人狼物語 三日月国


62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】

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   ───人を愛したい、とは思うんですか。


[ そんな問いかけをひとつ。
  だが、答えを待つよりも早く、
  いま、その答えを出さなくてもいいと
  言わんばかりに、すぐにまた続ける。]


   たとえば、人に対して恋愛感情を
  持たないっていう人はいますから。
  ───俺はそれでもいいと思いますし。

  それも、ミヤビサンという人間の形ですから。


[ そう、首を傾げると、彼が笑った。
  問いかけに、困ったように眉を下げ。]

 



   ………俺は、何にもしてないですけど。
   

[ 前屈みになった彼から、見上げるように
  柔らかな笑みが向けられる。

  ───それは、普段の仏頂面でも
  貼り付けたような笑みでもなく、きっと、]


    …っ


[ 眉を寄せて少し笑った。]

  




    情緒がかけてるっていうか、
    感情が表に出ない人だなって、
    俺も思ってましたけど。

   ───イメージ変わりましたよ。
   情熱的で、それでいて、案外、
   可愛く笑う人なんだなーって。


[ そう首をすくめ。
 「仮面、つけなくていいんじゃないですか、
  今は、あれですけど。普段は。」と頷いて、笑んだ。

  部屋のベルが鳴った。]*
 

[
 
───人を
したい、とは思うんですか。


 その問いの答えを考える前に、
 彼が言葉を続けて、それでも良いと肯定してくれる

 愛せないことを、受け入れられないことを、
 許されたような気がして――


 ずっと胸の奥でつっかえていたものが、
 熱さを伴って、溢れそうになる

 それを、飲み込むように、息を吸えば
 零れそうなものを堪えた

 代わりに、話す気はなかったようなことを
 語ってしまえば、おかしくなって笑ったりして]

[ 感情が表に出ない人、というのは
 そうあろうとしたのだから、彼の認識は間違っていない

 だが、続く言葉に、二度、再び瞬いて、]
 
 
  可愛いのは、あなたの方だと思いますが


[ いつもの仏頂面で、そう返した

 仮面をつけなくても、と言われれば
 悩むように瞳を揺らして、ミヤビのように
 感情を出す自分を、部下たちがどう思うか
 想像してみたが、思い浮かばず――

 気味が悪いと思われそうだな、なんていう
 考えに至っていれば、タイミング良く、ベルの音が響く]

  
  
  ルームサービスが届いたようですね
  待っていてください……
ッ、



[ 平静を装った口調と顔を、
 彼から見えなくすれば、入り口に向かって歩き出す

 彼の後ろを通り過ぎた時、
 思い出したように、微かに息を詰めれば、
 じわりと耳を赤く染めていたが、
 気付いていないと思っておこう

 ―― 年甲斐もなく、可愛いと言われて
    照れてしまうとは、思わなくて 
]

 
 
  ありがとうございます
  いえ、中には自分で持っていきます

  ええ、ありがとうございます


[ ホテルマンと、いくつかやり取りをして
 ラーメンなどが乗ったワゴンを静かに
 ソファの横まで運んでいけば、
 テーブルに頼んだものを並べていった]
 
 
  いい、香りですね
  冷めないうちに、頂きましょうか


[ 箸やレンゲを手渡しながら、
 自分もまた、隣に座って、温かな食事を口にした

 身体が、温まっていくのは、
 料理のお陰なのか、隣の彼のお陰なのか――…]

[嫌になることは無い、と
 熱の残った体で言われて
 冷めた頃にさようなら……とされたりしたら
 多分俺は耐えられない。

 そっと唇を重ねてシロくんの言葉を殺して
 俺は身体を固く寄せあった。

 また欲の炎が燃え上がって、
 擦り合わせた茎から新しい蜜が溢れてくる。
 相手の気持ちを縛るよりも
 身体の気持ちいいところを探る方法の方ばかり
 心得ている自分は、やっぱり嫌で。]

[性器を刺激するだけじゃなく
 乳首を指の間に挟んで扱いてあげたり
 腰の辺りを撫でてあげたり。
 柔らかな身体に触れていると
 なぜだか酷く安心できる。

 緊縛も、加虐もされていない相手と
 こんなくすぐるような時間を過ごしているのが
 心持ちがふわふわして、切なくて。

 ぎゅ、とシロくんの腕に抱き締められながら
 二人で高みを目指していく。]


  し、ろ……くん……ッ
  

[目の前で精を吐くのを我慢している顔が
 お預けを喰らった犬みたいで可愛くて
 俺も辛いのに焦らしてみたりなんかして。]

[返される返事に瞳を細めた。
秘める想いを探るつもりはない。
表に出してくれた言葉と表情だけを見つめてそのままを受け取る]


そう、デート。
お買い物に行ったり、遊びに行ったりね。


[出勤や帰宅時間をズラしても顔を絶対に合わせないことなんて難しい話だろう。
少し顔を合わせれば這い寄るように近づいて絡め取っていくのだ]


私は別に平日でも良いからね。
仕事終わりからでも全然良いし――。


[ゆるりと頬を撫でる手指を顎に添わせて此方へと視線を向けさせてしまおうか]


その時は美味しいご飯を食べに行ったり、
私が作ってあげていても良いしね。
それじゃあ約束、指切の代わりに……。


[瞳を見つめたままに朔月の唇を奪ってしまう。
じっくりとキスを味わい、束縛の誓いの口づけを施した*]

[送った写真は、襟もとを捲り
少し薄れた赤色を白い肌に見せたもの。顔が映らず、口元の笑みだけを浮かべ。背景はトイレの中。
―――わざとらしいほどの誘い罠。

メッセージひとつもないのは
見つけてみいや。と

大学の奥、あまり人のいない場所で待ち。
彼が来るまで少しずつ、服を捲る場所を増やしていこか。まずは襟元、手首に、腹部。胸の部分が見えるか見えないかの、位置で見せびらかし。薄れた赤い紐痕をみせて


次は、ズボンへ。
チャックを下ろした写真を送る悪戯を*]


 
   ふは、 ありがとーございます


[ 仏頂面で言われて言葉に笑って返した。
  普段無表情で、厳しくて、仕事ができる
  上司は怖がられているのは間違いないけれど
  こんなふうに柔らかく微笑みかけたらきっと
  その整った顔も相まって、ふんわりと
  雰囲気も和らぐと思うのだけれど。

  ───なかなか、難しいかな、と
  また、眉尻を下げた。

  鳴ったベルに動くよりも早く、彼の体が
  うごいて、入り口に向かって行く。
  今はヒイラギだけれど、本来ならば
  あってはならないことだよな、と思いながら
  今は追いかけて行くのもなんとなく、憚られて。
  今日はしてもらってばかりだな、と。
  
  彼の声が聞こえる。
  ちら、とそちらに目をやって、扉の閉まる音の後
  ワゴンを押してこちらに来るのが見えれば、
  流石にソファから腰を上げて、
  机の上を軽く片して。
  冷蔵庫に向かって、ペットボトルを一本
  手に取って、そちらへ向かった。]
 




    ありがとうございます、

    ほんと、いーにおい


[ とその香ばしい香りに口元を緩め
  冷えたペットボトルを差し出し、
  どーぞ、と微笑みかけ、自分の前には
  飲みかけのをとん、と置いた。

  いただきます、と手を合わせて、
  まずは丼をもってスープを含むと
  程よい塩気と微かな甘味が口の中に広がる。
  微かに生姜の香りがした。舌の根元で
  転がして飲み込むと熱が喉を通って胃に落ち、
  じんわりと体に温かさが沁み
  ほぅ、と息を吐いた。

  机に置けば、箸を黄金色のスープに沈ませ、
  真っ直ぐな麺を掬い上げる。
  ふぅ、ふぅ、と息を吹きかけたあと、
  はふ、と吐きながら口に入れて、啜った。]
 




    ん、 んま


[ 数度噛んだ後、飲み込む。

  まんまるく盛り付けられた炒飯は
  湯気をほかほかと立てている。
  レンゲをとって、ふか、としたその山に
  さしこみ、掬った。鼻腔をくすぐる
  胡麻油の香りに唾を飲んで、
  大きく開けた口の中に放り込んだ。]



    は ふ、  ぅ ンまい


[ 綻ぶ口元。
  微かに、聞こえた呟きに、一瞬、止まって。
  ごくりとごはんの粒を飲み込んだ。]

 


[ 視線が少し、揺れる。

  思ってしまった、一瞬、自分も、同じことを。

  あんな表情を、こんな時間を、
  何もかもなかったことにするのは、
  勿体無いと、───そしてそれは、
  このあとの夜を思えば、余計に。

  その温もりが、   余計に。


  レンゲをラーメンに沈めて、ひとくち、
  スープをまた、すくって、飲んで。]

 



    ね、 


[ そう呼びかけて。
  覗き込むようにして、そのまま
  そっと口付けをおくった。

  触れるだけのキスの後、ちゅ、と離して。]



    ───塩ラーメン味?



[ と眉を下げて笑った。

  聞こえない、ふりをしようと思った。

  だって、そうじゃないときっと───困る。
  これからも、明日からも、また同じ
  フロアで毎日を過ごすことになるのだから。

  依存は、怖い。あんな思いは、したくない。

  だから、ここできちんと終わらせる。
  そうじゃなきゃ、ここで蔑ろにしたら、
  これからの日々がきっと、だめになるから。]




    ラーメン、一口食います?

    うまいですよ、さすがいいホテル。


[ とどんぶりを差し出してみた。]*

 


[どこも痛くない。
 拘束もされていない。
 追い立てられような悲壮感じゃなく、
 蕩けてしまうような熱と快感で、僕は爆ぜた。

 同じように白濁を吐き出してくれた慈瑛さんとの
 二人分の精液で、もうぐちゃぐちゃの
 ベトベトなのに離れるのが嫌で、
 シャワーに行こうと促されてももだもだして
 とうとう立ち上がるまで、僕はしばらく
 駄々っ子のように彼にくっついたままだった。]
 


[まぁ浴室まで歩くのもなかなか大変で。
 なんでこんな広い部屋にしちゃったんだろう
 ていうかベッドしか使ってない、と
 思いながらふらつく足を進める僕を
 きっとさりげなく支えてくれる人がそこには居る
 だろうことが本当に嬉しかった。]
 

【人】 会社員 シロウ


[なんやかんやでチェックアウトの時間になれば、
 身支度を整えて靴を履いた。

 良い靴は、良い出会いを連れてくる、と
 書いてあった少女漫画は、嘘じゃなかった。

 慈瑛さんの足元で変わらない笑顔を携えている
 黄色のスマイリーを見て、笑う。


 ところで、部屋を出るまでに慈瑛さんが、
 僕の首元にある革を外そうとしたのなら、
 僕はたぶんほんとの犬のように、唸り声を
 あげるみたいに抵抗しただろう。

 しぶしぶ、それを外すことに同意したのは、
 慈瑛さんが、約束通り僕を彼の家に
 連れて行くと行ってくれたから。]
 
(96) 2021/03/29(Mon) 21:46:52

【人】 会社員 シロウ


[慈瑛さんの匂いがするその部屋には、
 たくさん写真があった。
 やっぱり思った通り、どの写真も
 ほんわり温かみのある素敵なもので。
 僕は食い入るように見つめて、
 これは、これは、と次々にその写真に纏わる
 エピソードを聞き出すだろう。


 あなたのことを、もっとしりたくて。 ]
 
(97) 2021/03/29(Mon) 21:47:35

【人】 会社員 シロウ


[慈瑛さんが入れてくれたコーヒーは美味しかった。
 ここにも、黄色のスマイリーが居て。
 マグを探していたらしい慈瑛さんの手には
 そのスマイリーが握られて、
 僕の前に置かれたのは普段彼が使っているマグだと
 聞いたのなら、そっと両手で
 大事に包むようにして口に運ぶ。

 慈瑛さんの、大切な人。
 その人との時間に、空気に、
 僕が混じることを許してくれたことが
 とても幸せだと思った。

 口角が自然と上がれば、スマイリーには
 及ばなくても、僕の気持ちは伝わるだろうか。]
 
(98) 2021/03/29(Mon) 21:48:49

【人】 会社員 シロウ


   ─── はい。
   でも、僕、このマグ好きです。


[さりげない、これから、の話を聞きながら
 啜るコーヒー。
 湯気の向こうの慈瑛さんが近くて、
 広すぎたホテルの部屋よりずっと、落ち着く。]
 
(99) 2021/03/29(Mon) 21:49:29

【人】 会社員 シロウ


[ちょっと首を伸ばせば唇に触れる。
 この空間がたまらなく居心地が良い。

 0.00034%の確率は、
 あの時彼が言ったように、
 高いのか低いのかわからない。

 ─── だから今、僕は幸せで。]


   ずっとずっと先の未来、僕が
   慈瑛さんより先に死んだら、
   あの首輪は絶対にお棺に入れてくださいね。


[そんな突拍子もないことを言ってくすくす笑う。]
 
(100) 2021/03/29(Mon) 21:51:34

【人】 会社員 シロウ


[慈瑛さんのが年上だしなぁ、嫌だなぁ、
 なんて言いながら、僕はまたコーヒーを啜る。
 鼻腔を香ばしい風が撫でて。]


   慈瑛さんが先に死んだら、何を入れよう。
   あのクリアディルド入れようか。


[なんて、げらげら笑って。
 ……息を吸って、また唇に触れる。
 コーヒーの香りがする。]
 
(101) 2021/03/29(Mon) 21:53:09
[時間をズラしたとしても全く顔を合わせないようにするなんて無理だとは理解している。
ただ、少しでも覚悟はしておきたいし、考える時間だってほしい。
だから、時間稼ぎはさせて頂きたい]

んっと…私、予定結構詰めちゃうので…。
再来週の休みの午後からなら。

[これは本当。
彼に嘘をつこうなんて思わないし、嘘を付けばきっとバレてしまうだろうから。
表情や声色から、嘘だと思われる事もないだろう。

ゆるり、頬を撫でる手指が顎に添い視線は彼の方へ]

あんまり遅い時間は申し訳ないです…。
でも、美味しいもの食べに行きたいですねぇ。
代わりに…?んぁ…。

[瞳を見つめられ、どうするのかと思えば口付けられた。
きゅ、と瞼を閉じて施される口付けを甘受する*]

[ 香る塩と、微かな生姜
 良い香りなのは確かだが、それを口にする人物が
 美味しそうに食べることで、その料理は
 より一層、美味しいものへと変わる

 人が食べているものを、美味しそうに感じる時があるが
 彼の場合も、そうだなと、見つめながら
 なんの感動もなく、ぱらりと、炒飯を口にする

 だが、一人で食べるものより、
 ずっと美味しく感じるのは、やはり不思議なものだと]
 
 
  あなたは、美味しそうに食べますね
  作った人が、とても喜びそうです


[ そういう人と、食事をするのは、良いですねと、
 柔らかな表情を浮かべれば、またひと掬い

 カチャリ、と小さな音を立てた]

[ 思わず、零した呟きは、
 食べても、消えはしない

 だが、彼が聞かなかったことにしてくれれば、
 私も、言わなかったことにできる

 だから、彼が食事続ければ、
 少しだけ安堵して
―― 少しだけ、残念に思って、


 ぼうと、してしまっていれば、
 その気配にすぐ気づけなくて]
 
 
  ん、……っ、


[ 隣から香っていた
 塩と、生姜の香りが、ふわりと、香る

 唇に残った、その味に――
 思わず、ふふと笑みが零れて、]
 
 
  塩ラーメン味ですね
  こんな、色気のないキスは初めてですが……
 
 

 

  こういうのも、悪くないですね


[ 穏やかに微笑めば、全く可愛い人ですねと
 呆れた様子の口調に、嬉しそうな色も添えて
 差し出されたどんぶりを見つめた]