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![]() | 【人】 図書館長 アザレア暖かさを享受できる幸せに抑圧された日常からの脱却か。 時々難しい表現をするよな、きみは。 ……だからきみのところには文学少年少女が多いのかな。 言葉に興味を持たせるのが上手いのかもしれないな。 教育係の鑑だね。 [単純に他の娯楽が少ないからと、近くに図書館があるからが 本に触れる最初の理由なのかかもしれないがそれだけなら、 触れてみて合わなければそこで終わる筈だ。 小さな利用者たちが足繁く通ってくるに至る経緯の謎に きみを据えてみると案外しっくりきて 実際のところなんて知らないけれど、 ひとり、勝手に納得してしまった。 子供たちに言葉に親しむ切っ掛けを与えるきみは わたしにひとを愛する切っ掛けを与えてくれたひとでもある。 そういえば話の切っ掛けを作るのも上手かったなぁなんて いつもわたしの周りを賑やかにしてくれるのは きみだったことを思い出す。] (34) 2021/01/09(Sat) 8:50:07 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[ただ愛するだけでなく 愛されることを上手く受け取る切っ掛けも いつかきみが与えてくれるのだろうと 根拠もなく、確証もないのに何故だか納得できてしまった。 不安があるとすればその切っ掛けを活かせるかどうかだが、 きみは根気強いから一度で駄目でもまぁ大丈夫だろう、なんて いつまでも付き合って貰うつもりでいる無意識の自分には 今はまだ気づいていない。 方向性に少々問題はあれどそれだって 与えられる愛情を受け取った上で それが尽きることはないんだと疑わず 甘えている事に相違はないんだと 今はまだ、理解することもないけれど、 いずれ、気付ける日も来るだろう。 遠くない未来に、恐らくは。] (35) 2021/01/09(Sat) 8:51:27 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[確かめないと躊躇ってしまうきみと 確かめることで安心を得るわたしと 確かに似ているが、随分違うのに、 やっていることは同じなのだから不思議なものだ。 求めれば受け止めてくれることを 理解したらそこで満足してしまうわたしと どこまで求めていいのかわからず 確かめている途中のきみとの間で 夫婦らしい行為はじつに半端なままになっている。 別段どこかを最後と定めてゴールを目指すものでもないが 何の障害もなくお互い合意の上なのにいつも 互が「途中」と感じている程度で終わる行為に いい加減不安を抱かせているんじゃないかとは思う。 思いはするが、思うだけで。 なんとなく今まで来てしまったので。 今日こそは、と。思わなくもない。 きみもそう思っているのかと思うと割とそれだけで 興奮できてしまうので、別に難しいことではない。 変な見栄を張っているだけだ。 例えばそう、今こうして裸を晒す行為と同じに。] (36) 2021/01/09(Sat) 8:52:00 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレアきみが恥じらう様は可愛らしくて、 なんというか、とても、目の保養になるから これは理解しないままでいてくれて構わないが。 ………しっているかい? こういうのは恥ずかしがった方が余計恥ずかしいんだ。 嘘でも堂々としていたほうが案外気にされないものだと 頭で理解しているからこその振る舞いというか…… [まぁ、つまりは。当然恥らいくらいはあるわけで。 けれど女性の抱くそれよりは随分緩いものだとは思う。 なんせ性的な目で見られる要素も機会も極端に少ない。 今現在肌を晒しただけで如何わしい目を向けられているきみと わたしとの顕著な差がいい例だと思う。 恥じらう割にはその辺りへの危機感が 彼女の中で大分希薄なのが不思議でならない。 そういう視線に脅かされることなく ここまで育ってこられたからなのか 無防備が過ぎて気付いていないだけなのかは 彼女の場合、なかなかに怪しいところだ。] (37) 2021/01/09(Sat) 8:54:33 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレアきみは、きみ自身の魅力を もう少しくらいは理解したほうがいいと思うぞ? [これからその魅力を遺憾無く発揮しようと企んでいるなんて 知る由もないから年頃に成長した娘を 心配する父親みたいな目線になった。 そういう目線こそが彼女の不安を更に煽るかもしれない なんて、唐変木が気付くことはない。] (38) 2021/01/09(Sat) 8:55:35 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[雪だるまをわんさか作ろうとしていたことを 言い当てられた気がしてちょっとドキッとしたのは内緒だ。 正しくはきみが夢中のあひるたちの数だけ、全部。 隙あらばお湯に浸かれなくしようと頭の中で画策していた。 雪だるまの形にしてしまえばきみはあひるを救出したくとも わたしのつくったものを壊せないだろうなんて打算まで。 衛生面への気遣いももちろん大事だけれど お湯の温度に体を慣らす意味もある気がするが…… それなりの人数の子供たちをいっぺんに面倒見るとなれば シャワーの方が効率的なのかもしれないね。 全員に念入りにかかり湯なんてしてたら お風呂のお湯が大打撃を受けそうだ。] 確かに雪遊びにもってこいな量だな。 ここなら雪かきの懸念もないし。 [指先を真っ赤に染めて無邪気に雪と戯れる彼女を 思い浮かべて脂下がる。 ここでなら、わたしの前でなら、 気遣う側でなく子供みたいに楽しめるのだろう。 体を冷やしすぎないよう普段は案じる側の彼女を じぶんだけが甘やかせるのは気分がいいと思ったが…… ……彼女なら子供たちを気にかけながらも 一緒に楽しむくらいの器用なことはやってのけそうだと すぐに考えを改めた。さみしい。] (39) 2021/01/09(Sat) 8:58:02 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレアおかしいな。 言葉遊びはわたしも好きだったはずなんだが…… 好きこそ物の上手なれと下手の横好きの 具体例になった気分だ。 [好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早い 下手なくせに、その物事が好きで熱心である 言葉遊びが好きだからこそ言葉選びが達者なきみと 言葉が出てこないものの言葉遊びは好きなわたしと 共通点と相違点を並べてみたらなんだか 今ごちゃごちゃ考えてる事に共通しているように思えて ああ、べつに今のままでもいいのかもしれないと 少しだけ気が軽くなる。 もちろん全く別な問題なので。 全く同じではないけれど。 上手くとも下手でも同じだけ返せているかに拘らずに お互いそうしたいと思う気持ちこそが大事なのかなぁなんて ひとまずは綺麗にまとめておく。 きみと答え合わせをするのはまた今度に。 今は温泉で体を休めに来ているのだから うじうじ悩むのは後でだっていいだろうと 上手く気持ちを切り替えた。] (62) 2021/01/10(Sun) 14:32:42 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア自覚は正しく持ち合わせているつもりでいるが…… はて。足りてなかったかな? 例えばそう、 きみだけしか見えていない一途なところ、だとか。 きみがいないと成り立たない類の魅力なら 誰にも負けないくらいに持ち合わせているつもりでいる。 きみの魅力もそうだったらあ有難かったんだが きみの場合はそれだけに留まらないから ときどき心配になる…… [情緒が割とぐらぐらしていたのは 寛ぐどころか慣れない場所に逆に少し緊張していたか 或いは知らぬうちに彼女だけでなく わたしも疲れていたのかもしれないなぁなんて 割り切ってしまえば切り替えるのはそれなりに得意な方だ。 伊達に無駄に長く生きていない。 おかげで安定していると思われがちだが、 実際はそうではないと彼女にだけは そろそろ気付かれ始めている気はしている。 割と面倒くさい思考回路をしていることも。] (63) 2021/01/10(Sun) 14:34:35 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[きみに惹かれてすぐのころには 知られてしまう事を恐れていた 自分でも好きになれない自分のそんなところも きみならば、きっと しょうがないな、と笑って抱きしめてしまうのだろう。 一片の疑いもなくそう思ってしまうことは果たして きみへの甘えなのか きみを正しく理解しているということなのか 判断するのは難しい。] (64) 2021/01/10(Sun) 14:37:32 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア………雪を舐めてはいけない。 腰が逝くぞ?主に、わたしの。 ああでも、土産にできるくらいの小さいやつなら 作る時間もあるんじゃないかな。 [雪に戯れてはしゃぐ若さは生憎と持ち合わせていない。 物理的に若い時からなかった気もするが。 雪だるまなんか作ったことがあったかな、と 古い古い記憶を漁ってみるが思い出せないだけのか、 全く一度も経験がないのか 思い出せない以上、不明なので早々に切り上げた。 そもそも雪だるまってなんだっただろう。 雪玉を二つ積むだけでは雪だるまと 定義することに躊躇いを覚える。 屋根の向こうに手を伸ばして、 湯気のせいか少し水気が多く感じる雪を 二つかみほど攫ってきて、 定義を躊躇う雪だるまもどきを建設する。 湯船の淵に積まれた少しいびつな雪玉ふたつは すぐに溶けて片付けの手間をかけることもないだろう。] (65) 2021/01/10(Sun) 14:39:56 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[これはサイズの問題か、形状の問題か かけた時間による愛着も関与するかもしれない それとも装飾がないことが問題なのか…… 雪だるまとは呼べない気がする。なぜ。] ……なぁ、キネレト。 雪だるまとはなんだっただろう? [真面目な顔をして積まれた雪玉を睨む。 拘り始めたら、時間を忘れて雪と戯れ続ける危険が有るのは 彼女よりも自分の方だなんて自覚はこれっぽっちもない。*] (66) 2021/01/10(Sun) 14:40:22 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[そもそも言葉遊びではなく屁理屈と呼ぶのが正しいが。 言葉を並べて遊ぶきみと言葉で楽しんでいるのだから なんて屁理屈で分類を歪めておく。 正解がない以上、上手いも下手も主観でしかないのだから 重要なのは互いに楽しめるかどうかなのだろうと自己完結。 彼女は少しわたしに甘すぎるというか 全肯定BOTみたいなところがあるから わたしが自分を否定しなければだいたいツッコミは不在だ。 きみ以外だと成り立たない気もするが きみとの間ではあれが言葉遊びとして成り立つのなら それでなんの問題もない] 同じ趣味があるのは嬉しいな。 ……ん?趣味?趣味なのかこれは。 ともあれ、きみが好きなら、良かった。 しかしこの先も退屈させないためには 活字に触れて語彙を増やすべきか…… しかし年々細かな文字を追うのが難しくなって…… きみもね、今読みたい本は後回しにしてはだめだぞ。 [問題あるとすれば君を飽きさせないための工夫の方向性が さっぱりわからないことくらいだろうか。] (96) 2021/01/11(Mon) 14:20:59 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[楽しませることが楽しい 喜んでくれると嬉しい そんなものすごくシンプルな感情があれば十分なのに 気遣いが過ぎるきみはすぐ不安になるらしいと 聞いたときに返した言葉も多分屁理屈だったと思う。 考えすぎな彼女を言いくるめた言葉が なんであったかなんてわたしはあまり覚えていない。 大概真面目な顔でごまかして 口から出まかせをいっているだけだからだ。 そんな軽すぎる割とふざけた適当な言葉を きみがいつまでも後生大事に抱えているんだと 知った時には随分と驚かされたものだ。 彼女ももう少し適当に生きたらいいのに 彼女にはそれが難しいからこそ 彼女の中からは生まれない発想が価値を持つのだと思う。 適当に価値が生まれてしまうと 適当を生み出す必要性が出てくるが 真面目に考えた適当とは果たして真の適当なのか。 わからん。] (97) 2021/01/11(Mon) 14:21:53 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレアきみが何を伝え聞いたかは知らないが。 きみのまわりに、きみのだいすきなわたし、の 陰口を叩いてきみを悲しませるような 意地悪な隣人がいない事には安心したよ。 きみにわたししか見えていないことくらい知っているとも。 魅力的なきみを衆目に晒すことに抵抗があるだけだ。 けれど人の輪に囲まれて過ごす君もすてがたいから 閉じ込めておくわけにも行かなくてね。困ったものだな。 [きみに自分が相応しくないと思う という意味合いでは自信がないと形容するのが正しいが きみに相応しい相手に求める条件がクソ高すぎる という意味合いではちょっと違うかも知れない。 わたしも相応しくないがなんなら全人類相応しくないので。 面倒くささで言えばきみに…というか きみのラ神に、すら並べると自負している。 外野からは割れ鍋に綴じ蓋なんて言葉で片付けられそうだ。] (98) 2021/01/11(Mon) 14:22:49 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[体力?ないな。きみよりないかもしれない。解せぬ。 けれどまぁきみが笑ったからそんな悩みは些細なものだ。 ぎっくり腰はやったことがないがいつかやる気はしている。 紙は割と重いので。 きみを性的な意味合いで抱き潰せば一日くらいは ベッドの上に閉じ込めて置けるかもなんて 考えたこともあるが多分そこまでの体力がわたしにはない。 断言できてしまうのが少し悲しい。 似て異なる事を彼女が望んでいたなんて知れば 五体満足のまま二人閉じこもればいいだけでは? なんて提案もできたが、今はその時ではないらしい。 すっかりぽかぽかに温まった掌に 雪の塊は必要以上に冷たく感じるが、 温まっている分だけ指が冷え切るのに猶予があるので そこまで苦にも感じない。 けれど真似た彼女は随分と冷たそうだった。 外気に叫んだりお湯の熱さに吠えたりしていたし 皮膚の厚さの違いなのかもしれない。 小さな手のひらに掴んだ雪の塊が わたしの一掴みの半分くらいなことに気付けば 唐突な庇護欲が降って湧いて 心臓が変な音で鳴った気がした。 おそらく、きゅん、とかそういう類のやつだ。] (99) 2021/01/11(Mon) 14:26:26 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[雪だるまへの進化に飾りが必要だったとしても 湯船周りに持ち込むのは辞退しておく。 あとでうっかり素足で踏んで痛い目を見そうなので。 大浴場と時間があれば家族風呂も 一通り制覇するだろうから もう一度ここを使うかはわからないが 何事も用心に越したことはない。 湯船の淵に放置された進化未遂の雪玉は 揺れて溢れるお湯に下から溶かされ形を失くすだろう。 そのくらいの温度差がある。 だから雪よりは高い体温に冷えた指だって お湯に浸してしまう方が手っ取り早いと効率を 理解していても抗うことなく、お礼の言葉を口遊んで 白い吐息を手のひらに受け止める。 彼女が普段から子供たちにこうしているのを 何度も見たことがあるしある わたし自身、してもらったこともある。 手元に視線を落としたその顔は慈しみに満ちて、暖かく こころまでじんわりと暖かめてくれる 素敵な魔法が込められていると、知っている。*] (100) 2021/01/11(Mon) 14:28:37 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[きみは「わたしとはなすこと」が好きなんじゃなく 「わたし」がすきなだけのくせに。 しれりと口をついて出そうになった言葉の傲慢さに 一瞬自分で驚いて…… 成程それが当たり前の思考になるくらいにきみから 愛されてるなと実感れば気恥ずかしさが優って辞めた] なるほど……それは…… つまりあたらしい羞恥プレイへのお誘いかな? なんてな、ははっ冗談だ。 濃いめの恋愛物の台詞を 感情豊かに音読させてみたいものだが その手の本はそもそもあまり読まないからね。 あ、いや。違うぞ。 決して如何わしい類いではなくてだな。 [きみが普段女の子相手にやっているのを 少し大げさにしたくらいの想像をしてみたけれど この言い回しでは少し過激なロマンス小説でも 読ませて恥ずかしがらせたいみたいだと遅れて訂正を。 そういうのが趣味だと誤解されるのは避けたい。 ……いや、悪くないな?なんて一瞬思いはしたが。 ] (163) 2021/01/12(Tue) 9:30:48 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[多分頼めばやってくれそうな気はする。 それもなかなかの完成度で。 謙遜するけれど、きみは本当になんでも出来てしまうから。 多芸は無芸と自分では思っているんだろう。 自分の興味のなかったことでもひとに乞われれば なにごともかなりの完成度まで持っていこうとするし それが出来てしまうから、努力しすぎてしまう事を 努力しすぎるまで今気強く努力出来てしまう熱量を すごいことだなんて思っていない。 努力と工夫とそれを続ける根気強さはあるのに 効率を上げる適度な手の抜き方は考えもしない彼女は わたしにとってはなんとも不思議な生き物で 己の力量を理解し諦めることで納得し如何に手を抜き 楽をするかを最初に計算し始めるわたしもまた 彼女にとっては未知の生き物なんだろう。 ときどき鏡みたいに似ていると思う部分もあるのに そんな異文化交流めいたまるでちがう部分もある わたしはきみを見て少しくらいは 努力する楽しさを思い出すし きみはわたしを見てたまには 手を抜き楽しむことを覚えるといい きみにわたしはまるで相応しくないけれど それでもきみがわたしを選んだ理由と わたしがきみの隣にいる言い訳は それだけでも十分なのかもしれない。] (164) 2021/01/12(Tue) 9:31:45 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア人徳ならわたしの、ではなくきみのだと思うんだが…… 親しみがないと軽めの暴言も出ないのとの合わせ技で。 わたしはそこまで人付き合いが得意ではないしね。 社交性はきみに任せる、わたしは無理だ。 頼りにしているよ。 きみを閉じ込めて独り占めしたい気持ちと 世間からきみを孤立させたくない気持ちと ……面倒なご近所付き合いを押し付けたい打算が 今、絶妙にせめぎ合っているよ。どうしてこうなった。 おかしいな、そんな話をしていただろうか。 [『ところで何の話だったかな?』は なにもきみの専売特許ではない。 寄り道と脱線と迷子はむしろ わたしの得意分野であるからして。 実年齢も相まって、見目がもし年相応ならば ただのボケ老人のよくある所業だ。介護かな? きみは本当に良く付き合ってくれているなぁと常々思う。 同じことを思われているなんて理解できるはずもない。] (165) 2021/01/12(Tue) 9:32:01 |
![]() | 【人】 図書館長 アザレア[掴むより取り零すのが得意なわたしでも 当たり前に享受しているのだと理解できるくらいに きみの気遣いは過ぎるほどで、 いつだってわたしへの思いやりに満ちている。 わたしには過ぎた相手だと、この先も何度だって思うだろう。 けれどわたしはきみよりも、 言い訳と屁理屈がとても得意なので。 きみくらいでないとわたしの相手は務まらないのだから これは仕方のないことなんだと理解するのもきっと早い。 受け取りすぎた想いを同じだけ返すことはできないが 無限にも思えるくらい降り注ぐそれに窒息することもなく 重さを感じない程度に適度に受け取ることはできる。 重なるふたりの時間がきみにとっても しあわせな日々であり続けるために なにかわたしにも出来ることがあるかはまだわからないが 一緒に考えてゆくことはできるだろう。 例えばいまこの時間みたいに。 きみが望んでくれることを、ひとつずつ叶えていったり。 できることから、すこしずつ。] (166) 2021/01/12(Tue) 9:32:29 |