつこちらもじっと隆司さんを見つめる。
 彼氏います、の札でも下げれば良いのかななんて思いと
 隆司さんカッコいいな、と
 そのまま真剣な眼差しを堪能してる呑気な私がいた。]
(70) 2021/03/07(Sun) 8:50:46

【人】 上原 隆司

  ああ、片付けなぁ……。


[実家暮らしだった頃、親の洗い物を手伝った記憶が上原にはあった。
 作ってもらう立場としては洗い物の負担はさほどでないのだが、作る側が洗い物もするのは大変らしいのは知っていた。

 もし共に暮らすなら洗い物は自分でやろうか、などと彼女と同じことを知らぬ間に考えていた>>69


  国にまで行くのは大変かもなあ。
  国内で食べられる外国料理だけでも
  いろいろ食べてみたい。

  牧場のアイスクリームって美味いらしいよな?


[絞り立て牛乳と言われて、連想したことを話す。上原の遠方出身の友人がそんなことを言っていたのだった]
(71) 2021/03/07(Sun) 9:46:20

【人】 上原 隆司

>>70大学生活の夢を語る矢川が微笑ましくて、上原は微笑んだ。
 大学受験を控えた頃、そんなことがあったのを思い出した]


  市民サークルはいいかもな。
  学生時代からいろんな年代と知り合っておくと
  世界も広がるし。

  ろくでもない奴は……、
  新入生を交えた飲み会で、強くて飲みやすい酒を
  新入生に勧めて、そのまま持ち帰ったりとか。


[ニュースになるような大規模な事件を起こす例は少ないだろうけれど、そのくらいの話なら頻繁に聞くことだった。未遂も含めて。

 女子学生にも恐ろしい相手はいるのだが、女子同士でターゲットになる可能性は低く見積もっていた。
 ありえない話ではないだろうけれど。

 そして真剣に話している間、呑気に見惚れられていることには気づかなかったものの、他人事っぽく聞いている印象は受けていた]
(72) 2021/03/07(Sun) 9:46:44

【人】 矢川 蛍

  今度お休みの日が合ったら牧場行ってみますか?
  餌やりとかも楽しいし。
  でも、車とかないと行きにくい……?


[今度、近場の行きやすい牧場でも調べてみよう。
 広い場所にあるイメージがあるので
 電車よりはバスや車のイメージがあった。
 小学生の頃、バス遠足で行ったきりだからでもある。
 アイスクリーム食べたい、と頷いて。]


  うん、大学合格したら
  楽器も足りない分出してくれるって!
  そうしたら自分の楽器で参加できるし
  活動の幅が広がるから頑張るの!


[アルトサックスなどと比べると最安の商品の価格が
 10倍ぐらい違うのが、バリトンサックス。
 できれば新品で欲しかったし、そうなると
 安い物でも26〜28万前後。
 コツコツと貯めてきたアルバイト代と合わせて
 もう少し良いものを、とは思ってる。
 今のところ安いものなら買えるけれど
 高いお買い物だから、長く吹く為にもと
 今は買うのを我慢してるところでもあった。
 維持費の問題もあるしね。]
(73) 2021/03/07(Sun) 10:23:19

【人】 矢川 蛍

  ……?
  新入生って、未成年……。


[飲んでみたい気持ちもわかるけど。
 ノンアルコールと騙されて飲んでしまうとか?
 未成年なのに飲むの、と首をかしげる。]


  うーん。どこかで飲む前に
  隆司さんと飲んで備えてみますね。
  飲める量とか、強さとか、わかんないから。
  もちろん、二十歳になってから!


[……だと間に合わない可能性はさておき。
 新歓はともかく新社会人の時には間に合ってそうと
 にんまり、笑ったのだった。]
(74) 2021/03/07(Sun) 10:23:40

【人】 上原 隆司

  観光できる牧場ならバスが出てるんじゃないか?
  運転できりゃよかったが、免許ないんだよな……。


[都会に暮らす分にはあっても使わない気がして、上原は無免許なのだった。
 楽器演奏については微笑んで頷いた]


  サークルなら自分の楽器いるもんな。
  気に入ったのが買えるといいな……。


[高値のものを買うという話になると、いくらか出資できないか考えてしまった。
 それはさすがに気を遣わせてしまう気がして、申し出は躊躇っていた。
 それよりも日々を過ごしながら少しずつ助けになるほうが良いだろうかと]
(75) 2021/03/07(Sun) 13:08:07

【人】 上原 隆司

  律儀に法律守る奴と、守らない奴がいてなあ。
  周りが飲むからって飲んじゃう奴も少なくないぞ。
  騙されて飲むケースもあるだろうし。


[そもそも、大学の新入生が未成年とは限らない。2浪していれば二十歳である。
 ちなみに上原の初飲酒は19歳であったとか]


  自分の飲めるペース掴んでおくのは大事だからな。
  そのときは付き合おう。


[矢川がどのくらい飲めるのか、上原も興味があった。どんな好みをしているのかも。
 同じものが楽しめるかもしれないし、そうでないかもしれない。それを知る機会まで、関係が続いてほしいと思った。

 コーヒーを飲み終え、お弁当も食べ終えると、片付けを手伝って次の場所へ向かう準備を整えた]*
(76) 2021/03/07(Sun) 13:08:48

【人】 矢川 蛍

  ……そう考えると、私免許取っても良いかも。
  楽器重いし。
  普段は良くても、演奏会場に向かう時手間かも。
  要検討ですね。


[ペーパードライバーなら少し不安だけれど
 楽器を買って持ち運んで、を考えると
 都会でも使う機会はあるなと判断。
 でもこれは実際楽器を手に入れてからの生活で
 考えてみても良いかもしれない。
 世の中、無免許の人なんて沢山いるだろうし。

 気に入ったのが、のくだりには>>75
 うん! と大きく頷いたのだった。]


  じゃあ、お酒は大学合格祝いに。
  ふふ、頑張ろ〜!


[そしてそんな約束もちゃっかり取り付ける。>>76
 初めてのお酒は、大好きな人と。
 自分の恋人の隆司さんと。
 そう考えると俄然受験にやる気が湧いてきた。
 勉強ばかりにはならないだろうけど
 サボることがないよう、頑張ろう。]
(77) 2021/03/07(Sun) 14:46:22

【人】 矢川 蛍

[そんな風に泣いて、慰められてから
 私たちはどんなふうに暮らしていたのかな。
 高校最後の一年間。
 演奏会も見にきてくれたかな。
 文化祭にも来てくれたら嬉しいな。
 学校での合奏だけじゃなくて
 例えば私の部屋で一人で演奏してるところとかも
 ぜひ聞いてみてほしいし、来てほしい。
 合格して、お酒を一緒に飲んで。
 割と強い方だけど味は甘い方が好きとか。
 お弁当作りは相変わらずのはず。
 もっと隆司さんの好みに合うように頑張ったし
 時々隆司さんの部屋でも料理をするようになった。
 コンロ一口でもなんとかなるものだなって思ったけど
 やっぱり二口は欲しい、と痛感したりもして。
 収納がガラ空きだった隆司さんの食器棚に
 自分の使いたい道具や食器を増やしたりもして。

 そんな風に、わたしは。
 隆司さんとの日々を重ねて行っていた。
 変わらず、ううん、より深く
 隆司さんへの気持ちを深めていきながら。
 喧嘩した時もあったけれど
 やっぱりわたしは、隆司さんが好き。**]
(78) 2021/03/07(Sun) 20:47:16

【人】 上原 隆司

>>78矢川の高校最後の一年間。
 上原は演奏会にも文化祭にも顔を出したろうし、卒業式も見に行っただろう。
 そのときには矢川の両親に挨拶することにもなったかもしれない。

 そのうちに矢川の家に遊びに行く機会もできるだろうし、酒の味はともかく強さが同じくらいとわかれば、一緒にバーや居酒屋を巡る機会も増えただろう。
 ときには好みの酒を持ち寄って、家で一緒に晩酌もあったかもしれない。

 コンロ不足にはカセットコンロを調達して、矢川が部屋に料理をしに来てくれることを楽しんだ。

 喧嘩をすれば上原が折れることのほうが多かったかもしれない。
 譲らないときもあったかもしれないが。

 そうやって時を重ねながら、矢川と共に暮らしたいという上原の想いは強まっていくことになっただろう]**
(79) 2021/03/07(Sun) 21:17:45

【人】 矢川 蛍

[うちの親は基本的にイベントには参加しない。
 だから卒業式まで隆司さんとは合わなかったはずだ。
 事前に、隆司さんの年齢のことは話していたし
 もっと言えばプラトニックなお付き合いの事を
 話していたからか。
 お母さんの反応は穏やかなものだったけれど
 お父さんの反応は少し棘があったかもしれない。
 『君のせいでうちの卵焼きが』なんて言うから
 でも美味しいって言ってたこともバラしちゃった。
 隆司さん好みの卵焼きも、うちでは好評です。
 これからもよろしく、なんて言われたから
 ちょっと私も恥ずかしかったかな。
 セーラー服に袖を通すのも卒業式で終わり。
 これで写真撮ろう、なんておねだりもして。]
(80) 2021/03/07(Sun) 22:04:50

【人】 矢川 蛍

[お酒は梅酒が気に入ったから、
 そのうち果実酒を隆司さんの家で作ってみたり。
 梅、苺、リンゴ、柚子。
 本当はまだ成人じゃなかったし
 18で成人になっても20までは飲酒喫煙はダメとか
 移り変わる間の微妙な頃を味わいつつも
 こっそり、隆司さんとお酒を楽しんでいた。
 でもお酒を飲み過ぎると気持ち悪くはならないけど
 一度甘えたすぎて眠過ぎて、で。
 散々甘えて抱きついて擦り寄ってキスして
 しがみついたまま寝ちゃった日があったみたいだから
 外で飲む時はお酒は程々に、を貫いてる。
 ……多分家で二人で飲んでたから、
   タガが外れやすかったんだよ。たぶん。]
(81) 2021/03/07(Sun) 22:05:07

【人】 矢川 蛍

[喧嘩らしい喧嘩は、あまり覚えていないけど。
 どうしても行ってみたいテーマパークのイベントがあって
 そこに行くならせっかくだし日帰りじゃなくて
 ゆっくり泊まって遊びに行きたい、と言った時
 たしか意見が割れたんだった。

 お泊まりすること自体だったか。
 一緒の部屋か別の部屋か。
 部屋の形態か。
 その時期はどうしてもいけないと言われたのか。

 仕方がなかったり、我慢しなくちゃいけないと
 分かってても少し拗ねて不貞腐れた。
 そんな日も、あったんだ。]
(82) 2021/03/07(Sun) 22:05:27

【人】 上原 隆司

>>80卒業式の日、矢川の両親と上原は初対面であった。
 矢川父の棘のある態度に肝が冷えたものの、理由が卵焼きと知って上原は安堵しつつも苦笑した。
 今まで挨拶に行かなかったことを詫びて、改めて挨拶に向かうことになっただろう。

 矢川のセーラー服姿は他の行事のときも見たかもしれないが、高校生らしい姿の矢川と写真を撮る機会が最後と思えばすんなりと応じた。
 まだ知り合って1年しか経っていないことが不思議に思えたのもその時だった]
(83) 2021/03/07(Sun) 22:59:55

【人】 上原 隆司

[20歳未満の飲酒を強く咎める気は上原にはなくて、嗜めつつもときどきなら一緒に飲むこともあった。>>81

 上原はあまり果実酒は飲まないほうだったが、矢川が気に入り始めてから一緒に飲んでいるうちに、良さを理解し始めた。

 酔って甘える矢川は大層可愛らしかったが、外でこうなられては困るとも思った。
 恋人の可愛い姿は自分だけのものにしておきたいのが人情であろう]
(84) 2021/03/07(Sun) 23:00:24

【人】 上原 隆司

[テーマパークのイベントで泊まりの話が出たとき、意見が割れたのはその頃の仕事の状況が主な理由だった。>>82

 上原の誠実な取材と納期をきっちり守る仕事ぶりが評価されて、記事のテーマが幅広くなり始め、慣れない記事の締め切りを複数抱えていた頃だった。
 その上、ただ書くだけでなく企画を出す側にも回ることになり、新人指導まですることになって、仕事が非常に立て込んでいた。
 充実していたとも言える。

 そのイベントが2ヶ月後ならギリギリ可能だったのだが、1ヶ月後だった。それではまだ締め切りの渦中で、どうしても断るしかなかった。
 そして事情を話して謝ったのに矢川に拗ねられてしまって、上原も少々苛立ってしまったのだ。

 それでも1週間も経たないうちに仲直りはしたし、後日埋め合わせを約束して、ちゃんと実行もしたのだった]*
(85) 2021/03/07(Sun) 23:01:20

【人】 矢川 蛍

[こうして、お付き合いを続けていく中で
 そろそろ卒業間近、となってくると
 気になってくるのは次の問題だった。

 いつになったら、プロポーズしてくれるんだろう?

 お互いに耐えて、我慢してきて。
 結婚するまで、とは思っている。
 自分はもう22になった。
 そうすると隆司さんは33。
 お互いにゾロ目になったね、なんて
 誕生日の時には笑ってたっけ。

 別に、エッチしたいからじゃなくて。
 それだけじゃなくて。
 そろそろ、その言葉を待つ自分がいたりする。]
(86) 2021/03/08(Mon) 6:43:46

【人】 矢川 蛍

  隆司さん!


[きっと待ち合わせ場所に辿り着くのは
 ほんの少し、隆司さんの方が早い。
 駆け寄って自然と腕に腕を絡める。
 そんな仕草も本当に自然になってきた。
 一緒にいることが自然で当たり前。
 今日も、バレンタインのチョコを渡して
 一緒にコーヒーを飲んで。
 あのコーヒーも前よりもずっと美味しくなった。
 私の料理も、前より隆司さん好みに出来るようになった。
 そんな風に少しずつ変わっていく中で
 私自身の気持ちが昂ったこともあるけれど
 触れるだけのキスをして、ハグをして、擦り寄って。
 それで何とか耐えてきたんだ。

 ……多分きっと、今日もそう。
 あの日から私は"帰りたくない"は言わなくなって
 ただ、まだ先だよね、と自分の心を慰める。]
(87) 2021/03/08(Mon) 6:44:07

【人】 矢川 蛍

  ……それじゃ、またね。


[背伸びして、おやすみなさいのキスを。
 そうして家に帰るんだろう。
 もちろん幸せで、ずっと一緒にいたい。
 でも今日はきっと、
 いつもより少し長めのキス。**]
(88) 2021/03/08(Mon) 6:44:26

【人】 上原 隆司

[長い付き合いをしているうちに、上原が言いそびれたまま言えなくなった言葉があった。>>86

 関係が安定すればするほど、改まった話はしづらくなる。

 それでも、大学卒業をきっかけに少し進展すればとは思っていたのだが。

 なんとなく言う機会を逸しているうちに、5回目のバレンタインになった]
(89) 2021/03/08(Mon) 8:06:12

【人】 上原 隆司

[待ち合わせに着くのはいつもちょっとだけ上原が早かった。>>87
 けれど矢川も時間をしっかり守るから、待ちぼうけることなどなくて、同時に着いたこともあるくらいだった。

 どんなやりとりも、それが当たり前と言うように自然になって、長く続いた関係を物語る。

 矢川が「帰りたくない」と言うことはなくなったけれど、別れ際に名残惜しそうに見える日が少なからずあったのは、上原がそうであってほしいと思うせいだろうか]
(90) 2021/03/08(Mon) 8:06:41

【人】 上原 隆司

[デートはいつも楽しいし幸せで、だからこそ別れ際が寂しかった。
 帰したくないと思っても、帰さないわけにいかなくて、次に会う日を楽しみにして過ごした。

 ――このまま同じ家に帰って、次の日も、その次の日も隣にいてくれたら。

 別れ際、そんな風に上原が切実に思うようになってから、何年経っただろう。

 >>88いつもより少し長めのキスで、同じことを考えている気がして、上原は彼女を抱き締める腕に力を込めた]


  ……蛍、あのさ。
  卒業したら、一緒に暮らさないか。


[卒業も間近。新しい生活を始めてもおかしくない時期。
 それで、やっと。
 ここ何年か言いそびれていたことが言えたのだった]**
(91) 2021/03/08(Mon) 8:07:00

【人】 矢川 蛍

  ……! うん!


[抱きしめられて、一瞬驚いて目を瞬かせる。
 けれど紡がれた言葉に私は待ってましたとばかりに
 直ぐに返事してしまっていた。

 だって嬉しかったんだもの。
 待っていたんだもの。
 じわ、と涙が滲んだ。嬉しいのに、嬉しくて。
 ぎゅっとしがみつき返しながらの私はきっと
 いつかの日みたいに尻尾があったら
 千切れんばかりに振ってそうな喜びようだった。
 
 だって、私だってずっと一緒にいたかった。
 帰るのが寂しくてたまらなかった。
 触れ合いがキスとハグだけで切ない日もあった。
 信じていたけど、隆司さんが急な飲み会の日とかは
 ヤキモチ妬いたり寂しかったりもしたんだよ。
 気づいているかもしれないけど。
 でも、重い女になりたくなかった。
 でもいつのまにか一緒にいることが当たり前で
 ただそれだけの存在に変化するのも嫌だった。
 それが少し怖かった。いつだって。
 だから、その言葉が心底嬉しくて。]
(92) 2021/03/08(Mon) 8:44:19

【人】 矢川 蛍

  嬉しい。ずっと、そうなったら良いなって。
  待ってたから、けど……。


[でもね、ちょっとだけ気掛かりだった。
 一緒に暮らす。そう言ってはくれたけど。
 ……それって、どっちの意味かなあ。
 だから、しがみついたままそっと彼の耳元に唇を寄せて
 小さな声で質問する。]


  それって、同棲?
  ……それとも、ちがう?


[思えばあの時は急に出てきた結婚の二文字に
 ああ、結婚したら色々許されるよねって
 何だか納得してしまっていたけれど。

 同棲して、今まで通り?
 結婚するまでは、……なのかな。
 それとも結婚を前提にした同棲?
 その、子供ができたら結婚しよう、みたいな?

 ……でも、子供ができても出来なくても。
 いっそ、エッチしなくったって。]
(93) 2021/03/08(Mon) 8:44:36

【人】 矢川 蛍

  私は、……いつも隆司さんの一番そばにいられるのが
  私なら良いなあって、思ってる。


[一緒に幸せになれたらなって。
 今の私にとって、それが一番大切だから。**]
(94) 2021/03/08(Mon) 8:45:01

【人】 上原 隆司

[彼女が子犬みたいに見えたのは、そんな喜びようを上原が見たのは、ずいぶん久しぶりのことだった。>>92
 それが愛おしいのと、即答に安心したのとで、微笑んでしっかりと抱き締めた。

 が、確認するような問い>>93に、今度は上原が目を瞬いた]


  ……いきなり結婚がよかったか?
  一緒に暮らして負担がないか確かめる前に。


[たぶん負担などないとは、上原も既に思っていたけれど。
 それでも、急に何もかもが変わってしまうよりは、少しずつと思ったのだった。
 春からは彼女も働き始めるわけで]
(95) 2021/03/08(Mon) 9:16:30

【人】 上原 隆司

  期間を決めるか。
  一緒に暮らしてみて、半年とか1年とか……

  それで、この先もずっと一緒にいたいって
  気持ちが変わらなかったら。

  そのときは結婚しよう。


[気の長い話かもしれない。さらに歳を取ってしまうし。
 それでも一緒に暮らす幸せを確かなものにするために、必要なステップだと上原は思っていた。>>94

 それに。
 「子供ができたから」という結婚の仕方が、上原は好きになれなかったのだ。
 子供を言い訳にするようで。
 無計画を曝け出すようで。
 その分、相手への愛情が薄いようで。

 ちゃんと視野に入れて準備してきたもの。結婚はそういうものであってほしかった]**
(96) 2021/03/08(Mon) 9:17:02

【人】 矢川 蛍

  いきなり結婚でも、よかったの。


[こくん、と頷いてしまう。
 と言うか、あの頃は同棲の選択肢が浮かんでなかった。
 今だからこそ同棲の2文字を認識していて
 どっち? と聞けるくらいには冷静なのだ。
 それに、多分大丈夫だと思う。
 押しかけ女房みたいなところはあったけれど
 しょっちゅう家に遊びに行ってはご飯を作って
 他の家事にだって手を出し始めていたから。
 それが楽しかったから。
 期間の話になると少し眉を顰めた。]
(97) 2021/03/08(Mon) 9:32:21

【人】 矢川 蛍

  ……働き始めて。
  半年とかで苗字が変わるの、大変そうだなー?
  なんて言うのもチラッと思うけど。

  隆司さんが、子供が三人以上欲しいなら
  早い方が、良いかな。
  何人でも良いよ、なら、
  ……半年後でも、一年後でも。


[つまりは私はいつだって。
 隆司さんのタイミングもあるだろうしと
 現実的な意見を出してみたつもり。

 理由を聞かれたらちゃんと答える。
 男の人だって35を境に精子が衰えると聞いた。
 もちろん高齢でも子供を授かる人は男女問わずいるけれど
 いろんなリスクを考えたら、隆司さんだって
 そう言うのが気になるお年頃になってきているのだ。

 待たせたのは、年下の私だろうけど。
 年下は年下なりに、考えてる。
 それはまじめに隆司さんと一緒にいたいし
 子供を授かったなら嬉しいと思えるから。]
(98) 2021/03/08(Mon) 9:32:45

【人】 矢川 蛍

  私は、一人は欲しいなって。
  でも一番は、隆司さんと一緒にいたい。


[隆司さんと一緒にいられるなら、ね?**]
(99) 2021/03/08(Mon) 9:33:47

【人】 上原 隆司

  ……それは、確かになぁ。


>>98名前が変わることを言われると、その観点が無かったことに気づく。
 諸々の手続きが相当に大変なものであるらしいことは、上原も知っていた。

 それに、子供の人数も。
 上原は何人ほしいとまでは考えていなかったが、健康な子を望むのなら早いほうがいいのは知識としてはあったから]
(100) 2021/03/08(Mon) 9:42:21

【人】 上原 隆司

  待つ期間が無いほうがいいか?
  俺の都合ばかり押しつけるのも嫌だ。

  たぶん大丈夫だろうとは、俺も思ってるし。


[大丈夫でないことがあったとしても、前向きに解決できるくらいの絆があるとも思えていた。
 だから、彼女の意志を尊重したくて改めて尋ねた。

 とはいえ、仮に書類が早々に出せても、挙式となるとまた話が変わるのだろうけれど]**
(101) 2021/03/08(Mon) 9:42:48

【人】 矢川 蛍

  って言うか……。


[色々言ってはみたけれど。
 頭を軽くかきながら頬が赤くなった。
 コホン、と一つ咳払い。]


  一緒に暮らしてたら、一緒に寝たいし。
  一緒に寝てたら寝ながらぎゅーもしたいし。
  お風呂上がりとか、寝起きとか、
  これまで以上に一緒に居て、
  きっとこれまで以上に我慢になるでしょ?

  私が、我慢できるかどうかも、心配。


[ほら、今までは離れる時間があったから。
 浮気はしてないよ?
 でも、気が紛れる時間があった。クールダウン。
 変な話、自分だけでどうにかする事だって。
 でもその時間がなくなる。
 そうなって、でも我慢ばかりだったら。
 その期間が長くなったら。
 いざ結婚となった時、枯れていそう。
 もしくは我慢できなくて爆発するかも。
 そんな懸念も、まじめに伝えて。]
(102) 2021/03/08(Mon) 10:04:32

【人】 矢川 蛍

  私は、……幸せにしますよ、隆司さんのこと。
  今まで幸せにしてもらってきた分、
  もっともっと一緒に幸せになりたいから。

  子供だって直ぐ授かるかわからないし。
  できれば、……結婚、して。

  一緒に居て良いって、したいですね……。


[どうにも締まらない。
 けど、正直な本音はそこだ。
 いつだって一緒に居て当たり前の関係、家族。
 家族になりたいのだ。
 いつも当たり前にそばにいるなら、
 一緒に幸せを育てていくのなら。

 きゅ、と眉根を寄せる。
 背伸びしてまたキスをした。

 チュ、と音を立てて、うっすら唇を開く。
 ……そのまま離れても構わない。
 でも、その決意だけは知って欲しくて。**]
(103) 2021/03/08(Mon) 10:04:50

【人】 上原 隆司

  ……そうか。


[語られる切実な言葉を聞く。>>102 >>103
 気持ちだけではどうにもならない、いや、気持ちがあるからこそどうにもならない、体の問題。

 彼女の将来を閉ざさないためと耐え続けて、けれど、耐える理由もそろそろなくなる。

 それこそなし崩しになって、上原が一番避けたかったことになるのかもしれない>>96


  わかった。


[それならもう、我慢するのはやめにしよう……まだ「我慢してる」と思えているうちに。
 上原はそう思って、背伸びされてのキスで彼女の唇に少し隙間を感じたとき。

 言葉で答えようとするのを、やめた]*
(104) 2021/03/08(Mon) 10:44:33

【人】 矢川 蛍

[それから。
 今まで以上に甘えにためらいがない反面で
 丁寧に指先に触れられると赤くなってしまう。
 実際、びくっと指先が反応してしまうのだ。
 ぞくぞくとしたいけない疼きを伴って。

 指先や、手の甲をゆうるりと撫でられると
 甘く満たされたあの日を思い出して。
 あんまり不意打ちでやられると驚くから
 二人の時にして欲しい、とお願いしたり。

 互いの両親に挨拶して、部屋を探す。
 卒業を前にして入籍だけでも、と言うのは
 仕事が始まる前を意識してのもの。
 それでもお互いのよき日まで待つつもりだ。
 挨拶の時は緊張したし、
 両家の顔合わせ……なんて言うのもあったかもしれない。
 なんだか、大変だけれど、そう言うものも含めて。]


  ……しあわせ。


[ぎゅ、と彼にしがみつきながら、
 満ち足りた思いで呟いていた。**]
(105) 2021/03/09(Tue) 6:45:09