人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

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[そうこうしているうちにお昼時。
人々に混ざってレジャーシートをともに敷き、風でとばないように四方に手頃な石を置く]

 おぉ

[お菓子はつくるらしいと聞いていたが、料理についてはあまり知らなかったし]

 思ったのとは違うメニューだな。

 っと悪い意味じゃないぞ、上手く言えないが考えられたメニューだなってな。

[定番とは違うという意味もあるが、メニュー選びが、冷えても美味しいもの、外でも食べやすいようなサイズのもの、手で食べれるもの。そういった外で食べることを考えての気遣いのあるメニューだ。
差し出されたお弁当を手に取りつつ、お茶の用意も万全な杏音に]

 何から何まですまないなぁ。

 じゃ、頬っぺた落とさないように気を付けるな。

[なんて老人めいたことをいいながら、だらしない先輩はちゃんと手を合わせる。]

 いただきます。

[恋人の手作り弁当で一緒にお昼である。]

[おにぎりを食べ、紅白かまぼこをかじり、ゆで卵の牛肉の甘辛巻きをもぐもぐ]

 恋人の手料理を食べて、美味しい、結婚してくれ。とか、良いお嫁さんになるぞ。とかいう言葉って急激すぎてなんか違うよな。

[などと、違う話題をついつい口にするのは照れ隠しであることをもしかしたら知られているかもしれない]

 美味しいし、食べやすい。…ありがとうな、杏音。

[ちゃんと口の中のものがなくなったあと、感想とお礼をいいながら、また串にささった野菜とチーズの串を頬張り]

 普段から料理している、とは聞いてなかったけど隠されてたか?

[実際に美味しくて、そんな杏音の事情を聞くのであった*]

負けた方が勝った方の言う事を聞くのか。
それはいいな。

[負けるつもりはなくて、にやりと笑っていたが]



 ―――へ?


[なんでエッチという発想になるのだろうかと。

想像していたのはフィンランドなど北欧でよくあるサウナ。
男も女も全裸でサウナ部屋にこもり、躰が温まりすぎると雪の中を走り回って体を冷やすというあれである。
それを繰り返すことで新陳代謝を高めて健康になっているのだから、そりゃ頭は冷たい外に出てはいるが、温泉でも長時間温まれば体温は上がって同じ効果になるだろう。

そう思っていたのに。
しかし恋人はよからぬことを考えているようで、慌てて首を振る]

 違うから!!



[そんなこと言うんだったら却下だ、却下!ときゃんきゃん喚く犬のようだ。

それに彼と風呂に入ってるとしてそれで我慢大会だなんて、その時点が既にアウトなのではと思っていたのもあった。
ただ湯に浸かっているだけでは、自分はともかく夜長は黙ったままでいるような男ではない。
絶対何かしてくると思っていて。それでゆだるようなことをしたとしたなら、雪合戦するような時にはもう、そういう欲求はなくなっているのではと思ったのもあって。

どちらにしろ、二人でいちゃつくのが前提すぎて、恥ずかしくなった*]

【人】 菊波 空

── 大浴場:男湯 ──

[ゆったりと茹っていた。
無色透明の炭酸水素泉が、学科的に体力を多く使ってしまうには心地よかった。
もう少し年を重ねたら整体のお世話になるのかもしれんな。今回は利用はしないだろう]

 ………

[本来こうしてリラックスできることなのだが、予約してしまったこともあるし、なんなら部屋にも家族風呂のようにあるらしい]

 ……不誠実ってどこまでの範囲になるんだ。

[過去に自分がいったことであるのに悩ましく唸る。
恋愛偏差値が高いタイプではないのだ。肩から首まで浸かってみても解決できそうにはなかった]
(25) 2020/12/29(Tue) 0:10:25
[俺だって傍にいたいんだぞ。って。
先輩の言葉に赤くなって言葉に詰まる。
気障な言葉なら笑えるのに。
ふとした時に、言葉に詰まって固まってしまう。

部屋に誘ってもらって。
最初は自分から行きたいって言ったのに。
ドギマギしてしまって。
不意に強く意識してしまって。
お誘いを2回に1回は断ってしまってて……。
嫌われたく無くて、誘われなくなるのも寂しくて。
お断りした後は毎回凹んで。
もう1度誘ってもらえたら、勇気を出して受けるのだ。

一緒に居るのは好き。
2人で居るのも好き。
先輩を甘やかしたいって思う。
でも甘やかされるのは……、やっぱり少し苦手だ。
心臓が煩くて、自分を保てないんだもの。]

[先輩の憎まれ口には、べーって舌を出して。]


本当に落ちたりはしませんー。


[なんて、まるで子どもみたいなやり取り。
そんな憎まれ口の応報を繰り広げて、少し心を落ち着かせて。
何時もの笑顔になんとか戻るのだ。

……別に、お髭だけで好きなわけじゃないんだけどな。って。
思ったけど口にはしません。
お髭も好きなのも本当なので。
賢者は沈黙の尊さを知っているのです。]

[先輩とご飯を食べるのは好きだ。
自分も一緒に手を合わせる。
お弁当を楽しんでくれる先輩に。]


ありがとう。母のメニューなんです。
運動会の時、家族で食べるの。ご馳走でした。


[嬉しそうに笑うと、自分もおにぎりを口にして。]


その台詞を言う人は、食べる前から相手に惚れてるんじゃないんですか?
まあ、料理が下手でも結婚したいと思ってくれるくらい、惚れられたいものですけどね。
『俺が杏音を食わせてやるー。』みたいな。
あ、それじゃ稼ぎの話しになっちゃうか。


[マフラーの話しといい、相変わらずどこかロマンティックが足りない。
そんな現実的な杏音さんは、2年時に学科をしれっと変更していた。]

[普段料理をしているのか聞かれたら。]


いえ。普段は母に甘えてます。
母の料理が一番美味しいので。

でもカレーとか。簡単な物は時々作ったり。
早く家に帰れた時は、お手伝いしながら教えてもらったりはしてます。
我が家は皆大げさに褒めてくれるので。
やっぱり喜ばれると嬉しいから。

だからまあ、あの……。
ありがとうございます。
喜んでくれて、嬉しいです。



[ポツリと言って。
大きな口で、はむりとおにぎりにかぶりついた。*]

【人】 高藤 杏音

── 大浴場:女湯 ──

[広いお風呂を独り占めにする時間が過ぎて。
そろそろ本気でゆだりそうだったから、シャワーで体を流してお風呂を上がる。
脱衣所で浴衣を着付けて。
ほこほこの顔を化粧水で冷やして。
乳液で整えたら、髪を乾かす。

浴衣姿で姿見の前に座って、ドライヤーを使いながら。
上品な浴衣姿に思わず小さく笑った。
夏に空先輩と花火を見に行った時は。
薄い水色の生地に、水色の大きな花柄の浴衣だった。
ピンクの帯と、帽子屋さんで買った麦わら帽子。
髪は二つゆるいおさげでたらしてて。
可愛らしくはあったけど、大人っぽくはなかったなって。

先輩の反応>>0:112を思い出したら、自然と笑みが零れた。
せっかくだから、可愛い姿を見せたい。
大人っぽい姿が好きなら、今日は髪をあげてみようか。
今の浴衣になら、似合うと思うから。]
(26) 2020/12/29(Tue) 0:47:56

【人】 高藤 杏音

[丁寧に髪を乾かして。さらさらになったなら。
捩じって持ち上げて、ヘアクリップでざっくり留める。
クリップを外せばすぐにおろせるし……
ふんわりと、後れ毛が頬に揺れた。]


……うん。ちょっと大人っぽい。……よね?


[そっと髪に触れて。
『悩殺してやる』なんて叫んだ日を思い出して、笑ってしまう。
あの時から少しは、成長出来てたら良いな。
少なくとも、先輩と過ごした一年は、私にたくさんの変化をもたらしたのだから。*]
(27) 2020/12/29(Tue) 0:48:06
 ああ、運動会のか、どうりで食べやすいわけだ。
 ……嬉しそうだな、杏音。

[料理の味付けの工夫としての食べやすいという評価とともに、過去を思い出してか嬉しそうな笑みな杏音を微笑ましく見つめ]

 確かに言えてるな。もう言うことありきって感じだ。
 実際胃袋を掴まれたっていうぐらいの感動があるだとか、料理の味関係なしにってのはあるのかもしれんがな。

 いや、それは経済的なものだろ。

[稼ぎだな。って同意しつつ、ロマンチックなシーンというのには少々理解を得られないものがあるのは似たもの同士ではある、なんてあっさりと同意が得られたが]

 でも一部思えるところがあるな。
 一緒に食事を取ってるときの互いの空気間が好きだとか。

 後……食べ物を粗末にしないとこを好ましく思うとかな。

[丁寧な所作で食べれなくても大事に食べることってのは重要である。特にこうして作ってもらったものとかな]

高藤 杏音は、メモを貼った。
(a2) 2020/12/29(Tue) 0:58:51

 大袈裟にほめてくれる…なんとなく想像がつく。

[思うに堂々と自分を可愛い。というのは、普段から――それこそ家族から言われなれているのだろうなっていうのは、時に出てくる家族の話題も含めて想像されていたことだ
と、料理の説明を聞きつつ真っ先に思ったことを呟いて]

 いやいや、礼を言うのは俺のほうなんだけどな。
 手料理を作ってもらうだけじゃなく、杏音と向き合って…あ、今は隣り合ってだが、一緒に食事をとる相手が俺だっていうのも含めて嬉しいからな。

[普段の明るさよりも、控え目に喜ぶ杏音の可憐さにどきりとしつつ、おにぎりをもぐりと口に含み、賑わいに耳を、目を桜に向けながら。心はどうしても彼女を見てしまって]

 ……綺麗だな

[主語の足りない言葉を口にした*]

【人】 菊波 空

― 大浴場 男湯 ―

[しっかりと温もった。
もう少し浸かっていてもいいが、この一泊中に途中途中何度も温泉に入るわけだ、変にのぼせたりするまえにと湯から立ち上がり、温泉の雫が体を伝い、ポタリポタリと垂れ落ちる。
冬の外気も温泉から上がりたてだと心地いい。]

 出るか。

[杏音に言われた通り、備え付けのドライヤーで髪を乾かし、煩わしいのでもう一度髪紐で後ろにまとめるようにして止める。
浴衣を羽織り、まだ熱がこもっているため少しだけ胸元が着崩してしまいつつ]
(28) 2020/12/29(Tue) 1:32:21

【人】 菊波 空

― 大浴場 入り口 ―

 よっ、温もったか?

[部屋に先に帰っていい>>0:185と言われていたのを忘れたわけではないが、了解の返事をしなかった素直じゃない先輩は恋人が出てきたら声をかけただろう]

 ……こういうの化けるっていうんだな。

[普段の杏音は活発な印象が髪型にもでているというか、それが子供っぽさにも繋がってもいたんだが、髪を挙げてまとめた姿は落ち着いていて素直に驚いたせいでその思いが先に口に出た。
まぁ、そういう自分も後ろに結うようにして乱雑にまとめているという点では変わってはいるが]

 次は、食事にでもするか?
 時間はかかるが部屋でもとれるみたいだぞ、湯上りですぐに卓球でもいいが、杏音はどうしたい?

[先程は庭を散歩したいという希望を言って、次は杏音の希望を聞きながら手をとってそっと握りしめた**]
(29) 2020/12/29(Tue) 1:32:46
菊波 空は、メモを貼った。
(a3) 2020/12/29(Tue) 1:34:46

[先輩も、私と一緒にご飯食べるのが好きだと思ってくれてるなら、嬉しい。
その言葉には、素直に微笑みを零して。頷いた。]


そうですね。
ご飯を食べる前に手を合わせるところとか?
一緒にご飯を食べてて……
幸せな気持ちになれます。


[何気ない仕草が、好きだなって思う。
そう言う事の積み重ねは、確かにあった。]


空先輩もお料理しますよね。
普段からされてたんですか?


[お部屋にお呼ばれした時。
エプロン姿を見たこともあった。
どんな手料理が得意なんだったっけ?]

[そうして一緒にお弁当を食べて。
嬉しいと。言って貰えて、幸せにはにかんで。
並んで座って、桜と、菜の花と、川の水を見て……
穏やかな日の光と。優しい風と。
風に吹かれて、舞い落ちる花びらと。]


…………そうですね。


[目を細めて同意して。
ふと、隣を向いて、先輩と目が合ったなら、目を細めて微笑みを交わした。*]

【人】 埋火 真里花

 うん なら。
 体大事にしてるなら。

[ 良いんだと、安心したように息をつく。 ]

 連絡来ないと思ったら
 入院とか やだよ。

 お見舞い、すぐには行けないから。

[ 触れるし、喋れるし、それならもう
 夢でもいいかなって。

 懐かしさに目を細めて ]

 あ、ごめん 引っ張りすぎた
 男前なのに

[ 頬で遊んでいた指を離す。
 赤くなったりはしてなかったと思うけど
 そんなに強くは引っ張ってないし。

 でもちょっと痛かったかなって、頬を指の先で撫でて ]
(30) 2020/12/29(Tue) 10:05:52

【人】 埋火 真里花

 おなか、空かない?

[ 兄が言うには、食事を取ったのは昨日の朝>>20
 と。え゛っ、と唸って問いかける。

 叱られるって思ったのか、視線が逃げるように
 逸らされて、 ]

 真里花は今日、朝ごはんもたべたけど
 おなか空いたのに?

[ 朝ごはんを食べて、妹と遊んで、
 それから荷物を出しにコンビニへ行った。

 その時ですら、レジ前でほかほかと湯気を放つ
 中華まんを買っている人を見て、買うか迷ったくらいである。 ]

 ご飯屋さん、あるかなぁ

[ 温泉宿と言うからには、あるのだろうけれど。* ]
(31) 2020/12/29(Tue) 10:06:48

【人】 高藤 杏音

── 大浴場:入口 ──

[お風呂から上がると、空先輩が待っていて。>>29
もしかしたら、居るかもしれないなって、思ってたから。
驚くと言うよりは、苦笑するみたいに、でも嬉しそうに、微笑んで。]


お待たせしました。


[先輩の元に歩いて行く。
化けるって言われて、それはどっちの意味だろう?と、首を傾げながらも。
取られた手を握り返して。少し考えて。]


お食事にしましょうか。
せっかくだから、お部屋で食べましょう。
……2人で、ゆっくり食べたいです。


[素直な気持ちを言葉に乗せて。
繋いだ手に柔らかく力を込める。
昔みたいに、酷く緊張することも無くなって。
随分と、自然に言葉が出るようになった。
先輩を見上げると、小さくはにかんで。

案の定少し着崩れた先輩の浴衣姿>>28に。
胸の中でひっそりと、ときめいた。*]
(32) 2020/12/29(Tue) 10:12:37
―― 少女の小さな世界 ――

[ 物心ついたときには、家には兄が居た。
 父、母、兄、妹のよくある家族。

 父母が忙しくしているから、
 兄が甲斐甲斐しく世話をしてくれた。

 それもよくある話。 ]

 にいちゃ まりか なかなかったよ
 えらい?

[ どこに行くにも、カルガモの親子よろしく
 兄のあとをついて回った。

 年頃の兄からすれば、うっとおしかった事だろうに。
 私の知る兄はいつも、優しい顔をしていた。

 転ぶよ、と注意されていたにもかかわらず
 蝶々を追いかけて転んだ日も

 迷子になってしまった時も
  ――泣かないから見つけられなかったとは
     ある程度成長してから聞いた笑い話だが

 怖い夢を見た時も。
  ――どう見ても泣いていたとしても、
     口癖のようにそう言っていた。 ]

[ 大きな兄の手がすきだった。
 どこにいても見つけてくれる兄がすきだった。
 絵を描いて、粘土を捏ねて、踊って。
 それを見せて、報告したら
 上手だねって褒めてくれる兄がすきだった。

 兄さえいれば、この先もずっとずっと
 幸せなんだって、思っていた――。

 しかしそんな幼い幸せは、あの日派手な音を立てて
 脆く崩れ去っていった。 ]

 りこん?おとうさんとおかあさん
 バイバイするの?

[ 真里花はお母さんと一緒に行こうね。
 そう言った母に、不思議顔のまま、頷いた。 ]

 おとうさんお仕事で遠くに行くの?
 はやく帰ってきてね

[ 未就学児に"離婚"の真意までは伝わりようがなく。 ]

 まりか お兄ちゃんとはっぴょうかいの
 練習するやくそくしてるからまたあとでね

[ あの日、物言いたげに顔を顰めた父の思いに
 気づいたのは小学校を卒業する頃だった。

 妹が、あの時の私と同じような年頃に
 なった頃。

 手紙はときどき返事が来る。
 誕生日には電話も来るし、電話もする。

 そうして少しずつ、いつでもそばにいてくれた兄が
 会うことはできない兄に変わっていくのを

 渋々、受け入れた。受け入れるしか、なかった。 ]

 『遠足は水族館に行くんだって
  お兄ちゃんはどこに行った?』

 『ねぇあのね ――……なんでもない
  そろそろ寝ないと おやすみお兄ちゃん』

[ 電話の先で兄は私の話をちゃんと聞いてくれたし
 父母の愛情を感じないではないけれど、
 生まれたばかりの妹には、甲斐甲斐しく面倒を見てくれる
 兄は居ない。

 その代わりに、あまり手のかからない姉がいたものだから。
 父母は真里花の事を「手のかからないおりこうなお姉ちゃん」
 だと囃し立てて、甘ったれを封殺した。無意識で。

 気持ちの上では兄がしてくれたように、
 妹の世話を焼きたいと思ったけれど。

 小学校に通い始め、環境も大きく変わり
 それに一生懸命だった私は、そこまでは手が回らなかった。 ]

 お兄ちゃん まりか 泣かないよ
 ……えらい?


[ 電話を切ったあと。
 やっぱり私は口癖のようにそう言ってしまう。

 勿論返事は返ってこないし
 偉いね、と撫でてくれる手も現れない。
 
 リビングでは寝ていた妹が起きた事を
 知らせるように大きな声で泣いている。

 慌てる父母の足音は聞こえない。
 ……お母さんは最近妹の夜泣きがひどいからと
 寝不足だったっけ。 ]

 どうしたの ミルク?おむつ?

[ おぼつかない手付きで、幼い妹を抱き上げる。
 妹は私の顔を見ても、泣き止むことはなかった。
 きっと安心できなかったのだろう、半泣きで
 顔を歪めて自分を見ている
 おりこうで手のかからないお姉ちゃんでは――。* ]

[陣営が人狼で一瞬びびったわたしが通りますよ、っと]

お布団を寝取られる日々もなんだか懐かしいな。
そんなにわたしのお布団が好きなら
いっそ毎日同じ布団で眠る様にしたって
わたしは一向に構わないんだがね。

[もぞもぞ断りなく隣に潜り込む。
わたしの布団ならば断りなど必要あるまい。
お待たせ、きみの枕ですよ、と
声に出しはしないが腕を差し出しておいた。

わたしの分の枕?無くても変わっても問題は無いな。
なんなら床でも眠れる
]

 
[胸を押し返す腕から伝わる微かな震え。
 思わず漏れ出る、甘い声。

 ────見逃す筈がない。

 満足げに目を細め、口端を上げる。]



   ふっ…、
   そんな目をして、
   誤魔化せるとでも思ったか?

   粗相しただろう。イケナイ子だ。



[詰る言葉にも関わらず、声音は甘い。

 帰り方を忘れても
 主の声だけはしっかり覚えていた。
 褒める訳にはいかぬが
 そんな駄犬っぷりも
おしい。]
 

 
[だが、ケジメは必要だ。

 今のように許可なく達した時、
 度々使ってきた電磁拘束具を取り出し
 僅か7ミリ秒という速さで
 抗う両手と首を繋ぎ、戒めた。]



   仕方ない。躾け直してやろう。



[酷く楽しそうにそう告げると
 顎を強く掴み、
 顔を背けられないようにして唇を奪う。

 更に、舌で抉じ開け
 唾液を飲ませようとするだろう。
 まだ歯を食いしばったままであったり
 抵抗するようなら、態と腕を引き、首を締め上げる。

 意識が落ちれば、
 苛烈な痛みで目覚めさせられることは
 ジャックも熟知している筈だが、
 さて、素直に受け入れたかどうか。]*