人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 マシロ

 

  良い人だよ。
  私には勿体ないくらい……とか言うと怒られるかも。

  同情でも、寄り添うだけでも、優しくするだけでもない
  ────私のために怒ってくれる人。
  なんか、この人に巡り合うために
  辛いこととか全部あったんだなって、思ってる。


[ えへ、と惚気るように笑い返した。
  祝福のようにふんわりとわらう速崎に対し
  宝物をこっそり見せる子どものように。

  きっと彼がいなければ、逃げ続けた自分がいて。
  ──自分を嫌いなまま生きてしまった未来もあって。

  だから、この今は、桜のように貴重なものだ。
  咲くのは当たり前ではないし、咲いても散ってしまう。
  けれど散り際まで人の心に残る、色あせない花。 ]
 
(512) 2023/03/17(Fri) 21:36:35

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ところでさ、けいちゃん


  実家って…………
アイルランド?




[ とはいえ友人に恋の話をする気恥ずかしさは拭えない。
  揶揄うように、いつかの土産のことを持ち出して
  「あはは、嘘だって、ごめんって!」などと笑いながら
  二人は誕生日パーティの会場へ帰っていく。* ]

 
(513) 2023/03/17(Fri) 21:36:39

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 恋人様の言うことには ―



[ 全く悪びれていない。やっぱりずるい男だ。>>497
  いつも自分ばかり翻弄されている気がして、
  なんとか仕返ししてやりたい、なんてじゃじゃ馬精神。
  けれど、いつも彼には敵わない。 ]


  ……む。そういうものですか?
  なにせ初恋なので、恋愛初心者なんですよ。
  だから教えてください、神田せんせー。


[ まあ、本人なんですけどね?
  私が覚えた感情を貴方は既に知っていたかと思うと
  ……なんだか、胸がもやもやしちゃったりとか。

  だからたくさん教えてください。
  "私だから芽生えた初めてのこと"、全部。 ]

 
(524) 2023/03/17(Fri) 22:09:30

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 恋愛は初心者マーク、生まれたてのぴよぴよひよこ。
  しれっと断定された恋人の存在にも
  この会話を彼が始めた意図も気付かないまま。>>498
  例え知ったとしてもきっと、「ばか」と顔を赤くして
  彼を喜ばせるだけのような気もするけれど。 ]


  ………………どうぞ、お腹いっぱいになるまで。
  お好きなだけ。


[ 白うさぎの長い耳。
  注意深い客ではなくても、この耳は彼の声をよく拾う。
  "好き"を明確に紡ぐ対象が自分だけになったこと。
  他の店員には、料理の美味しさを熱っぽく語っても
  決してその単語を用いないようにという変化くらい
  ……こいびとなんだから、気付いているんです、よ。

  目を見てにっこりと微笑む貴方に。>>499
  小さくそれだけ返して、ぷい、と横を向いた。 ]

 
(525) 2023/03/17(Fri) 22:09:41

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ペスカトーレの後なら尚更さっぱりしたデザートを、と
  そんな思いも込めてのキウイのゼリー。
  夏にぴったりの味だが、ルビーレッドは生憎夏にはない。
  暖かくなってきた頃に出回る貴重な品種だ。
  桜と同じくらいの短さで、出荷が終わる。 ]


  わ、ご明察。塩とサイダーのゼリーです。
  キウイとアイスが甘いので、
  ゼリー本体を塩で調整したんですよ。

  甘さを求めるなら、お値段は張っちゃいますねぇ…。


[ グリーンのキウイも、野菜と果物の中間のようで
  個人的には好みの味ではあるのだけど。
  ゴールドや、希少性の高いレッドに軍配が上がるのは
  さもありなんというところ。 ]

 
(526) 2023/03/17(Fri) 22:09:53

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ぎく、と肩が跳ねた。>>501
  バレないようにしていたつもりだった、……けども
  彼には気付いて欲しいような甘えが滲んでいた自覚がある。

  うさぎ穴ではそんなに珍しくもない光景。
  一口どうぞ、のシェア。
  ……他と違うのは、「あーん」の形であることだけ。 ]


  ──たべたい……です


[ スプーンに乗った、ルビーレッドのハート型。
  作ったのは確かに自分だという記憶もあるのに
  どうしてそれだけが、特別に見えるのだろう。 ]

 
(527) 2023/03/17(Fri) 22:09:58

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 小さく口を開いて、あむ、とハートを口に含んだ。
  両手が調理器具で塞がっているから、という口実で
  他の人に見られない一瞬を狙っての計画的犯行。 ]


  んむ、……おいしい。
  やっぱりルビーレッドは別枠だなーって思いますよねぇ

  ……ふふ、どうです?
  神田さんも。甘いのと、甘くない方なら
  どっちの方がすきですか?


[ 赤い方なら、うさぎの目と同じいろ。
  甘い方なら、二人しか知らない夜の味にもよく似ている。

  いたずらに笑んで、首を傾げた。* ]

 
(528) 2023/03/17(Fri) 22:11:10

【人】 厨房担当 マシロ

― おおかみとしろうさぎ ―



[ 
その悪い狼って貴方のことですけど〜!?

  ……とは、少なくとも言うまい。この場では。
  据え膳の皿に乗り、散々食らわせたお預けを律儀に守った
  お利口な狼さんでもありはするので。>>550
 
その反動か、うさぎが芽生えさせた欲動か。
"待て"を止めてからは本当に文字通り狼なわけだけれども
それが、自分だから、なら嬉しいと思ってしまうあたり
恋とはどうしようもない感情である
 ]


  ……なるほど〜?
  つけこまれるのはその狼さん限定で大歓迎ですけど、
  先生がそう言うなら、言わないようにしますね?


[ 特別授業はまた閉店後に。
  白うさぎもそろそろお腹が空いてくる時間帯。 ]

 
(657) 2023/03/18(Sat) 18:08:47

【人】 厨房担当 マシロ

 

  ふふ。贅沢ですねぇ、神田さん。
  私のご提供で良ければいくらでも。
  これからも、お出ししますね。


[ 白うさぎは、美味しいルビーレッドにご機嫌だ。
  イチゴも好き。甘いものが好き。

  ──貴方の手ずから与えられる
さが、好き。
  まるで小さな宝箱の中で輝くようなこの感情は
  どこまでも幸せで、私もつられるように
った* ]

 
(658) 2023/03/18(Sat) 18:08:51

【人】 厨房担当 マシロ

 ― さくら、さく ―



[ アイルランドが実家では無かった速崎と作ったクッキーは
  きっと、真白も知らない"信じる気持ち"を>>4:+153
  桜と藤の彩りと共に、叶える形になっただろう。
  誰かを信じるのはとても難しいことで、
  ──けれど信じたいから、人は一歩を踏み出すのだ。

  甘いサワーを飲んで美澄の近くにいた真白も
  瑞野の宣言には、ぱちぱち、と目を瞬かせた。>>491
  名前を出されずとも妹は悟ってましたよお兄ちゃん…と
  そういう意味での無言の間合いではあり。
  かつ、行く末を見守るために姿勢を伸ばした為でもある。


  横でハラハラしているのが丸分かりの美澄には>>586
  サワーを傾けるのを止め、ぽん、と肩を優しく叩く。
  いつかの早退騒動で、瑞野が自分へしてくれたように
  ……大丈夫の気持ちを込めて。 ]

 
(659) 2023/03/18(Sat) 18:08:58

【人】 厨房担当 マシロ

 


  ……ほらね、瑞野さん"も"
  手離せなくなったでしょ?


[ ちいさな呟きは、桜の中に消えていく。
  素知らぬ顔で過日、問い返して来た彼を思い返せば>>279
  感慨深いような 同じ穴のうさぎであるような。

  記者会見ごっこは幸せそうに頬を緩めて見守ろう。
  特別ななんでもない日のパーティなんだから
  お写真撮影の独り占めも何にも言わないよ〜?>>588
  寧ろ残したいものは写真に収めて貰うべきだと
  私は殊更に、そう思っているので。

  一目惚れだの猛アタックだのと惚気話が続き
  瑞野が店長へ紡いだ、ささやかな過ぎ去った春のいろ。
  ……そっちは普通に心配だ。店長、生きてる? ]

 
(660) 2023/03/18(Sat) 18:09:03

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 暦上は、三月うさぎの三月は過ぎ去って。
  桜と藤が同居する春、なんでもない日おめでとう。

  そこかしこで賑やかな声が聞こえてくる。
  昨年は訪れていなかった個々人の春風が吹いていて、
  舞い散る桜の花びらさえも祝福みたいだ。


  男同士の友情めいたじゃれ合いをのんびりと眺め。
  二人、消えていく瑞野と高野の背へ
  「お幸せに!!」と言葉を投げた後。 ]

 
(661) 2023/03/18(Sat) 18:09:13

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 葉月のひとりごちる言葉が聞こえた訳ではない。>>651
  ただ、その背中がどこか物寂し気で、
  ──まるでいつか、昔の私にすこし、似ていて。 ]


  はーづきさんっ
  高野さんの愛のパンチはどうでした〜?


[ いつもと違い、くるんと毛先が巻かれた二つ結びを
  翻しながら彼の方へ歩み寄る。
  速崎の告白騒動以来、彼の様子は気にかけてはいたものの
  酒を美澄へオーダーすることが増えた程度で
  至って普段通りに見えてはいた、…が。

  やはり彼なりに感じることも、あるのだろう。
  速崎を追い掛けて走った過日の背中を思い出す。 ]

 
(662) 2023/03/18(Sat) 18:09:20

【人】 厨房担当 マシロ

 

  これ、サキサキコンビのクッキー第二弾です!
  良かったらどうぞ。お裾分け。

  ……あのね、ずっと言えなかったんですけど
  けいちゃんをお願いしますって言った日。
  お願い通りきっと、けいちゃんを追い掛けて、
  ひとりにしないでいてくれたんですよね。


  ────ありがとうございました、葉月さん


[ いつかの日に、元気が無かった貴方を笑わせようと
  描いた変な顔のうさぎではないけれど。
  私はきっと、貴方の心の穴を埋められないけれど。

  だからこれはきっと、私のエゴで。 ]
 
(663) 2023/03/18(Sat) 18:09:44

【人】 厨房担当 マシロ

 

  私、けいちゃんとあの一件で喧嘩みたいになってたんです
  ……でもこうやってまた、二人でクッキーを焼けました

  きっと、私が話し合おうって言うだけじゃ出来なくて
  葉月さんがあの時けいちゃんを追い掛けてくれた。
  その気持ちと勇気があったから、
  けいちゃんも私に向き合ってくれたんだと思います。

  だから、ずっとお礼、言いたかったんです
  ────……えへ。それだけなんですけど、ね。


[ 料理で笑顔にしたいと思う誰かは、貴方もだから
  これですこしでも笑ってくれればいいな、なんて気持ちと
 ずっと燻っていた、紡げなかったあの日への礼。

  貴方に渡して、いつも来店する貴方を迎える時のように
  変わらない笑みをにこりと向けた。* ]

 
(664) 2023/03/18(Sat) 18:13:13

【人】 厨房担当 マシロ

 ― お花見の中で ―



[ お酒は強くもなければ弱くもない、
  多分一番多いような平均的なタイプだから、普段は飲まない。
  けれど今日ばかりは浮ついた気分が促すままに
  サワーを飲んで、ご機嫌なまま歩いていたら。 ]


  ……?
  なんですか、夜綿さん?


[ 勤怠上は定休日。つまり今日は店員ではない日。
  自分を呼び止める彼へ、恋人としての呼び名で反応し>>710
  そのまま緩やかに巻いた毛先を揺らして近付いた。

  天然鈍感同士……
では断じて無いが。

  まあちょっと? 少しだけ? 似てるところがあるって
  認めなくもない栗栖くんと、
  彼をきっちり射抜いた貝沢さん。微笑ましい二人だ。 ]

 
(712) 2023/03/18(Sat) 21:36:50

【人】 厨房担当 マシロ

 

  えへ……我ながら応援の仕方、下手でしたけど……!
  でも、貝沢さんと栗栖くんが幸せそうでなによりですよ。
  わ〜っ、ぜひ! 貝沢さんからも聞きたいです。
  今度一杯サービスするので、その時にで、も …


[ 囁くように告げてくれる貝沢へ>>678
  お酒よりは雰囲気の楽しさに酔ったような声音で返し。
  ダブルデート。紅葉狩り。……つまり、女子トーク!

  と、貝沢と同じタイミングで楽しみを抱いたところで
  傍らの彼が颯爽と言葉を拾い上げてくる。
  噓でしょなんでそんな細かいニュアンス拾うんですか!?
  言いました、好きって言いましたけど! ]

 
(713) 2023/03/18(Sat) 21:36:55

【人】 厨房担当 マシロ

 


  …………おしえませーん。
  ないしょです、ひーみーつ!


[ 顔を覗き込まれたら、ぷいっと横へ背けて。
  事前に貴方の惚気をするから聞きに来てくださいとか
  言えるわけないんですけど、ばかばかばか!
 という万感の思いを込め、揶揄い半分の意地悪な彼の背を
  弱い力でぺちんと叩いた。

  それはそれとして。
  紅葉狩りのダブルデートはとても楽しみにしているので
  叶うならぜひ、四人で。* ]

 
(714) 2023/03/18(Sat) 21:37:02

【人】 厨房担当 マシロ

 
― 私がお姉ちゃん!! ―



[ 自分と彼の茶番劇が美澄へ与えた謎の気まずさは>>722
  後でちゃーんと美味しいおやつでフォローしますとも。
  わざとらしい咳払いの意味を悟り、
  号泣といい気まずさの霧払いの仕方といい、なんとまあ
  分かりやすい末っ子うさぎなんだろう。 ]


  
美澄くんが弟はぜ〜ったい譲らないから!

  カウンターで泣きじゃくってた時と、
  激ヤバカクテル作った時の! 教育係!

  ほれほれ真白さんにひれ伏せ美澄くん〜!


[ 譲らないのはこっちもなんだからな!>>723* ]

 
(741) 2023/03/18(Sat) 22:02:51

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ この! この!
  憎たらしいかわいい後輩め〜〜〜!>>746
  白うさぎはむぅ、と減らず口に頬を膨らませながら
  気持ちの広い男(自称)へ言葉を返す。 ]


  み〜す〜み〜くん!?
  私はやわ……神田さんからちょっと分けて貰うの!
  だって賄いまで残らないもんペスカトーレの材料。

  手際よく? かっこよく作れるけど?
  神田さんに美澄くんのご飯の味も、
  
先輩として
好きになってほしいからさ〜…?


[ いーや、君は弟。
  知恵さんもそう言ってる。知らないけど!* ]

 
(762) 2023/03/18(Sat) 22:49:35

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 遠足なんて嫌いだった。
  皆が親のお弁当を持ち寄って、自分はそうじゃなくて。
  給食の時間も好きじゃなかった。
  皆が話す家の出来事、全部を理解出来なくて。

  いつも宙ぶらりんのまま。
  私は私なのに、そこにいるのは"私"ではなくて良い。
  ──飲み込んだご飯は、味がしなかった。
  クラスメイトの会話が形を成さず騒音と化していく。
  ぐらついたテーブルに壊れた器。
  そんな、つまんないだけの無味の時間。


  俗に言うところの、"普通"じゃない人生。 ]

 
(785) 2023/03/18(Sat) 23:47:12

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [ 平凡じゃない人生を疎んでいた。
    何もかもが普通と違うことに劣等感を抱いていた。 ]



 
(786) 2023/03/18(Sat) 23:47:16

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ 
って欲しいな、と思えた。
  その視線の先に映るのも 指先が熱を分けるのも
  未来を一緒に歩む権利も 貴方の欲を向けられるのも
  全部、私じゃなくて良いから。
  それでも貴方に、わらってほしいな、と心から思ったの。

  一人で生きて来れたなら、独りでも生きていけるから。
  貴方が歩む人生のどこかで、例えばうさぎでも見た時に
  不意に思い出して貰えるくらいになれれば僥倖だ。
  独り占めしたいなんて我儘、言わない。
  貴方の特別にしてなんて贅沢、言えない。

  ────……トランプのスートの残りを覚えていたのも
  コーヒーの遅れに気付いていたのも
  うさぎじゃなくて、眠りネズミを作ったことも

  わたしの
の発露だって、
   ほんとはとっくに気付いていたくせに。 ]

 
(787) 2023/03/18(Sat) 23:47:24

【人】 厨房担当 マシロ

 


[ いつだったか、友人と語った"恋とはなにか"。
  ──────私にとって
とは貴方だ。

  朝起きて、晴れた空の青さを報せたくなったり。
  雨が降った時、なんとなく帰り道を心配したり。
  「おはよう」を一番目に言える存在になりたくなって。

 
の眠気に一緒に負けたいな。
 
空を仰いで手を繋ぎたいな。
 
風の心地よさの中一緒に眠って。
 
の寒さの中、体温を分かち合う。


  同時に、私なんかじゃ駄目だろうなと、思ってた。
  やさしさは時にひどく残酷で、期待を抱かせる。
  ──あーあ。罪な人ですね、と道の小石を蹴りながら
  溜息をついた日は果たして幾夜あったか。 ]



 
(788) 2023/03/18(Sat) 23:47:40

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [ ……なんてこともありましたが
    人生って、中々どうして不可思議なもの。

    恋した相手はとんでもない空腹の狼で。>>778
    何を切欠に餅が黒焦げになるか分からないくらい、
    愛情深いケダモノだった。
    しかもおまけにその対象は自分である。


    余談だが余談だがあの日真白は、聞き慣れない声音に
    「……えへ…?」と笑って誤魔化そうとしたが>>764
    あえなく特別授業を受ける羽目になった。
    翌日の自分、もしかしてやばいのでは、と気付き
    美澄には「英語分かんないって〜〜!」と言いながら
    彼の餅を刺激しないよう大人しいうさぎになったり
 ]

 
 
(789) 2023/03/18(Sat) 23:47:58

【人】 厨房担当 マシロ

 


  [  ──今や二人の愛は器に満ちて。
     不思議なテーブルの上に乗り、
     今日も食事の用意を待っている。*  ]


 
(790) 2023/03/18(Sat) 23:48:09

【人】 厨房担当 マシロ

 
   ― ハッピー・エバー・アフター ―



[ あんなに嫌いだったなんでもない日は
  いつの間にか何より大切な"普通"の一幕になった。
  諦められなかった母への期待を手離して、
  諦めきれなかった貴方との恋を手に入れた。


  世界は優しいようでやさしくない。
  雪が解けて春になっても、また季節は巡っていく。
  傷付く道も、時に眠れない夜もあるだろうけれど
  ──それもきっと貴方となら大丈夫。


  私にとって、
とは貴方だ。
  やがてきっと
さえ貴方の形をしていく。 ]


 
(807) 2023/03/19(Sun) 0:14:11

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ あの頃泣いていた時分はもういない。
  傷も寂しさも過去も全部、
  そうでなければ今の幸せを得られてはいないから。


  貴方という 愛 に巡り合うためには
  過去という 傷 が不可欠だっただけ


  ……なんて思えば、悪い人生じゃなかったな、って
  思っちゃうんです …単純ですか?
  それくらい、貴方がだいすきってことなんですよ。 ]


 
(808) 2023/03/19(Sun) 0:14:19

【人】 厨房担当 マシロ

 


   夜綿さん、


[ 甘いケーキをひと掬い。
  貰った約束の印を肌身離さず身に付けている私は、
  今日もすっかり貴方の色と混ざりきった、うさぎの姿。

  ふわふわに巻いたマロンブラウンの髪。
  ショートケーキのクリームみたいなフリルブラウス。
  何気なく交わした約束よりは淡いけれど
  藤棚をやわくしたパステルパープルのフレアスカート。

  その時の私の左手には、印が増えていたのかな。
  ──ともかく、私の傍に貴方がいる。
  確かで、なにより大切なことは、それひとつ。 ]


 
(809) 2023/03/19(Sun) 0:14:30

【人】 厨房担当 マシロ

 


    愛
してます、夜綿さん
       ──ずっと
っていてくださいね


[ 願わくば、私の隣で。

  三月うさぎの不思議なテーブルを囲みながら
 なんでもない日もそうではない日も
  "みいんな幸せに暮らしましたとさ!" ]**


 
(810) 2023/03/19(Sun) 0:14:39