人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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【置】 空回る思い メレフ

朝食時。

自室のベッドに身体を投げ出して、目を閉じている少年の姿がある。
その服は乱れ、土や乾いた赤黒い液体で汚れており シーツを少しばかり穢している。

外れた手袋の下は、傷だらけで肉がこそげ落ちているようだ。
意に介さず、時折寝返りを打っては体の痛みに顔を顰めている。


「姉さん、―――、こんな思いを、してたのか……?

 ……大丈夫だ、ぼくが、全て終わらせる……もう、こんな目には、誰も―――遭わないように」

誰かの台詞
が移ったような、そんなことを掠れた喉で呟いて。

朝食はおろか、今日は授業にも出てこないだろう。
(L0) 2021/05/29(Sat) 0:18:50
公開: 2021/05/29(Sat) 0:20:00

【置】 小さな心 サルガス

 新学期の空気。秋風。サルガスがここに来たのは、それからもう少し遅れた頃だった。
 サルガスの家は、多くの裕福な生徒達と比べるとずいぶん"ふつう"だった。
 平民の子で、小さな頃から仕事を手伝って。どちらかといえば窮していたかもしれない。
 高名なギムナジウム、そこから排出される医学の見地。それは薬学だけでは追いつけなかった。
 同じくらいの尺度の人々には評判はよかったけれど、高貴な人々の寵愛など、とても。

 小さな頃は、家に居た頃は。何もさせてはもらえなかった。
 動けば、叱られた。手伝おうとすれば、たしなめられた。
 病室のようなベッドから飛び出し、自分のことをしようとすれば、ひどく怒られた。
 家のことはさせてもらえなかった。わがままを言うたびに、嘆かせ、泣かせてしまった。
 父も、母も。弟達も。弱りきった小さな体を、ずっと大事にしてた。
 とくとくと、律動する鼓動。漲る血のままに動けば、体は消耗しすり減ることを。
 医を齧った父も、母も。わかっていたのだ。

 文字より先に数字を覚えて。遅れて読み書きを自分のものにして、本をたくさん読んだ。
 少しでも、父を楽にできますように。少しでも、母を楽にできますように。
 それがやくだつとき、自分が働けるときなど、訪れるかもわからないのに。

 だから。ギムナジウムの誘いは、天啓のように聞こえていたのだ。
 ひそやかにされた真の姿など、中流までは下りてこなかったのだから。
(L1) 2021/05/29(Sat) 0:21:04
公開: 2021/05/29(Sat) 2:00:00
メレフは、深夜の森で、マフラーを奪われた。
(a22) 2021/05/29(Sat) 0:23:08

    

「あんまり変なものだったら、その時は
 シェルタンに頑張ってもらおうかしら」

いたずらな笑みにこれまた冗談めかして微笑んだ。
いつまでこの平穏を続ける事ができるのだろう。
大人には目を付けられ、生徒には居ないものとして扱われる。
それだけで済めば良い方だ。


「……わたしはきっと、『みんな』の事を
 その卒業を、見送ることになるから。
 大丈夫よ、ルヘナ、シェルタン。」

去り行く背に投げ掛ける。
それが何に対しての『大丈夫』なのかは、誰にもわからない。

人目を憚らず食堂へと向かう。

食堂に向かう途中、一度だけ園芸部のほうへ視線を投げかけた。

【人】 御曹司 ブラキウム

>>26 サルガス

「そうなの?
僕はあまり君の事は知らないから」

きっと愚鈍なのはあなただけではない。
知ろうとしなかったのはブラキウムの方だ。

「なら、これからもっと食べればいい。
僕が美味しい果物を教えてあげる。
そのたびに、一緒に食べよう」

これがあるからね、と銀を閃かせる。
これがあれば今の関係を確かめられる気がして見せつけるように何度も。

「……やっぱり君は君のままがいいな」

おいしいと喜ぶあなたの声が心地いい。
嬉しそうなあなたの顔を思い浮かべられたらと。
嬉しいような悲しいような表情で見守っていた。
(27) 2021/05/29(Sat) 0:56:08
サルガスは、お昼休みは教員棟の構造を調べるらしいです。
(a23) 2021/05/29(Sat) 1:01:32

【人】 小さな心 サルガス

>>3:27 ブラキウム
「うん。……明日も、ブラキウムといっしょに朝ごはん食べられたらいいね。
 くすりになるようなもののことはわかるけど、こういうのって、わからなくて。
 ぼく、すっぱいのより、とろとろ甘いやつのほうがいいなあ」

 マスカットを食べて、時折思い出したように元の食事に手を伸ばして。
 味の違いで新鮮に感じる果物を味わったり、いつもより甘く感じない牛乳にむうと唸ったり。
 こんな朝でなければ、いつもの風景。努めて、いつもどおりであることを確かめるようだ。

 聞こえた声に顔を上げて、けれど、その意図をうまく捉えきれなくて。
 悩みはてながらもちらりと目をうつした、つやつやの青りんごに目がいった。
 マスカットの皿を相手の方に少し返して、二人で手の届く位置に置いてみて。

「ブラキウムも、おいしい?」
(28) 2021/05/29(Sat) 1:21:00
スピカの声を聞くことができる。

カストルは、スピカの気配を感じた。
(a24) 2021/05/29(Sat) 2:35:23

元気がない。

努めて普段通りであろうとしている。

いつも通りだ。首元の包帯以外は、何も変わった所など無い。

到着:わるいおとなの ラサルハグ

【見】 わるいおとなの ラサルハグ

笑いなさい。

嗤いなさい。


泣きなさい。

啼きなさい。


よろこぶ姿も眩しい姿も。

くるしむ姿も壊れる姿も。



どうか全て診せてくれ。

どうか全て魅せてくれ。



「……デボラと言ったかな、私と入れ替わりで出て行ったあの女。
彼女の言う通り……私は、大人たちは、いつまでも貴方達の幸せを願っているよ」

私はしがないカウンセラーだから深く"治療"に携わることなど無いかもしれないけれど。
ああ──それでも。
素敵な素敵な愛しい子達。

レヴァティ。ブラキウム。メレフ。ルヴァ。カストル。サルガス。シトゥラ。

勿論、"呼ばれた"子達だって。

ヘイズ。シェルタン。ルヘナ。イクリール。スピカ。

どれだけ穢れようと、どれだけ傷つこうと。

「愛しているからね」
(@0) 2021/05/29(Sat) 4:46:04
───

「おいおい、押し付けるのは無しだからな」

 そう。こんな感じで、
 冗談を言い合うような関係でずっといられたら。
 
なのに自分に残された時間はあまりにも少ない。


「はあ、気付けばここに4〜5年は居るのな。
 シトゥラみたいにさ、
 出た後もここに帰りたいなって思うの、分かるなあ……」

 風で乱れたストールを巻き直す。
 秋空の下、今日もいつもと変わらず、肌の露出は酷く少ない。

【置】 小さな心 サルガス

 昼刻。
 また、高等部の生徒に嘘の頼まれごとをしたような……ふりをして。
 教員棟の周りをちょろちょろと探し回っている。人目にはなるべくつかないように。
 ヘイズは、特に。ほかの皆も、噂さえ立たないのだからどこにいるのか、探しようもない。
 ひょっとしたら、自分の部屋にいるのかもしれない。けれども、今はまだわからない。
 せめてもいなくなった理由だけでも探そうと、足は隠されたさがしものへと向いた。
(L2) 2021/05/29(Sat) 7:19:21
公開: 2021/05/29(Sat) 7:20:00
シトゥラは、誰かを探していた、見つかるはずもないのに
(a25) 2021/05/29(Sat) 8:16:41

シトゥラは、その言葉だけは聞きたくなかった、聞かなかった頃には戻れない
(a26) 2021/05/29(Sat) 8:32:31

シトゥラは、昨日          
(a27) 2021/05/29(Sat) 8:33:23

メレフは、彼を挑発した。
(a28) 2021/05/29(Sat) 8:40:17

空回る思い メレフは、メモを貼った。
(a29) 2021/05/29(Sat) 8:52:03

メモを貼った。

メモを貼った。

カストルは、は、今日は蝶々の鱗粉を取り去るようです。
(a30) 2021/05/29(Sat) 10:52:54

罪の告白をした。

カストルは、ポルクスは、二人のいつも通りを過ごしています
(a31) 2021/05/29(Sat) 10:54:01

ブラキウムは、昨日訪れた誰かの部屋の前を通り過ぎた。今は無いらしい。
(a32) 2021/05/29(Sat) 11:08:43

サルガスは、窓から落ちました。
(a33) 2021/05/29(Sat) 11:16:21

【人】 御曹司 ブラキウム

>>28 サルガス

「君だってここではみんなと同じこどもなんだから、もっと遊んだりすればいいのに。
好きな事ややりたい事、無いのかい?
もちろんお手伝い以外で、だよ」

次はもっと甘いものを持って来よう、と笑って差し出されたマスカットを口にする。
渇いていた喉を果汁が潤す。
いつも通りの光景。
いつも通りのあなた。
ブラキウムはいつも通りで居られているだろうか。

「――え。あ、うん。おいしいよ。
君が選んだだけはあるね」

そんな考え事をしていたら返事に少しだけ時間がかかった。
(29) 2021/05/29(Sat) 11:20:56
告白を受けた。受けただけだ。

【人】 小さな心 サルガス

>>3:29 ブラキウム
「やっぱり、そんな感じに見えちゃうのかな……ぼくね、やりたいこと、むずかしくて。
 ぼく、だれかの役にたてるのが、うれしいんだ。ここは、何にもしちゃだめって、言われないから。
 それ以外ってなると……ううん、なんだろう」

 ひとよりは少しすくない食事、それを少しだけ時間をかけて食べる。
 ゆっくりと食べているようには見えない。スピカのように健啖家らしいのに、一口は小さい。
 自分の姿に、変わらぬものを求められていることなどつゆ知らず。
 小さい頬にゆで卵のクロケッタをいっぱいに詰めて、じっと見つめて。
 そればかりはお行儀よく、ちゃんと飲み込んでからからっぽの口で問いかける。

「ブラキウムは、好きなことややりたいことって、なあに?」
(30) 2021/05/29(Sat) 11:42:09
ブラキウムは、失われた保険をどうしようかと悩んでいる。
(a34) 2021/05/29(Sat) 11:42:58

【人】 振子 ブラキウム

>>30 サルガス

「きっと君は知らないだけだよ。
探せば何か見つかるはず。その手伝いくらいはできる」

あなたの自由を奪う者。
根拠のない、相手はすぐに忘れてしまう様ないたずら。
それらをブラキウムは知らない訳ではない。
同時に煩わしいと思っている。
自分が同じように利用していることには目を瞑ったまま。

都合のいい関係のままで居たい気持ちと、いつの間にか湧いたよりよく変わって欲しいという気持ちを認識しないまま揺れ動く。

「僕のやりたい事?」

正直な所、このギムナジウムに期待するものは何一つなかった。
それは数日前までのブラキウムなら即答できた。
今は少しだけ間を置いてから口にする。

「ルヴァやサルガス……一緒に居たい人間と一緒に居る事かな」
(31) 2021/05/29(Sat) 12:06:35

【人】 小さな心 サルガス

>>3:31 ブラキウム
「……ブラキウムは。やさしいね」

 彼の言葉に宿るもの。ここで、育っていくにあたって、そしてここを卒業してから。
 うまくこのギムナジウムを渡りきって、その先につなぐものを、ずっと考えているのだろう。
 "サルガス"がいなくなってほしくないから、いなくなると思いたくないから。
 その先に、未来があるように見つめてくるのだ。

「そっか。……じゃあ、ぼく、がんばるね。
 同じクラスの、ふたりだもん。ぼくも、ずっといっしょにいたいな。
 思い出たくさんつくれると、いいね。ふふ」

 無垢にも思えるような返答に、自然と頬がほころんだ。同じ気持ちであることが嬉しい。
 少しばかり年は違って、追いつくまでに時間はかかってしまうけれど。
 みんなで、そして三人で。いっしょに過ごせたらと。少しだけ、声に出して笑った。
 
そのためにも、解決のために頑張らないと。
(32) 2021/05/29(Sat) 12:35:23
カストルは、ポルクスと、スピカを見て、疲れていそうだと思った
(a35) 2021/05/29(Sat) 13:00:46

自分の部屋"だった"場所で水筒を拾い上げた。

【人】 振子 ブラキウム

>>32 サルガス

本当に?


やさしさなんかじゃ、きっとない。
やさしいだけなら贈り物をあんなことにも使わなかった。
薄れてもなお御曹司のブラキウムはむくりを頭ももたげる。

「ね。サルガス。約束して。
一人で勝手に居なくならないで。
僕の傍に居て

全部やろうとしないで。
僕のお願いだけ聞いて

無茶をしないで。
僕の為に


あなたのかおが動く。
南京とざくろの奥に見たことのないものが見えた気がして。
前のめりにあなたの手を取ろうとする。

「僕は君が心配なんだ」
(33) 2021/05/29(Sat) 13:20:05
サルガスは、誰かに運ばれています。
(a36) 2021/05/29(Sat) 13:22:14

      

「………そうね。
 わたしはきっと、ここを出たあとも
 いつか、ここに帰ってくるわ。」

ギムナジウムは、わたしのもう一つのおうちだもの。
イクリールは、遠い秋空を見上げて微笑んだ。

寂しい中庭の片隅で。
冷たく乾いた秋風に吹かれながら。
冬の訪れは、思ったよりも早いのかもしれない。

【人】 空回る思い メレフ

昼頃、体を引きずるように歩いて サルガスの部屋の前に向かうメレフの姿があった。

服の汚れこそそのままだが、乱れていた箇所はいくらかマシになっている。

部屋の前に立つと、3度ノックをした。
(34) 2021/05/29(Sat) 13:32:01
掃除用具の点検をしている。たった一人で。

空回る思い メレフは、メモを貼った。
(a37) 2021/05/29(Sat) 13:41:17

【人】 小さな心 サルガス

>>33 ブラキウム
「ブラキウムは、――ブラキウムは、いつも、上に立つ人らしく、してるよね。
 じぶんはつよくて、こわくて、だれにもばかにされちゃいけないと思ってるよね。
 でも、こころのいちばんしたからぜんぶほんとうにそうだったら。きっと、ぼくに声をかけない」

 それは真ではないかもしれない。少年の善性が、そう思い込んでいるだけかもしれないだろう。
 人の心の何もかもを水鏡のように見透かすことなど出来はしないのだ。
 ましてや、まだ未熟な子供にそんな芸当など。そう思いたいだけなのかもしれない。
 それでも、少年は貴方の中に厳しさも強さも、何もかもが育まれていることを信じている。

「ブラキウム、ぼくのともだちの、ブラキウム。
 ぼくも、きみが心配なの。きみも、きっと知らないところで、危険なことをしてるでしょう。
 でも、だいじょうぶだから。
 ぼくが、きみをだれにも連れて行かせない。ぼくがきみを、守るから」

 ああでも、だからこそ。約束は結ばれない。
(35) 2021/05/29(Sat) 13:41:36
メモを貼った。

メモを貼った。

【人】 小さな心 サルガス

>>34 メレフ 昼頃、昼休みは過ぎ去って
「はい!」

 まるで授業中に指されでもしたかのような、大人しいながら元気いっぱいの声。
 けれども扉が開くまでには、少しだけ時間がかかってしまった。
 尋ね人が誰かもわからないのに、重いものでも運ぶように両手で頑張って扉を開けて。
 見上げた顔が貴方であるのを見て。ほっとしたかと思えば、すぐに眉を下げた。

「メレフ! たいちょう、だいじょうぶ? しんどそうだったでしょう。
 どうしようかな、まだ、朝のたべもののこってるんだけど……」

 気遣わしげに部屋の中をちらりと振り返る。
 隙間から見える風景には、ちょろりと残ったクッキーやヌガー、お茶のポットが置きっぱなし。
 朝、人を匿おうとして積み上げた食料をまだ消費しきれていないのだろう。
 少しだけ、青い草と土の匂いがする。
(36) 2021/05/29(Sat) 13:49:32

【人】 振子 ブラキウム

>>35 サルガス

「サル、ガス?
違うよ。僕は嘘は吐いていない」

言っていない事はあるけれど、それはあなたとの関係にはきっと持ち込まない方が良くて。

「やめて、サルガス。
君からそんな事、あぁ……サルガス、大丈夫なんかじゃないよ。
僕が上に立つから。ね?
君たちを守るのは僕が、僕の役目だろう?」

いつのまにか大きくなったあなたはブラキウムの小さな腕の中には納まりきらない。
焦りは言葉を濁らせる。
無理に繋ぎとめようとすれば出てくるのは独りよがりばかりだというのに。

「そうだ。
君はもっと僕を頼るんだ


越えてはいけない一線を越えてしまう。
それはもう"お願い"ではなかった。
(37) 2021/05/29(Sat) 14:21:33

【人】 壊れかけの ルヴァ

>>24 ポルクスとカストル
「許すよ!?許す許す!
 今日はカストルが何しても、
 許してあげるからポルクスも怒らないで!?
 おれさま、今日はとても寛大です、はっはっは」

いつものドタバタ。
いつもの会話。
それが、自分にとっては、ルヴァにとっては
この状況においても嬉しく感じられて。

「……なんか度胸試しみたいなことしようとしてた。
 夜の森に、ピャッと行って、何か行ってきた証拠持って、
 ピャッっと帰ってくる、みたいな。
 でも、もういいんだ……もう、いいんだ」

少しだけ嬉しそうな、泣きそうな顔で言う。

「居なくならないでいてくれるだけで、
 ……もう、おれさまは、それだけでいいから」
(38) 2021/05/29(Sat) 14:43:31

【人】 小さな心 サルガス

>>3:37 ブラキウム
「ブラキウム……」

 脅迫に近い言葉なのだろう。命令に近い言葉なのだろう。
 それでも、それそのものには恐怖は感じられなかった。
 もっと怖いのは、自分が手を振り払ったことで、彼がなにかになってしまうこと。

「……わかった。ブラキウムに、頼めそうなことがあったら、ぼく、おはなししにいくね。
 まだ、急にいろんなことになっちゃったから……まとまってないんだ。
 わからないことばかりだから。わかったことがあったら、あとで相談しにいっても、いい?」

 確約できてしまわないことは言及を避けておきながらも、ようやく、頷いた。
 きゅうと、指先が貴方の指を包むように一瞬だけ動いて、そうっと離れた。
 食器は、ほとんどカラになっている。
(39) 2021/05/29(Sat) 14:50:37
ルヴァは、カストルに謝罪した。
(a38) 2021/05/29(Sat) 15:15:19

わるいおとなの ラサルハグは、メモを貼った。
(t0) 2021/05/29(Sat) 15:16:32

気合を入れた。

わるいおとなの ラサルハグは、メモを貼った。
(t1) 2021/05/29(Sat) 15:21:11

頑張れる気がした。

【人】 振子 ブラキウム

>>39 サルガス

「――ぁ」

名前を呼ばれて熱が霧散した。
次いで寒気が背を駆ける。
けれど、続く言葉で平静を取り戻す。

「うん、うん。いつでもいいよ。
待ってるから。
僕も解決のためにできることをするつもりなんだ。
協力すればできるようになることもあるよ」

ちいさく触れたあなたの感触を嬉しそうに確かめてから「そろそろ片付けようか」と、自分の食器を片付け始めた。
ゆっくりと黙ったまま手を動かす。
つるつるの青りんごは朝日に照らされてぽつんと転がったまま。
(40) 2021/05/29(Sat) 15:21:36
スピカの行く末に少しでも幸があるよう願う。

皆の未来を、ただ願った。

ブラキウムは、空き時間に居なくなった人間を探すことにした。
(a39) 2021/05/29(Sat) 15:33:43

振子 ブラキウムは、メモを貼った。
(a40) 2021/05/29(Sat) 15:38:43

【人】 徒然 シトゥラ

 人が来ることが減った図書室で一人本を探している
 昔の詩人の言葉、格言、そして教育について

 欲しい本はほとんど無かった

 同じ事ばかりかかれている教えの本
 それは大事なことだから、同じような本が多いと思っていた
 だがそれは、――――
 他の本が淘汰されていたからだとようやくわかってしまった。

 ここにあるすべての本を知り尽くしているからわかる、
 意図的に知識が足りないのだ。

 昔、ここにない本を大人に頼んで折檻をうけたことがある。
 あれは大人が正しくて、
 自分が本をねだったことが
悪いと思っていた

 自分が悪かったに違いない。
 
ただ、それが子供たちからすべてを隠すことだったら?


「みんなに必要な知識はなんだ、
 本当に与えられるべきものはなんだ?」
 与えられないものに焦がれることは疲れてしまった。
 それでも大人にとっていい子でいつづけなければいけないのか
(41) 2021/05/29(Sat) 15:59:58

【人】 振子 ブラキウム

>> 中庭

「イクリール」

誰もが見ないふりをするひとの名を呼ぶ。
見えないことなんてなくて、そこに居る。
けれどブラキウムにははっきりといつも通りの仮面が見える。
傍にはまだ他に誰か居るだろうか?
(42) 2021/05/29(Sat) 16:18:02

【人】 小さな心 サルガス

>>3:40 ブラキウム
「ありがとう。ブラキウムも、むりしないでね。
 あしたは、ルヴァと、ブラキウムと、ぼくで、ごはん食べようね。
 ルヴァ、最近カストルと仲がいいから。つれておいでっていったら、くるかな……」

 他愛ない話をしながら、ゆっくりとした時間を終えて。
 机を離れるとき、あなたの食器をあなたが自分で片付けていることにあれ、と声をあげた。
 けれどそれ以上に言及はなく、先にも行かず、見守って。
 並んで歩いて返却場所まで行って、ささやき、笑い合っていたことだろう。
(43) 2021/05/29(Sat) 16:19:08
 中庭

「…あら…ごきげんよう、ブラキウム。」

誰もが見ないふりをする。
けれど何処にも居ないなんて訳はない。
イクリールは、確かにそこに居る。

確かにそこに居て、いつものように
にこやかに、道行く『みんな』に挨拶をしている。
自室を抜け出してからずっと。

確かにそこに居て、生きている。
それは他の『いない子』も同じ事。
それがどちらの側だって、声を上げれば、届かない筈はない。
イクリールは、そう信じている。

【人】 振子 ブラキウム

>>43 サルガス

「もちろん!
ルヴァも、その……カストルも呼んでもいいよ。
僕は寛大だからね」

並んで食器を片付けに行く。
昨日までのブラキウムからは想像出来ない光景だけれど、それが新しいやりたい事だから進んでできる。
他愛もなく笑いあってあなたとの朝食の時間は終わりを告げた。
(44) 2021/05/29(Sat) 16:37:53
ラサルハグは、連れていた大人たちに合図を出した。
(t2) 2021/05/29(Sat) 16:46:12

ラサルハグは、大人たちと共に窓から落ちたサルガスを取り囲む。
(t3) 2021/05/29(Sat) 16:46:27

ラサルハグは、指示を出す。「サルガスを連れて行きなさい」
(t4) 2021/05/29(Sat) 16:46:39

【人】 振子 ブラキウム

>> 中庭 イクリール

「ごきげんよう」

ブラキウムはあなたの事情を知らない。
もちろん居なくなったことは知っている。
しかしそんな事は知った事ではない。
だからこうして当たり前のように挨拶をする。

「今なら時間はたっぷりあるんじゃないかい?」
(45) 2021/05/29(Sat) 16:46:40
サルガスは、痛みに呻いています。
(a41) 2021/05/29(Sat) 16:49:22

サルガスは、嘔吐しました。
(a42) 2021/05/29(Sat) 16:55:36

お腹を鳴らした。

 ブラキウム

「ええ、そうね。ブラキウムさえいいのなら
 ちょうど、お部屋でいい子にしているのにも
 少し退屈していたところだわ」

そう言って、イクリールはいたずらっぽく笑って見せた。
何も恐れる事など無いように。

それから、そっとブラキウムに手招きをした。
寂しい中庭の片隅へ。

サルガスは、自室に返却されました。
(a43) 2021/05/29(Sat) 17:07:46

ルヴァは、深呼吸をしている。
(a44) 2021/05/29(Sat) 17:08:33

【人】 振子 ブラキウム

>> イクリール

「君も変わっていないようで何よりだよ。
今なら大丈夫。やるべきことはちゃんとやっているからね」

居なくなったこどもは、何かがあったのだろうという予想ぐらいはできる。
あなたを見て目立つのは首の包帯くらいで、後は変化を見つけられなかった。
気にしないとは言っても、その事に安堵する自分も居た。

あなたの手とかおが揺れるのに導かれて片隅へと足を向けた。
(46) 2021/05/29(Sat) 17:11:38