【人】 美雲居 月子 ───ロビー うち、人に見られる趣味はないの [ 人気がない、とはいえここは 共有スペースだし、いつだれが ここを通るとも知れない。 そもそも、わたしがここにいて、 彼がここを通ったことがその証明だ。 「対等に」返した口づけに、 舌先が伸ばされるから、吸い付き、 己の舌も動かして、絡めた。] (181) 2020/08/16(Sun) 11:32:35 |
【人】 美雲居 月子───そやなァ… [ 思案していると伸ばされた手。 爪先に落とされた唇を見つめ。] うちか、麗央の部屋にいきましょ? ここやったら周りが気になってしまうし… 集中、したいやんか [ そう目を細めて。]* (182) 2020/08/16(Sun) 11:32:50 |
【人】 美雲居 月子 ───露天風呂 そんなけったいなもん、 女の子に出すやなんて… お兄さん悪い人やなあ… [ 出されていたアルコールの 度数を聞いて、困ったようにわらう。 泡盛は飲んだことがない。 まあ、そもそも酒はあまり飲まないのだ。 30度。よくぶっ倒れなかったなと 自分で自分を褒めたいくらいだった。 足先を動かして、ただ湯の中を掻く。] (183) 2020/08/16(Sun) 11:40:29 |
【人】 美雲居 月子んー恋愛はできへんけど… 恋愛ごっこ、なら付き合う 無関心な人の恋愛、やろ? 気になるしなァ…… [ 少し詰められる距離感に、 身動ぐことはしない。 ぼんやりとそちらを見つめて、 ただじっとしていた。 その根底にあるものを聞かれたら、 興味と好奇心だと答えるだろう。]* (184) 2020/08/16(Sun) 11:40:52 |
美雲居 月子は、メモを貼った。 (a34) 2020/08/16(Sun) 11:47:05 |
【人】 恋塚 暎史−露天風呂・混浴 けったいなって…… あれは、飲みすぎなければ甘くてほろ酔いできる。 だから、別にいいんですよ。 [ あれを2回連続で提供することはない。 言われても、まずはノンアルコールを 差し出して、大丈夫なら 2杯目を提供する。 困った表情を浮かべる彼女のことを すごく心配するかといえば、 そういうこともなかった。 ] 恋愛はできない、ね。 ……できない? ごっこはごっこで、楽しそうだとは思いますよ。 本当の心がなくても、 楽しんでいればいいから。 [ 彼女の発言に少し引っかかりながら、 ごっこなら、というほうに 首を縦に振るだろう。 恋愛本物に無関心な彼だから、 ごっこくらいの方がちょうどいい。 少しだけまだ距離を保ったまま、 彼は彼女との会話を楽しむことだろう ]* (185) 2020/08/16(Sun) 11:52:13 |
恋塚 暎史は、メモを貼った。 (a35) 2020/08/16(Sun) 11:53:41 |
【人】 三谷 麗央――ロビー→睡蓮 見られるて決まった話やないやろに。 月子、意外にビビりやな。 [明らかな挑発混じりに笑って] それか他に知った人でも居った? [と繋ぐアクセントは純正の関西のもの。 別段、関西生まれという訳ではないが。] (186) 2020/08/16(Sun) 11:58:11 |
【人】 和宮 玲──過去の話・ラウンジ [>>179彼の言葉を聴くと少し笑う。 だって彼の中では私は綺麗ではなく 可愛いで決まってるんじゃないかって。] へぇ、そうなんだね。 お宿住み込み……毎朝とても早くて、夜もほどほどに遅い。 大変なイメージあるけど、どう? ……ん。暎史…… [耳に彼がキスをする。 唇が離れれば、彼の頬に手を当てて 今度は首の辺りに口づけを。] そうだね。 ずっと感覚が鈍い人よりは凄く待遇は良いと思う。 ……だからその時を求めて 私はよくこの宿に来るかな。 ……こら、生意気だぞ? [主導権を握りたがり、なんて 言われたらそれは勿論図星。 私はくすくすと笑ってしまう。] …… 暎史は、握られるのは、いや? [彼に、そっと聞いてみる。]* (188) 2020/08/16(Sun) 12:17:20 |
【人】 恋塚 暎史−過去の話・ラウンジ 僕の場合、朝早いのと、中抜けと、夜。 荷物運びとかの仕事は大体仲居さんがやるから、 僕はチェックイン、チェックアウトのお手伝い。 それから、バーテンの仕事が待ってる。 ラウンジが開いている間だけだから、 0時になる頃には実のところお役御免。 [ 彼の場合であって、他にもいろんなシフトがある。 彼にとっては、そんなに忙しくもない。 名前を呼ばれながら、 首辺りに口づけが落ちるなら、 彼は彼女の喉に口づけを落とすだろう ] 玲の目的は、とっても当たり前で、 僕がもし玲みたいに感覚をその時でしか 感じ取れないなら、同じ行動したかも。 だって、そんなふうに見えるから、 言いたくなるんだよ。 [ なんとなく、主導権を握っている方が 彼女は似合うような気がして堪らなかった ] (189) 2020/08/16(Sun) 12:28:54 |
【人】 恋塚 暎史 ……いや、ではない。 ずっと主導権握ってるのって、大変だし疲れる。 [ 薄い記憶になりかけている過去のことを ふと思い出してみる。 彼女たちの望むように誘導するのも、 頭を働かせるから少々つかれていたっけ。 満足させるのも、よくわからない。 後からあそこは……なんて言われたら、 知ったことか、と言いたくなった。 ]* (190) 2020/08/16(Sun) 12:30:13 |
卯月 侑紗は、メモを貼った。 (a36) 2020/08/16(Sun) 13:39:10 |
【人】 美雲居 月子 ───椿 [ また勝負しような、と言いながら ひらひら手を振る彼に笑いかけて。 迷ったように瞳を伏せて。 それから上げる。] ひとつだけ、聞いても? [ 出て行く直前、そちらを見る。 一瞬、彼の左手に目を落として。] W厄介事Wに、 たのしかった思い出はある? [ そんな下らない問いかけを投げた。 その答えがなんであろうと、 「そう」と頷いて。] ほな、おおきに [ と残して膝を折って頭を下げ、 そのまま出て行った。]* (191) 2020/08/16(Sun) 13:41:18 |
【人】 卯月 侑紗 ー わたしと、先輩・承 ー [先輩に言われた事を、 ちゃんと実行するようになってから 私の人生は少しずつ明るいものに 変わっていったように思います。 ちゃんと思ったことを、口に出してみれば 人と話す機会が増えてお友達も増えました。 笑うようになって、 お客さんにも「かわいい」と 言われるようになりました。 明るく振舞って、ニコニコ笑って 自分、というものを表に出していって…… 変わっていけば、周りの人だけじゃなく 先輩本人にも褒めてもらえるので 私、とても頑張ったんです。] (192) 2020/08/16(Sun) 13:46:11 |
【人】 卯月 侑紗[バイト先の喫茶店は 相変わらず人手が足りなくて 毎日忙しく、皆と過ごしています。 パート主婦のマキさんに、 フリーターのシュンさん。 それから、私と、先輩と…… 新しく入ってきた、新人の店長さん。 あれから、先輩とシュンさんが頑張って 録音したり、記録を取ったり…… 喫茶店の本部に「バイトへのパワハラ行為」を 訴え出て、あの店長さんは ある日突然姿を消してしまいました。] 「皆でまたこのお店、盛り上げていこうよ」 [事の事情を説明した後 先輩は笑ってそう言いました。] (193) 2020/08/16(Sun) 13:46:44 |
【人】 卯月 侑紗[先輩はいつもそう。 皆で楽しく働くこの場所を守るために 怖い店長さんに一人で立ち向かっていって こうして、功労者になっても 「皆のためだから」って笑ってる。 私は本当に先輩が好きで、 どうしても、その「皆」の中から 一歩進んで、彼のものになりたい、と 真剣に思うようになりました。 だから、言われるがまま 少しずつ自分を変えていって 先輩の思う可愛い「卯月 侑紗」になろうと 日々努力と鍛錬を重ねていました。] (194) 2020/08/16(Sun) 13:47:08 |
【人】 卯月 侑紗[なのに、ある日のこと。 私が遅番で出勤した時に 早番組だったシュンさんと先輩が 遅めの賄いを食べながら 大きな声で笑って話しているのを 私は偶然聞いてしまったのです。] (195) 2020/08/16(Sun) 13:47:27 |
【人】 卯月 侑紗「つか、全然お前彼女とかいないけどさ…… 俺狙いとかじゃないよな?」 「んなわけないだろっ!っはは、ばーか!」 「えーでもさーいなさ過ぎじゃん枯れてるの?」 「黙らっしゃいよ。今忙しいんだよねー やっとパワハラ野郎もどっか行ってさ。 就職とか考えないといけないし」 「就職するまでが学生の華じゃん! うちの侑紗ちゃんとかどうよ」 「うーん、侑紗でもいいんだけど……」 「前にさぁ、処女と付き合ったら 「初めての相手とは添い遂げる!」 とか言われてさ…… もう、別れるのすっげ大変だったんで…… 処女と付き合うのはやっぱ、もう嫌っすわ。 侑紗、もうちょっと男慣れしてたらなぁ……」 (196) 2020/08/16(Sun) 13:48:03 |
【人】 卯月 侑紗[その時私はバックヤードにいたのですが 私の存在に気付かず、年齢も近い先輩達は いつも通り、気ままな雑談を 楽しんでいるようでした。 一方、私はといえば ガンガンとなる頭を抱えて、 バックヤードの片隅にしゃがみこんでおりました。 処女が嫌……? これまで先輩の言う通りに、 自分を変えてきましたが これは、どう変えれば良いのでしょう? 「嫌っすわ」と軽く言われた言葉が 何度も何度も、頭の中を駆け巡って もう、どうしていいか分からなくなって……。 だって、どんなに私を変えても 結局、経験が無いのを理由に あれだけ軽く突っぱねられる。] (197) 2020/08/16(Sun) 13:48:34 |
【人】 卯月 侑紗[ひどい。 ひどい。 ひどい。 なじる言葉は浮かんでも、 それでも「きらい」の三文字だけは ついぞ浮かばなかったのです。] (198) 2020/08/16(Sun) 13:48:59 |
【人】 卯月 侑紗[その日、なんでもない顔をして出勤して 仕事に明け暮れている最中もずっと そのことばかり考えていました。 嫌われたくない。 先輩と一緒にいたい。 正直泣きたくて、たまりませんでした。 先輩の言葉は、もう、私の努力も気持ちも 全部否定するものに聞こえたのに でも全然、嫌いになれなくて。 むしろ、どうしたら先輩に振り向いてもらえるか そういうことばかり考えてしまっていました。 パートのマキさんや、先輩本人にも とても心配されましたけれど 当然、それを打ち明ける気にはなれなくて。] (199) 2020/08/16(Sun) 13:49:27 |
【人】 卯月 侑紗[転機が訪れたのは、「処女は嫌」発言から だいたい一ヶ月後くらい。 大学の図書館で勉強をしていたら 静かな空間で内緒話を楽しむ女の子達がいて いやがおうにも聞こえるその声を たまたま聞いてしまったから。 「なんかね、熱海の方にある旅館がね……」 噂話に耳をそばだてる、なんて いやらしい真似をしながら 私はその場ですぐスマホを取り出して 必死に検索致しました。] (200) 2020/08/16(Sun) 13:49:54 |
【人】 卯月 侑紗[希望があるなら縋らずに居られない。 先輩は、優しくて、強くて 誰にでも分け隔てなく振る舞える人。 その「誰でも」よりあともう一歩、 近付くために必要な希望が。]* (201) 2020/08/16(Sun) 13:50:22 |
卯月 侑紗は、メモを貼った。 (a37) 2020/08/16(Sun) 13:51:40 |
【人】 美雲居 月子 ───混浴露天風呂 [ そうなん?と半ば疑うように 眇めた目を向ける。 だが、もちろん己よりもプロである 彼の方がずっと酒に詳しいのは わかっているから。 冗談、と言わんばかりに笑って見せた。] そ。できへんの。 [ 彼が疑問符をつけた言葉を肯定する。 そうして続いたそれはそれで、にも こくりと頷き。] でも…… 誰かひとりを深く愛して… それで、愛されてみたいとは思う? [ そんな問いかけを投げて。]* (202) 2020/08/16(Sun) 13:57:44 |
恋塚 暎史は、メモを貼った。 (a38) 2020/08/16(Sun) 14:06:05 |
【人】 美雲居 月子 ───ロビー なんや、麗央は見られるほうが 興奮するたちやの? [ 挑発にはそんな軽口の意趣返しを。 知った人はいない。こんなところで そうそう知り合いに会ってたまるか。 己の境遇やこのあとの道を知っている人なら 尚更のこと。だが別段なにかいうことはなく、 片眉を上げて、受け流した。] ええよ、ほな、いこか [ そういえば、まだ、 和モダンの部屋は見ていない。 内装も気になるし…と思いながら 彼について廊下へと歩き出した。] * (203) 2020/08/16(Sun) 14:13:28 |
【人】 美雲居 月子 ───睡蓮 [部屋に入れば、辺りを見回す。 なるほど、たしかにこれはこれで良い。 実家の旅館は全室畳のままでなければという 変わらぬ伝統のせいでベッドを導入しては いないのだけれど、畳でも違和感のない 低めのベッドを入れるのもいいなと思った。 奥の一間にも目を遣る。 近づいていけば一目でわかる。 明らかにプロによってきっちりと ベッドメイクされたものと、 寝乱れたあとを整えたもの。 彼が既に誰かをここで抱いた証だろう。 それを仲居に頼んで直してもう わけでもなく、そのまま置いていることに ふんわりと曖昧な問いかけが浮かぶけれど それを口にすることはしなかった。] (204) 2020/08/16(Sun) 14:14:10 |
【人】 美雲居 月子……麗央はどういうのがお好み? さすがに全部聞くのは無理やけど… なにか好みがあるんやったら… たとえば、先に2人でシャワーでも浴びる? それとも…もう帯解こか? [ くるりと振り返って、首を傾げ。 悪戯をしかける子供みたいな顔をして問いかけた。]* (205) 2020/08/16(Sun) 14:14:26 |
美雲居 月子は、メモを貼った。 (a39) 2020/08/16(Sun) 14:17:14 |
【人】 和宮 玲──過去の話・ラウンジ ふぅん。 合間には休憩を取れそうだけど 結果的に長い時間宿に居ることになるのね。 ……でも泊まり込みなら気にならないかな? [ずっと仕事場にいるのは 仕事をしてなくても居るだけで気疲れするから、と。 喉に口付けをされたから 私はシャツの襟元、少し開いた首元に唇を触れさせて。] ……ぁ。 [名前を呼んでいないのに、口付けをしたことに 気付いた。] そう、ありがとう。 肯定してもらえるだけ、嬉しいわ。 ……そんな風に見えるかぁ。 がっついているように、見えてない? [首を傾げて少し不安そうに。] …… 暎史、落ち着いて見えるし 女の子に優しいから 主導権を握って欲しくなるかもね。 (206) 2020/08/16(Sun) 14:45:52 |
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