??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a36) 2022/09/06(Tue) 18:00:15 |
【人】 ??? 工藤美郷──現在・レストランで── [黒崎先輩や武藤先輩が、厨房の中へ向かっていった。] ……………。 [それを、ただ見送る。水場に近づきたくはない。 朝霞さんと津崎先輩は、それぞれ頭を冷やしにレストランから出て行った。 単独行動なんて不用心。その危険性に、小泉先輩は気づいている>>72>>73ようだけれど。 後に残っていたのは、小泉先輩。香坂さんも同じ空間にいただろうか。それともどこか別の場所へ行っていただろうか。] ………………。 [先ほどから、小泉先輩の視線を向けられているのには気づいていた。>>12 人気の少なくなった厨房で、話しかけてくる>>76。] (95) 2022/09/06(Tue) 19:12:24 |
【人】 ??? 工藤美郷恥をかかせた後輩に、さらに追い打ちをかけるなんて。 小泉先輩って、意外と悪い男なんですね。 [厨房から複数人が近づいてくる気配がしたのは、その頃だろうか。 あたりには、美味しそうなオムライスの匂いが漂ってきていた。やたらとバラエティ豊かな「萌え萌えきゅん☆」コールが連呼されているし、そのまま団らんの流れになるかもしれない。 あるいは、小泉先輩と話している間、気のいい彼らは空気を読んでそっとしておいてくれるかもしれない。が── キッチンの方を睨みつけて、瞬時に、考え込む。 すぐに水が手に入る環境で、複数人に取り囲まれて良いものか。 悩んでいる時間はない。すぐに、先輩たちがやってくる。] (96) 2022/09/06(Tue) 19:13:10 |
【人】 ??? 工藤美郷……小泉先輩、決めるのは私ではなくてあなたです。 [淡々と呼びかけ、彼に近づく。 彼は座っていただろうから、この身長でも容易かった。 唇を奪うのは。] (97) 2022/09/06(Tue) 19:13:31 |
【人】 ??? 工藤美郷………………。 [先輩たちが厨房に入ってきたのは、調度唇を重ねていた頃か。 小泉先輩から離れると、男女の甘さなど何も感じさせぬ、酷く淡泊な無表情でじっと見下ろす。それから先輩方には目もくれず、くるりと背を向けると、急ぎ足でその場を後にした。 わざと見せつけたから、多少は混乱してくれると思いたい。 だが、はたしてどれだけの時間が稼げるだろうか。]* (98) 2022/09/06(Tue) 19:14:28 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a41) 2022/09/06(Tue) 19:18:03 |
【人】 ??? 工藤美郷[そうして逃げながら、ちらりと背後を見やる。 他の先輩たちはその場に留まったようだが、小泉はすぐに追いかけてきた。 工藤と違って、何もないところでしょっちゅう転ぶことは無い。無いが、いかんせん足幅が全く違う。追いつかれるのは時間の問題か。 信じてもらえないならば、紛れ込めないならば 人質に頼るしかないかもね? そうして向かった先は、調度朝霞が出てこようとしている女子トイレの前か。 はたまた、変わり果てた特別展の絵の方か。だが──] (127) 2022/09/06(Tue) 20:38:35 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a51) 2022/09/06(Tue) 20:47:13 |
【人】 1年生 工藤美郷──特別展・ ”誰の林檎が砕けたの?”── [変わり果てた十枚の絵。 その中で、渡葉田みこの一枚だけが、林檎は砕けていなかった。]* (131) 2022/09/06(Tue) 20:49:17 |
【人】 ??? 工藤美郷──現在・廊下で捕まった>>137── [腕を掴まれて、がくん、とつんのめった。] ……………………。 [自分を捕まえる両腕を辿り、多恨な目で小泉を睨みつけた。 激しく息が上がった小泉とは対照的に、今しがた走っていたとは思えないほどに静かだ。 息が上がらないのではなく、呼吸をしていなかった。] ……それで? どうするんですか? 私を殺してみますか? 小泉先輩の勘違いかもしれないのに? [幾分乱暴な口調で、とげとげしく尋ねた。] もし、仮に、私が偽物だったとして…… 私のことを傷つけて、本物は無事だと思いますか? よくある話じゃないですか。一方を傷つけると、もう一方に傷が跳ね返ってしまう、ってやつ。 [音を立てすぎたのか、幾人かの足音が近づいてくる気配もする>>141>>143。 もはや口八丁で逃れるしか無い。]* (148) 2022/09/06(Tue) 21:43:06 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a59) 2022/09/06(Tue) 21:45:59 |
【人】 ??? 工藤美郷──現在・廊下── どうして? 害する必要も無いのに。 私は皆さんと仲良く過ごせさえすればいいんです。恨みを深めても仕方が無いでしょう。 だけど、追い詰められたら乱暴な手を取るかも…… 生きるための本能ですから。 [何とか牽制できないかと考えていると、小泉先輩の視線が、未だ残る塗料に向く。 不味い。と、舌打ちした。 新たな声>>150がかかったのは、その頃か。] ──助けて! 先輩は錯乱しているんです! [大きく声を張り上げる。状況的に、まだこちらには分があると読んだ。 だが、味方をつけるよりも、小泉の行動の方が早かった>>161。] (176) 2022/09/06(Tue) 22:46:54 |
【人】 ??? 工藤美郷 ああああぁぁ───ッ! [どろりと、目玉が線を引いてひきつれる。 視界が黒く塗りつぶされた。 痛みは無い。無いが。] いやだ──いや、 見ないで、お願い……こんな、醜い…… [絵として──鑑賞物として生み出された存在にとって、それは耐え難い苦痛だった。 すすり泣こうにも、目がかき消されてしまえばそれさえも敵わない。 片方の手で、必死に目のあたりを覆おうとするが、叶っただろうか。 せめてハンカチが渡されれば、拭うこともできるのだが]* (178) 2022/09/06(Tue) 22:49:14 |
【人】 1年生 工藤美郷──回想・砕けた林檎の絵の前で── [集中しすぎるあまり、絵が語りかけてくるように感じることがある。 ここだ、と色を置こうとした場所に、「そこではない」と言われる。 その声に耳を澄ませて色を置くと、「そこでいい」と言われる。 そうして巫女のように絵の神託を受け取って、うまいこと筆を明け渡せたとき、出来上がった作品は美しい。 だから、その時もそれが起こっているのだと。最初はそう思っていた。] (179) 2022/09/06(Tue) 22:52:45 |
【人】 1年生 工藤美郷……ねぇ。 誰の林檎が砕けたと思う? [無心で絵を描きつけながら、工藤はその声を受け取っていた。] あなたが仲良くしたい相手は、 こんな絵じゃないでしょう? [十枚の絵を、何度も何度も書き連ねる。同じ研究室の面々の、死を描く。] でも、あなたには無理。分かっているはず。 見えてる世界が違うんだもの。 [砕けてしまった林檎。その奥に、どんな表情が隠れていたのか。 けれど、この林檎が無かったとしても、工藤には表情の意味が分からない。 もしかしたら普段から、自分の目にだけは、見えない林檎が邪魔しているのかもしれなかった。] (181) 2022/09/06(Tue) 22:54:22 |
【人】 1年生 工藤美郷だから、私がやってあげる。 私はあなたの理想。 あなたでは叶えられない夢。 ……………………。 [工藤は描く手を止めて、壁の絵と向き合った。] (183) 2022/09/06(Tue) 22:54:59 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a64) 2022/09/06(Tue) 23:17:08 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a66) 2022/09/06(Tue) 23:32:30 |
【人】 ??? 工藤美郷[小泉先輩に名前を尋ねられて、顔に押し当てていたハンカチを離した。 目線を合わせる小泉先輩を、恨めし気に見つめる。すっかり元通りの目で。] あなたは写真に名前をつけるの? [しばらく沈黙をしていたが、] ……そうやって気持ちを汲もうとするから、あの子はとても生きづらい。 [誰もが気持ちを汲む能力を持っていれば、関係性は潤滑だろう。 だが、その能力が欠けた工藤は、人々の思いやり故に、ありもしない悪意を汲まれてしまう。 多様性の重視される今の時代では、合わない相手は放置が美徳。結果、角の立つ工藤の言動は正されることもなく、ただ人は離れていく。 この世界の優しさ故に。 彼女は諦めたように嘆息すると、] ついてきて。 [小泉先輩に背中を向けると、今度はゆっくりと歩き始めた。] (223) 2022/09/07(Wed) 7:12:41 |
【人】 ??? 工藤美郷──移動・廊下→特別展の前── [やがて、特別展の10枚の絵の前にたどり着いたか。 小泉先輩を振り返ると、女は問うた。] 連れて行きたければ、絵の中に手を入れればいい。 だけど、その子は自分の意思で私と替わった。 絵の中で眠っている方が、私に任せてしまった方が、その子にとっても幸せかも。 それでも引きずり出す? [そう、最後の忠告を。]** (224) 2022/09/07(Wed) 7:13:31 |
??? 工藤美郷は、メモを貼った。 (a83) 2022/09/07(Wed) 7:19:30 |
(a102) 2022/09/07(Wed) 16:27:34 |
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