人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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「オイオイ、探偵ってのは推理をするシゴトだろ〜が。
 プライドとか無ェのかよ。ま、どーでもいーけど!

 と・に・か・く!
 背筋も凍るような真相をお届けしてやるよ……。
 それまで精々遊んでいることだな、探偵モドキ!」

「僕ァ探るのは好きだが考えるのは嫌いなのさ。ずるができるなら其れに越したこたァないだろう?

 嗚呼楽しみにしているとも。沢山遊べる様に色々と考えておくよ。
 そうだなァ、最初の1人がいなくなってから一寸した催し物を考えてるんだ。勿論僕らが動き易くなるような内容にするからね」

「中身が纏まったらまた教えるよ。きっと楽しい宴になる」

くく、とキエは小さく喉を鳴らした。

「はァ〜ン?
 オマエの”遊び”とやらにゃあ興味無ェ。
 オレが愉しいと思えるのは──そう! サツジンだけさ!」

響く声色には喜色が滲む。
性根の捻じ曲がっている、下卑た声色。
けれどもあなたもきっとそれは同じ。

「だが、ま。オレ達『愉しい』のセンスは異なるが、
 どうやら目的は同じらしい。文句は言わねえさ……」

「……オレに聞こえるトクベツな会話は二つ。
 オマエとのコレと、あともう一つ。
 ”共鳴”することで聞こえる声だ。

 そんで、ミズガネが掛かった。」

「だが、妙なコト言ってやがるな。
 アイツ何か嗅ぎまわってるのか?

 まァいい、また連絡する。
 じゃァな、ニセ探偵!」

そうして、連絡は途絶えた。

 

そこには 誰もいません。
 

 

けど ナニカ はいます。
 

 

……やーめた。今きれいにしても、意味なかったや
 

 

ナニカ はどこかへ 行きました。
 

「きっと館の主様も探偵と殺人鬼の組み合わせを見てみたかったのかなァ。そうでもないとこんな偶然有り得ないよ。まあ、『愉しみ』は違えど今暫くは夢の饗宴共演といこうじゃあないか」

囁きが途絶えてからキエは告げられた名前を下の上で転がした。この声が聞こえる観客達へ向けて、胸中で事足りる思考を敢えて口にする。

「ミズガネ君が言っているらしい妙な事と彼が何か調べている可能性。ふゥむ、確かに気になるな。しかしそれを此方が一方的に知っている以上有利なのは現時点で僕らだ。…特に僕ァまだ彼の捜査網にかかっていないからねェ。
 
いざとなったら2人には囮になってもらおうか。


 ーーーくく。朗報だねェ、
怪しげな人物がもう二人もいるよ


キエは愉悦を享受すると一度瞬きをした。そして一種の静寂が訪れる。


……
………

「俺の気に入っている給仕がそういう噂をしていたから」

最悪な理由だった。

「火のないところに煙は立たないと言うだろう?お前、何が目的でここの下女を志望しているんだ?折角客人として招かれたのだから、わざわざ働かなくてもいいだろう」

 

「 
いっけないんだ〜
 」
 

 

「 
せーんせーにー いっちゃーおー♪
 」
 

 

「 
いや、せんせーとかいないんですけどね
 」
 

「あ、あたしは……。ただ……」

「グズでノロマでダメな女だから。
 誰かの役に立てるようになりたかっただけです。
 で、でもきっと。ダメだったんですね、あたし。

 きっと嫌われちゃったんだ。
 だから、ヘンな噂が立ってる……」

「ね、ねぇ。あの。あなたに会いに行っても良いですか?
 こんな、テレパシーじゃ。きっと気持ちも表情も伝わらない」

「…………。
 おい、やめろ。それ以上卑下するのはよせ」

自虐を聞きたくないと言わんばかりに口を開く。

「お前まだここに来てそこまで経ってないだろう。噂はともかく、嫌われたなんて話は聞いていない。ダメと決めつけるには早すぎるし、そもそもダメかどうかは周りが判断する事だ。
 そこでぐすぐすしてる暇があったら挽回する為に動け、いいな?」

慰めなのかそうでないのか。非常に分かりにくいが、貴方に嫌悪を抱いているわけではないのは確かだ。

「構わないが、酒の一つや二つ……お前そもそも成人しているのか?あー……素焼きのナッツとドライフルーツ。手土産に持ってこい。そうしたら歓迎してやる」

「…………。あなたが疑ったんでしょ。
 あ、あなたにとって、あたしは、怪しい人物の筈なのに……」

届く声色は、困惑と、……少しの喜色。
それから、意気込んだ声に変わる。

「わ、分かりました! い、いいお酒を持ってきます!」

……もし、あなたが本当に女を疑っているのなら。
決して気を緩めてはならない。

ひょっとしたら、
薬のひとつでも入れられているかもしれないのだから。

………
……


「やあやあリーパー君。仕事をしながらで構わないから耳だけ貸してくれたまえ。

 催しなんだが内容が纏まったよ。君はハロウィンという祭を知っているかね? 簡単に説明すると仮装をした人間が菓子を求めたり悪戯をして歩き回る催しだ」

何処かからキエの喜色に満ちた囁き声がする。

「これならば君が普段では考えられない場所にいても“祭の準備をしていた”と言えば済むだろう? 悪くないんじゃあないかね」

 

そこには 誰もいません。
 

 

けど ナニカ はいます。
 

 

『 
いえ〜〜〜〜い 見えてる〜〜〜〜〜???
 』
 

 

 

 

 

「 
……こんなの貼って どうするんだろうなぁ
 」
 

 

ナニカ はどこかへ 行きました。
 

 

「 
いいなぁ
 」
 

「あァ……? ハロウィンだあ〜?
 ああ、血みどろで着飾って雑魚どもをビビらせるアレか!
 いいねェいいねェ、妙な恰好していても誤魔化せる。

 あァ悪かねえ。面倒だから準備は全部オマエの好きにやれ。
 オレもオレで、好きにやらせてもらう!」

「勿論僕の方で進めさせてもらうさ。信用も得る必要があるからねェ、名前を売るには丁度良い。そしてここからが本題さ」

「僕の調べによると死体は神隠しに遭い易いみたいでね。きっと殺せば消えるのだろうが……もしも消えなかった場合は君が第一発見者になりなさい。
 悲鳴でも上げてくれれば僕が駆けつけるさ。得意だろう?

 犯行の痕跡がある場所も教えてくれると助かるよ。君が戦果を見て欲しいなら参加者を其方へ誘導するし、隠したままにしたいなら其方から遠ざけよう」

「ハイハイ、わーったよ。
 ま、オレだって死体は神隠しされた方が都合がいい。
 悲鳴と苦悶の表情を見るのは好きだが、
 別に死体をXXXする趣味は無ェモンなぁ!!
 ヒャハハハ!!」

下卑た笑い声。

「だが、万が一が起きた時はそうさせてもらおうか。
 オマエも探偵らしく振舞いたいんだろ?
 チッ。プライドもへったくれも無ェ、気味悪ィヤツだぜ」

 

「 
子どもの頃かあ、いいなぁ……
 」
 

「プライドなんてものは無い方が快適だと思うがねェ? あんなものが在るから人は望むものさえ掴めず…さらには手放してしまうのさ。
 
しかしだからこそ人は夢想してくれる
、有難い事だよ」

キエは溜め息混じりに笑う。

「もしも死体が消えなかったら…そうだねェ、悲鳴を上げるのは祭が始まって少し経ってからが良いな。和やかな空気が一変した方が其れらしいと思わないかね?

しかし他の誰かに見つけさせれば君の望む表情だって見れるだろうし其処は任せよう。きっと菓子を求めて歩き回ってくれる人がいるし、菓子を配ってくれる人もいるだろうから」