人狼物語 三日月国


180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 未國 聖奈

 

── 回想・1dayお昼休み:未早と ──

 
 次々に並べた小さな願いに
 未早がちょいちょい反応してくれて>>1:625
 反応を見ながら、あたしは続々と願い事を言う


 「 好きな人くらいいるっしょ
   まつ毛も1cm伸びたらまじ、
   絶対目のメイクとかしなくて済むからね 」


 カレーパンはギャップがある。
 ギャップ萌えを狙ってるのかもしれない。
 焼きそばパンは裏切らない。それはそう。
 だけどそれは主食×主食じゃない?って
 あたしの主張は伝わったかどうか
(どっちでもいい)


 
(63) 2022/10/17(Mon) 7:43:44

【人】 未國 聖奈

 


 「 ね、実感わかない。
   だけど思った以上にオオゴトだしやばいし
   ちゃんと考えたほうがいいのかも、って感じ
  
   魂取られるかもって噂もあるよ
   やだなあ、カレーパンの代わりに魂取られるの 」


 噂って、こういうところから尾鰭がついて広まってくし
 ほかでもないあたしみたいな人間が広げてくんだなって
 ……当のあたしは気づくこともなく、
 魂取られる説を、勝手に周りに広げていくのだ


 
(64) 2022/10/17(Mon) 7:44:07

【人】 未國 聖奈

 


  
魂賭けられる願い事なんて、ひとつもないよ

 「 願い事、ありすぎて困るよ 」


 どっちだって本音。
 心の内側と、建前をごちゃまぜにして、
 あたしは残りのカレーパンを口の中に放り込んだ。 **

 
(65) 2022/10/17(Mon) 7:44:30
未國 聖奈は、メモを貼った。
(a10) 2022/10/17(Mon) 7:48:22

【人】 未國 聖奈

 

── 2nd day ──


 モノローグが流れるとしたら、『2nd day』>>n0
 あたしたちの二日目はちゃんと来た。

 期限が三日間なだけであって
 三日後に願いをかなえるとは誰も言ってない。
 だからさあたしたちの日常を変える♀閧「を
 既に誰かがお願いしていたとしたら。
 ちゃんと来ないかもしれないでしょ。二日目。


 昨日よりかは視界は良好。
 通学路、誰かに会えば挨拶するし、
 今日は、筆箱も食べないし、移動教室も忘れない。

 それでももしかしたら
 朝のコンビニ、鬼のような形相で
 カレーパンを睨む未國は居たかもしれない。

 
(89) 2022/10/17(Mon) 8:12:35

【人】 未國 聖奈

 


   長くて短い三日間。
   それが過ぎ去るまで、隠れていたい気分だった。

   高校三年間、あんまり授業をサボったことはないけど
   昨日から碌に、授業内容なんて頭に入ってこない

   遠くにいけるなら、それでもいいな、って
   あたしは、もうすぐ授業が始まるというのに
   昇降口で、逃げ出すための靴を履いている。 *


 
(90) 2022/10/17(Mon) 8:13:39
未國 聖奈は、メモを貼った。
(a12) 2022/10/17(Mon) 8:15:48

【人】 未國 聖奈

 

── 午前中:世良と ──


 「 ………一分??? 」


 靴紐を結び終えて立ち上がろうとしたその時に
 メッセージのアイコンに新着マークがつく
 返事は簡潔に「あと一分待って。」それだけ。

 1分待ったら何かが変わるんだろうか。
 1分待ったら…きっと授業のチャイムが鳴る。
 眉間に皺寄せて、その言葉の意味を考えて
 何かスタンプでも送り返してやろうかと、
 せっせと適切なスタンプを探している間に
          
              
一分経った

         ─── チャイムが鳴った。

 
(116) 2022/10/17(Mon) 14:08:50

【人】 未國 聖奈

 


 聞き覚えのある声 >>105
 振り返れば息を荒げた世良がいて
 遠くに逃げる、お誘いひとつ。

 これは悪だくみなのか
 かくれんぼの一環なのか
 それとも世良にとっての人助けなのか

 ……どれでもいっか。

 あたしにとっての救いの神様なのだとしたら
 理由なんて、どれでもいい。


 
(117) 2022/10/17(Mon) 14:09:29

【人】 未國 聖奈

 


 「 とりあえず走ろ! 」


 早口でそう言うと、どこに行くかも決めぬまま
 まっすぐに校門まで走り出す。

 部活を辞めて鈍った体が全速力で悲鳴を上げる
 足の速さ、やっぱり世良には勝てないよ。
 
 どこに逃げようか、って提案したのは
 校門の外に飛び出して、人の目が無くなってから
 逃げたいって言ったけど、どこに行くか思いつかなくて
 世良ならどこに逃げるのがおすすめ?


 
(118) 2022/10/17(Mon) 14:10:21

【人】 未國 聖奈

 

 だから、あたしは聞くの。


 「 人が少なくて息はしやすいけど
   神様には見つかりやすい静かなとこと、

   人が多くて息がしにくいけど
   神様には見つかりにくい騒がしいとこ、

   世良ならこういう時、どっちに逃げたい? 」


 ほら学校の近くにはおあつらえ向きな
 静かな公園も人の多い繁華街も、どっちもあるでしょう?*

 
(119) 2022/10/17(Mon) 14:11:06
未國 聖奈は、メモを貼った。
(a19) 2022/10/17(Mon) 14:13:34

未國 聖奈は、メモを貼った。
(a23) 2022/10/17(Mon) 19:29:48

【人】 未國 聖奈

 

── 午前中・世良 ──

 走って、歩いて、逃げて、隠れて
 辿り着いた公園は、息が聞こえるほど静かで。
 お守りのお詫びには首を横に振って大丈夫って>>238

 話す場所に選んだのは滑り台
 場所なんて天の神様の言う通り、で選んだって
 きっと微々たる差だった。
 
 見てるものが違う、に少し微笑んだ
 人間ってたぶん早々分かり合えない
 馬鹿みたいに何も考えないで生きてきてたら
 そんなこと、どうでもよかったのに
 考えちゃうから、人間の違いによく気付く。



 「 …両方かな 」


 聞いて欲しいのか、聞きたいのか。
 あたしは、そう答えてからゆっくり息をする。

 
(278) 2022/10/18(Tue) 2:42:25

【人】 未國 聖奈

 


 「 世良はさ、
   願い事って、すんなり決まりそう? 」


 暗に含ませた、じゃああたしの願い事は ──
 そういうニュアンスを込めた声色で、世良に尋ねる
 すんなり決まらない、というのなら、
 多分少しだけ、意外そうな顔をしてみせた。
 首を縦に振るなら……そっか、って。

 
(279) 2022/10/18(Tue) 2:43:09

【人】 未國 聖奈

 

 「 なーんも考えないで生きてたから。
   突然、三日間を与えられて、
   正直さ、困惑してる。
   幽霊半信半疑だったし、付き添いだったし
   行けたら行く、だったし。 」


 滑り台の階段を登っていく。
 スカートだから、当然そのへん気を遣いながらだけど。
 たぶん、見えてない。大丈夫。

 
(280) 2022/10/18(Tue) 2:44:28

【人】 未國 聖奈

 

 「 ひとつ。
   みんなが何を願ってるんだろって、
   突然、みんなが知らない人になっちゃった

   幽霊に頼み込んでまで叶えて欲しいこと
   そうじゃないと、叶えられないこと
   ほら、代償が必要みたいな噂もあるじゃん
   そうまでして、願いたいこと

   …あたし、お節介だからさ
   誰かの力になりたい、って思っても
   踏み込めなくて、踏み込み方が分からなくて
   そしたら世界が全く知らないものになっちゃった

   …これが、ひとつ。 」


 滑り台のてっぺんは、空に近い。
 ……見つかっちゃうな、こんな場所だと。
 あたしは、空を仰ぐ。

 
(281) 2022/10/18(Tue) 2:45:31

【人】 未國 聖奈

 

 「 でもそうするほどの余裕すらない、ってのが
   多分もっと大きい、もうひとつ。

   人に言われて、気づくよ
   あたし、願い事叶えてもらいたいんだって
   だから必死に自分の中、探すけど
   探せば探すほど自分が空っぽなことに気付く

   それがね、怖いんだ
   周りのみんなは悩んで、迷って生きてるのに
   あたしにはなんもなくて、
   それを…幸せだね、って言葉で括られたりして
   こんなに。こんなに何も無いことが、
   あたしにとっては、怖いのに。 」


 あたしはきっと、1ミリも幸せそうじゃない顔で言うよ

 
(282) 2022/10/18(Tue) 2:46:33

【人】 未國 聖奈

 

 「 毎日楽しいよ。
   誰かの幸せを祈って生きることも
   あたしの、性にあってるよ。
   でもあたしは、自分の幸せだとか想いだとか
   そーゆーの、大事にしなきゃって、
   ぽん、と三日間の猶予を与えられて
   考えさせられて

   ……探しても、探しても、見つからなくて 」

 
(283) 2022/10/18(Tue) 2:47:04

【人】 未國 聖奈

 

 「 なのにね。
   この後に及んでも、
   やっぱり自分優先じゃなくて、
   誰かのことも、考えようとしちゃうから

   …だから、パンクする
   何事もなく三日目が過ぎちゃえばいい、って
   思って……… いまここ。 」


 滑り台を一気に滑り降りる。
 こんなふうに、一気に三日間が過ぎたらいい。

 …過ぎたら良いって、言葉では言うけど
 多分あたしの顔はそんなふうに思ってる表情じゃない
 
 過ぎてしまったら、後悔するんだろう。
 何も出来なかったこと、何も願えなかったこと
 ……それも、わかってるから、しんどいんだよ。 **

 
(284) 2022/10/18(Tue) 2:50:08
未國 聖奈は、メモを貼った。
(a39) 2022/10/18(Tue) 2:55:12

【人】 未國 聖奈

 

── 閑話 ──


   あたしは、あたしで在りたい >>1:256


      でもそのあたしが
      どうしたって見つからないんだ

      誰かが観測したあたしは
      誰かが想像しているあたしは
      本当のあたしなんだろうか



 
(345) 2022/10/18(Tue) 7:53:02

【人】 未國 聖奈

 

 誰かが仲間だと思ってくれているあたしは >>94
 本当の、あたしだろうか
 
 午前中の教室で、不在の席を眺めて >>247>>338
 想像されるあたしは、本当のあたしだろうか

 コンビニで朝早く、観測された鬼のような形相は、
 ─── ああそれは、あたしかもしれない。 >>140

 
(346) 2022/10/18(Tue) 7:53:27

【人】 未國 聖奈

 

    誰かを助けたい
    願い事を叶えたい
    誰も助けられるはずない
    願い事なんてひとつもない


    そのどれもが、あたしで
    矛盾ばかりが自分の中に混在する

    だから、苦しい。 **


 
(347) 2022/10/18(Tue) 7:54:35
未國 聖奈は、メモを貼った。
(a43) 2022/10/18(Tue) 7:55:30

【人】 未國 聖奈

 

── 世良と ──


 どう願うかは悩んでいるけれど
 願い事自体は決まっている ── >>372
 そう話す世良に、あたしは心の中身を零す

 あたしでさえ整理しきれていないんだから
 巧く伝えられなかったのは当然で、
 
ましてやあたしと世良は、きっと、違う。



 「 ……うん。三日は、短いよ 」


 三日で決められるわけない。>>376
 その言葉に、あたしは昨日どこかで溢したのと同じ
 三日は短い、という感覚を吐露する。

 
(380) 2022/10/18(Tue) 14:51:52

【人】 未國 聖奈

 


 願い事を見つけることも、
 願うかどうかを選択することも、
 誰かのことを救うことも、
 誰かの願い事を問うことさえも、

 大切な幼馴染がどこかで悩んでいるときに
 寄り添ってあげる余裕すら、持っていないことも


 何を諦めるかしか自分たちに選ぶことは出来ない。>>376
 ────── その通りだ。だけど、



 
(381) 2022/10/18(Tue) 14:52:19

【人】 未國 聖奈

 


 「
…ッ
、忘れることなんてできるわけな、 」


 その言葉に驚いて目を見開いて、世良の方を見上げて
 今日イチ大きな声を出して、反論しかけて、ああ……

 ああそうか、って気づいてしまう
 目が左右に泳ぐ。短く息を吸い込む。
 あたしはそれができるって気づいてしまう。

       
   『
忘れさせてください



   それだって、充分願い事になるということ
     気づけないほど、浅はかではなかった。


 
(382) 2022/10/18(Tue) 14:52:54

【人】 未國 聖奈

 


 どうしてだろう。
 泣きそうになりながら世良の言葉を聞いた。
 無理に叶えなくていい、その言葉が
 ただただ甘くて、残酷に響く。 >>378


 
(383) 2022/10/18(Tue) 14:53:16

【人】 未國 聖奈

 


   自分の願いを叶えなくていいのなら、
   いいのなら ─────── ?

   何かが言葉になりそうで、ならなくて
   自分の中で浮かんでは消え、浮かんでは、

      
      そんなもの、普通はないんだよ。
      世良の声が、耳に届いて、

      ぱちん、と弾けた。


 ──── 言葉が、色彩を取り戻す。

 
(384) 2022/10/18(Tue) 14:54:19

【人】 未國 聖奈

 


 「 普通は? 」


 多分まだ、泣きそうな顔をしてたと思う。
 だけど目はしっかり世良のことを見ていた。
 
モノクロの世界の中で、言葉に想いが宿る。

 

 「 世良には、あるの? 」


 さっきは踏み込まなかった願い事。
 だけど、あなたの言葉で目が覚めた。

 はぐらかすのかな。
 その噤んだままの口は、
 あたしには、開かれないままなのだろうか。


 
(385) 2022/10/18(Tue) 14:55:48

【人】 未國 聖奈

 


    自分の願いを叶えなくていいのなら
    世良が言う通り、今はその時じゃないのなら

    ……あたしには
    誰かのことを想う余裕ができるんだよ。

    世良は、気づいてた?


 
(386) 2022/10/18(Tue) 14:56:38

【人】 未國 聖奈

 

   あたしは、

   自分のしあわせを、
   願い、欲せる人間になりたい 
>>1:256

   だけどそれができないのなら
   せめて誰かのしあわせを願いたい 

   願い事がほしい
   想いがほしい
   あたしの気持ちを、知りたい。


   だけどそれができないのなら
   せめて誰かの気持ちを、知りたい。



 迷っていた気持ちが、
 だんだんとあたしの中で色づいていく。

 
(387) 2022/10/18(Tue) 14:57:41

【人】 未國 聖奈

 


 「 踏み込み方がわからなかった
   踏み込む余裕がひとつもなかった
   世界が全く知らないものになっちゃった

   でも
   世良は、余裕がないなら願わなければいい、
   世良は、全部忘れたらいい、って言ったよね

   それでも、何もできなくて、忘れるのは嫌だよ
   それなら、何もかも知って、忘れたいよ

   普通は、ない、って世良は言った。
   じゃあ、世良はどうなの。

   そんな意味ありげなこという友達のこと
   あたしがほっとけるわけないじゃん。 」

 
(388) 2022/10/18(Tue) 14:58:05

【人】 未國 聖奈

 


 「 約束する。

   あたしのおせっかいじゃ抱えきれないほどの
   重たい大荷物だったなら。
   世良が、忘れてほしい、と願うなら。

   あたしは『
必ず忘れるよ
』。

   それでも。
   すこしでも、荷物が軽くなるのなら。
   あたしにだって、手伝わせてよ。

   今だけは、一緒に抱えたいよ。 」

 
(389) 2022/10/18(Tue) 14:58:25

【人】 未國 聖奈

 


 「 おせっかいでごめんね。
   でも今こんな場所じゃ、神様とあたししか、
   世良のこと、見てないから。……大丈夫だよ。」

 根拠のない大丈夫を口にして
 滑り台の下から、あたしは世良のことを見上げている。*

 
(390) 2022/10/18(Tue) 14:58:57