「流石卯波。用意がいい。
かき氷食いすぎて寒くなったら卯波に借りよ。
…なるほど?じゃあカーディガン取り上げるのは酷か
かき氷の食い過ぎには気をつけるかぁ」
多分関係なくそれは最初から気をつけて欲しいとか言われそうだが
俺は小さい頃から後先考えたことがない。
変わってないらしいのできっとお墨付きだ。
「分かられてんなー、俺。
気を使われたんだかヘイトを俺だけに集めたのか分からんがサンキュー」
普段通りの親友の格好に、アキラはいつもと同じなんだな
とか言いながら、それでも私服仲間がいた事に安堵した。
「お、花火健在なのか。
いやー、ホントにな。こんな田舎の村に花火打ち上げる費用どっから捻出してんだろうな。
昔は気にしたことなかったけど成長と共に謎に疑問湧いてくんのなんかウケるな」