人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

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視点:


【人】 楯山 一利


「無理に、考える時間を減らそうとか
 忘れようとしなくても、
 良いんじゃないですかね。

 友紀さんのその気持ちは、
 これからも大事にして良いと思うんですよ。

 だってそれだけ、大好きだったんですから。

 恋した気持ちも、応援して来たことまでも
 否定しないでくださいね。

 友紀さんのやって来た事は
 寧ろ、誇って良い。と、俺は思うんで。」

自分の気持ちを涙を流しながら吐露する
友紀さんを見ていたら、ちょっと情が湧いて来て
なんか励ましたくなった。>>101

こうやって心底悲しむファンがいるってこと
どうにかその人に伝われば良いのになぁ……。
(121) 2022/10/16(Sun) 13:35:58

【人】 楯山 一利


おでんのこんにゃくに齧りついた。
もうアツアツじゃないけど、
まだほんのり温かかくて美味かった。

公園に来たばかりの時よりも
ちょっと気温が下がって来た気がするが
酒と温かい食い物のお陰で、内側はポカポカ。
でも酔っている感じはない。
至って俺の頭はクリアだった。

友紀さんは、吐き出して少し落ち着いたのか
今度は俺のことを尋ねて来た。>>102

俺のことなんて、友紀さんに比べたら
本当にくだらないからなぁ…。
話すのも、なんか恥ずかしいくらい。

でも友紀さんだって、恥を忍んで
こうして打ち明けてくれたワケだろうし…。

中身が空になるまで、酒を一気に飲み干し
3本目の缶を開けたところで
観念したように、腹を割って話し始める。
(122) 2022/10/16(Sun) 13:36:57

【人】 楯山 一利


「俺、幼馴染のアイツのこと……好きなんですよ。
 姉としてじゃなく、女の子として。
 
 でも、アイツはずっと
 俺の事を弟としか見ていない。

 だから、カッコ良くなって
 アイツを見返し……まぁ、振り向いて欲しくて
 高校を卒業する頃から
 ブレイクダンスを始めたんすよね。」

ストリートダンスの一種で
ヒップホップとか、ロッキンとか
まぁ色々あるけどその中の、ブレイキンってやつ。
オリンピックの競技にもなったぐらい
結構メジャーな種目になって来ているんだけど
知ってますか?めちゃくちゃカッコイイんすよ!

と、ダンスに関しては
嬉しそうに軽く説明をしたことだろう。
(123) 2022/10/16(Sun) 13:38:52

【人】 楯山 一利


「始めて、もう3年になるんですけど
 ブレイクダンスのチームに所属して
 毎日集まって、皆でダンスの練習してるんです 
 
 でもアイツは、俺が悪い輩とつるんでる
 って思ってみるみたいで……。
 まぁ、確かに見た目柄悪い連中多いですけど
 別にやましい事も悪い事もしてないし
 純粋にみんな、ダンスが好きで頑張ってるだけで。

 なのに、なんも知らない癖に
 両親や姉の私に心配かけさせんな
 って、咎めて来るんすよね……。」

そりゃ、何度も誤解を解こうとしたさ。
でも……いざアイツの顔を見て話をすると
頑張ってる事とか、始めた理由とか……
素直に話せなくなっちまうんです。と
溜息混じりにぼやいて、ナッツをつまんだ。

「だからまぁ……さっきも言いましたけど>>94
 俺がつまんねー意地張っちゃっただけです。

 どうやったら、素直になれるんですかね……。」

友紀さんみたいに、好きな人に対して
目に見えて分かるぐらい
真っ直ぐな態度でいられるのって難しい。
チーズを齧りながら、公園の木々に目を移した。*
(124) 2022/10/16(Sun) 13:41:22
 
ああ、もし念を受け取ることができたのなら。
 
 
そこ、私のバイト先なんですわ…。
有難いですけど酔った状態で男性と入店したらちょっとアレがアレでアレなんですぅ〜。
やけ食いしたい時は確かに便利ですけど、店員割あるし。
でもそんな醜態ちょっとアレ〜。
アレレのレ〜、お掃除大好き〜!
 
 
なんて、語彙が死んだ返事を返していたかもしれない。
まだガワはそこまで酔ってない風だけど、確実にアルコールは私の理性を蝕んでいるのだ。
もぅマヂ無理。
この光景を8メガピクセルカメラで撮りたい。
撮った写真をiCloudで共有したい。
それができる。そう、iPhoneならね。*
 

【人】 楯山 一利


友紀さんが抱いてた今までの気持ちも行動も
全部否定する程ってワケじゃないなら良かった。>>125

名前を付けて保存とか、上書き保存は
聞いたことはある気がする。>>126
あんまり考えたことなかったけど
男女の価値観の違いがあるんだろうなぁ…。
言われて見ればそうかも。

アイツ以外に恋をしたことはないけど
自分の事を好きだと言ってくれた子は
全員ちゃんと憶えてるし……。
って、またそれは違う話かも。

友紀さんの言い方はちょっと物騒だけど
カビの生えてしまったものを放置しておけば、
いずれは他の綺麗な部分にまで侵食して
真っ黒になってしまう。
だからその前に、しっかりと除去したい。
綺麗な思い出をずっと遺す為に……。

ってことなのかなぁ。と
そういうことなら、分かる気もするんだ。>>126
(143) 2022/10/16(Sun) 22:54:57

【人】 楯山 一利


時間は掛かるだろうけど
徐々に心の整理をつけていって
好きだった気持ちとか、情熱とかを
大切な思い出に昇華出来れば良い。

友紀さんが少し笑ってくれたから>>127
こうやって吐き出すことによって
ちょっとでも、スッキリ出来たのかなぁって。
それなら一緒に飲んだ甲斐があるし。

「きっと出来ますよ。友紀さんなら。」

自分の心を慰めて、護ることは大事なこと。
今までの気持ちに対しての、"これから"だって
ちゃんと考えられる人なんだから。

貴女は強い人だから、想い出に出来ますよ
って。安心させるみたいに、俺も笑顔で返した。

なんかいつも以上に
酒もおでんも、旨いなぁ……。
ぐいっと発泡酒を煽った。
(144) 2022/10/16(Sun) 22:55:15

【人】 楯山 一利


友紀さんがぽつぽつと口にする疑問には>>128
思い当たることはチラホラあって。

「んー……。
 将来の心配も、されてるかもしんないっすね。
 バイトを転々としてて、定職に就いてないですし。
 要は、フリーター……です。」

あんまり胸張って言える事じゃないから
ちょっとバツが悪そうな感じに、頭を掻いた。

そういえば、友紀さんって働いてんのかな。
幾つぐらいなんだろう…?
俺よりも年上に見えるんだけど
子供の時から、あの俳優さんを応援してたなら
俺と同年代だったりすんのかなぁ?

まぁ最近の風潮的に
女性に年齢の事とか身の上を訊くと
セクハラになるっぽいから
初対面でもあるし、質問は出来なかったけど。
(145) 2022/10/16(Sun) 22:55:48

【人】 楯山 一利


ダンスに対しての真剣度、か……。
始めようとした理由は物凄く個人的なことだけど
なんでブレイクダンスにしたかってのは
路上でダンスしている人たちを見て
純粋にカッコイイって憧れたから。だったな。

始めてみたら、案外楽しくて
ハマっちゃったってのもあるけど。>>129

「最初は……
 アイツに異性として見て欲しいって。
 そんな思いから、でしたよ。

 でも、始めてみたら楽しくなって
 周りのダンサーたちの実力を見て
 俺も頑張ろうって、意気込んで。

 いずれは、デカい大会に出たいなって思ってます。
 子供の時からやってる人たちと
 タメ張れるぐらいには、上手くなりたいって。

 流石に、まだ実力はないんで
 食っていけるようになれるとは思ってませんが
 …真剣マジで、やってます。」

ただそういう思いを、親やアイツに
伝えた事なんて一度もなかったな…って
友紀さんに言われて気付かされる。
(146) 2022/10/16(Sun) 22:56:48

【人】 楯山 一利


でも、真剣に伝えたところで
鼻で笑われるか、怒られるかとしか思えず
言い出せなかったってのもあるなぁ。

特に、アイツには……。

「アイツとはもう、子供の頃から一緒で
 近過ぎる故に……ですかね。
 今更、どう話せば良いかも分かんないです。

 それに友紀さんの言う通り……
 怖いんだと思います。
 もしも拒まれたら、姉弟どころか
 それ以下になっちまうんじゃないか、って。」

真剣度も、アイツに対する想いも。
言葉にすることで、どうなってしまうのか。
それを恐れて、口には出せずに
どうにかして動いた結果が、これだった。
自分の女々しさに嫌気が刺して溜息を吐く。
超遠回りしてるのも否めないし。>>130>>131
(147) 2022/10/16(Sun) 22:57:53

【人】 楯山 一利


「どっちが上……か。
 なんか、難しいっすね。
 どっちも……大事です。
 贅沢かもしんないですけど。

 俺の想いが通じて、今以上に
 男女として付き合えたら理想ですし
 ブレイクダンスの良さも、
 俺がマジに頑張ってることも
 分かって欲しい気持ちもありますし。」

アイツが俺を男として意識してくれるには、
友紀さんの言う通り、結局は自分の気持ちを
しっかり伝えないとダメ…なんだろうけど。

「今更……好きだなんて言って
 マジに受け取って貰えますかね。
 アイツにとっちゃ、俺は弟なワケですし。」

まるで行き場を失って
袋小路にハマっているような気分だ。
どうしたって、抜け出せない関係性。

そう思い込んでいるだけかもしれないが
そうじゃないと言い切れる保証だってない。
俺は情けなくも、頭を抱え込んだ。*
(148) 2022/10/16(Sun) 23:01:25

【人】 楯山 一利


そんなこんなで、酒を飲みながら
友紀さんとお互いの話をしていれば
公園にやってくる人の姿が視界に入って
一瞬、そちらを見遣る。>>136

なんかどっかで見た事あるなぁ…。と思ったが、すぐには思い出せなかった。

もしかしたら、その人と目が合ったかもしれない。
何か言いたげな顔をしてる?
まだ夜でもないのに、此処で酒盛りをしてるのが迷惑と思われた?
(149) 2022/10/16(Sun) 23:06:21

【人】 楯山 一利


と、思い違いをしちゃっただろう。

だから、「すんません。」と
ペコっと会釈だけして、
公園を突っ切っていく人を見送る。

日も暮れて来ただろうか。
少し気温も下がったかもしれない。

まぁ俺は酒のお陰であんまり寒くないけど
友紀さんは大丈夫なのかな?と、チラリ。
視線を戻した。**
(150) 2022/10/16(Sun) 23:07:21
楯山 一利は、メモを貼った。
(a22) 2022/10/16(Sun) 23:24:05