人狼物語 三日月国


215 灰色うさぎと紫うさぎの雨宿り

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村人:1名、囁き狂人:2名、黙狼:1名

【人】 常連客 エレーネ


 開いてるんじゃないかなって思って車で来てみたけど、
 駄目かあ……。

[目の前には"CLOSED"の看板と、

 『大雨の影響で食材の仕入れが不十分な為
  本日は臨時休業致します』

の張り紙が。]
(0) 2023/06/20(Tue) 0:00:00

【人】 オルテイシア

―― 雨の夜 ――

[電車が止まる程の雨が降った日。
 
 閉店作業が終わる間、待っていたクローゼットに
 少しずつスタッフの人影が戻ってくる。

 彼らも、彼女らも、
 これから交通機関を使って帰らなければならないだろう。
 早々に帰り支度をする人たちに、
 気をつけてくださいね。と、一言声をかけながら。
 送り出したり、少しだけやりとりを交わしたりして。

 やがて、彼が戻ってきたなら。]


  おつかれさまでした、基依さん。


[彼の姿が見えるなり、ぴょこんと立ち上がって。
 飼いならされたうさぎみたいに駆け寄っていく。]
(1) 2023/06/20(Tue) 1:06:46

【人】 オルテイシア

[彼が最後だったのか、その後に人は続かなかった。
 長く勤めているからか、
 締めの業務を任されていることは多いのかも知れない。

 また少し人が減っていって、
 店長は、事務作業にデスクの方へと消えていく。

 ロッカー近くのバックヤードで。
 もう誰も残っていないのなら、傍に寄った。

 彼が着替えるのなら待つつもりで。
 なんとなく、傍に寄りたくなったのは、
 さっき向けられた視線の嫉妬を
 受けてしまったからかもしれない。]
(2) 2023/06/20(Tue) 1:07:06

【人】 オルテイシア

[誰かが使っているロッカーに寄りかかりながら、
 小さく溜息をついてしまう。]


  ……基依さんって、やっぱり、
  モテるんですね。


[こんな話を本人にするのは、
 煙たがられるかもしれないけれど。

 さっきのもやもやがうまく消化できなくて。
 ついそんな言葉を、零した。**]
(3) 2023/06/20(Tue) 1:07:38
イウダは、メモを貼った。
(a0) 2023/06/20(Tue) 17:05:42

オルテイシアは、メモを貼った。
(a1) 2023/06/20(Tue) 17:40:18

イウダは、メモを貼った。
(a2) 2023/06/20(Tue) 21:57:57

オルテイシアは、メモを貼った。
(a3) 2023/06/20(Tue) 22:12:23

【人】 イウダ

――閉店後――


 悪い、待たせた。


[普段なら紫亜がバックで待っている日は
担当の業務を終わらせたら先に上がらせてもらうのだが、
電車が止まってタクシーも捕まるかどうか、という豪雨では、
遠方のスタッフから先に返し、
必然的に卯田がラストまで残ることになる。

明日も計画運休になりそうだし、
仕入先の幾つかから仕入れが不可能との連絡があったことも踏まえ、
店長と協議して明日は店も臨時休業だ。

予約を入れてくれていた客に夜分の電話の非礼を詫びながら
電話する業務も分担したら思いの外遅くなってしまった。

いくら自宅が近いとはいえ、外は外。
紫亜の寛ぎ時間をかなり削ってしまって申し訳ない。]
(4) 2023/06/21(Wed) 21:47:21

【人】 イウダ

[冬場は上着を羽織るだけだが
夏場はやはり長時間キッチンにいると汗をかくので
着替えが必要になる。

傍に寄って来た彼女に「汗臭いだろ」と苦笑した。
家に帰ったらすぐ風呂に入るつもりではいるが。]


 ん?あー、さっきのお客さんな。
 よく来てくれるし普段はあんまりあからさまなこと
 言わないからのらりくらり躱してたけど、
 紫亜への態度の悪さは嫌だったし、
 そろそろ考えないとなぁ。
(5) 2023/06/21(Wed) 21:47:44

【人】 イウダ

[新しいシャツを羽織り、両手を合わせようとしてふと止める。
紫亜を振り返り、頭を下ろして額を合わせた。

甘えている。

先程「汗臭い」と近寄った紫亜に苦笑したというのに。
より近くで今度はボタンを嵌めて欲しい、だなんて。*]
(6) 2023/06/21(Wed) 21:47:55

【人】 オルテイシア

[謝罪の言葉には、全然。と首を振る。
 待つつもりで来たのだから気遣う必要はない。
 それに待っている間も、彼のことを想えるから。

 職場の先輩として振る舞う彼の姿は、
 少し学生時代を思い出す。
 あの頃から面倒見が良かったけれど、
 言葉の選び方や、振る舞いが今は大人の男性で
 ふとした瞬間にギャップを感じて、どきりとする。

 電話から漏れ聞こえる彼の会話を聴きながら、
 明日はお店が休みになるのだと知って、
 週末が重なってよかったとほんのちょっぴり、
 得をしてしまった気分を味わった。

 だから、今日は帰りが遅くなろうとも、
 明日ゆっくり彼と過ごせる時間を堪能できる。]
(7) 2023/06/21(Wed) 22:26:46

【人】 オルテイシア

[傍に寄り添えば、汗の匂いを気にする彼が笑う。
 気にしていないとまた首を揺らした。

 微かに纏う彼の匂いも、好きだと言ったら、
 引かれてしまうだろうか。

 着替えの邪魔をしないようにしながらも。
 脱いだシャツの下、晒された肌はしっかりと
 彼の筋肉が浮き出ていて、何度も目にしているのに
 未だに心臓が跳ねるのはどうにかしたい。

 よく来ているというさっきのお客様。
 躱していたということは一度だけじゃないのだろう。
 自身への態度は特に気にはしてないけれど。
 声を掛けるということは、チャンスの種を
 ずっと心の隙に抱えているということでもある。]
(8) 2023/06/21(Wed) 22:26:57

【人】 オルテイシア

[ロッカーの内側に向けていた身体が、不意に。
 くるりとこちらを向いた。
 
 こつんと痛くない程度に額が触れ合って、
 甘えるみたいに、前髪が擦り合わされる。

 開かれたままのボタンに気づいて、]


  ……もう、


[咎める口調には甘さが滲む。
 詰めた距離のまま、両手を腰元に伸ばして。
 下から高さを合わせるようにボタンを一つ一つ。
 ゆっくりと留めていく。]
(9) 2023/06/21(Wed) 22:27:13

【人】 オルテイシア

[鍛えられた腰を隠して、心臓を通り過ぎて。
 胸から、順に首筋へ。

 最後の一つを、留めるかどうしようか、迷って。
 そっと高い位置にある彼の眼を見上げる。]


  ……基依さんにとっても、大事なお客様だから
  わがままは言いたくないです、けど。


  ……余所見、しちゃ、や、ですよ?


[踵を上げれば、レインブーツがキュ、と音を立てる。
 
 拗ねるみたいに尖らせた、唇で。
 ちゅ、と彼の唇の端に、唇を押し当てた。*]
(10) 2023/06/21(Wed) 22:27:39

【人】 イウダ


[紫亜の目に映っていた学生時代の卯田から
きっと根本は変わっていないだろうと思う。
基本的に人が好きで、人の為になることが好きで、
ついついお節介を焼いてしまうこともしばしばある。

紫亜の前につきあっていた女性は、
自分は不倫だった癖に卯田に対しての束縛が強く
他の女性客どころか女性スタッフに対しても
卯田の態度が「ありえない」と癇癪を起すような人だった。
だから彼女とつきあっていた期間は少し女性客にも
よそよそしかったかもしれない。

だからもし紫亜が望むなら
またその距離感を作ることは出来るだろうと思う。
ただ、「SASANKAの卯田」も愛してくれている紫亜が
そう望むとは思えないけれど。]
(11) 2023/06/21(Wed) 23:03:48

【人】 イウダ


 へへ、サンキュ。


[おねだりは成功。
良妻の顔の恋人がボタンをひとつひとつ嵌めてくれる。
他のスタッフが帰っているからこそできることだ。

綺麗な指が徐々に上に上がって、
ボタン位置を見ていた視線が卯田を見上げる。]


 紫亜にしかこんな顔しない。


[その我儘の出し方は何でも聞いてやりたくなるやつだ。
尖らせた唇がそっと触れるのに合わせ、口角を上げた。]
(12) 2023/06/21(Wed) 23:04:07

【人】 イウダ


 コラ、店だぞまだ。
 続きは帰ってからな。

 どうせ雨でずぶぬれになるだろうし、
 一緒に風呂入ろう。


[半裸で迫った口が窘める。
くすくすと笑いながら荷物を持って退出を促した。

明日は店休日になったから、
傷みやすい食材は手分けしてスタッフで持ち帰ることにしている。
雨が長引いたとしても、灰色うさぎと紫うさぎが雨宿りをしている間の
食料は十分確保できるだろう。*]
(13) 2023/06/21(Wed) 23:04:26

【人】 オルテイシア

[料理が好きで、人と接することが好きで。
 名前にうさぎがついていたからこの店を選んだ貴方。
 きっとそれは彼が知らないうちに、
 自らの手で手繰り寄せたものなのだろう。

 大切にしているお店で、仕事だから。
 尊重したいし、邪魔にはなりたくない。
 今の仕事を楽しんでいる彼を応援していたい。

 彼の以前の彼女の話は、彼が久しぶりに
 カウンターキッチンに立つことを望んだ
 あの日に少し耳にした程度だけど。

 傷が残るほどに愛していた人に
 独り残され傷ついた彼を知っているからこそ、
 大切にしたいと思うのに。

 隣りにいるだけでいいと思っていたはずなのに、
 彼といるとどんどん欲深くなってしまう。
(14) 2023/06/21(Wed) 23:54:10

【人】 オルテイシア

[第一ボタンは結局、留めずに緩ませたまま。
 見上げた表情がくしゃりと歪めば、
 少年の頃の面影が強くなった。

 その顔で、恋人にしか言わない台詞を口にする。
 呼び方も変わった、低くなった声で。]


  ……うん。


[彼がそう言ってくれるから、束縛はしたくない。
 信じてもいい言葉に救われると共に。
 いつでも彼の視線を集められるままで居たい。]
(15) 2023/06/21(Wed) 23:54:27

【人】 オルテイシア

[キスを許してくれたのに、こら、と窘める声に
 首を竦めて小さくを舌を出した。]


  はぁい。
  ……あっ、お風呂沸かしたままなんです。

  一緒に……、って、もうっ。


[そこまで言葉を続けて、ほんのりと頬を染めた。
 一緒に入ったことがないわけじゃないけど。
 窘める癖にそんなことを言うから、
 見上げた目尻が染まったまま、薄く睨んでしまう。

 身支度を終えた彼に促され、店長に挨拶を告げてから
 薄暗くなった店内を抜けていく。

 傘は一応、二つ持ってきたけれど。
 彼の荷物が増えるなら、傘を刺す役割は必要だよね?
 と、くっついて帰る言い訳にして。*]
(16) 2023/06/21(Wed) 23:54:47

【人】 イウダ

[あの失恋がなければもっと早くに
紫亜とこうなっていただろうかと思うこともある。

だがあの恋をきちんと終わらせる為に
紫亜がくれた言葉や想いがあったからこそ

「友人の妹」を一人の女性として愛するようになったのだ、
とも思う。

ずっと自分を特別だと思ってくれていたその積年の想いが
色褪せてしまわないように必死なのは自分の方だ。
独占欲や我儘の兆しを見せられて、まだ自分に強い気持ちがあると
ホッとするなんて言えば、呆れられてしまうだろうか。]
(17) 2023/06/22(Thu) 19:31:13

【人】 イウダ


 沸かしたままってことは、
 やっぱり入った後で来てくれたんだよな。
 風呂上りの気配がするって思ってた。


[キスを咎めた癖に、近寄る鼻先が髪の毛を嗅ぐ。
風呂好きの彼女はバスタイムもその後のケアも
いつも入念だから、いつもする「いい匂い」が
より強く濃く香るのだ。]


 2回目になるけど、入るだろ?一緒に。


[その為にバスルームの広さに拘ったのだから。]
(18) 2023/06/22(Thu) 19:31:25

【人】 イウダ

[両手で荷物を持つと傘が持てない。
身長差を考えれば紫亜に傘を持たせられない。
必然的に袋をひとつ紫亜に持ってもらわないといけない。
パンなど嵩張るが軽いものを紫亜に渡す。]


 来てもらって助かったよ。


[傘は2本あるが当然相合傘で帰る気である。
雨足は強いが、帰ってすぐ風呂も沸いていることだし。*]
(19) 2023/06/22(Thu) 19:31:40

【人】 イウダ

――帰宅後――

[流石電車が止まるだけのことはある。
店内にいたらそう意識することもなかったが、
バックルームから出る為の扉がまず重かった。
ここまでの強風は長く勤めている卯田にも経験がない。

まだ残る店長(と一緒にいたくて残っているのだろう)麦に
「店泊まった方が安全かも」と声をかけ、傘を差した。
家に着くまでに壊れずにいてくれたのが奇跡だ。]


 いや〜やーばかったな、雨。
 傘意味あったか?ってくらいびっしょびしょ。

 紫亜は先に脱いで風呂入ってな。
 俺は冷蔵モノだけとりあえず冷蔵庫入れてくる。


[期限の問題があるものだけを持ち帰ったので
冷凍庫に入れるものはない。
冷蔵庫はまだ空いているから入れ替えるのにそう時間はかからないだろう。]
(20) 2023/06/22(Thu) 19:47:07

【人】 オルテイシア

[人生に回り道があったとしても、
 誤りはないと思っている。

 私と誰かの出会いも、
 彼と誰かの出会いも、

 きっと、今に辿り着くものだから。

 自身が選んできた道を悔やむことも、
 彼が望んだ道を否定することもしたくない。
 
 「もう少し早ければ」、そう思う分だけ。
 これからを一緒に過ごしていければいい。

 初めてを彼以外に捧げてしまったことも、
 受け入れてくれた彼が、初めて身体を重ねた後に
 小さく零した言葉を噛み締めたように。

 これからは「貴方だけ」をたくさん捧げていきたい。]
(21) 2023/06/22(Thu) 21:37:18

【人】 オルテイシア

[お風呂上がりとはいえ髪に埋もれた鼻先で
 匂いを確かめられるのは少し恥ずかしい。]


  ひゃ、ッ……嗅いじゃだめ、ですっ!

  ……綺麗にはしてきましたけど、
  なんだか、恥ずかしい……、



[距離感は慣れてきたとはいえ、不意打ちに弱い。
 湿気った髪はお風呂上がりの気配を消しきれていない。

 お気に入りのシャンプーを使って、
 匂いが評判のボディミルクを今日も念入りに
 肌に塗り込んできたけれど。

 二回目の誘いを仄めかされたなら、]
(22) 2023/06/22(Thu) 21:37:40

【人】 オルテイシア



  …………う、ん、


[塗ったばかりのボディミルクは、
 すぐに落としてしまうことになりそう。]
(23) 2023/06/22(Thu) 21:37:59

【人】 オルテイシア

[店長の傍にフーくんの姿がまだあることに
 気づいたら、あれ、と少し違和感を感じた。
 少し纏う空気が、他のスタッフさんたちとは
 違うような気がしたから。

 彼には手を振るだけ振って、
 軒先で彼の手元に気づいたら、傘と袋を入れ替える。]


  これだけ降ってたら、意味ないかもですけど。


[ふふ、と笑いながら使わない傘は手首に掛けて。
 彼が差した傘の中に身体を寄せる。
 濡れてしまうから、と言い訳にして。
 彼の腕にくっついて、少し急ぎ足で家に向かった。]
(24) 2023/06/22(Thu) 21:38:34

【人】 オルテイシア

[家に向かっている間も雨足は強くなる一方で。
 雨だけではなく風も強かったから、
 服の色が深くなるぐらいに結局濡れてしまった。]


  わ、基依さんも右肩びしょびしょ。
  タオル先に持ってきますね。

  お風呂はそれから!


[すぐにお風呂に入るけれど、水気は散らした方がいい。
 お店からのお裾分けは彼に任せて、
 彼の着替えを鞄から抜き出した後、洗面所に走る。

 仕事汚れ着はすぐに洗濯籠に放り込んで、
 スポーツタオルを手に彼の元に急ぎ、
 短めの髪にタオルを掛けた。]
(25) 2023/06/22(Thu) 21:38:53

【人】 オルテイシア

 
  着替えも出しておきますねっ。


[着替えといっても夜半だから下着と寝間着になる。
 どちらも洗面所に備え付けてあるタンスに
 締まってあるからそう時間は掛からない。

 支度する間も雨とお風呂上がりで冷え込んだ身体が、
 ぶるりと震えて、両手で身体を抑え込んだ。
 着替えたばかりの着替えも、びしょ濡れの下着も、
 籠に放り込んで、進められた通りにお風呂に飛び込む。

 雨で濡れた身体をシャワーで軽く洗い流してから、
 湯船にちゃぷんと、浸かれば無意識に溜息が洩れた。]
(26) 2023/06/22(Thu) 21:40:05

【人】 イウダ

[自分から仕掛けておいて紫亜の反応にムラッときてしまうのだから始末に負えない。
大雨で頭が冷えていなければ、家も近いというのにどこかで「雨宿り」を提案する羽目になっていただろう。
恐らくこの雨では多くの恋人たちがそういう口実に使っているので空室は存在しなかっただろうが。

店長と麦の関係性については一緒に働いていたら
察するに余りあるが、紫亜が気づいていないのなら
態々言及することもない。

今は自分達が無事に帰ることが重要だ。]
(27) 2023/06/22(Thu) 22:24:59

【人】 オルテイシア

[彼の一言でその先を想像して身体が、
 淡く期待に震えるぐらいに育ってしまったこと。

 そういう風に教え込んだ彼にならば、
 睨んだ瞳に欲が滲んでいたのは伝わっていたかも。

 一緒にお風呂に入ることが、
 ただそれだけで済まないことは知っている。
 
 返事に躊躇いの色を乗せても、
 お腹の奥がきゅんと疼いたような気がした。
(28) 2023/06/22(Thu) 23:02:06