人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

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 ………でも、そうなったら、貴方は俺を忘れられなくなりますよ。
 いいんですか?


[そう囁いて、貴方は俺を好きになる、と刷り込んで。

本当は噛み合うはずのなかった自分たち。
掛け違ったままだったら、平穏だったかもしれないリアルの世界も。
もう戻すつもりも逃がすつもりもなくて。

いや、お互いもうわかっているはずだ。
あのままではいられないと。
ここで二人で顔を合わせ、知らないふりして触れ合ってしまった瞬間に。

彼が足の力を緩めていたとしても気づかず。
こうなっているのは彼のせいだというふりをして、彼の欲望の涙を流す熱芯を自分の腹に擦りつけるようにする。
一層激しく腰をゆり動かし、汗がこぼれて彼の肌を転がっていく様に、思わず笑みが漏れた]

 出すから……


[囁く一瞬前に、彼の手を縛る縄の一部を引っ張る。
そうすると容易にそれはほどけ、彼の手は自由になってしまう。

ああ、自分はずるいな。
彼に逃げられない言い訳を作ってあげる優しさがない。

そんなつもりはないだろうとはいえ、手を縛られていては、自分から逃げられないという言い訳が彼は使えた。
しかしそれをほどいてしまえば、彼は自分から受け入れたのだとそれを否定できない。
だから、これは自分が彼を逃がさないという合図]

 うぅ……っ!!


[声を殺し、瞬間的に彼を抱きしめて、嘔吐するかのような激しく体をひくつかせる。体が戦慄いて彼の中に注ぐのは男の本能。

体の快楽だけでなく、心も満たされるような最高の感覚は初めてで、恍惚の感覚が続く中、陶然としていた*]

[彼の欲望に晒されるのが心地よい。
これが彼以外の男なら身を委ねようとは考えなかっただろう。
いや思いつくことすらきっとしなかった。

自分の性趣向を覆す程、寿という男は男前だった。望みを告げ、騎士として着飾るのも様になる男。顔が好みというのもあるけれど性格が、心根が、彼を最高の男にしていた。乱暴なだけ、征服欲が強いだけの男なら此方が啼かせていた。

けれど彼は違う。

彼は極上の、雄だ。と身が感じる。
そんな彼に抱かれたいと身体が心が言うのはきっと仕方がないことだ。そうして、自分の心が認める彼に求められるのは心地よい。自ら屈服されたいと思える程に―――惑っている]

[お行儀の悪さはお仕置きされないまま
姫らしく振舞えているかも分からないまま。けれど、彼の興奮を引き出したがる声は、煽り笑う。此処で出会わなければ、彼の肥大した欲に監禁されていたかもと彼が考えていたと知れば、きっと笑みは深くなった。ほんまにできるん。と愉し気な音が混じる声が彼に尋ねただろう。


そして、今はせえへんの。と手を、首を差し出した。
そんなやり取りをしたかもしれない。最も、彼が非道な事が出来ないと思っているからこそ。非道な彼などあり得ないのだから

これらは全部、空想事で。

現実は彼に足を回し
腰を振って]


 …… ン  ぁ


[彼を煽った。
奥で感じる雄が種付けを訴える。奥に、種をまきたいと。彼が本当に欲しがるものを知らず、その言葉を受け取って悦の笑みを深め。うっとりとした瞳を瞬かせれば、汗を落とすように軽く頭を振り。

呪いの言葉に――笑顔の形を変えた]

 忘れさせる気やったん?
  フフッ、忘れ、させたいん ――?


  もう、無理やで

[刷り込みに返す笑みは企みを浮かべるもの。
もうすでに戻れる場所も逃げる場所もない、今更なのに。でも、今更でもそう告げてくれる優しさが嬉しかった。だからこそ、手首を縛る赤い紐を見せて、手遅れだと告げよか。噛み合うはずもない世界に戻れる訳がない。腰を使って彼を煽り、彼の腹で熱を育み。

甘く嬌声を吐いて、啼いて
笑みを漏らす姿に、ええわぁと見惚れ]



 …… ん ぁ、出してやっ
  孕ませて、 もっと っ  もっと


[俺んナカに。
簡単にほどける赤を横目に、自由になった手は彼の頭を包むように撫でた。おいでの合図。逃げ道を失ったなんて事には気づかず、嗚呼、漸く撫でれたわ。と嬉しそうにはにかみ。その頭を抱いた。


よい子と撫でた頭の形。
其れが汗に濡れているのは性交のせい
縛られるのは嫌いやない。けど、自ら望んで
自由になった身体で抱き着き、呼応するように奥へと誘った]


 ぁ 、あああ!!!!!


[嬌声を隠すこともせず、抱きしめる相手の熱を感じ
のぞけって、精を受け止めた。もうすでに思いを孕んでいた腹部が満たされていく。その感覚に、自らの雄も呼応するように果て彼の腹部を汚しただろう。思いが染みていけばええ、鼓動する媚肉は彼の熱を吸い取り、心をも奪おうとばかり、蠢いて

霰もない顔を晒し]

[達した後の余韻。彼を感じる体内。
乱した息を整えながら
濡れた瞳で彼を見つめれば]


  はぁ…寿…
   

[頭を抱いていた手を下ろせば
彼の両頬を包みこみ。こっちこっちと呼び、その唇へと此方の唇を押し付け、ちゅぅと吸えば悪戯を成功させたとばかりに笑い。ぁあ、ずるいわぁと小さな呟きを尊いものを思うように零した*]

[彼の言葉で、勘違いされているようなのに気づく。
自分が要を忘れるなんてことあり得ないのに。
でも、忘れるのを許さないと言われるのが、彼の自分への執着に思えて嬉しく感じる。
試すようなことをした自分に、頭を撫でて抱きしめてくれたこと。
自分が彼を縛ったのに、まるで自分の方がその腕によって彼に縛られていたようで。
それが彼のものになったかのようで嬉しくて。
抱いているのに抱かれているよう。

愛し気に名前を呼ばれ、まるで子供のように口づけられて。
零された言葉に、ずるいのは貴方だ、と思ってしまう。

呼吸を整えながら彼を抱き寄せ、額にキスを落とす。

まだ繋がったままで、若い性は形を失わずにいて。このまま抜かずにもう一度なんて言ったら嫌がられるかな、と思いながらも彼にぴったりと肌をつけたままでいる]



 いかがでしたか、お姫様。


[とってつけたような設定を、今更悪戯っぽく囁く。
そして解いた麻縄を彼の首に巻いて、ネクタイのように緩く締めた。
もちろんこれはネクタイではないけれど、ネクタイをプレゼントするという意味は、君に首ったけという意味があるらしい。
束縛の証だともいうらしい。
自分が縛られた人間に性的興奮を覚えるたちなのは、それに近いのかもしれない]


 こんなものじゃ、まだ足りないですよね。
 もっとして、孕ませないと。


[彼の下腹部を撫でて、そしてからかうように腰を揺らす。
先ほどの異種返しだ。
まだ、抱き足りない。彼をもっと自分に執着させて、それこそ【首ったけ】にさせないと。
どうすれば彼の視界を自分が独占させられるのだろうか。

そう思って、転がしていたスマホが目について。
そういえば、彼のカメラで撮ってほしいと言われたっけ。
しかし、彼のカメラを取りにいくには要から離れなければいけなくて、それはイヤなので仕方なく自分のカメラを拾って、彼の方にレンズを見せる]

 要さん、こっち向いて。


[ほら、ダブルピース。そうふざけながらシャッターを切る。
自分を自撮りするような趣味はないし、近づきすぎているから撮れるのはぼやけたような要のアップ写真ばかりになってしまうのだけれど。
でも、いい顔をして、と彼の頬に手を寄せて、無意識に彼の唇に指をあてて、そして撮れた彼の写真は、表情だけで彼が艶めかしくて。
自分の視界は彼に独占されているという証拠になってしまって、ぎゃふんと思った*]

[満ちていく。
この感覚は初めてだった。今まで味わったことのない幸福が彼に触れた箇所から広がっていく。彼を忘れる事なんて此処で会ったときからできそうになかった。先輩と後輩なら違う意味で続いただろうか。

触れた唇は柔らかく、心地よい。
呼吸を整えながら抱き寄せてくれる肉体の熱さに
軽く息を吐き、額に落ちたキスに目を閉じた]



 … そうやなぁ
 気持ちよかったで……


[でも、と続けようとした声は彼の手が
首に麻縄をまいた事で止まる。これはとネクタイのように緩く締める其れを見下ろし、彼を見れば目で問いかけた。束縛されているようで、息ができない訳でもないのに喉が締まる。どうやら自分は彼限定でマゾヒストでもあるらしい。

肉体のナカで未だ彼は形を保ったまま、
このまま交わればナカの白が
ぐちゅぐちゅと
いやらしい音をきっと落とす。
其れは生々しくも彼の種を意識させると思え]



 あ …ン、自分こそ足りへんのやろ?
 …ちゃんと面倒見てや、騎士様

  種付けて孕ませて 此処をいっぱいにしてな? 


[もうすでに【首ったけ】なのだが
其れを感じさせないように、下腹部をなで揶揄うように腰を揺らす彼に甘い声で答え、頼もう。とってつけた設定を此方からも返し、首に巻かれた縄を細い指でたどれば、先を彼の方へ向けた。気まぐれな猫を首輪で縛りつける事ができるかは彼次第。

姫のはしたなさを窘めるかも、そう]

[挑発的に微笑み。
其れでも彼の下で嬉しさを滲ませる瞳を宿していたが、転がされたスマホを取る手に気づけば瞬き。レンズを見せられれば、彼が何をしようとしているか理解して、笑みの口を開き、性交を行ったと分かる顔をそちらに向けて]


 やぁ、可愛い撮ってや


[彼のレンズ越しの自分はどんな姿だろうか。
どう自分を撮るのだろうか、そんな風に思いながらふざける彼に呼応するように頬の横でダブルピースをしよう。もちろん、舌を出すおまけつきで。最もいい顔をして、と頬に手を寄せ、指を唇に当てられたのなら、手を下ろし、そちらの指を咥えてみたが。

カメラが近いとは思うものの
画面いっぱいに自分が映っていて
彼が、ぎゃふんとなっているのには気づかないものの。
様子のおかしさに、んっと瞬いて指をちゅぱっと口から離せば]

 …どないしたん?
 何かあった?あ、もしかしてお腹すいたん?

 やったら、ルームサービスで頼むか
 ええホテルなだけあって
 美味しそうやで


[この状態では流石に食事はできないが
もぞっと彼の下で体を動かせば、彼の熱が体内にあること。其れがまだ形を保っていることを意識してしまい、か細い声を漏らすが、彼が先ほど撫でた箇所を自分でも撫でて]


 こっちのほうが美味しいやろうけど
  ……フフフ おちんぽの虜になりそうや



[赤い縄を弄び、白い指に絡め
首筋にと彩るようにしながら、なあ。とついつい。
はしたなさが、顔を出す、もちろんわざとやよ。まあお仕置きされるのも悪うないし。実際は彼の虜になっているのだけど、其れは言わないで。甘えるような距離で膝枕をしてもらえないのだから、せめて腕ちょうだいや。とその腕に頬を擦り付けて寄せようとする*]

 大丈夫ですよ。貴方はそのままでも十二分に可愛いですから。


[連写モードから動画モードに切り替えてベッドの上に立てかける。
無意識のうちに言っていたけれど、もしかしたら自分は今、相当恥ずかしいことを言ったかもしれない。
彼が聞き流してくれたことを祈ったが、恥ずかしくてそちらを見ることができない。
なんとなく彼から目を外しながら、彼の吸わせていた指をねろり、と舐めあげる]


 お腹……?
 要さん、ちゃんとご飯食べました?


[自分は講義の合間になんとなく口にしたりしていたが。
彼がそうだったとは限らないし。
彼の中の熱杭をぐいぐいと動かして。腹を下から押し上げる。
ぬちゅ、と動かすと自分が放ったものと彼の中から染み出す淫液が入り混じって、いやらしい音が溢れだす]

 おちんぽの味を覚えてしまったようですね?
 エッチなお姫様だ。

[腕が欲しいと強請る彼に、それなら人間布団します?と繋がったまま彼の足をそろえさせて、彼の後ろ側に回ろうか。
二人で同じ向きに頭を向ければ、片腕を彼の頭の下に差し入れるのも楽になるし。
密着度が大きくなって、なんとなく幸せな恋人同士のような感じになる。
さりげなくぎゅっと彼を抱きしめて、その髪に顔をうずめてしまう。
彼の顔が見られないのは残念だけれど、自分の表情が見られないのはいい]


 ……ルームサービス、もう少しだけ待っててくださいね。


[固さが納まらないだけでなく、ますます固くなってしまったのはどうしようもない。
素股とか初心者な彼の負担にならない技もあるはずだけれど、でも彼が望んで自分も望んだのだから、彼の中に放ちたい。
先ほどは最後、自分が夢中になりすぎた気がするから、今度は余裕の顔をして彼をめちゃくちゃに感じさせてあげたくて。汚名返上だ]

 どれだけ今まで、これでほかの人達を泣かせてきたんですか?
 身体検査しますかね。

 
[自慰するような角度で、彼の逸物に後ろから触れる。
適度な太さのそれは触り心地が良くて。今まで他の男のモノも触れたことがあるけれど、要のものはいい匂いがする気がする。
元々の彼の体臭が好みなのかもしれないし、彼は清潔感があった。

奥のところが彼は好きなようだとはわかったけれど、他にはどんなところが好きかなと、ぬぷっ、ぬぽっと音をもらしながら腰を振り始める]


 要さん、おっぱいも好きなんですよね?
 いっぱい揉んだら、大きくなるかな。


[彼が巨乳が好きなのは知っているから。からかうように彼の胸をもみもみ、と撫でまわした*]

[ふざける彼にふざけ返したはずが
十二分に可愛いという言葉に息を思わず飲み込んだ。
えっと戸惑う言葉は幸いにもカメラをベッドの上に立てかけていた彼からは見えなかったようで、内心ほっとした。彼が此方を見ていれば、顔を赤くしたかもしれないがその危機はなく、指を舐める彼をちらり伺っていた。

そして話はルームサービスに。ご飯を食べたか聞かれれば]


 …んーそういやちゃんとは食べてへんなあ


[元々小食だから今日も講義のあと軽くサンドイッチを食べたぐらい。ただこんなに運動すると流石に其れでは足りないだろうけど。意識は彼が動かす熱に向き、覚えたての快感にぁんとわざとらしく鳴いて。いやらしい液体音がこの肉体に白濁を塗りこめられているのだと感じ。

指先を舐めて彼の腕を強請り]



 やぁて、騎士様のおおきぃて
  きもちぃぃんやもん


[笑いながら、気持ちよさそうにそう告げ。
あかんと揶揄っていれば繋がったまま、身体は動き彼が背後に回ったか。体勢を変わるときにナカを突く角度も変わり、媚肉が先端や幹に当たって広がっていく。今日一日で此処は雌穴に変わるのだろう。後で確認しな、と甘い考えを抱き。差し入れられた腕に頬を寄せれば、背後からも抱きしめられて、幸福を味わった。

頭部に感じる彼の存在が愛おしい。
まるで恋人同士のような睦み合いに心臓が鳴った。
どうか気づかんといて。と細やかに願い]


 …自分がサービスしてくれるんやろ?


[ますますと固くなっていく彼自身に蠱惑の息を漏らし
笑いかけるようにして手を後ろに伸ばせば彼の頭を撫でた。この体勢だと彼の顔が見えないのが残念だ。けど、こうしていれば繋がっているのを感じられる。それに顔を下に向ければ、彼の雄が入る腹が見えた。白い薄っぺらい腹が僅かに盛り上がっている。そんな感じがして

臍の部分を撫でれば、此処まで来とると愉しげに
余裕を見せるのは年上の矜持。やけど
めちゃくちゃにもなってみとおて]



 自分も …啼かされたいん?
 

[彼の手が逸物に触れ、そんな事を言うから
つい煽るように聞いてしまうのは自分の癖だ。これで啼かされると逸物を握り自慰をするような角度でしごく彼に自らの雄を寄せ、もっと強う。と強請り甘く鳴き、奥に感じる熱が動くたびに
初めての快感に新たな快楽を知り。
頭をもたれかけて喘いだ。

――嗚呼、雄の香がしとる。
やらしい、雄の香や]


 …はっ ん
 おっぱい好きやけど…

     俺のは、別におおきいぃせんでも


[ええんとちゃうと
何処を触れても迎え入れる身が、珍しく胸に触れられる事を嫌がった。先ほどは興奮の絶頂に近く激しい性交のハイテンションに飲まれ感じていたが、素面である今、胸を触られると妙に落ち着かず。揶揄うように撫でまわす手から逃れるように身を捩られ、手でそれを静止しようとしたものの。

ベッドの上に立てかけられた携帯を思い出せば
其れに手を伸ばす。]



 ……は… ちょっと触るで


[勝手に写真を見るのはマナー違反。
彼がどんな風に自分を撮っているのか気にはなるけど。其れをするのははしたない以前の問題で、だから目的は別にあった。動画モードになっている其れを自撮りに返れば、動画を撮りながら画面に此方が映るだろう。流石に至近距離すぎて、身体の一部分しか見えんけど。

それでも携帯を頭上に上げて、見下ろすように撮れば
此方の身体と彼の身体が映り]



 抱かれとるなぁ


[彼の手が胸を揉むのも
重なり挿っているのも、分かる。
寿に抱かれとるんやと改めて思う。
自慰するように高められた逸物は誰かの体内に入る訳でもないのに白濁を零した後を残し、また高ぶっている。コロコロと笑う声に滲む嬉しさ。動画で見る其れをじっと見つめて、腰を少し揺らめかせて
ちゃんと見えるやろかと彼に問いかけた*]

[彼があまり食べてないのを知って、ちゃんと食べさせないとと内心思う。
だって制限時間は24時間。その間に彼を篭絡しないといけないから。
自分が彼に必死なほど、彼は自分を求めてないと思ってしまっているから焦っている。
焦ってはいても、彼に無理じいはさせたくない]


 これで啼かされるより、貴方を啼かせたいですよ。
 貴方の騎士の大きいので気持ちよくしてあげるから、我慢してくださいね。


[これを誰かの中に埋めこんで、快感を紡がせることはもうないだろう。そう言いながら、長い指先で彼の裏筋を撫で上げ、カリ首から割れ目までを指先で撫で、緩急をつけて根本から先端まで擦る。袋部分を軽く転がしてその中の重みも確かめて、どれくらい耐えられるかなと想像したりもして。

与える快楽より与えられる快楽を覚えてもらうのだから。
せいぜいここは自分が口に含んで愛撫して、彼に奉仕して、彼を快感に導くための道具にしかするつもりはない]


 おっぱい触られるの嫌いですか?
 まだ小さくても、感度高くて綺麗だし……。
 あんまりいじるとバランス悪くなっちゃうから嫌ですか?


[腕の中でもじもじしているような彼に唇を尖らせるが、今度は彼の方が、玩具を見つけた子供のように手を伸ばす。その先は自分の携帯だった]

 いい趣味してますね。


[彼が腕を伸ばして自撮りモードに変えれば、こちらからは見えない彼自身の顔や体を撮影していってくれる。
触るだけだった彼の雄の状況や、機嫌よく微笑む彼の上気した肌などが、さすが撮り慣れているだけあって、綺麗に映されて、自分の方にも見える]



 ちゃんと支えてくださいね。
 ………そのまま見てて。


[自分は動くし位置的に見切れてしまっている。
鏡と違って、これだとカメラのレンズの向きで、見られる場所が違うのがいい。


彼のウエストを手で支えると、ぐん、と大きくスライドする。
ばちっと激しい音がして二人の肌が合わさって、腰をくねらせれば、中で淫猥な音を中が立てる。
抜きかけた瞬間、彼の中が小刻みに震えて、いかないでというかのようにきゅうっと切なく締め付けられた。

ここかな、と思ってあえてそれ以上抜かずに亀頭の部分でこすこす、と彼の臍の裏側辺りを擦ったり、自分が襞にこすり付けているのはここだと教えるかのように、彼の同じ箇所を指先でこすったりして。
こういう時、同じ性を持つのはいいと思う]

 貴方のいい顔、ちゃんと撮っておいてくださいね。


 ………なんか、はまってしまいそうだな。


[嵌め撮りなんてしたことなかったのだけれど、相手のいい顔もわかるし、それに記録にもなる。
この時はこうだった、と後で感想を聞いたら今後の糧にもなるだろうし]

 いっそAVみたいに、薫でーす、創邦大学三年生、21歳、好きなことは裸になること、って自己紹介してから撮り始めればよかったですかね。


[いい顔見せて、とカメラの方にぐい、と彼の顔を向かせて。彼の唇を指先で割って舌をつまむ。
唇の赤と彼の肌の白、そして彼の首に掛けられた縄の赤が相まって、画像の色彩バランスは最高だ。
我慢できなくなって、彼をベッドの押し付けるようにすれば、のしかかるようにして腰を激しく押し付けてしまう。
上気して赤く染まっていく彼の肌が美しくて。美味しそうに自分の肉槍を食むその下の口が愛しくて。
キスマークとほくろで飾られた彼の尻たぶを両手で割り広げれば、先ほどの汚名返上の誓いも忘れ去り、凌辱するかのように腰を振って蜜壺が与える快楽に酔っていた*]