人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a2) 2023/03/15(Wed) 1:25:15

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [  私にとって 
 は貴方の形をしている
     私の世界で 
 はうさぎ穴の味をしている


     見えないもの  触れられないもの
     ────……捨てられ"なかった"もの

     三年掛けて、輪郭のないそれら全てを飲み込み、
     私は今度こそ生まれ変われる。  ]


 
(6) 2023/03/15(Wed) 11:31:49

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ────ところで。

  他の料理人に対してのライバル心は、職業病。
  今まで調理される食材を"美味しそう"と思ったことはあれど
  自分が食べられる側に回るなんて想定外。
  いや、"そういうコト"をするのは分かっていても
  あんな錯覚を抱くことになるなんて、考えていなくて。


  やさしい料理人に美味しく食べて貰えたか?>>6:+414
  ……ノーコメントです。特に前者。
  砂糖と熱を浴びすぎて焼けたように掠れた声では
  答えを言っても聞こえないかもしれませんが。


  据え膳の上に乗ったまま眠ったあの日と違い、
  骨も残さず食べられてねむる、いま。 ]

 
(7) 2023/03/15(Wed) 11:31:58

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ なんと! 今日は一日おやすみの日!
  だから私が起きるのは、貴方が起こしてくれる時か
  体が自然と目覚める時のどちらかだったはず。

  その時、きっと傍にいてくれた貴方を見て
  私は羞恥と照れを混ぜ込んだような薄桃の頬を晒し、
  布団の中で丸くなる羽目になった。 ]


  
……
やわたさんの、ばか



[ ぽつ、と落とした声がかすれていたから
  「お水ください」と甘えるように腕を伸ばす。

  なんでもない日の、なんてことない朝。
  ──これから二人の普通になっていく、始まりの一幕 ]

 
(8) 2023/03/15(Wed) 11:32:02

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ そうですね、朝ごはんは動けるようになったら
  気持ちを切り替えるためにお風呂を借りた後で
  一緒に作るのも良いと思うのですが、どうでしょう。


  貴方のお仕事と予定さえ空いていれば
  すこし、買いに行きたいものが、出来ました。
  ……午後のおやつ時にぴったりの

  特別な朝を迎えた一日に相応しい、デザートを。** ]


 
(9) 2023/03/15(Wed) 11:32:06

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……起こせない、って言ったら 起こしてくれます?


[ ばか、と言った私も、まだ熱に浮かされてばかみたいだ。
  くすくす笑う貴方の顔を見るのも恥ずかしくて>>10
  「ぅぅ…」とかすれたちいさな声を零しながら
  水を取りに行く背中を見送りさえ出来ず、布団へ潜り込む。

  これは。俗にいうところの。……あれでは?
  あれはつまりその、あれ。
  自分で考えたくせにいざ言葉が思い浮かぶと
  途端にしんでしまいそうなのだから、本当に、ばか。 ]


  
( …こんなの、慣れるわけなくない……? )



[ 友人たちの話を聞いていた時、彼女たちは
  至って平然と、「慣れれば恥ずかしくない」とか
  そんな風に言っていたが。 絶対嘘。 ]
 
(18) 2023/03/15(Wed) 13:29:05

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 特別な"なんでもない日"おめでとう。
  三月うさぎも帽子屋も、きらきら光るコウモリさんの詩も
  なんにもない、私たち二人の記念日。

  貴方が戻ってくる気配を感じれば>>11
  ようやく布団うさぎをやめて、もぞ、と顔を出す。
  開けやすいように緩められたペットボトルの蓋を回し、
  ストローを差し入れて喉を潤せば
  そこでやっと 日常に戻れたような気がした。 ]


  ん、……おやすみです
  確か、私が急に夜入るかもって言ったのもあったような…

  でもシフト入れなかった、から。


[ 何せ最近は少しシフトに穴が開くことも多かったり、
  店長ヘルプを出すくらいランチも忙しかったりしたので。
  確実に合う休みを、とあの時相談していたから
  今日は一応、彼の原稿も考慮し除外した気がする。

  本当に今日が休みで良かった。
  正直、いつものように働ける自信が全く、ない。 ]

 
(19) 2023/03/15(Wed) 13:29:16

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 朝ごはんは二人で作るなら、スムーズには動けないけど
  シリアルパンケーキを一緒に。>>12
  もうデザートやケーキへの躊躇いや恐れは無くなって、
  あるのは「未来」に進む楽しみだけ。 ]


  隠れない……?

        …… 
ぁ、ぇ ……ッ



[ オープンショルダーの、デコルテ部分が透けた
  かわいいお気に入りのワンピース。
  肌を隠せないから嫌という独占欲ではなく、
  隠れないから諦めて、の意味。

  察して 白うさぎはいよいよ熱に焼かれかけ
  無意識に首筋へ掌を宛がい、羞恥に瞳を潤ませた。
 
本当に出勤日じゃなくて良かったです店長!
 ]

 
(20) 2023/03/15(Wed) 13:29:25

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 仕事用の白シャツは首元が隠れるものを追加で買うべきだ。
  後で通販サイトで目星をつけておくことを決意し、
  今はひとまず、彼の服を借りることにして。 ]


  ぁ、と……あんまり、その、…
動けないので

  材料を買うだけで、いいんです

  ケーキ。
  …………今日、作りたいなって、思うんですけど
  三時のおやつに ……どうですか?


[ ふにゃん。と笑いかけ、小首を傾ぐ。
  自宅へ送ってもらい、タートルネックの服に着替えて
  近場のスーパーへ買い出しに行くだけの休日。

  そんな、きっと他の人から見れば他愛ない一日を
  "特別"の色で彩りたい。
  ……貴方と一緒に、一歩ずつ。** ]

 
(21) 2023/03/15(Wed) 13:29:37

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 母に作ったケーキは、シンプルなショートケーキだった。
  好きな味もフルーツも知らなかったから、
  "母の日に贈られるケーキランキング"を調べて
  そういうものなんだ、と思い、それを選んだ。

 
どうせ次の日も同じまま残ってるのに?

  そんな風に思いながらケーキを作る過程は、
  全然、なんにも楽しくなくて。

  不安と、怖さと、諦念。
  思い返せば、あの寒々しい家の中で何かを作る私は
  気付いた時には、咲うことも無くなっていたな。 ]

 
(34) 2023/03/15(Wed) 15:25:28

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [ お菓子を作る時、咲えなかった。
    楽しいなんて気持ち、ひとつもなかった。

    ──ああ、でも 頭を過る
    二度目の勇気 一緒にクッキーを焼いたあの人


    あの時の私は確かに、笑えてたよ。
    今も、今でも信じてる。
    "大咲真白"を否定しなかった"速崎璥"を。 ]


 
(35) 2023/03/15(Wed) 15:25:37

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ごめんね を言いたいんだ、と気付いた。
  勝手に傷付いて、勝手に傷付けた速崎に。

  それからもう一度 笑い合いながら
  きっと誰かの笑顔のために作れるようになるはずの、
  あまくて幸せなデザートを作りたい。


  少食の遠藤にも楽しんでもらえるよう考えて
  可愛いを愛する知恵にお墨付きを貰って
  密かに兄のように慕う瑞野にソースアートを教わって
  谷底から自力で這い上がった美澄へは歓迎代わりに。
  デザート類を得意とする黒原にも笑って欲しい。
  店長に、もう大丈夫です、と示したい。 ]

 
(37) 2023/03/15(Wed) 15:25:54

【人】 厨房担当 マシロ

 


   [  
風の訪いは、まず、貴方へ  ]


 
(39) 2023/03/15(Wed) 15:25:59

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 一歩、 ―



[ ケーキ作りの為に彼の家へ帰って来た頃には、
  幾分か体の軋みも重さもマシになっていた。
  買い物の最中は腕に寄り掛かり、腰を庇う羽目になったが
  自力でキッチンを往復出来る程度には回復し
  「待っててください」と彼へ告げ。 ]


  …………よし。


[ 髪を高い位置で一つに結び、気合を入れると
  肌身離さず持ち歩いているクッキーの写真を撫で、
  邪魔にならない位置へ置き直す。

  オーブンは180度に余熱し、ケーキ型へ敷き紙を。
  常温に戻した卵を卵黄と卵白へ上手に分け、
  別のボウルへまずは卵黄だけを移し替える。 ]
 
(40) 2023/03/15(Wed) 15:26:11

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ グラニュー糖を適量加え、白っぽくなるまで
  泡立て器でしっかり混ぜ終えれば
  また別のボウルへ卵白を入れ、同じようにグラニュー糖。
  ツノがしっかり立つまで泡立てる。

  卵黄を混ぜ終えたものを同じボウルへ投入し、
  二つが一つに戻るようによく混ぜ合わせて。
  薄力粉をふるい、気泡が潰れないよう底面からすくいあげ
  その作業を何度も繰り返す。素早さが大事。

  牛乳と一緒に溶かしたバター半分を加え
  手早く生地を回し、
  残り半分のバターも追加投入し、更に混ぜ。
  粉がないのを確認し終えれば、型の中へ流しこもう。

  とんとん、と型の中の生地を軽く均して空気を抜き
  爪楊枝で表面を軽くならし、オーブンへ。 ]

 
(41) 2023/03/15(Wed) 15:26:17

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 焼き終えたら粗熱を取り、いったん冷蔵庫の中へ。
  寝かせる時間が長ければしっとりするけれど
  今回は、この恋みたいに ふわふわした生地がいい。
  ある程度冷ましたら、三枚にカットして。

  続けて鍋へグラニュー糖、水、ブランデーを少量。
  中火で熱し、軽く沸騰するまで待てば
  火を止めてシロップになった液体を冷ます。
  熱が取れれば、カットした生地へしっかり塗り込もう。

  生クリーム、グラニュー糖、バニラエッセンスを混ぜ
  重くならない程度に混ぜ合わせる。
  シロップが染みたスポンジに、生クリームを塗り
  スライスしたイチゴを乗せ、また生クリーム。
  スポンジとイチゴを重ね終えるまで。 ]

 
(42) 2023/03/15(Wed) 15:26:21

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 入れるフルーツは、正直買い物中に頭を悩ませた。
  いつも美味しそうにご飯を食べてくれる彼の、
  一番好きなフルーツはなんだろう。
  聞こうとして、──ふ、と。

  "特別な人に食べて欲しいケーキ"が
  "好きなものを共有できるケーキ"にも、なれば
  それはとても、うれしいことだ、と思って。

  ケーキを作る間の私の顔色は、桜のように薄桃色。
  重ね終えた生地全体を純白のクリームで覆い、
  ふふ、と零れる笑みを抑えきれないくらいに。


  ────
しいなぁ、と思えた。
    もう過日のように、
しくない。 ]

 
(43) 2023/03/15(Wed) 15:26:29

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ イチゴはいつかの神田スペシャルプレートと同じ。
  花形へ飾り切って、合間にハート型の飾り切りも挟みつつ
  見栄え良く生クリームを絞り上げる。

  ひときわ大きなイチゴが数粒あったので、
  薄切りにし、重なりが少しずつズレるように並べ、
  端からくるくると巻いて薔薇型にもしてみよう。


  "次は"うさぎクッキーを焼いて飾っても良いかも、なんて
  自然と未来のケーキの構想が頭へ浮かんだ。 ]

 
(44) 2023/03/15(Wed) 15:26:34

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 調理の途中、届かない位置に器具があれば
  背伸びするより「夜綿さん……」と眉を下げて呼びつけ
  取ってもらう手伝いはしてもらったりしただろうし。
  体や様子を気にして、キッチンへ来ることがあるのなら
  「味見します?」と余ったイチゴを差し出したり。

  そんな一幕もあったかもしれないが。
  ともあれ完成したショートケーキを手に、
  私はぴょこん、とキッチンから出て、貴方の元へ。 ]


  夜綿さんっ
  ……私の一番最初、もらってくれます、か?


[ 二人のテーブルへケーキを置く指先は、もう
  クッキーの時みたいに、震えてはいなかった。

  微笑んで彼を見つめる。 小首を傾ぐ。 ]
 
(45) 2023/03/15(Wed) 15:26:41

【人】 厨房担当 マシロ

 



   [  なんでもない、特別な日の贈り物家族としての第一歩。*  ]


 
(46) 2023/03/15(Wed) 15:26:57

【人】 厨房担当 マシロ

 ― ささやかなパーティの下準備 ―



[ 桜の花が見頃を迎え、藤の花が咲く少し前のこと。
  鴨肉の日の翌日、──いや思い出すな今は仕事中だ。
  ともあれ自分がケーキ作りへのトラウマを乗り越え、
  首筋を隠す襟の長いシャツに制服を改めた。
  それよりは後の時期だった。
  スプリングラムよりも後だったかもしれない。>>6:5

  「パイ伝説の持ち主にパイ?」だの何だの頭を悩ませた
  速崎の誕生日パーティの開催は、
  寧ろ露骨すぎて逆に潔かったかもしれないが。>>47
 
いっそ自分が「ツラ貸してくんない?」を再来すれば
バレなかったかもしれないけれど、それはそれ。


  オーダーを通しながらパーティの準備もとなると
  中々忙しく、ヘルプに回り回られ、といった具合。
  だから瑞野が自然に隣へ並んだのも>>48
  言葉の通り、手伝いだと思った が ]

 
(53) 2023/03/15(Wed) 16:34:02

【人】 厨房担当 マシロ

 

  …………けいちゃんから何か、聞きました?


[ >>3:465 速崎が瑞野に話していたことは、知らない。
  ただ、仕事中は至っていつも通りを務めても
  裏では少なくなった会話のことを思えば
  同僚達には心配をかけていると察するのも、容易だ。 ]


  けいちゃんとは、まだです
  ──……言いたいことは、纏まったんですけどね


[ 近頃の速崎は、何かと心が忙しなさそうで。
  時計うさぎのように空模様の変わる心を思えばこそ
  未だ、タイミングは掴めずにいた。

  けれど、誕生日祝いに、自分はデザートを選べた。
  機会を伺い続けてしまえば、
  カラメルもそろそろ焦げる頃合いだろう。 ]

 
(54) 2023/03/15(Wed) 16:34:53

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 炎は、赤よりも青の方が実は熱度が高い。
  その色の移り変わりは、まるで過日の慌ただしさのよう。
  "余計なお世話かも"と言いながら
  隣で"白"のプレートに、"オレンジ"ソースで
  ヘッドフォンをしたうさぎを描く瑞野の顔を
  フランベの手を止め、見上げた。 ]


  ──お兄ちゃんにはお見通し、ってやつですか〜?
  もう。優しいですね。
  …………心配かけててごめんなさい、お兄ちゃん。


[ 冗談めかすように笑い、投げられた視線と言葉。>>50
  気遣いの意を悟り、肩を竦めて苦く笑う。 ]

 
(55) 2023/03/15(Wed) 16:35:02

【人】 厨房担当 マシロ

 

  でも、けいちゃんと話すなら今日だなっていうのは
  私もね、思ってるんです
  ……背中。押しに来てくれたんですか?


[ 瑞野は、あの日何があったかを知っている。
  自分が零した「なんで」の言葉も。

  教えて貰ったソースアート。
  カウンターの向こうに、以前も見かけた親子の姿>>4:73
  まだまだ瑞野のように上手くは描けないが
  今後も引き続き、ご教授頂くつもりでいる。 ]


  私、けいちゃんにも、笑顔でいて欲しいです。


[ 縁は切らない。離れないと約束した。
  ──約束するよりも前に、切るつもりも、ないが。 ]

 
(56) 2023/03/15(Wed) 16:35:14

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 兄を慕う妹のような顔で笑いかける。
  大丈夫です、というように。

  フランベし終えたフライパンの中のオレンジ。
  無意識の緊張をゆるりと解き、
  いたずらっぽく眦を緩めた。 ]


  妹も心配ですよ。
  こんな風にやさしくしてもらっちゃったら
  お兄ちゃんを好きな人に、嫉妬されたりしないかなって。


[ なんて。* ]


 
(57) 2023/03/15(Wed) 16:35:46

【人】 厨房担当 マシロ

 ― あにといもうとと、こい。 ―



  ……良かったです
  けいちゃんが、誰かに少しでも話せてたの。

  どんなことでも、自分だけで抱えるのは、しんどいから


[ 不意の沈黙も、向けられた話題への揺れも。
  "謝りたい"に帰着するまでの、感情の流れも。
  この聡い先輩兼お兄ちゃんには察されているのだろうし
  だからこそ気にかけてくれているな、とも。>>72

  他のスタッフより、瑞野の口数は少ない。
  自分が笑顔で話し掛けてそれを聞いてもらうような
  そんな時間を過ごす方が、寧ろ多い気さえする。

  踏み込みすぎず、ただ、見守っていることは教えてくれる
  ──そんな彼が自ら線を越えて来た。
  その重みは妹も、しっかり受け止めているつもり。>>73 ]

 
(77) 2023/03/15(Wed) 19:33:24

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 余計なお世話なんて、とんでもない。>>74
  うさぎの穴で自分が得たものはあまりにも大きくて
  これから先もきっと膨らんでいくのだ。
  "世話を焼かれる"経験は、幾つ増えても嬉しいもの。 ]


  ふふ。
  "やりたいと思ったときが、始めどき。"ですっけ?

  私、押されたがりなので。
  相性良いですよ、お兄ちゃん。


[ 返された笑みの中、少しの悪戯めいた色を汲み取って
  くすくすとこちらも笑い返した。
  何せ仔獅子を突き落としたのは、此方もなので。

  緩められた双眸の色と言葉に、しっかりと頷いた。>>75
  オレンジのうさぎがプレートの上で笑っている。
  酸素が巡れば炎は青くなって、きっと、
  ──つめたい雪も解けるはず。 ]

 
(78) 2023/03/15(Wed) 19:33:47

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ────ちょっとだけ、悪戯のつもり、だった。
  瑞野が見たことのない色で高野へ微笑んでいたことと、
  高野が"好きな人へ告白する"と言った相手は
  必ずしも、結び付き合うとは限らない。

  けれど何故か妙に、私は確信づいていたものだから
  動揺してくれたら恋の実の色の行方を知れるのに、って
  甘い計算をしていたのだけれど。 ]


  …………えっ


[ 寧ろ 嫉妬するところが 見たい。
  その後で 思いっきり 甘やかす。以下二回リフレイン。

  おやおやおや、お兄ちゃん?
  炎は青い方が熱くって、貴方の被っている帽子の色は
  青よりも少し深い色。
  零れた言葉は、炎より帽子の色より、あつい。 ]

 
(79) 2023/03/15(Wed) 19:33:53

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 少しの間を置いて、まなじりを緩めた。
  ──……そっか。
  桜咲けと祈ったあの日の願いは、花開いたのか、と。 ]


  苦労しますね、お兄ちゃんの大事な人
  そんなのされたら離れられなくなっちゃいそう。


[ いや、寧ろ本望だったりしますかね。
  どうでしょう、お客様?

  コーヒー味のアイスボックスクッキーをプレートへ並べ
  フランベを終えたオレンジを見栄え良く敷き詰める。
  仕上げのバニラアイスは、速崎へサーブする時に。

  やや時間を置き、私はもう一度彼を見上げて ]

 
(80) 2023/03/15(Wed) 19:34:03

【人】 厨房担当 マシロ

 

  嫉妬した恋人を甘やかして独り占めするの、
  相手も離れられなくなっちゃいそうですけど
  こっちも相手以上に手離せなくなっちゃいますよ。

  ……まあ、それがむしろ幸せだから
  恋って楽しいですね、お兄ちゃん。


[ また今度ゆっくり聞かせて貰いますからね、と
  念を押すことは忘れない妹なのでした。* ]

 
(81) 2023/03/15(Wed) 19:34:09

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……せきにん、


[ >>86 貴方の顔は残念ながら見えなかったけれど
  その言葉は確かに私の耳へ届いた。
  責任。……責任を取る。
  動けなくなった今日の身体への意味合いだと分かっても
  茹った頭は、つい、左の薬指をなぞってしまって。

  は、とした顔でふるふると布団の中で頭を横へ動かす。
  ああもう、本当に欠勤が出たりしなくて良かった。
  こんな浮かれた頭と気怠い体では、
  働いてもぽんこつを極めてしまうので。 ]

 
(120) 2023/03/15(Wed) 21:55:31