人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 ]『運命の輪』 クロ

[どれくらいそうしていたか。
今度はもう離れない、ずっと一緒にいる。
その気持ちを示すように。]

……今日はマドカと寝る。

[時間の流れはよくわからないが。
ひしとしがみつき、離れない、を実行に移そうとしている。

それこそ、洋館に保護されたばかりのように、すっかり甘えっ子に戻ってしまったようだ。でも今日くらいは許されていいと、クロは自分に甘い判定を出した。]

神様、神様も一緒ね。
あったかくて大きい布団が要るね……

[涙を残した顔で、本当に嬉しそうに笑ったのだ。**]
(355) 2022/12/25(Sun) 8:35:48

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 食堂/シトラと ――


[無事でよかった>>292と言ってくれる人が、
近くにいることは幸いだ。
チェレスタの言葉から、言いたいことを汲み取ってくれたことについては、>>293
よく気がつく子だと思いながら、神妙な顔つきで頷いた]


  ……そう、思う。
  揃っても滅ばなかったって思ってくれる人だって、
  どこかにはいると思いたいよ。でも――
  もともと証持ちに優しい人って少なかったし。
  その人だって世界の状況を見れば考えを変えちゃうかも。


[あくまで客観的な風に事実を述べる。
自分が見て聞いて触れたものを伝えれば事実の補強になるけれど、
シトラは優しい子だから、自分のことのように傷ついてしまうかもしれないからやめた]
 
(356) 2022/12/25(Sun) 10:20:19

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[宗教を信じていようがいまいが、
証持ちの内面を知らない者達にとって私たち証持ちは、
遥か昔の物語の登場人物の生まれ変わりにすぎない。
だから、中身がすっかすかの人形を攻撃するかのように、
証持ちを傷つけることができるのだ。

証持ちは空の器でなく同じ人間なのだと知らないから、
否――知ろうとしないから。

私たち証持ちを傷つける心は憎悪ではなく無知と無関心だ。
好意の反対が無関心であるのと同じこと。

ヒナギクが広告塔に立ったことで世界は変わったのかな?
チェレスタには判断できそうもなかった。この心は一度無知と無関心に殺されかけたからだ。
長い時間をかけてじわじわと]
 
(357) 2022/12/25(Sun) 10:20:56

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ただのチェレスタは好きなように歌うことを夢見た。
少なからず世界を広げる努力もした。
洋館に遊びに行き始めたのもそのひとつだ。

だけど。
ひとりでも大丈夫になれるようにと歌い続け、証持ちであることを隠して舞台に出て。
時折洋館に遊びに行く。
そのような日常を繰り返していれば否が応にも気付いてしまった。
いくら頑張ったところで、希望など、砂粒程度にしか存在しない。
証持ちだからという理由で私を見てもらえなくなるこの世界には。

それでも何かを変えたいと、
世界は無理でも自分の周りは変えたいと思ったことはあった。
だけど世界の色んな所を巡って、変えられたという実感を積み重ねるよりも、
歌うことを楽しめなくなって心にぽっかりと穴が開いてしまう方が早かった]
 
(358) 2022/12/25(Sun) 10:27:07

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[シトラの感じたことは間違いでもなく、>>293
シトラの知らない理由で、チェレスタは何かをする前から諦めようとしている。

だが、諦めることに慣れているはずのこの心に、
自覚しないうちにひびが入っていたらしい。
名前を呼びかけられて、己が何を言ったかに気付き、>>295
その後はちゃんと強がってることに自覚はあるけれど、それしかできなくて。
やがて声を聞いた。チェレスタを励まし続けるシトラの。>>296


あれ、と思った。
シトラが勇気を出し始めたのは、チェレスタの認識だと、
アリスの誕生日のお祝いに歌を歌う計画が始まってから。

でも、あの時と比べて今は、勇気を出すまでもなく、
自分の言葉で話せているんじゃなかろうか。
(時々つっかえながら、ではあるけど)]
 
(359) 2022/12/25(Sun) 10:44:36

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[いつから、だろうか。
勇気の種が急速に芽吹いて伸びるには、栄養が要る。
それらはこの数日で急激に得られたものなのか、それとも、
ずっと前からシトラの中に蓄えられていた思いが、ここで養分となったのか。
いっそ両方だったらいいな、と思う。チェレスタの「大丈夫」も含まれていたらなんか嬉しい……なんて]


  うん、……私も信じたい、なあ。
  あの人たちは、強いから。
  世界になんて負けたりしないって……。


[私もまた会いたい、とは言えなかった。
だけどチェレスタの中ではこう言えただけでも偉大な一歩だった]
 
(360) 2022/12/25(Sun) 10:45:38

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  ……聞いてくれてありがとう。
  頼りないなんてことはないよ!
  こうやってホットチョコレートを、振舞ってくれるのも、
  みんなの助けになると思うし。

  あと、その……、
  強くなったね、シトラ。
  どう、とはうまく言えないんだけど……。

[うまく言えないのでホットチョコレートをゆっくり味わうことにした。
甘い香りが何故だか目の奥をツンとさせるけど、
せっかくの一杯をしょっぱい味にするわけにはいかない。
目は潤んでないのでセーフである]

  ……ふー。
  うん、美味しい。

[美味しいと感じることは幸いである。
この心はまだそう感じることができている]
 
(361) 2022/12/25(Sun) 10:52:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[いつか、また大きな壁を心に作ってしまいそうな時。
それをシトラに吐き出せるかどうかはまだ分からない。
未来は未知数であるからして。

しかし、今のチェレスタは「良いこと」について訊かれればまるっと吐き出した。>>297
すなわち、エーリクの部屋を訪問し、どのような話をしたか。
途中でしょげた顔は見せたものの、話せてよかったのだから、
締めくくりの表情は穏やかなものだった]

  ……シトラは、――ええと。
  シトラも。どうだったの。
  なんだか大丈夫な気がするけど。

[箱庭における『節制』と『運命の輪』。
洋館におけるシトラとクロ。
もちろんこれらは同じでなく、そうして、結末も同じでないと。
今頑張ってるシトラの姿が証明してくれるように思えた。

2匹目の羊をプレゼントしてくれるよういつか頼んだ少年の姿が、
今は新しい箱庭にあるとは知らず*]
 
(362) 2022/12/25(Sun) 10:54:21

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

───シトラと

 ええ、お邪魔します。

[ 温かく出迎えてくれる彼女に頷きながら、
食堂のテーブルにつく。

 急がなくて大丈夫、って、
 その背中に声をかけながら、
 ふと昔を思い出し、
 自然に話せるようになった“今”に感謝する。
 売店の奥でお茶することが多かったかな?

 たまにはこうしてここで話す時は、
 故郷の話だけでなく、彼に聞かせたくない話を
 ここだけの話、
 と打ち明けたこともあっただろう。
でも、自分の話をするよりも、彼女の、大事な人の話をねだることの方が多かったと思う。


 同郷とはいえ、風習の違いは大きかったけれど、産業については互いに参考になるものが多かったのではないだろうか?

 けれど、今したい話はというと、
 やはりこれからのことで。

 ありがとう、とカップを受け取って、
 彼女も席につくのを待った。]
(363) 2022/12/25(Sun) 11:04:59

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ


 …そうね、今までどおりではいられない。
 それは、私もそう思う。

[ 故郷の者と連絡が取れていれば、
 村の状況よりも自分の心配をされていただろう。
 無事だと伝えれば、
 普段はなるべく早く戻ってほしそうな彼らが、
 洋館が安全なら、しばらくはそちらに、と言っていたから、
 全く被害がないわけではなかったのだろう。]


 世界も、私たちも、変わっていかなくてはいけないわね。

[ ならば、なるべく望む方へ。
 まっすぐに自分を見つめてくれるようになった彼女のように。]
(364) 2022/12/25(Sun) 11:06:32

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ


 シトラの歌がまた聞けるのなら、
 春が来るのが待ち遠しいわね。

 楽しみにしてる。

 私にもシトラの誕生日をお祝いさせてね。

[ もしかしたら散り散りになってしまうかもしれない。箱庭に行く者もいるかもしれない。
  
 洋館の存続もどうなるか未知数だけれど。

 それでも次の誕生日を迎えること。
 できればその日は       と   、
 願うことは許されるだろうと*]
(365) 2022/12/25(Sun) 11:07:53

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── チェレスタへの旅の相談 ──


 チェレスタ、頼みがあるんだ。

[彼女が応じてくれるなら、少し時間をとってもらって、
 ベルと洋館を出る予定だという事を伝え、
 旅に関するいろいろな話を教えてほしいと頼む。

 初歩的な注意事項から、遭遇しないだろうレアケースまで。]

 本での知識だけじゃ足りないと思って。
 生の体験談は何にも勝るから。

[お礼はヒナギクをあしらう用のど飴の余りや現金くらいしかなかったため本人の希望を聞いたりもするだろう。
 一座の旅と個人の旅では勝手は違うだろうけど、
 それでも困った事に共通点はあるだろうから。]
(366) 2022/12/25(Sun) 11:10:24

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[注意点はメモに纏めて後で改めて考えるつもりで。
 そして話を聞いている時に、ふと、]


 そういや、洋館を出る前にもう一回くらい
 チェレスタの歌を聞いておきたいな。

 君の歌が好きだったのは本当だからね。

[洋館に滞在している時に時々彼女の歌を聞きに行った>>1:439
 その時に昔住んでた場所でも旅芸人を見たという話もしただろう。彼女たちとは別の一座だろうけど。その時に彼女の旅の話など>>4:275も聞けていただろうか?]
 
(367) 2022/12/25(Sun) 11:10:39

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[あの時は、自分が旅をすると言う発想などできなかったけれど………]


 …… もう一つ、今、頼みができた。
 見てほしいものがある。


[と言うと、懐からカードを取り出した。あと飴玉。
 彼女の目の前で披露するのはカードマジックと、飴玉を使ったボールマジックだ。
 小さい頃から鍛え続け、洋館に来てからの5年間でもバレた事のないイカサマ、窃盗の原点。]


 こういうので、金ってとれると思う?


[バレないに基本を置き命を懸けていた事で技術だけは一流だが、芸としての花はない。といった感じだろうか。チェレスタがどう思うかは解らないが、どんな言葉でも素直に受け入れただろう。*]
(368) 2022/12/25(Sun) 11:10:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── クロについて ──


[クロの部屋に直接いく事はないだろうから、
 その話は誰かから聞いたものだろう。]


 は?


[クロが箱庭に行った事>>216
 置手紙があった事、それに呆れたような声を出した。]



 はあ??



[そうしてクソデカため息を吐く。
 らしいと言えばらしい。彼の真意も解らない。]
(369) 2022/12/25(Sun) 11:35:44

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[少しだけクロの部屋をのぞいてみる。
 いなくなったなんて嘘みたいな部屋だ。

 目についたのは前にやった変な置物。
 置いてったのか。そりゃそうか。デカいからな。
 その内神様が取りに来てくれるとは思っていない。]



 ………



[妙に腹立たしくなった。]
(370) 2022/12/25(Sun) 11:36:27

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[その置物に手紙をつけて、
 花畑のあの未練がましい扉の中>>4:n2
 放り込んだ。

 モノだけで届くかは解らないが、
 帰ってこないならどうせ棄てられるものだろう。]


 フン、


[それでおしまい。]
(371) 2022/12/25(Sun) 11:36:43

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ



 『 羊はいたか? 』


[手紙はそれだけのシンプルなもの。
 下に何か不自然な空欄があったろうけど、
 『ラーン・インク>>0:39』なんて持っていっていないだろうクロがその部分の内容を知る事は、置物が届いていたとしても、もうないだろう。*]
(372) 2022/12/25(Sun) 11:37:01

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── ユグ ──

[ユグには洋館を出る事等
 言うつもりはなかった、最初は。でも、なんとなく。]

 俺が居なくなって清々するだろ。

[というつもりで教えた。
 本当にそう思ってくれていたら楽だったんだが。


 荷物の整理中に捨てるのもな、でも持っていくのもなあ、と迷うものをいくつか見つけた。ブローチも栞もあの羊ほど嵩張らないからいいんだけども。

 ベルが喜ぶかもと思って狙った射的。
 でもよくよく考えると射的代を出してもらっている。
 これをベルにやるのは癪だ。
 そんな気持ちから放置して礼拝堂に置きっぱなしにしていたこれ。ベルを通して返却されたけど。また礼拝堂に置きなおしてくるか?とか最悪な事を考えつつ、手にもって移動しているとユグに会った。]
(373) 2022/12/25(Sun) 13:29:58

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 あー。

[癖で回れ右しそうになる、けど耐えた。
 ちょっと微妙な顔は隠せなかったけど。]
(374) 2022/12/25(Sun) 13:30:16

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 あ、そうだ。

[持て余してた蝶の栞、
 そのままユグに持たせて、ぽん、と肩を叩く。]


 餞別。

[そう笑って言い残してそのままその場を去った。
 これで返却される事はないだろう。という軽い気持ちで。*]
(375) 2022/12/25(Sun) 13:30:20

【人】 XIV『節制』 シトラ

── みんなの幸せを心から願うひとと



  そう、……ですね
  わたしは、この世界が……大切だった。

  その気持ちは、いまも…… 変わって、ません。


[ 『わたしはこの世界をほんとうに愛せているのか』
 それは、神様に選択を突き付けられてから
 何度もわたし自身に問い続けてきた問いだった。

 ……ちゃんと大切に想えているのか
 本当のところ、まだ自信は持てなかった。

 世界を呪うより、神様や他の誰かを呪うより
 己を呪う感情の方が強かっただけかもしれない。
 短い人生の中で間違いなく幸せだと思える今
 すべて終わらせられるならそれも良いのかも、なんて
 一瞬でも思ってしまったわたしもいた。

 今は守りたいと心から望んでいる世界を恨む日も、
 いつか来てしまうのかもしれない。それでも ]
 
(376) 2022/12/25(Sun) 13:38:20

【人】 XIV『節制』 シトラ



  はい、わかりました ……って
  簡単には、わたしは、捨てたく、ない…………

  何を言われたって、苦しくて、泣きたくなっても
  生きていたいと思わせてくれたのも、この世界だから
  
  でも、……そう
  ユグさんにとっては、違ったん……ですね。


[ 彼の生い立ちを詳細に尋ねたことは、きっとなかったし
 わたしも自分の生い立ちについて語ったことは、なかった。

 生まれ落ちた環境がもしも逆であったなら
 わたしも同じことを考えていたのかも、しれない。>>283]


  ユグさんがどんなに必死で説得してくれても
  かつてのようにはならないって
  させない、って 言いきってくれたと、しても

  きっとわたしはその言葉を信じきれなかったし
  壊れた世界のことばかり考えてしまって、

  すべてを忘れて箱庭で幸せには……
  なれなかったと、思います。

 
(377) 2022/12/25(Sun) 13:38:29

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ もしかしたら、神様なら
 辛い記憶だけを綺麗に消し去ることだって
 出来てしまうのかもしれないけれど。

 そうやって生まれ変わらせられたわたしは
 きっともう、わたしとは言えない。]


  ……良かった
  それを聴いて、ちょっと……
  安心、しました。


[ わたしから傷つけられたことなんて
 ただの一度もないと、心優しい彼は言う。>>284
 その直後に彼が見せた、堪えるような笑顔に>>286
 ああ、また考えなしに余計なことを言ってしまったと
 わたしは後悔する。

 わたしを気遣ってくれる言葉が、感謝の言葉が
 申し訳なくて、けれどひどくあたたかく感じられて
 わたしはまた泣きそうになってしまう。

 ずっと信じてきた理想を見つめ直せる勇気があって
 自分の痛みより誰かの痛みを悲しいと思えるこのひとは、
 本当に聡明で、努力家で 心優しいひとだったのだと
 もう4年も一緒に暮らしてきたのに初めて知った。]
 
(378) 2022/12/25(Sun) 13:38:50

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ほんの僅かでも何かが違っていたら
 いまのこの時間は生み出されなかった。

 なら、
 すこしでも、少しずつでも何か変えてゆければ
 一滴の雨もせせらぎになって、川になって
 いつかは海になりはしないかな。
 まだ知識として文字と絵でしか知らない、海に。

 >>287質問に重ねられた質問に目を瞬かせて
 思い巡らせているうち、彼の想いが吐露される。>>288

 限りなく正確に、丁寧に
 思考を言葉にしようとしてくれているんだろう。
 時折相槌を打ち、同意を示しながらじっと耳を傾けて
 やがて彼が自分で導き辿り着いた結論に>>289
 素敵な考え方だな、って素直な感想を抱いた。]


  22人みんなが、それぞれ望みのまま
  生きていてくれること……

 
(379) 2022/12/25(Sun) 13:39:13

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ……そうですね。
  みんながそれぞれに、望むように……

  ──ふふ
  ユグさんは、やっぱり優しいですね。


[ もうすこしだけ、考えて── こう答えた。]
 
 
  ユグさん わたし、
  この洋館で暮らすようになるまで
  お湯も、沸かせなかったんです。

  でもいまは、ホットチョコレートを
  自分で作れるように……なりました。

  みんなの、おかげです。


[ それがわたしの思う幸せにどう繋がるのか、と
 疑問に思われたかもしれない。
 如何せん、わたしは話すのが得意じゃないから
 思い付いたままに言葉を連ねる。]
 
(380) 2022/12/25(Sun) 13:40:03

【人】 XIV『節制』 シトラ



  わたしの送ったメッセージを見て、来てくれて
  美味しい、って飲んでくれるひとたちがいて

  ユグさんみたいに たくさんお話をして、くれたり
  わたしの話も、聴いてもらえたり
  これからのこと、一緒に考えてくれようとしたり

  抱えてた気持ちをすこしずつ 分け合って
  心を落ち着けたり、する
  そんなお手伝いが……

  ちょっとでも、できているのかな、って。
  そう、思うと……嬉しくて

  胸がぽかぽかして あたたかくて


[ だからそう、いま、わたしの思う幸せに
 あなたとこうして過ごせている時間も含まれている。

 そう伝えるように、眼鏡の奥を見つめて ]


  こういう気持ちを 幸せ、っていうのかな……って
  思ってるんです
  
 
(381) 2022/12/25(Sun) 13:40:19

【人】 XIV『節制』 シトラ



  だから、

  いま、わたしの思う幸せは……
  ユグさんの、さっきしてくれたお話と
  重なる部分もあって

  すこしだけ、違ってもいて……
  ……手伝って、もらえますか?
  

[ まだ淡く揺らいでいた望みがゆっくりと輪郭を成す。
 22人みんながそれぞれ望みのまま生きてゆくために
 わたしに出来ることは、まだ何もわからなくても ]


  ……わたし、

  少しずつでも、世界を
  わたしを、変えて……ゆきたい。

  わたしを、変えてゆくためには
  今のままじゃ ……だめだ、って
  そうも 思っていて

  でも、わたしの一番安心できる、居場所が
  いまはこの洋館なのも 本当のことで……

 
(382) 2022/12/25(Sun) 13:40:42

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 自分でも我儘だと思う。
 甘いと言われても仕方ないとも思う。

 息を深く吸い込んで、吐き出す。
 わたしの想いを、声にする。]


  いまも、神様の残した傷で
  苦しんでるひとたちが 
  外に……きっとたくさん、いる。

  世界の崩壊が防げたことを
  識っているのは、まだわたしたちだけで

  たとえ政府がもう大丈夫だって伝えても、
  この数日間の出来事が過去になってしまうくらいに
  本当に何もない日々が続いていかなければ
  信じきれないひとは……大勢いる、と ……思います。

  明日生きられるかもわからない不安や
  恐怖に怯えているひとたちから目を逸らして
  この洋館の中だけで今までどおり生き続ける方が、
  外よりは安全だろうのは 間違い、なくて

  幸せを望むなら、そうすべき
  なのかも、しれない とも……思う、の

 
(383) 2022/12/25(Sun) 13:41:05

【人】 XIV『節制』 シトラ



   でも……それじゃあ、
    きっと何も、何ひとつ変えられない。

 
[ わたしが、彼が、彼女が思い描いた夢は
 一歩でも進もうとしなければ絶対に叶わない。]
 
(384) 2022/12/25(Sun) 13:41:14