人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 朝日元親



***


   それで言われたらもうボクも知らないや…
   うん、楽しみにしてる。ありがとう。


[ また持ってきてくれる。
  そんな言葉に秘められた似た境遇を>>124>>125
  推し量ることが出来たら良かったのに。

  何故かあの時のキミの顔がチラつく。>121
  ボクはキミを知らなすぎると痛感したせいで
  日に日にキミの心を知りたいと思ってしまうんだ。



   平気なの?内申とか大変じゃないかな。


[ 察しの悪い的はずれな答えは
  キミの心に届くまでの時間を物語っていた。>>126


(135) 2022/10/23(Sun) 5:47:12

【人】 朝日元親



[ 言葉は難しい。同じ意味、同じ語感でも
  話すタイミングで違う捉え方をされてしまう。

  ただココアを開けるのがムリだという言葉も
  キミに微かな影を落としてしまった。

  いつもボクが後ろ向きなことを言うせいで
  いらない誤解まで与えてしまう。

  それでいて口に出されなければ気づかないから
  ボクという人間は本当にどうしようもない。]



(136) 2022/10/23(Sun) 5:47:53

【人】 朝日元親



  うん、だって、開けてくれるんでしょ。


[ 仮にボクが開けてもちょうだいと言われても
  あげるつもりだったから。
  むしろなんでと首を傾げて。

  ココアを飲むように勧めたのだった。]


(137) 2022/10/23(Sun) 5:49:33

【人】 朝日元親


***
[ そうだ、言い出したのはボクだ。>>129
  これを引き合いに出されている間は
  ボクは惜別さんに頭が上がらない。

  公園を浮かべるのがボクだけじゃないと分かれば
  感覚の一致が少しだけ嬉しくなるんだろう。]



   ポッキーとチョコボール…
   チョコボールはピーナッツ?
   それともキャラメルかな?


[ なんで聞いたかといえば
  当日用意しておこうと思ったからで、
  最初こそそんなつもりは無かったけど

  回数を重ねていく度にそんな気遣いも
  したくなるようになっていく。>>130

  女々しいって引かれなくて安心した。
  下手の横好きの絵でしかないけれど
  いつかキミの似顔絵を書いて、プレゼントしよう。

  そんなことを思っていたんだ。



(138) 2022/10/23(Sun) 6:19:00

【人】 朝日元親



   それもそっか。
   ならおやつは沢山持っていこう。


[ キミの好きなお菓子を持っていこう。
  そう言えるくらいに関係が進展したのは
  遠足の為に何度も何度も二人きりになったから。

  秘密の共有と密会が、心を弾ませたんだ。]**


(139) 2022/10/23(Sun) 6:19:22

【人】 朝日元親


[ 始まった交換日記。文字を通して互いを知る時間は
  キミにとって大切な時間になれたんだろうか。

  ボクが多くを語らない度に
  ほんの少し、寂しいという空気が流れる。>>140

  ボクはキミの全てが知りたくなって

  ボクの全てを知られるのが怖くなって


  だからこの時間はひとつの取っ掛りとして
  十分な役割を果たしてくれていたし
  ボクにとっても大事なイベントだったんだ。>>141


(144) 2022/10/23(Sun) 20:34:26

【人】 朝日元親




[ その代償に

      ボクはひとつ墓穴を掘ったわけだけど。>>L2



(145) 2022/10/23(Sun) 20:34:49

【人】 朝日元親




  (……これ、ダメっても言っても来るじゃん…。)



(146) 2022/10/23(Sun) 20:35:00

【人】 朝日元親



[ 心配だというのが全面に押し出されている
  この交換日記を見たら流石にボクも分かった。

  「私が行かないとちゃんと食べないでしょ?
   口で注意しても多分やらないでしょ?
   私が行くって決めたんだからいいよね?

            私、彼女だもんね???


  脳内ハツナに詰め寄られているボクには
  その提案を断る事なんて出来やしない。]


(147) 2022/10/23(Sun) 20:35:52

【人】 朝日元親



  「分かった。
   けど、両親には許可取らないとダメだよ。」


(148) 2022/10/23(Sun) 20:36:26

【人】 朝日元親



[ 高校生が夜遅くに誰かの家に行くなんて
  普通ならあまり褒められたことじゃない。
  ボクはあくまで一般論を言ったつもりだった。

  でもボクは知るんだ。
  キミがその一般論から遠く離れた
  ボクと同じような場所にいるんだって。


    知ってからはもう言わないだろう。
    言っても意味がないと分かってるから。



(149) 2022/10/23(Sun) 20:40:30

【人】 朝日元親



[ いつしか夜ご飯を一緒に食べることも
  それからキミを家まで送り届けることも

  キミが望んだら、日課にだってなるんだ。]



(150) 2022/10/23(Sun) 20:40:51

【人】 朝日元親


***


  そう…だね…。


[ ハツナの言葉にハッと気づく。
  ボクだってそうなんだ。分かっていたのに。
  当たり前のようにボクを除外していた。

  露呈してしまう。
  ボクのこの自堕落な姿を
  叱って止める人間が誰もいないことが。


  でもハツナが口に出せないことで
  ボクの首の皮が一枚繋がった。]


(151) 2022/10/23(Sun) 20:41:35

【人】 朝日元親



[ こんなに腐りきってもボクも男だ。
  心を動かされればキミの方へ傾き
  一緒に過ごせば惹かれていく。>>152

  それが誰も祝福しない道だと知っても
  止められなかったんだ。


  88円のチョコボールの味が一生忘れられず。
  ボクはいつしか箱にキミの似顔絵を描いて
  キミの見えない場所にしまった。]



(169) 2022/10/25(Tue) 15:05:04

【人】 朝日元親



[ 「ねぇ母さん。弁当作ってよ。」
  そんな当たり前の事すら許されないのが
  ボクの家庭というものだ。

  ボクのためと奮闘した母親も
  今はもう、ボクのいない家庭を築いている。

      考えるだけで、胃の奥が焼ける。


  だからボクはお弁当箱に卵焼きと
  レンジでチンした唐揚げだけを入れて
  簡素で何一つ洒落ていない弁当を持ってきたんだ。

  でもキミが幸せを分けてくれたから
  結果的にはこれでよかったんだと思う。>>154



(170) 2022/10/25(Tue) 15:06:08

【人】 朝日元親



[ 二人ぼっちの学校行事の日。>>154
  平日の昼間に学生二人がいても
  平和に慣れ親しんだ人達はきっと気づかない。

  ボクとは対照的にバリエーション豊富な
  サンドイッチはこころなしか量が多いように感じて
  思わず口角が上がってしまった。
  楽しみだと思ってくれてるような気がしたから。]


   ボクらは今不良生徒だよ。


[ つられて笑いながら考える。>>155
  こんな日もたまにはいいと思う反面
  これが普通になったらいけないと思うんだ。

  ボクはともかく、惜別さんは、特に。]


(171) 2022/10/25(Tue) 15:07:02

【人】 朝日元親



  そうだね。
  二人ぼっちの特権だよこれは。


[ 普通の遠足ならつまらなかった。
  きっと惜別さんの言ってることは正しい。
  だからボクは、いや、ボク達は
  行かない事を選んだんだから。

  その度にボクはやっぱり疑問に思ってしまう。
  どうして、キミはボクの近くにいるんだろうと。
  どうして、そこまでしてくれるのだろうかと。


  他愛のない話を積み重ねていく中で。>>157
  互いに持ち寄ったお菓子を広げながら
  ボクは戸惑いを感じてしまっていた。]


(172) 2022/10/25(Tue) 15:08:41

【人】 朝日元親



[ 渡したピーナッツのチョコボールと
  お返しとして貰った明治のチョコレート

  そういえば女の子からチョコを貰ったのは
  生まれて初めての経験なんだけど
  流石に声にするのは気持ち悪いので控えたよ。


  はしゃぎすぎた結果食べ切れないお菓子の
  処理に困っていると惜別さんから提案が来て。]


   それはもちろん構わないけど……
   どうして惜別さんはそんなに……


[ ボクと居ようとしてくれるのかな。>>158>>159
  そう聞こうとして、ボクは目を丸くした。

  その答えをキミが、教えてくれたから。>>160>>161

  嬉しくて、それと同時に恐ろしい
  青春と呼ぶに相応しい一幕。



(173) 2022/10/25(Tue) 15:09:23

【人】 朝日元親



[ やっぱり怖いと思ってしまうんだ。
  自分なんかが惜別さんに相応しくないって
  本気で思っていたから。

  気持ちに蓋をし続けていた。

  分かってるんだ。
  ボクはきっと惜別さんを後悔させて
  深く深く悲しませてしまうだろう。

  ボクが、無価値で、最低な人間だから。

           大丈夫……分かってる……。]



(174) 2022/10/25(Tue) 15:10:43

【人】 朝日元親


***

[ 思い返してみれば
  出会いの時点でボクはキミに振り回されている。
  それが嫌だなんて思ったわけじゃないけど。

  きっとボクはキミに頭が上がらなくて>>165
  それでいて幸せ者だと、そう感じていたんだ。

  自己嫌悪に苛まれる人間は
  自分が幸せ者になることが許せないというのに。


  けれど本当に驚いたのは
  キミの両親が反対していないこと。>>166
  普通なら反対するだろうと思うから
  ずっとキミに普通じゃない何かを感じていた。]


(175) 2022/10/25(Tue) 15:14:58

【人】 朝日元親



[ 次第にハツナの提案はエスカレートしていく。

  それも、綺麗にボクが困らない範囲で。>>168


  でも泊まってもいいかというキミが
  あまりにも普通には程遠かったから。]


   ご両親、反対しないの?


[ ある日直球で質問をぶつけてしまうのだ。]
  

(176) 2022/10/25(Tue) 15:15:46

【人】 朝日元親



[ 夜道を二人で歩くのは今となってはもう日課だ。
  またいつものようにボクはキミを送る。

  夜に女の子一人で帰らせるわけにはいかないから。
  最もな理由をつけて、一番は名残惜しさだけど。



   ねぇ、ハツナ。


[ フクロウの鳴き声が聞こえる夜道。
  車通りの多い道をキミが車道側にならないように
  キミとの間に僕が立って。

  いつか言われたキミの心の悲鳴に>>184
  向き合おうという思いで、言葉を紡ぐ。]


(186) 2022/10/25(Tue) 22:05:44

【人】 朝日元親



      ボクは、キミの傍にいるよ。


(187) 2022/10/25(Tue) 22:06:38

【人】 朝日元親



[ いままで言えなかった決意が
  募る思いに合わせてキミへと渡る。

  いつもボクを好きだと言ってくれたのに
  ボクも同じ気持ちを持っているのに
  ボクはキミに、好きだと全然言えていない。

  そんな自分が嫌で
  ボクは自分を変えようとも思って。
  ようやくここへたどり着いたんだ。]


(188) 2022/10/25(Tue) 22:07:42

【人】 朝日元親



      ボクは、ハツナが──────。



(189) 2022/10/25(Tue) 22:09:16

【人】 朝日元親



[ すると突然遠くの道から知らない人の悲鳴と
  タイヤがアスファルトに勢いよく擦れる音が響いた。
  ボクの決意も、言葉も、全て掻き消すように。]



(190) 2022/10/25(Tue) 22:14:44

【人】 朝日元親



[ 後ろへ振り向けば、ふらふらと車線すら守らない
  乗用車が道路の中で獰猛に暴れながら
  こちらへとやってくる。

  止まることを知らない乗用車が
  ボクらの立っていた歩道へ、突っ込んできていた。]


(191) 2022/10/25(Tue) 22:15:35

【人】 朝日元親



[ でも、その矛先にいたのは

               ボクではなくて。]



(192) 2022/10/25(Tue) 22:16:30

【人】 朝日元親



     [ 考える前に、身体が動いていた。]


(193) 2022/10/25(Tue) 22:17:20

【人】 朝日元親



[ ボクはキミを突き飛ばした。
  もしかしたら怪我をさせてしまうかもしれないのに。

  ボクはやっぱりダメなやつだから
  こんな形でしかキミを守ることが出来なかったんだ。]


(194) 2022/10/25(Tue) 22:18:16