人狼物語 三日月国


181 忘却の前奏曲、消失の1ページ

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【人】 惜別ハツナ



[ 君の記憶を取り戻すには
  どうすればいいんだろうって
  色々考えて、不安になることが多くて。
  事故のあの日から、
  私はひとりで何度も歌おうとした。
 
  
でも、歌えないままなんだ。


  
身を削るように頑張ってるのに

         
頑張ってるから


      
君にだけ聞かせていた歌が歌えない。 ]


  
(25) 2022/10/30(Sun) 23:41:31

【人】 惜別ハツナ


*** 
  


『 なんであんな奴のために頑張るのかな?

  いい子ぶっててうざい。

  ねぇ、ハツナの邪魔してやろうよ。 』


  
(26) 2022/10/31(Mon) 0:28:11

【人】 惜別ハツナ



『 いつも澄ました顔してるハツナの泣き顔、
  見てみたいでしょ? 』



         
『 いいじゃん、面白そう! 』


  
(27) 2022/10/31(Mon) 0:28:33

【人】 惜別ハツナ



[ いつしか学校は息苦しい場所へと変わってた。
  物がなくなる。
  ノートとか、体操服は破かれて。
  私は大切なものを学校に持って行くのをやめた。
  どうせなくなるか壊されるかの二択だから。


  君に渡すプリントやノートはいつも持ち歩いて。
  嫌がらせはいつだって私がいない時に
  私が見ていない時にされていたから、
  そうしていれば、守ることが出来たんだ。

  
  
私は私のしたいことをしてるだけなのに。


  それでも、逃げなかったのは……
  負けたくなかったからなんだろうね。 ]


  
(28) 2022/10/31(Mon) 0:29:15

【人】 惜別ハツナ



『 もう、病院行くのやめなよ。

         きっとそれが気に入らないんだよ。
         ハツナちゃんだって自分の方が
         彼氏より、大事でしょ? 』


  
(29) 2022/10/31(Mon) 0:30:03

【人】 惜別ハツナ



[ 傍観者からのアドバイスは無視した。
  余計なお世話だよ。

  だって、間違ってるのは向こうなのに
  それを止めてもくれない人の助言なんて
  聞いてあげる価値、微塵もないでしょ? ]


 
(30) 2022/10/31(Mon) 0:30:47

【人】 惜別ハツナ



[ 負けない、
負けてたまるか。

  みんなの悪意より
  私が君を想う気持ちの方が何百倍も強いから。


  絶対に、折れてなんてあげないんだから。

  
それでも、もし折れる時が来たら……。 ]


  
(31) 2022/10/31(Mon) 0:31:18

【人】 惜別ハツナ




   
その時は一緒に地獄に引きずり降ろしてやる。
 


 
(32) 2022/10/31(Mon) 0:31:46

【人】 惜別ハツナ



         私たち、友達だよね。
         ずっと、ずーっと一緒だよね。

       女子のお決まりの台詞を言いながら。


 
(33) 2022/10/31(Mon) 0:32:13

【人】 惜別ハツナ



[ 君からの連絡があったら、
  嬉しいと思うことはあっても
  迷惑とか圧だとか、そんなこと思うなんて
  絶対に、ないのにね。
  遠慮なんて要らないのに。>>10

       ……仕方ないよね。君にとっては
       そこまでの関係じゃ、ないんだもん。 ]


  
(34) 2022/10/31(Mon) 0:32:44

【人】 惜別ハツナ



[ 過呼吸を起こした私は、
  それだけが理由で倒れたんじゃないんだと思う。

  睡眠不足だってあったし、
  食欲がなくなって、前より食べる量が減った。

  精神的に追い詰められて。
  もう、限界を通り越してたんだろうね。


  普通に考えたらわかるのに。
  千羽鶴に悪意がこもってないわけないって。


  私の目の前で嫌がらせされたわけじゃないから
  誰にされたか分からない。そんな状況で
  私自身も弱ってる状態。
  私が気づいてないだけで、
  私は…普通の状態じゃなかった。


  過労だ、って。
  きっと私を診た先生は君に教えたんじゃないかな。
  しっかり休ませないとダメだ、とも。 ]


  
(35) 2022/10/31(Mon) 0:39:17

【人】 惜別ハツナ



[ そして、私の持ち物が不自然に少ないことも
  破かれた教科書が鞄に入ってることも。

  ……バレてしまうんだろうね。 ]


 
(36) 2022/10/31(Mon) 0:39:57

【人】 惜別ハツナ



[ 見覚えあるような、ないような天井。
  ぱっと体を起こして、
  此処が病院だと、すぐに理解した私は、
  君が、なぜか背を向けてることに気づいて。

  君に、縋るんだ。 ]


    
待って……!


  
(37) 2022/10/31(Mon) 0:44:14

【人】 惜別ハツナ



[ 千羽鶴を君は見てしまったのかな。
  わからない、わからないよ。


      
自分から言いだすことさえできない。


  それでも、君を引き止めたのは―――――。 ]

  
(38) 2022/10/31(Mon) 0:44:42

【人】 朝日元親



[ 先生がボクを落ち着かせるように教えてくれた。
  恐らく無理をしていたんだろうと。
  大切な人が自分の記憶を無くしてるなんて
  平静を保っていられるはずがないと。


  ボクは思う。
  ボクが彼女に甘えきっているだけ
  彼女が心の傷を悪化させていく。


  恋人とそっくりな皮を被った誰かが
  恋人と同じ声で、表情で

         他人の面をしていのだから当然だ。



(39) 2022/11/01(Tue) 14:26:07

【人】 朝日元親



[ ボクなんていない方がいい。
  そう思ってしまうしかないような状況。
  ボクは思わず眉間を指先で押えてしまった。


      「さっさと別れてよ。あの子の為に。」



  聞き覚えのない声が、言葉が
  ボクの心を激しく締め付ける。
  触れただけで分かるほど露骨な悪意が
  今度はまるでボクの方へ矛先を向けたみたいに。]


(40) 2022/11/01(Tue) 14:27:00

【人】 朝日元親



[ そんなボクにトドメを刺すように。
  眠る彼女の傍にあった鞄をみつけてしまう。

  破かれた教科書が
  ハツナさんの人柄が結びつかない以上
  導き出された可能性は一つだけだった。]



(41) 2022/11/01(Tue) 14:27:35

【人】 朝日元親



[ 思わず、振り向いてしまう。
  まさか彼女が起きてしまっていたなんて。
  ボクは動揺を悟られまいと小さく深呼吸をする。]


   ご、ごめん。起こしちゃったかな。


[ 見たくなかった、彼女の泣き顔なんて。
  それでも引き出してしまったのはボク自信だから。

  その事実からは目を逸らさぬように
  ボクは彼女の眠っていたベッドの傍に座る。]


(42) 2022/11/01(Tue) 14:32:22

【人】 朝日元親



[ 落ち着かせるために頭を撫でようと
  伸ばした手は届く前に引っ込められる。

  今のボクには何も出来ない無力さを呪い
  その手で握りこぶしをつくっていた。]


   ボクは、許せないんだ。
   貴女にそんな顔をさせてしまうボクも
   貴女を苦しめているやつらも、皆。


[ そう言うと、ボクは彼女から目を逸らす。
  ここに一度座って心の内を明かしたのは
  ボクの気持ちも、望みも、怒りも。
  彼女には知る権利があると思ったから。]*


(43) 2022/11/01(Tue) 14:38:22

【人】 惜別ハツナ



[ 見せたくなかった、泣き顔なんて。
  我慢しなきゃ、いけなかったのにね。


  でも、君が行ってしまわなくてよかったって。
  ちょっと安心した私もいるんだ。

  久々に見た君の夢。
  あれはきっと君が隣にいてくれたからだね。 ]



   ううん、……君のせいじゃないよ。


[ そう、全部君のせいなんかじゃないんだ。
  君のおかげだ、って言えることはあっても
  君のせいで、って思ったことは一度だってない。]

 
(44) 2022/11/01(Tue) 21:22:12

【人】 惜別ハツナ



[ 届かない手が、今の二人の距離を
  示しているみたいで。
  何の躊躇いも遠慮もなく
  手をのばしてもらえないことが
  さらに、私の心を抉っていく。


  ひっこめられた手を目で追いかければ
  その手は強く握られていて。

  どうして、だろう。
  君には悪いことなんて何もないのに。
  息を吸って、吐いて。
  少しずつ、気持ちを落ち着けて
  心の内を明かしていく。    ]

  
(45) 2022/11/01(Tue) 21:26:27

【人】 惜別ハツナ



   元親くんは何にも気にしなくていいんだよ。

   私が、わたしが、……。
        
弱いのにわがままだっただけ。


  
(46) 2022/11/01(Tue) 21:27:08

【人】 惜別ハツナ

   

[ 合わない視線が、寂しい。
  寂しさは胸に秘めたまま、私はうつむいた。 ]


   頑張らなきゃ、って。
   ずっと、ずっとおもってたから。

       
きっと、疲れちゃったんだね、私。



[ どことなく他人事なのは、
  まだ、まだ駄目、頑張らなきゃ。
  太陽でいなきゃいけないんだって
  そう思い続ける私がいるからで。

  でも、もう一人の私が悲鳴をあげてる。
  もう無理だ、太陽でいるのなんて無理だって。 ]


  
(47) 2022/11/01(Tue) 21:27:55

【人】 惜別ハツナ



   ごめんね。
   私がたくさん頑張ってるの、
   君にとっては迷惑、だったかな。

   
きっと迷惑、だよね、倒れちゃうなんて。


  
(48) 2022/11/01(Tue) 21:28:25

【人】 惜別ハツナ



   最近学校で色々、嫌がらせとか、あって。
   嫌がらせに負けたら……
   私が君のことを諦めちゃうみたいになりそうで
   
私ね、それだけは、嫌なんだ。


  
(49) 2022/11/01(Tue) 21:29:26

【人】 惜別ハツナ



   ……そう、思って、頑張ってた。
   私ね、君の傍にいたいんだよ。

   どうしても、どうしたって。
   君のこと、諦められないんだ。


  
(50) 2022/11/01(Tue) 21:33:11

【人】 朝日元親



     恋人にわがままを言って

          ダメなわけがない。


(51) 2022/11/02(Wed) 21:51:58

【人】 朝日元親



[ つい口をついて出てしまった。>>46

  ハツナさんは自分が悪いと思っていて
  ボクは自分が悪いと思っている。

  この平行線が交わるのは一体いつだろうか。
  その答えは、互いに分かっているはずだ。]


(52) 2022/11/02(Wed) 21:52:43

【人】 朝日元親



[ でもやっぱり、胸が痛くなる。
  貴女が求めているのが誰かなんて
  そのしょげる姿を見たらいやでも思い知る。

  その責任も>>47>>48
  その痛みも>>49

  本当なら背負わなくていいはずなのに。
  どうしてそう背負おうとしてしまうのか。

  ボクにはそれが、ずっと分からないまま。]



(53) 2022/11/02(Wed) 21:53:16

【人】 朝日元親



   ボクが言っても説得力、ないか…。
   ごめんね。こんなことしかいえなくて。


[ 言い終えると今度こそ立ち上がる。
  時折頭に起こる強い痛みが気になって
  立ちくらみさえしてしまうけど

  きっとこれは身体的なものとは違う。
  言い出したのに気まずくなったボクはというと。]


   そうだ。ボク、退院する日が決まったよ。
   ハツナさんが傍に居てくれたおかけで
   今もあまり不安にはなっていないんだ。


               ………ありがとう。



[ 記憶にないような気恥ずかしさを感じて。
  言い逃げしてその場を後にしようとした。]*

(54) 2022/11/02(Wed) 22:10:40