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【人】 土地神 リン起きていた時は もっと、綺麗にしていたが 寝ているところ 箒や雑巾掛けするのは…… [ そも、己は食べずとも不自由はせず 綺麗にせずとも病にかかる心配もない ならば騒いで起こしてしまうより 起きるまでと思うのも当然の結果であり ] 緋扇、これが次の嫁の ────冥桜、だ [ 置き畳の上、横たわる黒髪へ 妬くなと揶揄っても、やはり応えはない* ] (345) 2021/06/18(Fri) 17:47:21 |
【人】 土地神 リン[ 生き方の違い、名の違い その様なものを己は知らない 否、知る由もない 己の前の己もまた名は同じ 『リン』であり役目も同じ 確認こそはしたことはないが 姿形もおそらくは同じだろう それでも同一とは言えないのは 記憶を引き継いではいないからで 己になる前の己の記憶 どんな嫁と共に過ごしたのか 何を好み、何を学んだのか そればかりは己にもわからない ] (380) 2021/06/18(Fri) 23:39:53 |
【人】 土地神 リン[ 部屋の入り口で冥桜が口を開く 新しくきた嫁が前の嫁に名乗る 懐かしい光景 ただ違うのは あの時、己を抱き上げていた嫁が 今では前の嫁として褥にいるということ 淀みなく紡がれる自己紹介に そろりと名桜の表情を盗み見て その唇が青ざめていないことを確認し ] 多少のことでは──か たしかに、そうかもしれん 前の……緋扇が来た時だが あの時は、蘇芳をみて大騒ぎで それでも起きはしなかったからな [ 抱えられ、部屋から出されたのだったか その後、三日はここに入ることを禁じられた 嫁同士話すというのがその理由であり 三日が明ければ綺麗になった部屋の中 埃と共に、蘇芳の姿もまた消えていた ] (382) 2021/06/18(Fri) 23:40:38 |
【人】 土地神 リン多少のことでは、か ならばやはり起きるかもしれないぞ ──とはいえ、確かに この有り様では叱られかねん [ やきもちやきの緋扇は あれこれ世話を焼く分、口煩くもあった 近づく顔を手で制し 嗅がずともよいと首を左右に振り ] ──む、ぐ…… 食事はしようと思えばできるが 我にとって娯楽の一種よ あと、風呂は入っておる 汚れでどうこうはならんでも 同じところで寝る以上は、な [ 得意げに冥桜の顔を見遣り、胸を張った* ] (383) 2021/06/18(Fri) 23:41:17 |
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