人狼物語 三日月国


74 五月うさぎのカーテンコール

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そろそろ水、汲みにいかないとねぇ。
……っと、

[引き寄せたくせ、抜けるのもこちらから。
 カラフェを持って立ち上がろうとして、一歩たたらを踏んだけど。
 ぺた、ぺた、床を確かめるように、ゆっくりシンクの方へ*]

 

 ……うん、

[寂しがっていることはどうやら伝わってしまったらしい。
はだけた浴衣から彼の胸板が顕になっていく。
すがりたくなる気持ちを堪えて、息を呑んだ。

膝を立てて擦り寄れば、手を導かれて触れた昂りは既に兆し始めていて、その熱さが感染するかのように頬が赤く染まる。]

[求められるまま、顔を傾けて唇を受けながら。
応えるように啄んで、薄い下唇を食んで、少し離れる。]


 ん、もっと、さわって
 
もといさんで、いっぱいに、して……?



[触れ合わせた唇の端、吐息を絡めて囁いて。
取り払われた下着から覗いた、彼自身に指で触れる。

ぬるりとした滑りが指先から掌へと移っていくのを確かめながら、少しだけ刺激するように手を上下に揺らして、しなだれかかるようにして彼の膝へと乗り上げる。
とろりと落ちた瞼は眸を覆い隠し、迎え入れるように薄く唇を開いてからキスが深くなるのを待った。*]

【人】 試用期間 フラウア

─ そしてうさぎの穴では ─

[その日の賄いはなんだったか>>5
今日も新入りは元気に働いている。

リクエスト食材でのおすすめキッシュはそれなりに好評で、
今度から昼のパスタランチに、健啖家向けに追加料金でキッシュがつけられることになった。種類は1種だけど。]


えっアッキは不動産屋さんなんですか?


[お客様はさん付けだけど、常連の七隈さんは指令で呼び捨てになった。アッキぃ、と緩く伸びる語尾。
似たようなものです、と答えるカウンターに、先輩作のスナップエンドウの卵炒めを置いた。

SASANKAの近くで、敷金礼金ゼロで、家賃4万円台前半希望。
そういう物件について。]


「ありますよ。フラウアさんは男の子だし、防犯面と築年数と水回りの条件さえ緩めれられれば、そこそこの間取りで」
(27) 2021/05/23(Sun) 17:21:23

【人】 試用期間 フラウア

へええ、


[でも潔癖症じゃないなら、シェアハウスがいいかもと雑談は続く。
常に人との交流があるのが、好きな人もいる。
最大のメリットは共有部分。すなわち同じ家賃帯の単身用賃貸物件に比較して、圧倒的にキッチンの機能が充実していること。]


シェアハウス。シェアハウスかぁ


[いつまでも居候しては親戚にも迷惑。
バイト代もいただけたので、そろそろ、と思っていた。]


でもルームメイトは……嫌じゃないデスかね。


[パン屋で実務を積みながら試験勉強していた頃は、お客さん達にも可愛がってもらえていた。
でも高校では全然。友達できなかった。
立場が違うならいいけど、すごく近くにはいて欲しくないタイプらしいのだ、鶴羽麦は。**]
(28) 2021/05/23(Sun) 17:23:04
試── ん


[体勢が崩れる。
両膝と両手がソファについた。

スパイシーなターメリックと、バターの香り。

くち、と音がして背中が震える。
固茹でをマヨネーズでまとめたフィリングの味。]


 ……は、


[唇と、舌とウィスキー。

ひと食み、ふた喰み、混じり合って。]



あ…


[抜け出していく体温。
抵抗せずに片足のつま先を床に下ろして、反転して。くるりとソファに座り直した。

食べてしまった、食べられてしまった?エッグパイは美味しい。

立ち上がろうとしたジンさんの、ふらついた腰を伸ばした腕で後ろから支えて
無事に歩き始めたら、その腕を上げて肘のところに鼻から下を埋めた。

あつい。]



【人】 店員 ラン

[目を瞑ればくっついてる場所から、
蓮司さんの声が響いて伝わってくるのが心地よくて
少しうとうととしながら。>>22
撫でられた手に、ちょっとだけ力を込める。

預けられる重みを受け止めて
微睡んだまま、独白めいた言葉を静かに聞いていたら。

不意になぞられた、薬指。>>24
アクセサリーとか調理中邪魔になるし
そもそも外すと置き忘れるからつけないけど、
それが何を意味するかくらいは、わかってるつもりだ。]
(29) 2021/05/23(Sun) 17:57:28

【人】 店員 ラン

[背中にくっついたまま、ぼんやりと想像する。
蓮司さんと。ずっと、一緒に。]


  んー。そうですねぇ……


[呟けば、くっついたままの体から伝わる
一段と騒がしくなる彼の心臓。
思わず笑いそうになるのを堪えたせいで、
ちょっと間を空けて。]
(30) 2021/05/23(Sun) 17:57:38

【人】 店員 ラン



  もしまた寂しくなった時も、
  私に言ってください。

  そうしてくれるなら、ずっと一緒に居てあげます。


[楽しいことだけじゃなくて、
悲しいとか寂しいとか、そういうものも分け合いたい。
蓮司さんの、そういう存在になれるなら。

想像したら、胸の奥がきゅうっと温かくなって
私の心臓もほんの少し煩くなった。]
(31) 2021/05/23(Sun) 17:57:47

【人】 店員 ラン



  ……あと仕事中、指輪できなくても
  拗ねないでくださいね?


[嫉妬深い彼に、くすくすと。*]
(32) 2021/05/23(Sun) 17:57:55
[鶴のヒヨコみたいに追いかけようとして、
できないことに気がついた。]


……。


[アルコールに侵されてるからか、目立つほどではない、という…ほどでもない。

脚に肘をついて、背中を丸めて頭を抱えた。*]


 
っ、



[自分から触らせといて、いざ指が触れると火傷したみたいな刺激に腰が引けそうになる。
起き上がった彼女の手が、既に育ちきった自身の形を確かめるように動く。
彼女の痴態で煽られているのに、あまりされると情けない結果になりかねない。

誤魔化すように、薄く開けられて誘うその咥内にくちづけた。
ぬるりと侵入させた舌が上口蓋の奥、パラタイン喉腺を削る。]

[折角起き上がってくれたけれど、先程はしなかった体位ではいりたくて、ゆっくりと身体を押し倒した。
後頭部を片手で支えて衝撃を和らげるように。
もう片方の手は、つんと上向いた蕾を捉え。

リーチの違いで彼女の手は自身から離れてしまうだろうが、達するなら彼女の裡が良いとキスの合間に伝えれば納得して貰えるだろうか。
布団に着地したら支えていた手を外し、代わりに脚を持ち上げた。]


 あー……はい、 る、


[室内の分、挿入の水音が響く。
ゆっくりゆっくり焦らすように挿入する間は、声が聴きたいからキスを外して。
耳元でふうふうと荒い呼吸を繰り返した。*]

【人】 ランレン

[背中で微睡む嵐の気配を感じながら。
微かに速くなった心音>>31に、笑みを浮かべる。
自分は一人が長くて……
人の頼り方も、良く分からない。
でも、こう伝えてくれる人が居るなら。

振り返って、嵐と向き合う。]


今度のお休み。俺にください。
……指輪。買いに行こう?


[くすくす笑う機嫌の良い彼女の手を取って、部屋の中に戻ろう。もう初夏とは言え、夜は少し冷えるから。]
(33) 2021/05/23(Sun) 18:16:11

【人】 ランレン

[少し眠そうな彼女をベッドに入れて。
自分も潜り込んだら、当たり前のように腕を頭の下に入れて抱き締めた。]


約束します。寂しい時は、ちゃんと言うって。

おやすみなさい。



[囁いて。柔らかな髪に口付ける。
彼女が眠りに落ちるまで、そっと背中を叩いていた。*]
(34) 2021/05/23(Sun) 18:16:17
[口づけの残り香を反芻しながら、水を汲む。
 流れる水音がとぽとぽと心地良い。]



[ああ、酔った、酔った。アテもうまいし、かわいく慕ってくれる相手もいる。
 思わず鼻歌交じりになんてなる、のだけど。]

[ソファに戻れば、麦がひとり。]

……どうした? 気分悪い?
水飲めるか。

[背を丸めて頭を抱える様子を見れば、はっとする。
 ちょうど水を汲んだところでよかったと、グラスに水を注ぐ。
 酔いがさあと醒めるような心地。しゃがみ込み、眉を寄せて麦の顔を覗き込もうと*]



  ……ッン、 んぅ……

[指先に触れた昂りがぴくりと跳ねた気がしたのも束の間。

重なった唇は深くなり、ざらりとした舌が上顎を撫でる。
くすぐったさしか感じなかった箇所が今は彼によって開発されて、ぞわぞわして頭が痺れるような快楽を覚えた。

身体はすぐに布団へと逆戻りして、後頭部を支えた手が離れたらシーツの上に解けた髪が広がっていく。]

【人】 店員 ラン

[振り返る気配に、抱きついていた腕をゆるめて。
向き合ってくれる瞳に、幸せそうに目を細めた。>>33


  ……はい。約束です。


[手を取ってくれる彼に、私の方から一歩距離を縮めて
触れるだけの口付けを。
二人でいるなら、夜風の涼しさも全然気にならないなんて
ちょっと浮かれすぎだろうか。]
(35) 2021/05/23(Sun) 19:00:31

【人】 店員 ラン

[ベッドに戻れば、いつものように腕枕をして
抱きしめられながら再び目を閉じる。

もう一度、ちゃんと約束してくれる声に
安心して眠りに落ちようとしたけど。]

  ……………。

[浮かれたせいか、なかなか眠りは訪れてくれない。
寝かしつけるように背中を叩いてくれる掌に
もぞもぞと身動ぎを何度か繰り返し。]
(36) 2021/05/23(Sun) 19:02:12


  ふ、ぁっ 

[彼の手がまた蕾に触れて、思わず声が上擦った。
唾液を交換するようなキスの合間に、中で果てたいと切羽詰まったような声で囁かれてしまっては断れるはずもなく。
身を横たえ、彼の手に擦り寄せるように脚を開いていく。]


  あ、ぁ、   んーッ……、
 

[じわりじわりと侵食するように、身体の奥に熱く硬いものが入り込んできて、髪を乱して小さく身悶える。
彷徨った手は頼りなさげに撓んだシーツを掴んで、必死に湧き上がる熱を堪えるようにやり過ごす。

熱くて、気持ち良くて、昂ぶる感情に涙が浮かぶ。*]



  ──……蓮司さん、その。


[更に、寝落ちる直前のことを思い出してしまって。
途端に落ち着かない気分になりながら。

俯き加減のまま薄ら目を開ける。
もぞもぞと手を伸ばし、彼の服の裾を引っ張って。]


  
朝に約束したのを

  
着てみたんです、けど。


[なんのことか伝わるだろうか。

シアさんと買い物に行った時おすすめしてもらった、
ロイヤルブルーのランジェリー。
着慣れない色に、派手じゃないかなとか
レース部分が多くてほとんど透けてるんじゃとか、
不安は山ほどあるけど、彼がすごく見たがってくれたから。*]

[ああ、酔った…酔ってしまった。
美味しいお酒とおかず、酔って近寄って、キスをしてくれて。
ずるく引き出すようにだけど、好きの言葉をくれて。]


ぅあ、


[戻ってきてしまう。
そんなすぐに引っ込むわけない。
焦るほど体が熱くなって、火照る顔を必死に俯けた。]

ん、なんでもないデス、
座って…?


[隣を指さそうとして。
いやそれよりも、差し出された水のグラスを受け取ろうとして。
は、と息をついて、片手を脚の間に置いた。

不自然な膨らみ。隠そうとする動きが却って露骨だと、気づくのはしてしまった後。
ぴぴぴ、と頬の赤みが増していく音がする。]


ご──


[いや、ここで謝ってはだめだ。どうしよう。]

これは…


  
ジンさんのキスが官能的で
      興奮してしまいました。



[早口の小声で自白して、執行猶予を求む。]


嫌にならないなら、もっとちゅってしたいから
あの……トイレ行ってきます……

まだ飲めます。から。


[精一杯。自分のせいでお開きは嫌だの意思表示*]

[頷いてくれた彼女に安堵して。
共に布団に包まったけれど。
身動ぎして眠れなさそうな姿。
呼びかけに、目を開けて、彼女を見詰めて。
聞こえた言葉に、目を瞬いた。]


…………。

ふっ。ふふ。あはははは。


[珍しく声をあげて笑って。
怒られても。『ごめん。でも嬉しくて。』と笑って。
きっと緊張と安堵が笑いにも影響していたけれど……]

[笑いの発作がおさまると、嵐を見詰める。]


自分で脱いで、見せて欲しいな。


[恥ずかしそうな嵐には、少し意地悪なお願いだったろうか。
でも欲望の赴くままに、そんなおねだりを一つ。
言葉に乗せた。*]