人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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[最後の恋にして、と言われた。

 「うん。約束する」

と、即答した。

この恋を失ったら、きっともう恋なんて出来ない。
絶望で塗りつぶされて、どこを探しても白が見つからない、そんな世界、耐えられる気がしない。*]

【人】   タカノ

[ 顔色、変わらない方だと思ってた。
 酒が入っても、なにかに追い詰められていても。
 
 じわ、と実感が生まれれば、
 とくとく、という規則正しい音から、
 どっどっ、という滝の流れるような音に変わり、

 徐々に体温が上がってくる。
 目の前の君といえば、余裕のありそう
 笑みを一つ漏らして、手元の作業>>388
 再開したか。 ]
(455) 2023/03/08(Wed) 22:13:30

【人】   タカノ

[ 既に届いて一度しか口をつけていない
 ビールを、流し、ややあってから
 こちらも食事を再開した。

 おいしい、大丈夫 味します>>316

 届いた順番にすべて、食い尽くして
 いるわけではないから、卓には、
 ビール、鰯のトマト煮、たまごふわふわが並んでいる。

 トマト煮は既に半分ほど、胃に収めて
 しまったが、ビールの後、また一口
 手を付けて、 ]

 んん、……うまぁ

[ 相乗効果はいかほどか。
 すかさずビールを流す、というループが
 完成してしまったので検証は不可能かも。
 次は日本酒もいいかもしれない。

 丁寧な仕事をしている彼は土鍋>>390を使って
 いるし、炊き込みご飯と言っていたから。 ]
(456) 2023/03/08(Wed) 22:14:18

【人】   タカノ

 うわぁ、すごい本格的
 ありがとう

[ ぐだぐだと次に何を飲もうか悩んでいる間に、
 調理を終えた那岐が土鍋を卓へと、置く。

 まずは、蓋を開いた。
 途端、立ち上る湯気、そしてたけのこの香り。
 ああ、これは ]

 ……酒じゃないな、お茶を一つ
 手が空いたら、お願いします。

[ 相乗効果もいいが、メインに楽しむなら
 酔わずに楽しみたい故に。 ]
(457) 2023/03/08(Wed) 22:15:00

【人】   タカノ

 うん、今日はゆっくりだから
 デザートもいただくよ。

[ 土鍋で炊かれたご飯に、端のほうから
 しゃもじを入れ、持ち上げるとまた、暴力的な
 までの良い香りが漂う。丁寧に、器に盛り付け
 まずはたけのこを、口に入れた。 ]

 あぁぁぁ……うまぁ………

[ 言う、というより自然とこぼれ出した言葉。
 これぞという物に出会った時ほど、
 勢い良く皿を空にしていく方なのだが、
 じわじわと旨味が襲ってくるので、
 大事に、少しずつけれど確実に、土鍋の中身を
 減らしていった。* ]
(458) 2023/03/08(Wed) 22:15:23
――アスパラガスの日――

[ゲイザーがあの日早退したのは、元からの家庭の事情というところまでは聞いた。
去り際に店内が少し妙な空気になった理由を真白は知っているようだが、恐らくまだ解決には至っていないのだろう。

というのも、教えてもらったシフトを元に何度か来店しても、ゲイザーの姿は店内になかったから。

ゲイザーを気にしているかのような、少し元気のない様子は気になるし、話して楽になることならいくらでも聞くけれど、真白は解決してから話すつもりだろうか。
自分が出来るのは、真白が話したいと思った時に傍にいることだけだ。]

 やあ。空いてる?

[いつもの台詞で店内に入る。
前はこっそり立ち位置を確認していたけれど、もう隠さない。
常連は自分達の関係が変化していることをもう知っているし、新規客がいたら牽制しないといけないので。

自然な動き?
うさぎさんがぴょんと跳ねている幻覚が見えるな?]

[来店したのは少し遅めの時間帯。
一緒に帰りたいと思ったら、前と同じ早目の時間だと食後に席を埋めることになるから。
この店は普段から食事が終わっても急かしたりはしないけれど、彼女の働く店で自分が困った客になるのは避けたい。

その結果、
幸か不幸か三角関係の告白劇は見逃していた。
カウンターには明らかに限度を超えて飲んだと思われる酔客の姿。]

 うーん、今から美味しく食べたいから、
 今日はテーブルにしとこ!

[勿論、彼が決壊してしまうなら、同業者のよしみで介抱するつもりではある。]



 たけのこ!おいしいよね。
 てんぷらがいいな。穂先多めで。

 あとねー、アスパラを鶏肉で巻いたのが食べたい。

 マンゴーはタルトだって?食べないわけがない!

[黒板を見つつ「いつも通り」の声色で意気揚々と注文する。
飲み物はホット烏龍茶にしよう。

ゲイザーがいて、もし今日真白と話をするなら――

遅くなった時に二人共を車で送れるように。*]

【人】   タカノ

 あいつ、酔ってる? 

[ それは誰に向けた言葉でもない。
 敢えて言うなら本人に>>452向けてか。

 店内であった、あれこれ。
 葉月が最後までがんばったあれこれも

 敢えて聞こうとはしなかった。
 が、これは耳に入ってしまったので。

 そしてこれも。敢えて見ようとは
 しなかったけれど目に入った>>454もので

 その時近くに居た店員に、 ]
(462) 2023/03/08(Wed) 22:30:13

【人】   タカノ

 そのままにしといてやって。
 最悪の場合、俺が送ってくから。
 多分そう遠くないんだ、俺の家から。
 
[ そう言っておいた。
 店員や店長に送らせるわけにもいかんだろうし ]

 仕方ないよね、友達だから。

[ 俺も友達の一人、に数えてほしいからね。* ]
(464) 2023/03/08(Wed) 22:30:35
  タカノは、メモを貼った。
(a81) 2023/03/08(Wed) 22:36:12

【人】 客 タカノ

―― 起こり得なかった話し ――

 お前、明日泣くぞ?

[ 特にこちらからなにかするつもりはない、が
 お前絶対起きて、後悔して泣くだろ。 ]

 手ぇかかるなぁ葉月。
 はぁぁ、任せてお父さん、どうにかするから
 心配しないで。

[ 酔っ払いの戯言ひとつ、二人で笑って
 片付けられたと、思うんだけど。

 このビジュアルのお母さんってどうなの。

 それとね、別に教えたくなかったわけじゃなくて
 その秘密、誰にも話したことがなかったから、

 一番最初に、本人に教えたかっただけなんだよ。* ]
(484) 2023/03/08(Wed) 23:28:20

【人】 客 タカノ

 ありがとう、シャミちゃん。
 そうだね、歩いて帰れなさそうだったら
 そうしよっかな。

 こいつ担ぐの、楽しくも嬉しくもないしね。

[ 以前誰かに担ぐって言ってたって?
 状況と相手によりけりでしょ、そんなの。

 飲食店側としては、暴発だけはなんとしても
 避けたいと思うのは至極当たり前で、
 やたらと手際のいいシャミちゃん>>483には
 さすがだなぁと思うばかり ]

 頑張っちゃったんでしょ、多分。
 このまま少し休ませてやって。
 閉店までこうだったら、タクシーお願いするね。

[ それでも、葉月が眠りこけていたりなんかしたら
 嫌がらせのようにお姫様抱っこで運んでやっても
 いいんだけどね。鍛えといてよかったなぁ。* ]
(492) 2023/03/08(Wed) 23:40:09

【人】 客 タカノ

[ 友達に数えて欲しいのは本当なんだけどね。

 腕を引くこともそうだし、

 どうして俺、
葉月持ち帰ること
になってんだろうね
 まだ好きな人すら、持ち帰ったことないってのに。

 まぁそういう縁巡りなんだろうね。
 いつかネタにして、弄ってやろうと思うの
 別にそこまで、意地悪じゃないよね?* ]
(500) 2023/03/08(Wed) 23:43:50
 

[ 葉月が速崎を気にしているのは知っていたけれども、
  速崎が栗栖に好意を持っているなんて気付かなかった。
  けれど貝沢も栗栖が好きで、栗栖も満更ではなさそうで
  ……その時点で全員幸せのハッピーエンドは存在しない。
  顛末として、明らかな深酒も気にかけてはいたけれど
  今日ばかりは致し方あるまい、と止めることはなく。

  あの日の妙な空気の理由は、
  気付いていないならまだ教えてはいなかった。
  栗栖の過去を無断で教える羽目になりかねないし
  全部が終わった後、話せるところだけ聞いて貰おう、と ]


  ────あ、神田さん!
  いらっしゃいませ、お好きなお席へどうぞ!


[ それはともかく、貴方の幻覚は実際その通り。
  白うさぎはこの空気感からの寄る辺を見つけ、
  ぱっと笑顔で、ぴょん、と跳ねては彼を迎えた。 ]
 

 

[ この店の、お客様と雑談をしても良し──どころか
  和気藹々とすることが寧ろ持ち味ということもあって
  まあ、変に勘違いをする人も、いないこともない。
  故に彼の牽制は実際功を為しているのだが、
  そちらは大咲が知る由もなかった。
  最近厄介なお客さん減ったなぁ、くらいの気持ちだ。

  少し遅い時間帯の来店の理由には察しがついている。
  てっぺんまで飲む、と決めるような日なら別でも
  夜のご飯を楽しむだけなら時間が余るのは確実で。
  気遣いながら通ってくれる彼の優しさが、うれしい。 ]


  前みたいにカウンターで事故っちゃったら、
  今の葉月さんだと大変ですしね〜?


[ なんて揶揄って、笑い声を一つ。
  その頃には店内も幾分か明るさを取り戻していて、
  ご機嫌な瑞野というレア中のレアまで見た後となれば
  絶対"アレ"じゃん!…と、野次馬しそうになるものの ]
 

 

[ いつも通りの声音、普段と変わらない笑顔。
  連日の出勤と今日も開催された騒動で疲弊した心に、
  恋しい彼の"普段通り"が安心感を与えてくれる。 ]


  はーい、承りました!
  たけのこの天ぷら、穂先多めと……アスパラの鶏肉巻き。
  マンゴータルトはですね、今日、瑞野さんが──


[ 作ったんですよ、と言いかけて、つい。
  やっぱり堪えきれない大咲は、瑞野のいる方を見た。
  何故か新人を息子にしたらしいご機嫌な瑞野。
  私の方が! 先に!
  お兄ちゃんみたいに慕ってたんですけど〜〜!?

  ……とは、言わない。大人なのだ、大咲は。 ]

 

 

  ……なんか瑞野さん、ご機嫌なんですよねー、今日。
  デザート以外は、私が作りますね。
  今なら手が空いててすぐ取り掛かれますし
  ちょっとだけ待っててください。


[ 見詰める大咲の顔は、仕事の為のナチュラルメイク。
  あの日教えた「お休みの日はラメを使うのが好き」という
  些細な、好きなことのひとつ。
  万が一でも料理に入ると困るから、勤務中は使えない。

  でも、私服は可愛いを常に気にするようになった。
  理由は──言わなくても、分かりますよね?

  白うさぎはオーダーを受け、おしぼりと温かい烏龍茶を
  まずは手早く机へお出しして。
  厨房の方に戻っていく。 ]

 

 

[ それにしても、春だなぁと思わんばかりの食材たちだ。
  たけのこの天ぷら。アスパラを鶏肉で巻いたもの。
  となれば前者はあっさりめで、後者には味を足そうか。

  まずはたけのこを手に取り、水洗いを終えれば
  穂先が多めになるよう食べやすい形へ切っていく。
  穂先は柔らかい分、薄く切ってしまうと噛み応えがないから
  厚めに切ることを意識して。

  鍋へ水と切り終えたたけのこ、店の特製めんつゆを入れ
  中火で煮汁が殆どなくなるまでいったん放置。
  ……という工程を一から踏むと時間が掛かってしまうので。
  和食を望まれた時に対応できるよう、
  ある程度は仕込んでおいた。穂先や根元は好みがあるから
  指定があれば選べるよう、きちんと考えて仕込んでいる。

  いや本当、その日の食材に合わせて注文を予想して
  予め仕込んでおいたものが使われると、安心します、ね ]

 

 

[ 仕込んでおいた水煮のたけのこを取り出し、
  器へ移して、残ってある煮汁に浸しながら広げて冷ます。

  待つ間に今度はアスパラ、皮を取り除いた鶏の胸肉。
  後はゴボウ、人参、干ししいたけを用意して
  胸肉に包丁で切り目を入れ、開く。
  塩と料理酒を全体へ振りかけて通るように軽く揉み込み、
  アスパラのかまを取り
  皮を剥いた(削いだともいう)ゴボウと人参を
  ある程度の太さの棒状へ切れば、しっかりと茹でる。

  干ししいたけは水で戻してしっかり水気を切った後、
  半分にカットして。
  開いた鶏肉の上へ茹で冷ましたゴボウ、アスパラ、人参の
  彩り三兄弟を乗せ、タコ糸で巻いて縛った。 ]

 

 

[ フライパンへごま油を引き、
  みりん、醤油、砂糖、料理酒を混ぜたものを用意して。
  天ぷらと一緒に食べても引き立つように、
  気持ち、味を濃く作ろうと、量を調整しつつ。
  先に巻き終えた鶏肉を並べ、転がすように全体へ火を通し
  一度余分な脂をキッチンペーパーで拭き取れば
  混ぜ終えた調味料と一緒に再度フライパンへ移し
  もう一度、今度はシイタケも加えて加熱する。

  粗熱を取る間に、ボウルへ天ぷら粉と水を混ぜ
  たけのこの汁気を軽くペーパーへ吸わせたら
  天ぷら粉へくぐらせ、油でじゅう、と揚げていこう。
  大葉も合わせるかと思い立ち、追加でそれも。

  完成した大葉とたけのこの天ぷらを見栄え良く並べ。
  粗熱も取れた鶏肉を一口サイズに切っていけば、
  中はちゃんと綺麗な市松模様になっていた。 ]

 

 

[ 後は一緒に加熱したシイタケを見栄え良く乗せて、
  いわゆる"八幡巻き"の完成だ。

  ……あ。いえ別に、あの、名前が同じだからとか
  そんな他意は。いや。その。
  無いとは、言わない。
  マンゴータルトは食後だろう、と二皿を手に
  神田の元へ笑顔と一緒に帰っていこう。 ]


  神田さん! お待たせしました!
  ご注文の、たけのこの天ぷらと……その、
  ……鶏肉のアスパラ巻きです!

  タルト、食後にお持ちします ……ご、ごゆっくり!


[ 咄嗟に料理名に詰まって、結局言えないまま
  白うさぎはいつもの癖でぴょんと背中を向け、かけて ]

 

 

[ やっぱりくるんと振り返った白うさぎは
  「あの」と小声で話し掛ける。
  お店の中、今は店員とお客様だと分かっているけれど

  ……ちょっとだけ。
  しんどい気持ちを、約束で、甘やかしてくれませんか。 ]


  
今日、お家に泊まっても、いいですか
体調が悪いとかじゃないんです、けど

……少しだけ。隣で今日は、休みたいです。



[ そんな雰囲気もきっと、
  貴方が牽制したいご新規様の心を折るのだろうな。** ]

 

メモを貼った。

【人】 客 タカノ

―― 閉店前 ――

 おら、しゃっきりしろ。
 んっとに、手ぇかかる。

[ 閉店間際まで居座ること
 俺も望まないし、葉月も望まない。

 良きところで、シャミちゃんに声を掛け
 タクシーを呼び、 ]

 ずいぶん、高い一杯だな。

[ 一杯ごちそうせねば、そう思ってたもんで
 前後不覚の相手の鞄を漁るわけにも、いくまい。 ]

 今度払わせるから今日は俺のと一緒に
 しといて。

[ 支払いを済ませると、担いでか
 抱っこでか、タクシーへ。
 好きな方、選びなされ。

 住所を聞き出し、彼の家まで。
 運転手さんには、自分も贈って欲しいので
 待ってて欲しいと、そう伝え、未だ前後不覚の
 様子なら、鍵を出させて、家の中。 ]
(508) 2023/03/09(Thu) 0:02:55

【人】 客 タカノ

 ベッド、どこ。

[ なるほど、シェアを言い出すくらいには
 広い家。じっくり眺める時間はない。
 運転手、またせてるもんで。寝具に、転がして ]

 ――頑張ったな、いい夢みな

[ さっさと退散した。鍵は掛けてポストか、
 どこかに突っ込みタクシーへ戻る。
 
 『鍵、みつかるとこに置いといたから
  またな』

 そうメッセージを打ち込みながら ]

 ええ、とても

[ 良いことがあったのですかと、問う運転手に
 返事をした。* ]
(509) 2023/03/09(Thu) 0:03:42
客 タカノは、メモを貼った。
(a87) 2023/03/09(Thu) 0:04:30


 うーん、葉月さん、何があったんだろ……。
 記事の感想言いたかったんだけどな……。

[そわそわとカウンターを見遣る。
高野が送っていくと言っているので、自分の出番はいらないかもしれない。
昔から存在を認知しているとはいえ、自分は彼の家を知らない。
高野が把握しているのは、やはりあの記事がきっかけだろうか。

自分も見に行った公開録音の様子が端的にまとめられている。
「いつもと同じ穏やかな笑み」という表現が特に、記事を読んでいる「現地未参戦」のファンにとってその様子が一瞬で思い浮かべられるだろうから秀逸だ。

その後のインタビュー部分も、高野の「今」の姿を捉えるものに焦点を絞っていて、過去の栄光を強調したり事故のことを蒸し返したりしない、とても誠実な記事だった。]

 「人」を見るのが上手いんだよなぁ、やっぱ……。

[ないものねだりだが、自分には彼のように人に寄り添う記事は書けない。
共感力が圧倒的に劣っていると思っている。
彼自身は自分への評価が低いけれど、このこの記事のPV数で少しくらい自信を持ったら良いのにな、と思っている。*]

[注文した品が到着するのを待つ間、ぐるりと店内を観察しては見たものの、「何があったか」には思い至らなかった。
葉月の想いも、ゲイザーの心の向きも。

何せ高野と食事を共にした時、高野は沙弥と「いい感じ」に見えていたくらいのポンコツなもので。
ああでも「ご機嫌」な那岐が誰の方向を見ているかというのは――流石にわかる。
なるほど、話したそうな空気は読めていたということか、と一人納得。

ところで秘めた内心は隠したままなのだろうか。
ちょっとヤキモチ焼いてる彼女も見てみたいのだけれど。
それを見た自分がヤキモチを焼くとはわかっていても。]


 わ〜やったー!
 思ってたより早く出て来てびっくりだよ。
 同じ注文の人が前にいたり?

[注文を予想して仕込みをある程度しておくというのを聞いたら、「先見の明!」と小さく拍手した。
アク抜きまでならどの味付けでも転用できるが、天ぷらの下味はなかなか他には使いづらいのではないだろうか。]

 うん。天ぷら、と。

[にこにこ。
視線は、肉巻きの中のごぼうで止まり、彼女のラメのない目元に止まり。
アスパラしか指定していなかったその「中身」に、ごぼうを入れた時点で「わかっている」と思っている。]


 
呼んでくれないの?



[料理名なら、その可愛い声で自分の名前を構成する3文字が聞けるかなと思ったが中々難しいか。
白うさぎが背を向けるなら無理強いはしない。]

[――と、彼女が振り返った。

まだ、「白うさぎ」でいる時間に、彼女の方からこうして至近距離に来ることは珍しい。]


 うん、おいで。


[先程までにこにこと料理名を言わせようとしていた悪戯っぽい笑顔から一転、穏やかに。

理由は今は聞かない。
彼女が自分だけの「マシロちゃん」になってからだ。]



 僕は布団派です。
 来客用は浮かれてついこないだ新調しました。


[隣で過ごそう。

約束をして、冷めない内に料理を頂くことにする。**]

メモを貼った。

メモを貼った。

客 タカノは、メモを貼った。
(a88) 2023/03/09(Thu) 0:36:39

 




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