人狼物語 三日月国


29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】

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【人】 軍医 ルーク


   嫌…、やだ、


[ いなくならないで。
 置いていかないで、お願いだから、
 泣き出して、縋りつきたくなる。

 恐怖は別離の姿をしている、
 それは、ひと一人の亡骸にしてはあまりにも小さく軽い
 遺体袋の傍にあった、一枚だけの家族写真のかたち。
 赤く染まった小さな手のかたち。
 赤く、赤く、広がってゆく血の沼の底に手足を絡めとられ、
 叫び出しそうになる。


 ――それでも、]
(138) 2020/05/28(Thu) 23:19:23

【人】 軍医 ルーク


  ――、
  君は、医務室から救急キットを持ってきて!
  前線に従軍する連中が持ってる奴だ、
  三番の棚にある!


[ ぺんぎんにそう頼み、全身の力で彼の身体を仰向けにして、
 口元に耳を寄せ、呼吸を確かめる。
 此処まで手当一つすらせず駆け抜けてきたのだろうか、
 全身が傷だらけで、血まみれで、>>103
 今は吹き飛ばされた衝撃で打ち付けた傷もあるだろう。

 呼吸は問題なし、
 続いて直ぐに止血が必要な傷の有無を見てゆく。
 ぺんぎんが戻ってくるまでは当座の応急処置で問題ないだろう
 ――体のほうは。
 フードを、ローブを脱ぎ捨て、引き裂き、
 手早く止血をしてゆく。]
(139) 2020/05/28(Thu) 23:19:32

【人】 軍医 ルーク

  ……、
  約束した、そのときは、手を握ってるって。
  起きて。


[ 震える手を励まして、動かない左手を取る。
 この両手で、包むように。
 ――… どうしようもない恐怖に、飲み込まれそうで。
 出来るなら、自分のすべてで、
 繋ぎ止めることが出来たならと、そう思うほどだ。

 ごめん、と、悲しそうに笑った笑顔が瞼に蘇る。
 これまでにくれた、幾つもの笑顔だとか、
 医務室で過去を告げてくれた日の泣き顔、
 手を握ってくれた、穏やかな笑顔、
 いつもの医務室で自分が脅かしたときの、
 何をされるのかと震える耳だとか――…
 通信機を探しに行ったあのとき、
 飴をくれたときのこと。

 そのような、ひとつひとつの瞬間まで。
 この身体を、伽藍洞だった心の中を、
 いつの間にかこんなにも、君が満たしていた。]
(140) 2020/05/28(Thu) 23:21:08

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也


 [  大人の階段登る最中の男子は
  こっそり浮かべたはすの涙


  ……結局堪えきれんくて
  二人で何回も名前を呼び合った  ]
(141) 2020/05/28(Thu) 23:21:51

【人】 軍医 ルーク

[ その一つ一つの瞬間が、かけがえがなく、
 失うことなんてもうとっくに考えられなくなっていて――
 心にも命があるのなら、
 途切れて失いかけた心に灯されたそれはきっと、
 わたしの命だったことだろう。
 
 一緒にいたいと望んだ心に名前なんて付けられないと、
 いつかのわたしは日記に書いた。
 自分のすべてのように心を満たし、溢れ、
 あたたかく、時に失う恐怖に慄き血を流す感情に、
 名前なんて付けられずにいた。
 
 けれど。

 ――… その“名前”が何だったか、
 “気付いた”いま、
 もう遅かったなんて、絶対に絶対に、認めない。

 途切れた心が、糸を結ぶ。]
(142) 2020/05/28(Thu) 23:22:06

【人】 軍医 ルーク


  起きないと、苦いもの、飲ませるって言った。
  ぺんぎんの持ってきてくれる
  救急キットに入ってるかな。
  それか、甘いシロップの方がいいのだっけ?
  残念、いま、ここにはなくて。

  ……この感情に名前なんて付けられないって、
  わたしは言った。
  でも――… いまは、そうじゃない。


[ かみさま、という存在は知らない。
 祈りをささげるものはいない。
 けれど、いま、願うことはひとつだけ。
 眠る頬に、片手を当て、そっと屈みこむ。

 ――さあ、ほら、早く起きないと、
 酷いことをしてやる。]
(143) 2020/05/28(Thu) 23:22:53

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也




 [  何度も、何度も ]



 
 
(144) 2020/05/28(Thu) 23:23:16

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



 [ それから
  無事目を覚ました雨音には
  色んなことが待ってるけど

  もう、大丈夫。






 パンジーとペンギンと
 マンボウはひとつにくっついた。

 歩幅にあわせて 過ぎてった季節を
 もう一度辿っていこう ]
(145) 2020/05/28(Thu) 23:26:25

【人】 ミア



 [ 誰かが、上に居る、という光景なんて。
  夢 で 無くたって、別に初めてじゃあ無かった。

  埃ひとつ無い絨毯とは比べものにならない、
  汚れのすべてを混ぜたよな地面と、
  顔の横なんて そんな場所じゃあ無くって、
  首を縫い付けるよに掴む 垢に塗れたゆびさきと、 ]


 
(146) 2020/05/28(Thu) 23:32:09


   [ 不用意に言ってはいけないなんて、
      かいぶつでないひとは誰も教えてくれない。 ]


 

【人】 ミア



  [ そんなこと、まるで知らなかったから、
   ひとのかたちを失ってきた爪が傷を残し、
   涎を垂らして、牙を剥く よな、

   そんな光景 ほんとうに、知らなかったから、 ]


 
(147) 2020/05/28(Thu) 23:33:46

【人】 ミア



 [ ─── 割れた窓の欠片を 喰わせてやった。

  いきるため に、浴びた赤は、生臭くて、
  真上に潰れたかいぶつはもう何も告げず、
  この赤があのこの一部でもあるのかと、
  ただ、ただ、恐ろしくて、

         顔はどうあれ、
         "忘れもしない" いつかの、過去。 ]


 
(148) 2020/05/28(Thu) 23:34:58

【人】 ミア



  ─── いつ死ぬか知らない奴に残してもなあ……。

 [ すこぅし 碧が 逸れ、

  ……嗚呼 でも、
  死ぬ前にステップを覚えてやろう、そう決めた。
  こどもなんだかおとななんだか、
  自分の歳すら曖昧だから適当で、

  だから、こどもに寄った精神で、
  "あいつは踊れないからきてやったの!"とでも、
  言いふらしてやろうか、なんて思っていた! ]

 
(149) 2020/05/28(Thu) 23:36:10

【人】 ミア



  [ 未来のことだ。叶うかも知らない想像。
   ひとつ碧を閉じてしまえば、また 現実に戻る。

   現実の 、あった、昔の話。 ]


 
(150) 2020/05/28(Thu) 23:36:46

【人】 ミア



   ……それに "残された"ところ、沢山あるよ。
   別に、誰に限った話じゃ無い。
   それでも、どうせ、誰だって中途半端。

 
(151) 2020/05/28(Thu) 23:37:30

【人】 ミア



 [ 裂けた、薄い傷痕の残る手を、
  自身の細首に添える。
  襟を暴けば、ひとつ、ふたつ。似たようなもの。

  たくさんありすぎて、なにがどれだか、わからない。

  腕もやられたことあるんだよねえ、なんて、
  ゆるく腰を持ち上げ、
  ─── こういう時だって持っていた、
      ほんとの銀を、抜き取った。

  見上げたまま、置かれた手に、添える。
  何時か、握らせた其れにも、似て。 ]

 
(152) 2020/05/28(Thu) 23:37:47


  [ 名前をかたちづくったところで、
     くちびるから、その音は出ていない。

    簡単に、呼び止められたら、
    なんだって苦労はしていない。なにもかも。 ]

 




    [ 羽を摘み取られた、彼の蝶の よに。 ]


 

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也


 [ それは退院を間近に控えたある日
  いつものように見舞いにやってきた時のひとこと。]



   『 へ 』



 [ へんなこえでた。

  相手知ってるやろ?俺名前書いたで?
  いやそういえば雨音は名乗ってなかった気がする

  ……なんて ]
(153) 2020/05/28(Thu) 23:55:34

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



 [ そういやそんなもの、あった気がする。
  時が経過して、瞬くたび
  記憶は薄れ、きえてゆく。


  内容なにかいてたっけ

  記憶はどんどん曖昧になってった ]

 

   『  交換日記がどないしたん 』


 
 
(154) 2020/05/29(Fri) 0:01:33

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也





 [ でも。


  
  いっこ 確かなものもあった な ]


(155) 2020/05/29(Fri) 0:06:48

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



  『 雨音。


   退院したら 今度こそ
   海いこ


   およがんでもいいから 』
(156) 2020/05/29(Fri) 0:08:37

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



 [ ……海で、言おうとおもったけど
  やめた。 ]


 
 
(157) 2020/05/29(Fri) 0:11:17

【人】 ☆中学生☆ 相星 雪也



 [ とうとう告げることのできたこの想いに


      あかんわ、また泣きそうなんて  



   すっかりへにょくれた俺のこころは
     カッコ悪い告白を うみだした ** ]
   
(158) 2020/05/29(Fri) 0:19:16

【人】 部隊長 シュゼット

[―――とぷん、と。
  深くて暗い、水の底へと沈む。

身体は鉛のように動かなくて
頭から真っ逆さまに、落ちてゆく。
ここはどこだろう。
地底湖のどこかだろうか。
  (……地底湖?それは……何だろう )


あたりできらきらと、泡立つ輝きがあって
その泡たちは、僕とは真逆。上の方へと上がってゆく。
泡はどこから発生してるのかと思ったとき。
ぽこ、と。僕の腕のあたりからまた一つ、泡が出る。

泡の出どころ……右腕を見やって、首を傾げ。
登っていくそれに手を伸ばし―――指先が。触れた。

その瞬間、僕の右腕全体から、吹きあがるように。
幾つもの泡が、現れては上へ、僕の体から離れてゆく。

そんな中―――
泡が立ち上る僕の水中に揺らめき、映ったのは
黒いフードを被った誰かの、顔だった。 ]
(159) 2020/05/29(Fri) 2:34:12

【人】 部隊長 シュゼット

["他の人"とは違って、
この人だけは、僕を僕として見てくれた。
僕の体調をいつも気遣ってくれて、心配してくれて。
誰よりも、僕のことをみていてくれた。
 ( 他の人って…………誰だっけ )


ローブを脱いだところに現れた白い耳と、尻尾。
感情が薄そうな表情とは真逆に、
耳を撫でると尻尾が嬉しそうに揺れるのを見るのが
"僕"は、とても心地よく、満たされる気持ちになった。
( 僕は……誰だろう )


>>130この人はとても悲しそうな顔で、
僕を止めようとしてくれた。
 ( なんで、そんなに必死になってくれたのだろう )


その時僕は―――辺りが光に埋め尽くされる中で。
何か、思った気がする。
 ( 間に合ったことが嬉しかったのか、
   こんな悲しい顔をさせてしまったのが悲しかったのか
   僕には何も……わからない )
 ]
(160) 2020/05/29(Fri) 2:35:20

【人】 部隊長 シュゼット

>>136どこか遠くで、声が聞こえる。
 誰かの名を必死に叫んでいるように聞こえるけれど。
 
 シュゼット……誰かの、名前だろうか。]
(161) 2020/05/29(Fri) 2:35:37

【人】 部隊長 シュゼット

[泡が、はじけて、消えてゆく]
(162) 2020/05/29(Fri) 2:35:48

【人】 部隊長 シュゼット

[浮かんでは消える泡の一つ一つは、
他にも色んな人の顔が浮かんでたりしたのだけれど。
どうしても、黒衣の人の姿を目で追ってしまう。]

[あぁ。僕の記憶にこれほど強く残る、
 この人は一体―――誰なのだろう。 ]
(163) 2020/05/29(Fri) 2:35:59

【人】 部隊長 シュゼット

[そのまま僕は、暗い水の底まで落ちていった。
柔らかな砂でできた水底は、僕を優しく受け入れる。

あの人の正体が知りたいと思っても、
この何もない真っ暗闇には、僕一人。
身体は冷たく、重く、動けない僕に
何ができるというのだろうか。

瞼が重くなってきて、抗えずにゆっくりと閉じてゆく。

大事なものが、あるはずだった。
手放してはいけないかけがえのない記憶が
両腕で抱えきれないほど多く、僕の中には積もっていた。

けれど。今、ここには何もない。
抱えるも何も……もう、なにも……]
(164) 2020/05/29(Fri) 2:36:23