168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】
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| (a37) 2022/08/12(Fri) 19:32:55 |
| [四谷はぼろぼろと涙を流していた。 >>134それだけ恐怖したからなのか、 此方の姿を認識し、安堵したからなのかは 己には察することは出来なかったけれど。 泣いてばかりだな、と呆れながらも 放って置く気にはなれず 視えた拘束具に怯みつつも、 此方の提案を了承したのを認めたなら 四谷を支えながら、病室内へと足を踏み入れただろう] (143) 2022/08/12(Fri) 22:49:09 |
| ─精神病棟→病室─ [四谷が腰掛けたなら、スプリングの軋む音が響く。 >>136埃はあるものの、ベッドとしての機能は健在のようだ。] ………暗いな。 [鉄格子の付いた窓に近寄り、 外を眺め見ながら呟いた言葉は 共感を欲するものではなく、ただの独り言。 何も見えない。何も映らない。 此処へ来た時……こんなにも、闇は深かっただろうか? 先程遭遇した、あの怪異を >>57あの 眼光 を、一人思い出し] (145) 2022/08/12(Fri) 22:49:57 |
| ……………なぁ。
[項垂れる四谷の背に向かって、声を掛ける。
あの陰に飲み込まれていった、誰かの姿を。 はっきりと顔までは見えなかったものの、 この場所に居るであろう、他の生者を己は知らないから。]
(148) 2022/08/12(Fri) 22:52:38 |
| あれは………、チハヤだったのか?
[確りと見ていたかまでは分からないから 四谷の知り合いだったかどうかぐらいは 聞いてみた方が良いだろうと思ってのこと。
仮に、チハヤだったのだとしたら…… それを四谷に認めさせることは、酷だろうか。
チハヤが無事な保証は、何処にもないのだから。*]
(149) 2022/08/12(Fri) 22:52:53 |
| (a43) 2022/08/12(Fri) 23:10:22 |
| ……………… そう、か。 [「違う」と、強く否定をしなかった。 >>153それはもう、肯定と同じなのかもしれない。 四谷の傷を深めるだけに終わってしまった。 こんな時、どんな言葉を掛ければ良いかも分からず こんな時、どんな風にすれば良いかも分からないけれど 静かに、四谷の隣に腰を掛ければ ぎしりと沈み込む、ベッドの音が響いて。 四谷の肩に手を回すことが叶ったなら、 そっと。己の方へと引き寄せよう。 そうして、生きた温もりを 与えるぐらいしか、出来なかった] (162) 2022/08/13(Sat) 0:12:44 |
| ………四谷。 お前は何があっても……… 生きろ 。 [失った二つの命と、 消えてしまったかもしれない、友の分まで。 俺のことは───忘れてくれて、良いから。 ] (163) 2022/08/13(Sat) 0:19:00 |
| [それは、"最期"の願い───…。
肩に触れていた掌を、四谷の頭の上に ぽふり。優しく落としながら
もう片方の手は、己の懐へとしのばせて] (166) 2022/08/13(Sat) 0:20:59 |
| [懐に収めていた、鋭利な刃を取り出した。
それはすぐに、己の首筋へと宛がわれて
───そして、]
(167) 2022/08/13(Sat) 0:22:56 |
| [それは素早く、首筋を斬り裂いた
────はずだった。] (168) 2022/08/13(Sat) 0:34:51 |
| …………………………
[痛みや、流れる血は 何故か掌にのみに感じて。
熱くなった掌からは ぽたぽたと、手首から腕にかけて落ちるだけで
斬り裂く寸前に、刃先を握っていたことに気付いた。]
(169) 2022/08/13(Sat) 0:37:33 |
| [………何故だろう。 そんな疑問は、抱くまでもなく。
お前の涙が、あの時のお前の言葉が。
"嬉しかった"のかもしれない。*] (170) 2022/08/13(Sat) 0:40:45 |
| (a47) 2022/08/13(Sat) 0:54:03 |
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