人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 一度は自力で起き上がろうとして、
  へなへなと腰が抜け、上手く起き上がれずに
  結局貴方の手を借りたし、朝ごはんを作る準備だけは
  任せてしまう朝になったけれど。>>87

  混ぜてしまえば目立たない精神で生まれた個体。
  きっと自分も生産してしまったに違いない。
  料理人の自分ならともかく、今はただ
  恋人と初めて一緒に朝ごはんを作る 真白なので。

 
蜂蜜、バター。トッピングの甘さが喉を刺激する。
昨晩の彼の声や紡がれる言葉のあまさを思い出し、
……赤くなりかけた頬は、ホットプレートの熱のせい。
そういうことにしてください。
 ]


  …腰、ふらつかせてるの夜綿さんですもん
  ちゃんと支えてくださいね?


[ 長い袖は意識しないと指先まで隠れてしまう。
  つい楽しくて、余った袖をふらふら揺らしたりして。 ]
 
(121) 2023/03/15(Wed) 21:55:36

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ん、案外揃ってますね?
  足りないのは買い足そうと思ってたんですけど
  それなら器具はいらないかも。


[ 一人暮らしの成人男性にしては用意が良い。>>88
  それは別に他の女の影を疑っている訳ではなく、
  彼が焼いたであろうお菓子の方に意識が寄った。
  近いうちに「作って」とお願いしてみたい。

  自宅で着替えるついでに、彼の家へ持ち込むための
  他の私服や幾つかの化粧品類も纏めて鞄へ放り込んだ。
  首元で銀色のチェーンを光らせながら、買い物を終え
  はにかみながら"ただいま"を言って。


  ……ところで。ケーキを作ると言ったのに、
  どうしてボウルが全部届かない上にあるんでしょうね?
  「んん〜…!」と一度は頑張って背を伸ばしたけど
  届かずに、貴方の計画通り甘える結果に終わる。>>89 ]
 
(122) 2023/03/15(Wed) 21:55:41

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 洗い物くらい出来ます、と主張はしたけれど
  生まれたての小鹿みたいな朝と比較すればマシなだけで
  体が気怠いことに変わりはない。>>91
  食洗器に放り込むくらいの作業も、甘えてしまって。
  そうめんは少なめの量ならと答えて、一緒に食べる。
  秘伝は店長のものですからね、ないのも当然。 ]


  ────わ、きれい!
  お湯の熱に反応して中のジャスミンが咲くんですね。
  白雪公主……。


[ あのですね、最近何を見ても白を探すようになった、とか
  そんなことを言われると、自分の名前が浮かんで。
  ……夜に砂糖菓子みたいな声音で呼ばれたことまで
  思い出してしまうの、です、が。

  やっぱりこれ、責任取ってもらう必要ありますよね!? ]

 
(123) 2023/03/15(Wed) 21:55:49

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ いちごが一番好き、はまだ知らない貴方の情報。>>93
  これを機に知れるのは私の特権ですね。

  震えも迷いも恐れももうない瞳と声音、指先で
  素直に貴方へ微笑みを返す。>>94
  高校一年生の時に、誰の口にも入らなかったケーキ。

  一度も、誰も知らない、私のケーキの味。
  叶わないと諦めて、けれどいつかと願ったことが
  実を結ぶ現実は なんだか優しい夢のよう。 ]


  ……はぇ、 わ、わたしもですか、?


[ 少しだけ噛み締めていたら、
  ケーキを撮っていたレンズがこちらへ向いていた。>>95
  驚いて、ちょっぴり間抜けな声を零して、
  ポニーテールを結び直し、前髪を整える。 ]
 
(124) 2023/03/15(Wed) 21:55:57

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ケーキを焼く時は腕まくりしていた、
  淡いクリーム色のタートルネックのリブニットセーター。
  袖を戻せば、指先が半分見えるくらいまで覆われる。

  「少し待ってください」と言って、慌ててキッチンに戻り
  置いてあったクッキーの写真を取ってきて。 ]


  これも一緒がいいな、って 思って。


[ 私がもう一度、一歩を踏み出したいと思えた切欠。
  データがスマホに送られてきても、二枚目が現像されても
  この一枚目が私たちの全ての始まり。

  袖から覗いた指先で写真を持ち、
う。
  ──貴方が好きでたまらないというような顔で。 ]

 
(125) 2023/03/15(Wed) 21:56:05

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ それから、貴方が私に寄り添うように近付いて>>96
  レンズを二人の方へ向ける。
  意図を理解し、
って頬をすりよせた瞬間に
  シャッターの軽快な音が鳴り響いた。 ]


  ──ふたりのアルバム、作りましょうね!


[ 先の未来で、この二人を見返した時
  「世界一幸せな笑顔だ」って咲い合えるように。

  私もカメラを買いたいです、と今度相談してみよう。
  レンズ越しに見える貴方の世界。
  同じものは無理でも、通じるものが視たいから。 ]

 
(126) 2023/03/15(Wed) 21:56:09

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ホールごとでもなんでも、貴方の好きに食べてください。
  お伺いなんて今更でしょう?
  貴方に好きに食べて貰うのが私の幸せだって、
  私、いつか貴方へ言った気がするんですよ?
 
もちろん、どっちの意味でも、ね。
 ]


  ──────……よかった。

  嬉しい、…嬉しいです、ほんとうに。
  夜綿さんにケーキを作れたのも、食べて貰えたのも
  私、
せ です……!


[ 特別な人。大事な人が、喜んでくれますように。
  そんなささやかで重い想いを込めたケーキ。
  あの日、ゴミ箱を見つめながらただ、掌を握り締めた
  過去の自分が泣き止んで、消えていく。 ]

 
(127) 2023/03/15(Wed) 21:56:19

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ん……じゃあ、夜綿さんが食べさせてくれますか?
  ね。メロンの時みたいに。


[ 作った本人への自慢はね、これ以上ない賞賛ですよ。>>99
  共有したい幸せの甘い形。

  「あーん」してください、とねだっては
  小さく口を開け、イチゴのように赤い舌を覗かせる。
  ケーキを食べさせてもらいたい、なんて甘え癖
  つけた責任もしっかり取ってくださいね。* ]

 
(128) 2023/03/15(Wed) 21:56:22

【人】 厨房担当 マシロ



[ 
 
別に、"責任"なんて言葉を選ばなくても
貴方になら、この肌も熱も、いくらでも。>>145


  袖のじゃれ合いや他愛ない戯れで零れる笑い声。
  耳に痛い静寂はもうどこにもなくて、
  あるのはただ、互いの笑顔と温もりのふたつだけ。

  ホールケーキが余ることはきっともう無いだろうから>>146
  冷蔵庫で嵩張る心配もしなくていいですね。>>1:58
  ああでも、パウンドケーキも良いな。
  ナッツ類やドライフルーツを入れればきっと美味しい。
  焼いてください、というおねだりは、また今度。

  ボウルを上へ置かれた恨みは、
  すこしだけ膨らんだ頬と文句言いたげな瞳で相殺だ。
  きっと次からは手の届く位置に置いてくれるだろう。
  鈍感天然同士を断った勘の良い真白さんは、
  貴方のちゃっかりした計画、気付いてますからね? ]

 
(196) 2023/03/16(Thu) 10:25:17

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 嘘ですやっぱり勘は人の色恋以外良くないのかも。>>147
  でも、食器のお皿が前と違うお揃いだってことは
  しっかり見ていました。
  白いお揃いの皿が増えたら、今度はペアも……なんて
  頭の中に早咲きの桜よりも早く生まれる欲たち。 ]


  知恵さんなら詳しいかもですね?
  よくおすすめの可愛いブランド教えて貰いますし
  そういうのも知ってそう……どうだろ。

  今度聞いてみようかな。


[ ついでに、谷底に突き落とされた仔獅子の気持ちも
  一度改めて聞いてみたいものだけれど。
  そんな風に思っていれば、続け様の言葉へ
  うっかり反応が遅れる羽目になって。 ]

 
(197) 2023/03/16(Thu) 10:25:22

【人】 厨房担当 マシロ

 


  ……そんなこと言われたら
  むしろ私の方が、ジャスミン茶のオーダー通す時とか
  思い出しちゃいそうなんですけど……。


[ そしてその時彼がもし来店していたりしたら、尚更。

  人の心臓は一生で脈打つ鼓動の数が決まっている、とか
  そんな説はきっと大嘘に違いない。
  だって、それが本当だったら
  今頃私は間違いなく、しんでしまっていると思うので。 ]

 
(198) 2023/03/16(Thu) 10:25:27

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 髪を整える自分も、袖を直す自分も
  これから先きっと いくらでも貴方へ見せる私の姿。
  写真を撮られていたことを知ることがあれば
  「あ、もう! ばか!」と、顔を赤くしてしまう気がする。

  身だしなみを整える少しの時間の中でも、
  隙間なく貴方のことを考えていることが
  よく見なくたって分かってしまう表情や目の色なのに。
  写真に残されるなんて、恥ずかしい、じゃないですか。


  あ、そっか。二人用の本棚も買い足さないと。>>148
  未来の計画が重なれば重なるほどに
  お引越しも現実味を帯びてくる。
  ……馴染みのお店で「お嫁さん」なんて紹介された日には
  顔を真っ赤にしてしまう自信しかないですね。 ]

 
(199) 2023/03/16(Thu) 10:25:35

【人】 厨房担当 マシロ

 

  もちろん、毎年焼きます。作らせてくださいね。
  夜綿さんの誕生日、好きなものいっぱい用意しましょう。
  ……ふふ。


[ 気の早いリクエストは、なんと!
  私も同じことを考えていたから、お揃いです。>>149 ]


  美味しく食べてくれる人は皆好きだけど、
  夜綿さんは、ずっと前から、もう私の特別ですよ。
  幸せプラスというか、私のね、幸せそのものなので。


[ 常連様の好みの把握は当然だけど。
  つい、貴方を目で追い掛けてしまっていた片想い時代。
  他の常連さんよりも早く、ほとんど無意識に
  貴方の好みのブレンドを覚えたこと。
  ……内緒です、これは。 ]

 
(200) 2023/03/16(Thu) 10:25:43

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [ おねだりの結果は無事成功。>>150
    メロンの時みたいに、小さく口を開けて── ]


 
(201) 2023/03/16(Thu) 10:25:49

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ──── …っっっ!!


  も、ばか、 やわたさんのばかっ
  ……〜っ。


[ 絶対! 今の! わざとですよね!?

  うさぎの長い耳は今日は結ばれていない代わり、
  耳元でわざと甘く囁かれた声が、ケーキより甘くて
  「ひゃ、」と肩を跳ねさせ、うさぎのように飛び退く。

  何事もなかったようにケーキを食べ進める貴方を、
  真っ赤な顔で見つめ続けるうさぎが、一羽。* ]

 
(202) 2023/03/16(Thu) 10:25:57

【人】 厨房担当 マシロ

 ― ささやかなパーティーの前に ―



[ 
ねえマジでけいちゃん気付いてない感じ?
>>109
  瑞野からの露骨な問いかけで「バレる…」と思っていた真白も
  至って普段通りの速崎へすっころびそうになった。
  いや、これは寧ろ、チャンス。
  誕生日のサプライズを悟られれば逆に声も掛け辛い。

  閉店後、かつ、パーティの直前。
  最終準備を整える面々へ「少し時間稼いでくるわ」と
  当たり障りない──けれどきっと察される──
  言葉を投げて、真白は速崎の元へ歩み寄り、手を取った ]


  ねえけいちゃん。
  ちょっとさ、二人で話そうよ。

  時間、あるでしょ。


[ パーティの準備を悟られず、二人話し合える場所。
  外まで速崎を連れ出して、夜風を浴びて、
  私は真っ直ぐにオレンジうさぎの目を見つめた。 ]

 
(203) 2023/03/16(Thu) 11:34:39

【人】 厨房担当 マシロ

 


  けいちゃん、ごめん。
  あの日勝手に傷付いたのは私で、距離置いたのも私。
  まずそれを謝らなきゃいけないこと、
  整理するのにも随分時間かかっちゃった。


[ 四月に差し掛かる直前となれば、夜も随分暖かい。
  白いリボンが風に揺れ、
  一緒にクッキーを作った時のように真面目な声音で
  背筋を伸ばし、私は言葉を紡ぎ続ける。 ]


  栗栖くんに関しては、私から言うことはないよ。
  それとこれとは前提も何もかも全く別の話。


[ 前置きもひとつ、加えて。 ]

 
(204) 2023/03/16(Thu) 11:34:53

【人】 厨房担当 マシロ

 

  私さ、可哀想、に勝手に傷付いただけだよ。
  栗栖くんの家の話は私も知ってる。
  お金が無くても子どもの為にたくさん考えて育ててきた、
  素敵な……羨ましい、家だなって、思ってた。

  羨ましかったし、そんな家族が欲しかった。
  ……本人を前に言わなかったけどね、聞いた時は。
  別に不幸自慢したいわけじゃないもん。


[ だから、本心だけをあの道中で言葉にした。
  親の想いを受け取って、境遇のせいにして腐らずに、
  自分で自分を幸せにしている栗栖の強さと
  お金が無くても愛を届けたであろう親への尊敬と。 ]

 
(205) 2023/03/16(Thu) 11:35:13

【人】 厨房担当 マシロ

 

  私が心から素敵だな、羨ましいなって思った栗栖くんが
  けいちゃんから見てかわいそうなら。

  母親にさ、……作ったケーキ捨てられて
  一度も一緒にご飯食べたことない私の、ことも。
  別の意味でかわいそうに見えるのかなって、思うと。
  途端に怖くなって、傷付いちゃった。

  でもこれは、過去のことを話さなかった私が悪いよ。
  なーんも言わずにお菓子作りから逃げてたもん。
  過去を知ってて栗栖くんを傷付けること言ったのと、
  過去を知らずに踏んだ地雷ってさ、違うじゃん。


[ 待っててくれてありがとね、と微笑めば
  その時速崎は、どんな顔をしていただろう。 ]

 
(206) 2023/03/16(Thu) 11:35:27

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 長話をするつもりは元々無かった。
  自分はなんで、と改めて責めたい気持ちは欠片もなくて
  ただ 速崎にも笑っていて欲しいだけ。
  笑い合うための最終手順。 ]


  私、けいちゃんを信じてるよ。
  言い切るだけじゃなくて、ちゃんと話し合うことを選んだ
  けいちゃんのこと。

  それにね、今はもう、自分の昔を不幸とか思ってない。
  ケーキ捨てられて、料理も食べて貰えなかったけど、
  そんな道が無ければ今の"私"はここにいないし
  幸せになるための傷だったか〜くらいに思えてるよ。


[ ポケットの中、常に入れてある写真を上からなぞる。
  首が隠れる襟に変えた白シャツの中、
  約束の銀色は銀色に輝いている。 ]

 
(207) 2023/03/16(Thu) 11:35:35

【人】 厨房担当 マシロ

 

  私、母親と縁切ったんだよね。ついこの前。
  でもやっぱりあの人には感謝してる。

  あの人が私の母親じゃなければ、
  得られなかった幸せも、気付きも、料理の道もなくて。
  だから、あの時私も傷付きましたって話じゃなくて


  ……もっかいさ、一緒にクッキー、作んない?
  って、言いたかったんだよ、わたし。


 
(208) 2023/03/16(Thu) 11:35:47

【人】 厨房担当 マシロ

 


  また黒板に、大咲&速崎連名でメニュー書こうよ。
  ……もしけいちゃんが罪悪感とか持ってるなら
  スターゲイジーパイの美味しい秘伝レシピ教えて。


  何せ、六年も先輩だからね、けいちゃん。
  美味しい作り方いっぱい知ってんでしょ〜?


[ そう言って、
った。* ]


 
(209) 2023/03/16(Thu) 11:36:40

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 新制服と白うさぎと、 ―



  神田さん、いらっしゃいませ!
  カウンターまだ空いてますよ。

  今日はコーヒー、食前で良いんですか〜?
  いつも食後に頼まれるのに。


[ その日はムール貝でやたらテンションの高いうさぎが一羽。
  おやおや元気だ、と思いつつ
  好物の調理なら張り切るものだろうというのは理解出来る。
  すっかり手慣れた一人前のアリスブルーを見守りながら
  来店した彼を、白うさぎとして出迎えよう。>>228

  お好きな席へ、という挨拶は
  恋人になって暫く後。カウンターへの誘導に変わり。
  先にオーダーされたコーヒーを淹れながら、
  珍しいですね?と首を傾いで。

  白いコーヒーカップに神田ブレンドを注ぐ手付きが、
  危うく狂う羽目になりかけた。 ]
 
(253) 2023/03/16(Thu) 16:29:31

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 何とか動揺を押し隠し、コーヒーカップを彼の元へ。
  先程彼が彼自身の首元をとんとん叩いていたのを思い出し
 
ふ と無意識に、自分も己の首へ指先で触れて。


  首元が隠れる長さの襟は、今日も無事役目を果たしている。
  間違っても赤い方の印が見えてしまわないようにと
  わざわざ白いリボンタイまで買ったのだ。
  それを知っているくせに、意地が悪い。 ]


  ……"おかげさまで"、気分を変えようかと思いまして?
  似合ってるなら良かった。
  神田さんこそ、今日はいつもと雰囲気違いますね。


[ 「いじわる」と返すのはあまりにも露骨だから、
  暗に"貴方が首まで印をつけるからだ"と示して。
  あくまで店員の態度は崩さず、恋人同士の内密を。 ]
 
(254) 2023/03/16(Thu) 16:29:45

【人】 厨房担当 マシロ

 

  そちらこそ、お似合いですよ。
  彼女にコーディネートでもしてもらいました?


[ 寝る前や休憩中に「メンズって難しいな…?」と思いながら
  色々調べに調べ、見立てた彼の私服。

  もうすっかり暖かい季節になったからと
  やわらかなキャメル色の、薄手のニットセーター。
  ──茶色に白を混ぜた後みたいな色。
  襟元や袖先が濃いブラウンのリブ素材でメリハリがある。
  黒革のシルバーバックルベルト、
  紺のデニムパンツを合わせてもらった。

  自分の服を選ぶより悩んだ自信があるけれど、
  その甲斐あって、カウンターへ座る彼は見立て通り
  恋人の贔屓目を抜きにしても、よく似合っている。 ]
 
 
(255) 2023/03/16(Thu) 16:30:03

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ペスカトーレのオーダーは、
  折角なのでそのまま美澄へ渡してみよう。
  新人うさぎの味も好きになってもらいたいのもあるし、
  料理人は、料理人本人の好物を調理するのが上手なのだ ]


  美澄くん、ムール貝にずっとテンション高くて……
  なんだか弟みたいなんですよね。
  いや、弟いたことないんですけど…。

  あ。今日のフルーツ、キウイなんですよ。
  良かったら食後になにか一品作りましょうか、
  ……デザート。


[ ゆるく首を傾げ、そんな問いかけも、ひとつ。* ]

 
(256) 2023/03/16(Thu) 16:30:10

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ……気分が変わった、というか
  
変えられたというほうが近いというか…。



[ 動揺しても、少し手元が揺れても
  コーヒーを淹れる手順は狂わない。
  その代わり、いつもの明快な言葉遣いがやや萎んで
  白々しいやり取りへ微かに視線を彷徨わせた。

  微かな声もわずかに赤らんだ頬もきっと、
  カウンター越しに対面する彼にしか届かない。>>270
  私服は彼好みにと思っても、制服のシャツなんて
  本来こころが変わっても新調することは無い筈なのだ。

  首が見えないよう配慮した、襟元の長いシャツ。
  何気なく指摘される度
  この下に隠れる印ふたつを思い出してしまうのに。
  ──ああもう、ほんとうに、ずるい。 ]
 
 
(289) 2023/03/16(Thu) 21:19:27

【人】 厨房担当 マシロ

 


[ 最初の痕は数日で消えた。
  あからさまな所有印めいた赤い花。
  思えば、見えるところにつけちゃだめです、と
  "待て"を掛けても良かったのだろう。

  寂しいのはお互い様で、これもお揃い。
  結局自分もそれを望んでしまっているのだから
  恋は病、というやつだ。 ]


 
(290) 2023/03/16(Thu) 21:19:32

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ────そうですねぇ。
  神田さんのことが好きで真剣に選んだんだなぁって
  伝わる感じ、しますね?


[ 美味しい食べ物が多いから、というのもあるけれど。
  彼といるとこころがいつも暖かくて
  それでいて、穏やかな気持ちになれるから。
  春のような人だと思って、薄桃を想起したことも一度だけ。

  けれど店で見かけた服の色が。
  彼に──貴方に笑ってほしくて覚えたコーヒーの色へ
  私の白、ミルクを混ぜた後みたいだったから。
  そんな秘めやかな思い出を混ぜた、独占欲のいろ。 ]


  ……お揃いですね。
  カフェオレの色と、神田さんの服の色。


[ だから、貴方が初めてミルクを求めたのを聞いて>>271
  ふふ と笑いながら、そんなことを。 ]

 
(291) 2023/03/16(Thu) 21:19:40

【人】 厨房担当 マシロ

 

  あは、ほんとですね。
  妹にもお姉ちゃんにもなれるし、友達もいてお得だ。

  うちの末っ子のご飯、おいしいですよ。


[ タイガーちゃんの方が戸惑われそうだが。>>272
  いいのか、それで。タイガーちゃん。
  ちょっと反応を見てみたくもあるような
 
ところで私への"ちゃん"付け、いつ取れるんですか、って
今聞くべきではない疑問も浮かんでしまう。


  その前に敬語を止めるべきなのか。
  ──…いや、これ以上は今考えると沼。沼です。
  うさぎの警戒心が反応し、真白は考えるのをやめた。 ]

 
(292) 2023/03/16(Thu) 21:19:51