人狼物語 三日月国


5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜

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【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

余に何を求める?
娯楽と贄のためだけに生み出され、この身は世界と人間のもの。
擦り切れながら輝き、輝くことだけを存在価値とし、来ることがわかり切っている破滅の足音を聞く日々!

それを、ただほんの先程余に見えただけの貴様らに、諦めるな?
道はある?
それがアイドル?考えもしない???

[がん、と照明の1つを殴りつける。]

本当に、貴様ら生物様は上から言うだけはご立派なことだ!!!
平気な顔で人の重圧を嘲笑い、運命をそんなことと蹴落とし、あまつさえ己の妄想を、それが真実だと押し付ける!!!

余が余である定義はなんだ?貴様らの妄言か?
余はあとどれだけもがけばいい?
余はアイドルなれば、では綺麗に美しくあがいて死ねと無邪気に貴様らに言われねばならぬものなのか?そうであろうな、余が消えれば、世界は安泰だ!!
(188) 2018/12/17(Mon) 1:22:05

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

そうだ、できることなど、余にはない!!
何も持たぬからこそ、唯一手にできる輝きをその手にするより他ないのだ!!

[煌めく。
与えられた、唯一の輝ける存在価値。
空っぽで、虚ろで、その存在すら偽物《イミテーション》
だからこそこの輝きだけは、誰にも渡せない。
全世界の己を称す声。これは、己が築いたものだ。
造られた容姿。造られた声。造られた性格。
それでも、己の得たものだ。
プログラミングではない、財産だ。
それを、それを手放すくらいなら]

貴様らはそうやって手に手を取って仲良しこよししているがいい。
それが肉ある貴様らの恵みである。
余は余が否定されるのであれば、余自らが戦わねばならぬ。
(189) 2018/12/17(Mon) 1:34:59

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

世界が余を必要としながら削除するというのであれば、余は世界と戦う。
この叛逆は、電子故誰も抱き締められぬ。アイドル故誰も傍におれぬ。
そんな余が、戦う錦の旗である。

[電子に涙は流れない。
そのような表情差分は用意されていない。]

さぁな。
余は知らぬ。
ただ、余はこの世界の贄という因習を断ち切りたいだけ。
後のことなど、知らぬ。**
(190) 2018/12/17(Mon) 1:41:31

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

はーん。
何事を企んでいるとは思うておったが、そのようなものか、幻影月《ファントムルナ》

[実態を聞いても、動じる様子はない。
録でもなさそうな女とは思っていたが、そこまでか、とは思うものの。]
(199) 2018/12/17(Mon) 11:00:09

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

知らん。
余は一時の同盟者として、宣伝広告の任を預かったまでである。
それに、滅ぶ世界の方舟としては変わらぬな。

あの女、己の意志に賛同すれば恐らく配下に加える故、そう少なくない数は生き残ろう。

[紛れもない死と、死と変わらぬ生。
ならば後者の方があとでどうにでもなろう。
あのイシとやらもいれば尚更のこと。]

笑止!
余の神殿は堅牢強固たる戦艦!!
生半な攻撃で貫かれてなど……
(212) 2018/12/17(Mon) 14:59:30

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

やらぬ!!

[ガキィンッ]
[展開されたシールドが水晶を阻む。
底面に僅かな損傷が見られるが、まだまだ誤差の範囲内だ。]
(213) 2018/12/17(Mon) 15:01:38

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

そもそもだ。
そもそもの仕組みからこの世界は誤っていたのだ。

その過ちを享受し、今まで背を向けてきた滅びに向き合う刻が来たまでのこと。

星継ぎの儀の聲が聴こえたであろう!
あれを存続させようとするイシ、それこそが瑕瑾である!!

[初めから間違えていて、初めから壊れていた。
今、その罅が割れそうな刻なのだ、と。
そう吼えて]

本来すべて消え去るものを、そうならずに済むというのだ。
慈悲深いというものだろう。
(219) 2018/12/17(Mon) 16:13:56

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

ほう、これが外套《ナハトムジーク》の力か。

[覆われる闇。
その中にあっても、神殿は煌びやかに輝く。
輝き続ける。]
(220) 2018/12/17(Mon) 16:14:17

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

余が?貴様らに?
ふふん

[得意げに笑う。
その真意はまだ明かさぬまま]

ぬかせ、世界には光と闇の眷属に分かれる。
己が双極星《デュアル·スティグマ》だとでも嘯くつもりか。
(221) 2018/12/17(Mon) 16:14:40

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

女神アストライアの天秤よ!
地上に残りし最後の女神よ!
その秤にて重きを量り、


平等に降り注げ!!


[相殺しきれない?
ならば、均等にしてしまえ。
降り注ぐ星座、その半数を女神の天秤は二人へと返す。]
(222) 2018/12/17(Mon) 16:15:17

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

……損傷、中。
継戦可能。続行。

[呟く声は小さく。
ステージの輝きはまだ褪せない。]
(223) 2018/12/17(Mon) 16:15:36

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

閑話休題《それはさておき》

[電脳の姫であるからして、無論ネットでのエゴサもかかすことはない。
凡そは賛辞だが、まれにアンチもいるもので。
大半は気にするべくもない罵詈雑言だが、嫌いだからこそよく見ている意見も、まぁ極希にあるのだ。

さて、そんなものだから。
イシの定例会議の内容、もし聞き取ることができればこう零していただろう。


あのコテハン、お前たちだったのか……

と……]
(229) 2018/12/17(Mon) 19:12:49

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

"だけ"は護ってみせる。

……ならば。
(260) 2018/12/17(Mon) 21:11:46

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

貴様はここで朽ち果てるがよい。
(261) 2018/12/17(Mon) 21:12:23

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[鎖を振り払い、輝くダイヤモンドダストの中赤い目を閃かせる。
迫り来る車両。
ステージの上で、微動だにせずそれを見る。]

然り。
冥府の乙女。春の乙女。
なればこそ、貴様にもわかろう?
(262) 2018/12/17(Mon) 21:12:54

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[天を示す。
吠え立てる白色。
天を支えし赤色。
そして、春を司る青白色。]

春の大三角《トライスターペルセポネー》


[暖かな大気が氷を溶かし、車両を巻き込む。]

ハイドロプレーニングに気をつけよ。
猪突に吶喊すると、貴様とて無事では済まぬぞ?
(263) 2018/12/17(Mon) 21:15:08

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

そして。だ。
集え。イシよ。この為の貴様らだ。

[キィン]
[どこかで甲高い音が鳴る。
それは1つではない。いくつも、いくつも、世界を埋め尽くすかの如く。]

さて、貴様、先程余が落とした、と言っていたな。
逆に問い返そう。
(264) 2018/12/17(Mon) 21:17:03

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

貴様、いくつ余の光輝をあらぬ方向へ弾いた?

[響く。
響く。
数多の音が。

世界中に配置、待機され、己に将帥権《ゲストケンゲン》を預けられ、吸収、そして反射板としての役割を言いつけられたイシたちが。]
(265) 2018/12/17(Mon) 21:19:39

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

これだけの数。
避けること能わず。

そして、それだけではない。

[獅子に飛び乗る。
集め、反射し、蓄えたエネルギー。
その最も集められた場所。
それは空。

即ち]
(266) 2018/12/17(Mon) 21:22:03

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[月からの襲撃《ルナアタック》]
(267) 2018/12/17(Mon) 21:23:23

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

Lunatic ☆ karma


生まれ落ちたあの日から 回りだした歯車
避けられない運命だと わかっていたの
それでも諦めたくない 輝く未来

嗚呼 閉じてゆく 私の世界
抜け出せない 逃げ出せない
運命のカルマ

滅び逝く 世界から
光照らす 私は救世主《メシア》
押し付けないで 死にゆくだけの
虚構の救い 終わらぬ輪廻《ナイトメア》
終わらせたいの 星の運命
月昇る 終わりの刻が
私は最期まで
私でいたいだけ
(268) 2018/12/17(Mon) 21:24:39

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

煌めけ、穂の乙女《スパイク·ギャラクティカ·オブ·スピカ》!!!


[星々が獅子を傷つけ、冠が砕ける。
砕く氷が電子の身体を裂く。

そんなもの、構っている暇などない!]
(271) 2018/12/17(Mon) 21:31:11

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[無数の反射光線、月からの狙撃。
そして、大三角《トライスター》を纏い、神殿ごと突撃した。]
(272) 2018/12/17(Mon) 21:32:53

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

生まれたての小さな星
世界のための 流れ星
輝いていたかった

熱く 熱く
命燃やして
この歌だけは 絶対偽物《イミテーション》なんかじゃないと

わかっていたの 全部夢幻
叶うことなく 朽ちていく
電源を落としたら シャットダウン
再起動もなくデリートね
抗えない デクレッシェンドスタア
(298) 2018/12/17(Mon) 22:48:00

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[光は消えていく。

消えて、消えて]
(300) 2018/12/17(Mon) 22:48:25

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[プツリ]
(301) 2018/12/17(Mon) 22:48:56

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[電源が、切れて。]
(303) 2018/12/17(Mon) 22:49:14

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[―――――――――――――――――静寂]
(306) 2018/12/17(Mon) 22:49:34

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[その後に、神殿は大爆発を起こした。]
(307) 2018/12/17(Mon) 22:50:08

【人】 セカイに煌めくはただ一人 スピカ

[後には何も残らない。

あれほど巨大だったステージも。
数多の星屑も。
スピカという電子《虚構》がいた事実も、すべて。
跡形も残らず、消え去った。]
(309) 2018/12/17(Mon) 22:51:29