人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

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【人】 傾く天秤 ブラキウム

>>51 >>52 ラサルハグ、ルヴァ

「……あ。」

ブラキウムは、溢れていた涙が止まりました。
あれほど苦しみを感じていた胸は、すっかり落ち着いています。
きっと今ならアップルパイを美味しく食べられるはずです。

ブラキウムは、繋いだ手を一度握り返してからゆっくりと離しました。

「ありがとう。ルヴァのおかげで、もう悲しくないのだ。」
(66) 2021/04/23(Fri) 12:18:35
ルヘナは、静かに紅茶の香りを楽しんでいる。
(a26) 2021/04/23(Fri) 12:25:20

【人】 赤い靴 キファ

>>64 ゲイザー

 便箋に書かれているのは、
 事件に纏わる情報の数々。

 『狛犬』。”シータの痕”。占い。 
 ひとつから全てを読み取ることは難しいが、
 何か、キファが情報を得ていることをあなたは読み取れる筈だ。

 さて、鬼の居ぬ間になんとやら。
 早くしないと──

(67) 2021/04/23(Fri) 12:30:35

【人】 赤い靴 キファ

>>64 ゲイザー

 ことん。
 テーブルに紅茶を置く音。

「……ゲイザー。人の屑籠を漁るとは
 あまり良い趣味とは言えんな」

 キファは茶を淹れるのが雑だった。
 だから、きっとあなたの想定より早く戻ってきた。

「何してる」
(68) 2021/04/23(Fri) 12:31:13

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>65 ラサルハグ

「成る程。……それなら、いいんです」

女は絶えず物静かな様子を見せていたが、声色だけはほんの僅かに柔らかくなった。

「うふふ、私……恋のお話が好きですよ。
砂糖菓子のような甘いハッピーエンドも酸味の強い果物のような悲しいお話も。

ですが……死が齎す恋が生きて紡がれる生の恋を凌駕することはありません。でも、逆もそう。
恋に貴賤などないのです。展開による優劣などあってはなりません。
恋する人たちは皆美しいと思うんです。他の人から見れば取るに足らない、他の物語の方が美しいと言われるようなものであっても……その人に宿る想いはきっと、混じり気のない本気のものでしょうから」

金色の瞳は痛いほどに真っ直ぐな視線を貴方を真正面からぶつけてそう言い放った。
(69) 2021/04/23(Fri) 12:37:28

【人】 赤い靴 キファ

>>63 ヌンキ

 キファはあなたの胸中を知らない。
 キファはあなたの抱えるものを知らない。
 どうしてそれ程までに、自分自身が恋をすることを
 恐れるかを知らない。

 あなたが再びそれを口にしたのなら、
 キファはやっぱり”独りよがり”だと、説教するのだろう。
 それでも確かに。キファはあなたのお陰で今、幸福だった。

「?」

 言われるがまま、目を閉じてやる。
(70) 2021/04/23(Fri) 12:44:18

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>67 >>68 キファ

行いがばれても女は微動だにしない。声がする方向へゆっくりと振り向く。くす、と小さな笑い声は手にした紙たちが擦れる音に紛れて消えてしまった。

「何って……なんだかキファさん沢山動いてるんだな〜って気になっちゃったものですから。つい」

再び視線を手元へ落とす。

「凄いですね〜、私の知らない情報がこんなに沢山。難しいことは分からないので全ては理解しきれませんが、シータの痕のお話もある。
ね、キファさん──」

【→】
(71) 2021/04/23(Fri) 12:46:12

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>67 >>68 キファ



「どうしてこの情報皆に教えてあげないんですか?」




 
(72) 2021/04/23(Fri) 12:46:59

【人】 操り人形 ラサルハグ

>>51>>66 ブラキウム、ルヴァ

「よかった。

 悲しみの原因はわかりそうか。
 わからなければ、いつかわかるといい」
 
 そしてルヴァへ視線を向けます。
 意味深に左手ひとさし指に嵌めたリングを撫でて。

「実は、ルヴァは俺の友人なんだ。
 これからも辛いことや悲しいことがあれば、
 彼を頼るといい。きっと助けになる」
(73) 2021/04/23(Fri) 12:53:43

【人】 子役 ヘイズ

>>35 ルヘナ

「……そう、ですね。ぼくも大勢で見に行っても
 仕方ないかなってここで待つことにします。

 ふたりで……なんて、何があったんでしょう」

撫でられて背中を丸くしつつ。
男女が同じ部屋で、ということの意味を
子役はわかっていないようだった。
(74) 2021/04/23(Fri) 12:57:30

【人】 流星の騎士 ヌンキ

>>70 キファ

開け放たれた蓋から漏れ出す記憶。
生きては死に、何度も同じ人生を歩む。
大好きな兄と、大好きだったあの人を引き裂き、罪をって死んでいく。
だから。
たった一度きりの逸脱した夢は、
誰かと誰かを恋で結んで、幸せにしてあげたかったのです。

自分に愛などいらないから。
痛くても苦しくてもいいから。
自分の天の祈りで繋がった二人が幸せそうに笑ってくれる姿を見たかった。

目を閉じた貴方に手を伸ばす。
少しだけ屈んで貴方の前髪を掻き上げると、顕になった額にそっと唇を落とした。

「……今は渡せるもの、何も持ってないから。
 これは、祝福だと思って欲しいな。……神に祈る天使からのね」

独りよがりでもなんでも。
兄とあの人が見ていても、父に消されてしまっても。
これくらいは赦されると思いたかった。
(75) 2021/04/23(Fri) 12:58:59

【人】 赤い靴 キファ

>>72 ゲイザー

 便箋に書かれているのは、どれもメモ書き程度の情報。
 或いは、意図的に情報が隠されている。
 
 つまるところ、最も正確に大量の情報を手に入れるには、
 キファを尋問するのが速い。

「この事件、信頼できる人間が限られているからだ。
 少なくとも、人の部屋を勝手に漁る人間には教えられんな」

 一見正当、だが苦しい。
 例えるならこの返しは袋小路に逃げ込むようなもの。
 キファの頬を冷や汗が流れる。

 どうする。どう来る。
(76) 2021/04/23(Fri) 12:59:54

【人】 操り人形 ラサルハグ

>>69 ゲイザー

 見返す青の湖面は凪いで、強い感情は伺えない。
 ラサルハグは恋を知らない。
 今になっても、そう。

「あなたは恋のかたちに惹かれるんだな。
 つまり永遠の中の一瞬に価値を見ているのだろうか。
 
 死は終わり。生は続くもの。
 しかしどちらも等価値と言い切るのだから」
 
「……俺の顔になにかついている?」

 最後につけくわえた言葉はどこかわざとらしい。
 もし視線を逸らそうなら「どうして」の問いかけとともに、
 体を動かして視界に留まろうとするだろう。
(77) 2021/04/23(Fri) 13:14:26
ハマルは、覚悟と責任を持つ。その上で信じたい。
(a27) 2021/04/23(Fri) 13:24:43

ハマルは、自分でそう決めた。
(a28) 2021/04/23(Fri) 13:24:56

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>76 キファ

「へえ」

便箋やメモを床に捨てた。もうその紙に興味はない。

「気持ちは分かります。でも、今日の会議のあの態度。あれは一体なんですか?
私から見ても貴方はよく色んな人と話をする為に抜け出していて、水面下でもこうして沢山動こうとして。事件に積極的に関わろうとしていたのに……今日は随分大人しかったですね。
まるで興味をなくしたみたい


軽やかな足取りで貴方の元へ。

「キファさん。本当に教えてくれないんですか?あれだけ恋のお話をしたのに。あれだけ仲良くなれたのに。私たち、友達じゃないですか。ねぇ……だめ?」

甘く囁く。甘く強請る。
顔を寄せながらくすりと笑い、女はするりと貴方の手を取って指を絡める。
傍から見れば花のように可憐な少女たちの戯れのよう。けれど確実に片方の花は、静かに棘を研いでいる。静かに毒を溢れさせている。
(78) 2021/04/23(Fri) 13:25:17
キファは、サダルにむぎゅー。
(a29) 2021/04/23(Fri) 13:37:28

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>77 ラサルハグ

「そうですね。私は『恋』そのものが好きですから。恋物語においては生も死も価値は一緒です」

あまりにも不自然な最後の言葉に眉をひそめる。

「何かついてるって……なんかそのふよふよしたキラキラなら頭についていますが……。
貴方の顔について気になる点はありませんが、唐突に話題を切り替えた点は気になりますよ。私の返事はお気に召しませんでしたか?」

視線は逸らさない。ずっと、ずっとずっと真っ直ぐに貴方を見ている。
(79) 2021/04/23(Fri) 13:38:55

【人】 操り人形 ラサルハグ

>>79 ゲイザー

「これは『星冠』だ」

 ふよふよキラキラしたものを差す。
 頭部周囲を公転し、
 その軌道は遠くからだと冠のように見える。
 魔力を蓄える役割があるのだが、
 詳しく説明する必要はない。

「いいや。あなたの考えは面白い。
 だからあなたに関心を持つ人も多いだろうな、と思った。
 
 あなたも遠回しな言い方は苦手か?
 
 そんなにも恋の話が好きなら、
 いま恋してる相手はいるか」

 こう聞けば伝わるか、と質問を重ねる。
 
(80) 2021/04/23(Fri) 13:54:51
サダルは、心底“不思議なものをみるような“顔をしていた
(a30) 2021/04/23(Fri) 13:55:27

【人】 どこにでも居る ルヘナ

>>74 ヘイズ


「…………うむ。

 片割れの自室に二つの死体。
 Θの痕は言わずもがな。
 確かメレフはそう告げたな?

 ルヘナの推論にはなるが、
 まず
単純な刺し違い
第三者の犯行

 であれば、まあ、言葉の通りに這ってでも現場を見たい。

 しかして
情死
……
無理心中
の可能性も僅か有るさ。
 そうであった場合は………、

 ルヘナはその思いには、寄り添えぬ故な。
 数日を共にしたW仲間Wへの、冒涜になろうよ。」

紅茶を飲み干す。
君へカップを向けて、おかわりの催促。

「ま、向かった者の中に犯人が居て、
 今にでも証拠を隠滅していたとすれば………
 解決を目指す場合、それは大きな失態と言えよう。
 が。ルヘナが求めるのは
さ。」

構わん、と。
やはり君の頭を撫で続けた。
(81) 2021/04/23(Fri) 13:59:07

【人】 赤い靴 キファ

>>75 ヌンキ

 果ての無い暗闇で、
 彼は少女の額にキスをした。

 きっと、キファとヌンキの願いは
 相容れないものなのだろう。
 それでも。
 今だけはその行いを、”許容する”。

「くくく。うむ、実におまえらしい行いだ。
 洒落ている。……何、素直に受け取るよ」

 少女は僅か、眉根を下げる。

「……なぁ、その造花。好きにつかうと良い。
 部屋に飾っても良い。髪飾りとして、加工してもいい。
 おまえは洒落ているからな」

「もしも」

「もしも、いつかおまえが恋をしたとき。
 その花は、きっとそいつに送るに相応しい。
 一考せよ」
(82) 2021/04/23(Fri) 14:08:43

【人】 赤い靴 キファ

>>78 ゲイザー

 少女の鮮やかな紅を塗った唇は囁く。
 その目はあなたを映さない。
 キファは例え素敵なお友達だろうと、
 おねだりに靡かない。

「その通りだ。
 吾は最早、事件の解決に興味を持たぬ」

 かつては持っていた。
 それは、状況が証左している。
 ”教えぬ”。再び、一声。

「おまえなら分かるだろう?
 これは、思い人の為なのだ。

 お友達なら、どうか察して
 手を引いてくれると嬉しいのだが……?」

 傍から見れば、優雅な香りの中
 手と手を取り合う可憐な少女達。

 だが、ここに居るのは女豹と女狐。
 ぴんと、緊張の糸が貼られていた。

 その糸をどう扱うかは、あなた次第だ。
 
(83) 2021/04/23(Fri) 14:34:14

【人】 流星の騎士 ヌンキ

>>82 キファ

「俺に花が似合うかなぁ」

少しだけ、泣きたくなるのを我慢して苦笑した。
キファのお願いを聞こうとすると、貴方にこれを返さねばならないではないか。
それだけは絶対に出来ない。
        
エラー

この気持は深刻な間違い。

絶対に、貴方には話すまいと決めているのだから。

「……わかった、考えておくよ」
(84) 2021/04/23(Fri) 14:51:20
【ソロール】

 微睡むように、周囲の声を聞いていた。

 いくらかの言葉を返したような気もするし、
 いつもみたいに口を噤んでいただけのようでもある。

 少女の瞼は閉じたまま。
 穏やかに、眠るように――
 ……きっと、手を繋ぐ彼の夢を見ていた。

(→)


 ――これは、少女の恋が花開くまでの過程。その一端。
 この夢を覗く不躾なあなたへ、
 ほんの少しだけお披露目しましょう。

 ❀

 初め、少女はかの青年のことが嫌いでした。
 あれも嫌これも嫌、嫌いなものばかりの少女ですが――
 その中でもいっとう、優しい人が嫌いなのです。
 ぽつんと座る、不機嫌な女の子をわざわざ気にかけるような
 優しい人のことが、世界でいちばん嫌いなのです。

 だから、突き放してそれでおしまい。そのつもりでした。
 けれど、そうはならなかった。

 青年が踏み込んだのではありません。
 少女が歩み寄ったのでもありません。

 青年の持つ技術が少女には好都合だった――
 ――ただ、それだけのはじまりです。
 少女は、壊れた弓を持っていた。
 少しばかり薄暗い経緯で手に入れた武器を。


 その日のうちに、青年は約束を守りました。
 弓の修理を請け負った彼は、少女の部屋へ訪れたのです。

(→)


 そこで、ふたりはいくらかの話をしました。
 青年の手は幾度も、少女の頭を撫でました。
 少女がそれを拒まなかったのは、彼がこう言ったからです。

 ――僕、寂しがり屋なんで。人に構うのが趣味なんですよ。
 それだけ。優しさなんかじゃない、これは打算です。


 優しさを厭いながら、焦がれる少女に――
 ……いいえ。優しさに焦がれるあまり厭うことしかできない、
 不器用で意地っ張りな、途方もない寂しがりに。
 その言葉はひどく甘く響きました。

 ❀

 少女は幾人かについたのと同じ嘘を吐きました。
 行方不明になった兄さんの代わりに、ここへ来た。
 犯人に復讐したい。そんなしらじらしい大嘘を。

 ――ああ、でも。
 誰かに言った『事件に関する情報を集めている』。
 これはまるっきり嘘というわけでもありません。
 少女はたしかに集めていました。
 探していました。無意識のうち、求めていました。
 とっても悪い子な自分を見つけてくれる、誰かのことを。
 あの男への痕だって、だから刻んだのです。

 ……話が逸れましたね。
 とにかくその日はそれでおしまいでした。 (→)

【人】 傾く天秤 ブラキウム

>>73 ラサルハグ、ルヴァ

悲しみの原因を問われると、ブラキウムは小さく首を傾げながら答えました。

「んー……。死んじゃったからだと思う。」

幼いブラキウムには、これ以上の原因を見出せませんでした。
ラサルハグがルヴァへ視線を向ければ、ブラキウムの目線もつられて動きます。

「そうなのか!
これからはブラキもルヴァのお得意さまなのだ。よろしく頼むぞ!」

ブラキウムは、いつも通り笑いました。
(85) 2021/04/23(Fri) 15:15:32

 それから、いくらかの時が経って。
 青年は弓の修理のため、ふたたび少女のもとへ訪れました。

 少女がこの部屋で直してくれと頼んだからです。
 目の届かないところへやりたくないと。
 盗品なのだから、当然のことです。
 ――しかし、結局。弓が直されることはありませんでした。

 ❀

 青年は知っていました。少女がとっても悪い――
 『殺したいから殺す』と嘯いてあっさり人の命を奪うような、
 とってもとっても悪い子であることを。

 青年は知りませんでした。
 少女が明るく真っ直ぐなとある冒険者を殺したことを。
 青年と親しかった、ひとりの女性の命を散らしたのが、
 他ならぬ目の前の少女であることを。

 それを少女の口から聞かされた青年は――――。

 ❀

 ……これより先は、ふたりだけの秘密です。
 少女の口から語られることはないでしょう。

 ただ、ひとつ言うのなら。
 少女はようやく出会えたのです。
 餓え焦がれていたものを、手に入れたのです。 (→)


 少女は恋をしています。
 自分を見つけてくれた、愛してくれる――

 シトゥラという青年、ただひとりに。

 ――王子様というには、随分と悪どいひとだけれど。
 悪い子のニアには、お似合いの相手かもしれませんね。

(→)


 夢の続きはもうしばし――

 少女の瞼が持ち上がって薄紫がふたたび露わになり。
 かの青年の唇がまた言葉を紡ぎはじめるその時まで、お預け。

 ……きっと、そう遠いうちではないだろう。

【ソロール:梔子の夢 完】

ブラキウムは、サダルの部屋へ行きました。
(a31) 2021/04/23(Fri) 15:26:16

サダルは、ブラキウムを迎え入れました
(a32) 2021/04/23(Fri) 15:28:23

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>80 ラサルハグ

ふよキラなものを不思議そうに見つめる。魔法とは無縁だったのでその手の類は何もかもが珍しく見えた。

「関心……そうですか?それは恐縮です。

でも、そうですね……遠回しな言い方は苦手です。自慢じゃありませんが、私頭を使う事はどうにも難しくて」

困ったように返答した後、重ねられた質問に目を瞬かせる。

「いますよ。勿論」

それが当たり前だという風に。女は間髪入れずに答える。
(86) 2021/04/23(Fri) 15:46:43

【人】 子役 ヘイズ

>>81 ルヘナ

「……情死、無理心中?」

子役は首を傾げた。
異国の言葉を聞いたかのように。

催促されれば、紅茶のおかわりを注ぐ。

「……シトゥラさんがそんなことする人には
 あんまり見えませんでしたけど……
 だって──……いえ。

 それに犯人が殺したのではないのなら
 Θの痕がつくのは、変ですよね……」

子役は、Θの痕は犯人がつけているものだと思っていたが。
アンタレスにもついていたという報告もある。
子役は少しだけ思考した。
紅茶から上がる湯気を眺めていた。
(87) 2021/04/23(Fri) 16:07:21

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>83 キファ

「うふふ、成る程……そうだったんですね」

思い人。
キファとサダル。聡明で行動力があって、色んな人と交流のある素敵な二人。二人とは自分も少なからず話をした。好ましい二人だ。

二人が仲睦まじく話をする場面を思い浮かべる。ああ、なんて素敵だろう。幸せそうに微笑み合う二人。ああ、なんて美しい光景だろう。

「本当に……本当に素敵です。流石私が尊敬するキファさん」

その言葉に嘘偽りなどなく。うっとりするように貴方を見つめた。
絡めていた指を掬い上げる。慈しむように一本一本なぞり上げていく。小指、薬指、中指……。

「でもやっぱりダメでしたか。分かりました。それじゃあ──」

【→】
(88) 2021/04/23(Fri) 16:10:03
ラサルハグは、>>86 ラサルハグは冠を持ち上げた。
(a33) 2021/04/23(Fri) 16:10:35

ゲイザーは、キファの人差し指を折った。
(a34) 2021/04/23(Fri) 16:10:37

ラサルハグは、>>86 ゲイザーに冠を被せた。
(a35) 2021/04/23(Fri) 16:10:48

ラサルハグは、>>86頭巾が邪魔をする
(a36) 2021/04/23(Fri) 16:11:07

ラサルハグは、首を傾げた>>86
(a37) 2021/04/23(Fri) 16:11:14

【人】 パイ焼き ゲイザー

>>83 キファ

「──吐くまでずっと聞いちゃいますね」


料理人の両手が貴方の人差し指を持ち上げ──
曲がらない方向へと力を入れ、貴方の指を折る。


張り詰めた緊張の糸ごと火蓋を切る。
これは質疑応答ではない。最早占い師に対する拷問だ。

「貴方がサダルさん……思い人の為に動くように。私も好きな人の為に動きます。
好きな人が殺されるのも嫌ですけど……私、自分が死ぬのも嫌です。だってまだ告白していない。まだこの恋は結ばれていないんです」

片手で折った指を握ったまま、もう片方の手で貴方の手首を強く握る。女の爪が手首に食い込む。動くな、の意思表示。

「事件に興味を無くしたのなら、もう情報を誰に教えても変わりないですよね?私が聞いても問題ないですよね?そう思うでしょう?

この裏切り者。

ああでも、そこまで責めるつもりはないんですよ?だって気持ちは分かります。私も好きな人が一番ですから」
(89) 2021/04/23(Fri) 16:11:19