人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【人】 掃き溜めの ゾズマ

その噂を聞いたのは、また誰かがいなくなったと聞いてからすぐ後のことだった。

「死神ねえ」

少年は真実など知る術もない、知ろうともしていない。
真実を知った者が狙われるものだから。本で読んだ話だ。

「最近たまに勝手に椅子が倒れたり、なんか浮いてたりするの見るだろ。ソイツの仕業だよ。退屈だからって仲間でも作ろうとしてるんだ。次はお前らが狙われるかもな!」

気を紛らわすためか、すれ違う使用人に、ゲストに、
あることないことを言ってひとりで騒ぎ立てた。

オレがそんなのに遇うわけないだろ!
日頃の行いが悪いやつから選ばれるんだよ。あといなくなってもどうでもいいやつとかさ!」

まるで自分にはそれが当てはまらないと言わんばかりだが
逆に当てはまるからこそ、言ってるようにも見えた。

あーこわいこわい、わざとらしく言い回って、少年はいつもどおり喧騒の外へと消える。
(30) 2021/10/20(Wed) 16:43:36
……



どれくらいそうしていただろうか。
もう一度覗き込んだ死の淵への怯えが鎮まり、体の震えの原因が強まる寒さだけになった頃。

「……あれは……」

ふと顔を上げ、窓から見える誰かを捉える。

キエがいる。彼は一体何をしている?
全く見当がつかない。
でも、あの何を考えているか分からないインチキ詐欺師探偵の動きは正直怖い。

「あいつ……あそこで、何を……」

ようやく腰を上げる。
なんだか酷く胸騒ぎがする。
行ったところで何かできるわけではないけれど、それでも、それでも……。

男は体を引き摺るように時計塔の階段を降り、外へと飛び出した。

【人】 不眠症 アマノ

>>29 ゾズマ

「誰がオッサンだ!
 ガキはガキ同士でおままごとでもやってろよ
 コッチは忙しいんだ」

シッシ!と追い払う様な仕草。

「餌食って満足だろ?小鼠
 痛い目見る前に帰れよ」
(31) 2021/10/20(Wed) 16:54:18

【人】 探偵 キエ

>>???
>>23

「…君ィ、ただでさえ僕は君の仕草も表情もわからないんだから1から10まで言っておくれよ。言葉だけで意図を全て汲める訳が無いのだから。

 しかし君の感想は尤もだねェ、其れは僕だって驚くさ。
 まァ何か起こっているかどうかは僕にも判らないよ。其れは君が探ってほしい」
 
キエは黒い点の数を3つまでは数えていた。

「問い糺す様ですまないが僕はまだ幾つか尋ねなければならない。

 君は何故抱き着いたのか、何故彼は身体が冷えていたのか。一応推測はあるんだけど面倒だから答えが欲しいんだ。

 体温に関しては君自身が制御できない事かもしれないがね、抱き着いた事に関しては意図的な行為だろう?」
(32) 2021/10/20(Wed) 17:03:42
キエは、平然と思ってもいない事を口にする。
(a19) 2021/10/20(Wed) 17:06:44

キエは、とある座長のとある記憶を消費した。
(a20) 2021/10/20(Wed) 17:09:11

走る。寒さはずっと残り続けたままだけど、そんなことも気にしていられなかった。

胸騒ぎが止まらない。
あの探偵が報酬としてW得体の知れない何かWを要求してくるのを知っている。自分もまた彼と契約してしまったからだ。

もしそれが、取り返しのつかないものだとしたら。
もしそれが、人の大切なものだとしたら。

「おい!やめろ、お前、そいつに何をするつもりだ……っ」

男は叫んで時計塔を飛び出す。
走る。走る。世界に無視をされていても、男は声を上げる。
届かなくても、叫ばずにはいられない。

「キエ!やめろッ、そいつに手を出すなッ!」


手遅れで、どうにもならなかったとしても。

キエは、叫び声を聞いた。
(a21) 2021/10/20(Wed) 17:28:55

キエは、笑いを堪えていた。今は愉しくて愉しくて仕方がない。
(a22) 2021/10/20(Wed) 17:31:02

ゲイザーは、手を握った。自在に動く。
(a23) 2021/10/20(Wed) 17:54:04

ゲイザーは、踏み出した。どこにだってゆける。
(a24) 2021/10/20(Wed) 17:54:20

ゲイザーは、「グズで」
(a25) 2021/10/20(Wed) 17:55:21

ゲイザーは、「バカな」
(a26) 2021/10/20(Wed) 17:55:29

ゲイザーは、「ミズガネめ」
(a27) 2021/10/20(Wed) 17:55:40

【人】 パイ焼き ゲイザー

「…………」

「あたし、お友達に会いに行かなきゃ」
「ハンカチだって返さなきゃいけないし……」
「ユピテルさん──お姉ちゃんとだってまた話したい」

「行かなきゃ」

そいつは裏庭を後にする。
急に顔を出したらきっと驚かせてしまうから、
ゲイザーのふりをして。

去り際、眼前のキエにこう返した。

「ありがとよ、インチキバケモノ探偵」
(33) 2021/10/20(Wed) 18:00:29

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>27 >>28 ポルクス

抱き上げられたわたしは、小さく悲鳴をあげる。
抵抗する力なんて残っていなかったし、ふらつくわたしの足で歩くよりずっとマシだと思ったものだから、大人しくはしていたけれど。

冷え切った体に触れると隠していた震えがきっと手に取るようにわかる。


ポルクスの部屋に運ばれて、布団に寝かしつけられたわたしはきっと少し困ったような顔をしている。
シトゥラに合わす顔がないわ。本当に。

「ええ、大丈夫。……ごめんなさい。
 あまり心配は、かけたくなかったのに」

せめて身体くらいは起こしておきたいものだけど、そろそろ限界が近いのか1度寝そべった身体はそう簡単に動いてくれなかった。

2人きりの部屋の中、小さな溜め息が零れる。
(34) 2021/10/20(Wed) 18:06:05
浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 18:20:09

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 18:22:27

【人】 探偵 キエ

>>33

「どういたしまして。ふふ、矢張り感謝されるのは嬉しいね」

二度目の誕生日を迎える事ができた
をキエは素直に祝福する。此れはきっと人が子を産む時の気持ちに近いと思った。

そうして其の背中を見送ってから木の幹に背中を預け頭上で生い茂る葉を見上げた。

「さァ、彼はこれからどんな人生を歩むのだろうね?」

キエの声は喜色に満ちている。

「見届けてあげようじゃあないか。人間はこういう…逆転劇という物が好きだろう?
 折角だ、唄にでもしてみたらどうだい」
(35) 2021/10/20(Wed) 18:30:46
キエは、木漏れ日の中で微笑んだ。「なァ、ミズガネ君?」
(a28) 2021/10/20(Wed) 18:31:26

キエは、誰もいない筈の裏庭で楽しそうにしていた。
(a29) 2021/10/20(Wed) 18:32:27

【人】 死神 ゲイザー

>>チャンドラ

二人目の犠牲者が出てから、暫く。
けれどもあなたにとって適当な時間。

ゲイザーはちゃんと覚えていた。
あなたと交わした約束。バルコニーでお話、なんて。
ちょっとした、女の子同士の戯れ。

一仕事終えたので、
ようやくあなたに会いに行くことができる。
ゲイザーは広間を、中庭を探す。

「チャンドラさん? いませんかー?」
(36) 2021/10/20(Wed) 19:02:55

【人】 死神 ゲイザー

>>ゾズマ

二人目の犠牲者が出てから、暫く。
けれどもあなたにとって適当な、もうひとつの時間。
ここは中庭だろうか? 或いは広間、
それとももっと別の場所かもしれない。

ゲイザーはやっぱり人探しをしている。
今度はゾズマだ。待宵館に供えられた石鹸でしっかり洗った
あなたのハンカチを返却したくて、ゾズマを探している。
(37) 2021/10/20(Wed) 19:04:57

【人】 探偵 キエ

>>???
>>32

今笑ったなァ?
良いけどさァ…ミズガネ君ももっとしっかり夢見て欲しかったな〜。

 しかし尚更彼が悪いとしか言い様がなくなってきたねェ。君にはちゃんと感情があるのに暴言を吐いた彼が10割悪い」

キエは夢を見ただけであり過去を見た訳ではなかった。夢とは主観的なものである上、正確性は記録映像に遠く及ばない。
更に罵詈雑言に傷付く心も持ち得ていない。だから理由がわからなかった。

「…確かに何とも無かったね。不思議かは判らないが君がそう言うならそうなのだろう。
 僕ァ先程迄君に興味が持てるかどうか決めかねていたんだが、少し気になってきた。

 君、名前は何というのかな。もし名乗りたくないなら勝手に呼んでしまうし、名付けられるのが嫌なら言ってくれ」

自分の気持ちを他人事のようにキエは語る。
(38) 2021/10/20(Wed) 19:26:58

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>31 アマノ

「さっきからネズミネズミうっさい!オッサンの口からおままごとなんてカワイイ言葉がでてくるとはな。ここはアンタのお家じゃねえんだよ。バァカ!」

追い払う仕草を無視し、つかつかと歩み寄って指を差す。

「気をつけなよ。痛い目見るのはアンタかもよ。
 あまりにも日頃の行いが悪いと神隠しに遇っちまうんだ」

チーズご馳走様。それだけ言い残せば、さっさと立ち去っていく。
(39) 2021/10/20(Wed) 19:44:13

【人】 掃き溜めの ゾズマ

>>37 ゲイザー

少年は喧騒を離れた、中庭いる時間が多い。
だからあなたが探しに来た時にはそこにいた。
庭師がひとりいなくなった中庭で
花を目前にぼうっとしているだけだ。
(40) 2021/10/20(Wed) 19:46:15

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@16 >>@18 ガレット

「そう、叶うと良いね。」

いつものように、そんな二人を眺めた。
何を求めるのであっても、
きっとそれが望むものになると良い。
男は他人へ壁を作りながらも、
貴方達はその少し内側に置いている。


  ──だからこそ。
      各々の事情に深く立ち入ろうとはしなかった。


男はきっと誰よりも、停滞を望んでいる。
     それは自らによって少しだけ、
      時計の針を進めてしまったけれど。


舞台の喧騒を露知らず、舞台袖には穏やかな時間が流れていく。

「おや、おや。
 私のコートは無事だろうね?」

くつくつ。
愉快そうに喉を鳴らして笑った。
(@19) 2021/10/20(Wed) 19:48:46

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>36 ゲイザー

広間を探しても、中庭を探しても、わたしの姿はどこにもない。
寒く凍えたわたしは今は、ポルクスの部屋に連れられていた。

きっと広間にいるなんて、あなたには嘘をついてしまったわね。


使用人の誰に聞いても、わたしの行き先を知る人はいない。
あんなに毎日広間でいろんな食事をしていたわたしがいなくなったことを、使用人のみんなも不思議がっていたかもしれなかった。
(41) 2021/10/20(Wed) 19:50:20

【人】 死神 ゲイザー

>>41 チャンドラ

「いない…………?」

あの約束から、随分と時間が経ってしまった。
彼女は最早、お腹を空かせて自室と広間を
往復することしかできない雛鳥ではない。

だから、広間にいなかったのは頷けた。

けれど彼はチャンドラの今を知らない。
そしてきっとあなたも。
ふたりが出会うのは、きっともう少し先。
(42) 2021/10/20(Wed) 19:57:50

【人】 逃亡者 ポルクス

>>34 チャンドラ

「それで……そんなに凍え震えるまで一体何をしていたんだい?」

布団にくるまれ少しは温まっただろうか。
こちらは心配してだが、あなたと同じように困った顔をして問いを投げかけた。
きっと、これくらいの権利はあるはずだ。

手のみならず身体まで冷え切って今にも倒れそうになっていたのには、しっかりと気づいてしまったのだから。


「謝る必要はないよ。
 温かい食べ物がくるまでゆっくり寝ていると良い。布団の中にいると冷えた身体も温まるしね」

本当はお風呂で温まるのが良いかもしれないが、食事もしない状態で入ってしまえば倒れかねないので流石に勧めることは出来ない。
(43) 2021/10/20(Wed) 20:23:40

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>43 ポルクス

「……それが、分からないの。
 ハロウィンパーティが終わって、部屋に帰って」

布団の中は、そうすぐにあたたかくなりはしなかった。
その中にいるわたしが冷たく冷えきってしまっていたからかもしれない。


そんな布団の中でわたしは体を震わせている。
あの時のことを思い出したからか、冷たい体がそうさせるのか、わたしにはやっぱり分からなかった。

部屋に、誰かがいたの。

 姿が見えない誰かが。
 そうしたら、体が動かなくなって。
 ……ものすごく、寒くなって」

用意をしていた食事をとれなかったのが、さらに悪かった。
けれどあたたかいものを探しに外に出た結果、こうしてポルクスに拾われているのだから悪いことばかりでもなかったのかもしれない。

結果として約束をいくつか、反故にしてしまったことになるだろうけど。

「​──​そうよ、わたし。
 待ち合わせをしていたの。部屋で。
 彼、わたしを探しているかもしれないわ……!」

落ち着いたからか、漸くそのことを思い出す。
体を起こそうとすると、目眩がした。
こっちは寒さのせいじゃなく、空腹のせい。
(44) 2021/10/20(Wed) 20:45:33

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@19 ろわろわ!

「モチのロンよ!
ま、楽しいことってのは自分で見つけるものだし、今ラヴィやしぃくんと居るの楽しいし!既に叶っちゃってるようなもんね!」

あっけらかんと。いつもの調子で。
この瞬間も楽しいと女は口にする。

「あの洗濯物の山になければ無事だと思うわ!……あったらゴメンね?」

もうひと切れ、アップルパイを取って。
トラヴィスを見る。

「ラヴィはなにか、お願いとか望みとかあるの?」
(@20) 2021/10/20(Wed) 21:31:03
か細い断末魔を聞いた。

「はっ、……はぁっ……ゲイザー……ゲイザー…………?」

一度死んで幽霊のような身になったのに、走れば息が上がる。肩を上下に揺らして呼吸を整えれば、何度か咳き込んだ。本気で走ったなんていつぶりだろう。怠惰に生きていたツケなのかもしれない。

男は裏庭までまだまだ遠いところにいる。
だから、裏庭から少女が出て来たところしか見ていない。キエとゲイザーが何をしていたのか男は知る由もない。

でも、か細い断末魔が聞こえた気がした。
勘違いかも知れない。けれど、『勘違い』で済ませたくない。

そうやって『勘違い』で透明にしてしまった者たちは、きっと何人いたのだろう。

「……ッ、ああクソッ!面倒だ面倒だ面倒だ!なんで僕だけこんなにあっちこっちに苦められなきゃいけないんだ!」

濡羽色の髪を掻きむしり、癇癪を起こしたように苛立たしげに叫ぶ。
しばらく自分勝手に喚き散らして、結局また咳き込んで。呼吸を整えるのに幾分か時間を費やしてから――男はまた駆け出した。

何か出来ることはないだろうか。
酒も手に取れないし竪琴も触れない。
何も出来ないかもしれない、でも何か出来るかもしれない。

何にも分からないから、確かめる。

あの探偵が余裕ぶっているのが気に食わない。
自分を殺した奴が今も尚笑っていると思うとそれも腹が立つ。
自分の知っている人達が自分のような文字通り死ぬほど苦しい思いをするのも嫌だ。

身勝手な男は、身勝手な理由で走り始めた。

自分の部屋に誰かが来たことをまだ知らない。

知らないけれど、自分の部屋を最初に訪れたのはあの人だ。

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 22:07:36

浮遊想 テラ(匿名)は、メモを貼った。
2021/10/20(Wed) 22:09:11

【人】 死神 ゲイザー

ゲイザーはチャンドラを探していた。
中庭を彷徨い、広間を彷徨い、色々なところを彷徨い歩く。

……すれ違う。ミズガネと。その瞳は確かに彼を追う。
見えない筈の、彼と。

でも、”神隠し”されている人間を、
”ゲイザー”が視認することは叶わない筈なので。
透明人間は見えないふり。
(45) 2021/10/20(Wed) 22:17:25

【人】 逃亡者 ポルクス

>>44 チャンドラ

「部屋に姿の見えない誰かが居た、だって?」

にわかに信じがたい話を聞いた。
が、俺が双子の兄の姿がなくとも気配がわかるように。
目の前の少女が夜には魔法というものが使えるように。
不思議な力のあるこの館に、姿の見えない誰かが居たところで決してあり得ない話ではない。

ふむ……としばらく思案してる間にも、彼女もなにか色々と考えていたらしい。

無理に身体を起こそうとするあなたに驚いて、まだ寝ているように制して困ったように眉を下げた。

「待ち合わせ。俺の他に誰かと約束をしていたのか。
 体調が悪くて休んでることくらいは伝えられるよ、あぁ、ほら。
 いま温かな食事も来たから、まずはゆっくり温まらなければ」

軽いノックオンと聞こえてきた使用人の声に振り向いて。
ドアの方に向かうと、ベッドの横まで温かなリゾットとスープを運んでくるだろう。
(46) 2021/10/20(Wed) 22:32:29

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>46 ポルクス

目眩に頭を抱えたわたしは、制されると大人しくなる。
そうするしかない。体は限界に近いのだもの。

「……ええ。
 ハロウィンパーティの後、部屋に来るって言っていたわ。
 だからわたしは、急いで帰ったの」

目を伏せて頷いた。
あんなことを言ったのに、これじゃあ逃げてしまったみたい。
そうやって失望されでもしたら、わたしは彼になんと言えばいいのでしょう。

「……ええ。そうね」

ごめんなさい、と謝罪の言葉がこぼれ落ちた。
今目の前のあなたに心配をかけているのも分かっている。
あなたとの約束も反故にしてしまって、わたしはこんな有様だもの。

「いただきます」

いきなり粒のあるリゾットに口をつける気が起きなくて、まずはスープを戴いた。
ハロウィンパーティであなたとクッキーを食べてから数時間。
いくらなんでもここまで弱るのはおかしいとあなたに訝しがられてもおかしくない。

でもこれも仕方がないこと。
だってわたしたちは、夜にしか生きることはできないの。
(47) 2021/10/20(Wed) 22:53:28

【人】 探偵 キエ

>>???
 >>38

「心にも無い事を言うねェ。しかし既に引っ掛かっているよ。
 面白そうだと思って自分から此処に来たのに、いざ舞台が始まったら面倒事を押し付けられて此の様さ」

肩を竦めて何度目かわからない溜め息を吐いた。キエは呼び方について承諾が得られると座り直しテーブルに肘を着く。
見えない相手を見据える。丸いカップの中に浮かぶ黒い液体に視線を下ろす。紙面に滲む黒のインクを眺める。

「…含みの在る言い方だけれど生憎僕には何も判らないな。君の事は此処で話した事しか知らないからねェ。
 しかしそうだなァ。僕は短くて明快な名前の方が好きだし君は謎を振り撒くのが好きな様だから」
(48) 2021/10/20(Wed) 23:08:20

【人】 探偵 キエ

>>???
 >>38 >>48


「“ホワイト”。こう呼ぶ事にしよう。」

 
(49) 2021/10/20(Wed) 23:11:12

【見】 くるみ割り人形 トラヴィス

>>@20 ガレット

「ん。」

間抜けた声が漏れた。
口の中にアップルパイを収めたばかりだというのもある。

「………あー、」

ごくん。飲み下し、
琥珀色を広げるカップへ手を伸ばした。

「プルー、もっと欲張ってみても良いんじゃないかい?
 これはあくまで、仮定の話なのだからね。
 君の願い、望み。私は知りたいな。考えてみてご覧。」

      密かに胸を撫で下ろす。
          今はとても、願いや望みを答えられそうになかったから。
(@21) 2021/10/20(Wed) 23:18:08

【人】 不眠症 アマノ

>>39 ゾズマ

「待て!」

立ち去ろうとする相手の手首を掴む。
自分が追い払った癖に勝手だ。

「お前は殺される人間の基準を知っているのか?
 答えろ」

ギリリと強い力で腕を握る。
(50) 2021/10/20(Wed) 23:47:18

【人】 逃亡者 ポルクス

>>47 チャンドラ

「パーティーのあとっていうと昨日の話じゃないか。
 そうか、怖いことがあって部屋をでてしまったから約束した人と会えなかったんだね。
 大事な用だったのかい?」

本当に弱っている様子を見ると、流石に尋常じゃないと心配げな目を向ける。
これでは約束を果たすどころか、まともに行動することもままならないだろう。

「君はどこか身体が弱いとか、そういう持病かなにかあるのかな。
 昨日のパーティーの時はそんな風に見えなかったんだけど」

スープを口に運ぶ様子を見つめながら青白いであろう顔色を窺った。
(51) 2021/10/20(Wed) 23:55:18

【見】 トレジャーハンター プルー

>>@21 ガレット
「つまり、そう簡単に叶わなさそうな、夢物語のような願いや望みってコト?
……そうねぇ」

うーん、と考えるように外を見る。
今日もよく晴れている。広がるのは鮮やかな空色。

「……」

ひとつ、思い浮かんだ。
もうどれだけ見ていないんだったかと頭の片隅で考えながら視線を戻す。

「トラヴィスとシトゥラと一緒に、夜空を見たいわ」


「きっと、此処が夜になったら綺麗に見えると思うのよ。
三人で空を眺めながらお酒飲んで、なにか摘んで。

眠くなっちゃうまで他愛ない話ができたらいいなって思うの」

案外空が白むまで起きてるかもしれないわね、なんて片手で陶器の人形を弄りながらわらって。
パイをまたひときれ、口に入れた。
(@22) 2021/10/20(Wed) 23:58:24