人狼物語 三日月国


35 【身内】Evolvulusのみぎり【R18】

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視点:


 


    ……はぁ、……っ大丈夫、か……?



[後ろに肘をついて汗ばんだ身体を起こし、
 想うひとの顔を見つめ訊ねた。

 後ろを拡げる指が止まっていないから
 其れ程でもないのかも知れないが――、

 自分が善かったぶん、苦しかったのでは。

 少しも萎えない割に少し冷静になった頭が
 この世で最も大切なひとを気遣っていた。]
 

 
[彼の方は……、或る意味、
 大丈夫ではなかったらしい。

 埋められていた指が抜かれていけば
 喪失感が訪れたのは
 ほんのひと時だ。

 ――逸物の熱さが、入り口に。]



    ……ッ ……ぅつ、お……ッ



[解してはくれたが、彼が大き過ぎるのだろう。
 指とは比べものにならぬ質量が
 窄まりの皺を伸ばし切りながら……、入ってくる。]
 

 


    ……っ、んん……、……っ



[身に受ける初めての感覚も凄まじいが

 誰も受け入れて来なかった
 心と身体の深いところで
 うつおぎと繋がっていく事実

 言葉にし難い感動に心が震えている。]
 

 
[背を柔らかな布に預け
 愛おしいひとを見つめる。

 硬かった門扉は
 先走りが含む気にあてられ
 受け入れたいと順応するように開き
 柔らかく侵入を許していった。

 其れから、もう離さないとばかり
 愛して欲しいとばかり
 肉竿に擦り寄り、吸い付く。]
 

 


    ……っん、……ぅん……っ!



[彼自身もそうだが、彼の半身も存在感が強い。
 ひどく大きいから息が詰まって
 自分も好いと肯くのは
 下手くそになってしまった。