75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
「……しくじった、かな」
誰かが聞いたかもしれない言葉。
今日も賑やかな朝食の席。
いつも『みんな』に、にこやかに挨拶をして回る
イクリールの姿は、そこには無い。
淡く脆い約束は、終ぞ果たされる事は無かった。
*朝食に行く前ホワイトボードを一人で眺める*
「シェン」
「あんたのこと好きだったんだ」
「だから、許さないで欲しい」
「"ボク"はいい子にならないと」
「いい子にならないと、」
「なりたい、大人になれないんだよ」
「……ぁーぁ。
………結局、ボクたちを"暴ける子たち"は消えちゃったぁ」
洗いました。洗いました。洗いました。洗いました。身体も服も“身体の中”も。
『知らなかったこと』を教え込まれている。丁寧に、執拗に。
/*
匿名呻きの連れて行って欲しい人へ。
狼陣営セキレイはぁ〜
いいよっていうけどぉ〜
最悪のメンツそろってるしぃ〜
優しさだったら残り二人でもいいかなぁっておもうから
おまかせするねぇ〜♡
「はははははは、ははははははははははははは」
壊れたように狂ったように部屋でも嗤っていたが、
目元の涙をぬぐって。
「はぁ……。いやぁ。
本当に、今『俺』は、最悪で、最高の気分だよ。
『裏切者』冥利に尽きる。
そこで見た景色を、迸る怨嗟を、
重なる絶望を、抗いがたい恥辱を。
……俺はすでに知っている」
顔を袖で覆い。
「大好きだったよ。
これは嘘じゃない。
……ありがとう。
これも皮肉じゃない。
ごめんなさい。
――これだけは偽りだった。
もう俺は、手に掛ける誰一人に対しても、
赦されようとも許されるとも思っていないからな」
セキレイ、赤ずきん、
共に終わりまで行こうと再び嗤った。
大人達の手によって隠されている。それでもなおイクリールに恐れる事は無い。
中庭。
誰もが目を背けるなかで、
一人バイオリンを弾いている。
誰もが耳を傾けなくても構わないという風で。
バイオリンを弾いている人影がある。
周りには誰もいない。
「……やめてください」
『―――――』
殴打音。
「っ……」
どうして自分があんなに食べなければいけないのか、わかっていた。
自分の身体だ。
――風紀委員の身体は、消耗も回復も、早い。
だから、多少乱暴に扱われても、平気だ。
身体は。
殴打音。
殴打音。
布が擦れる音。
肉がぶつかる音。
もう風紀委員だなんだなんてことは、関係なかった。
多少無理をされてもすぐに"治る"病気。
今は、己の身体を、少し呪った。
*朝食の後*
「昨日みたいにミスはしないようにしないとぉ〜
って、もうボクにならなくてもいいんだった。
『魔術師』
もここに来て欲しかったな
……ああ、仲間になってくれた子供の名前=B
ちょっと大人から聞いたんだけど
やけに調べるのが上手で普通なら知れないことまで
わかってしまう才能がある子供がいるって言われてて
欲しかったんだってさ。
やっぱり、そういう才能のある子が大人に愛されるんだな」
「羨ましい」
イクリール。危ない事はしてはいけないよ。
イクリール。誰がそんな事をしたんだい。
イクリール。よく我慢したわね。
イクリール。もう近付いてはいけない。
イクリール。
イクリール。
イクリール。
「ええ。わたしは平気よ、『せんせい』。」
イクリールは『大人達のお気に入り』だ。
そんな噂を流す生徒も居ただろう。
今までも、そしてこれからも。
イクリールは、恐れる事など何も無い。
だって、それが悪い事だとは
ほんの少しも、思ってはいないのだ。
「大人からの内通者だったら、いけないからぁ〜
真面目にいい子のボクになってたんだけどぉ……
わかんなくなってきちゃったぁ、あーあ。
おかしい、本当におかしい。
どうして、みんな大人におかしくされちゃうんだろう。
そうしてさ、ボクのこと見なくなるんだ。
……ルヘナだって、イクリールだって。忘れるに決まってる
大人に愛されて、大人に大切にされて、……気持ち悪い」
*今日の封筒を開ける人*
(1)1d2 赤ずきん、裏切者
ルヘナが宿した病は
『知識に対する渇望』
もしくは『本の虫』。
正確に病の詳細を述べるのであれば、
三大欲求を『知識を得る』プロセスで代用できてしまう
病だ。
知識を吸収する際、直近で満たした三大欲求を満たしたのと同様の効果が得られる。
(睡眠欲なら眠気に微睡むような心地良さ、食欲なら何かしらの味覚とそれに対する満足感、性欲なら内股からふくらはぎを介して爪先まで走る快楽)
『三大欲求いずれかの行為』と『知識の吸収』を同時に行うと更に高揚感が生じることも分かっており、食事の際に読書を行っているのはそのためだ。
「……っあ、あは、ひ、っうあ、」
首筋の赤い鬱血痕は、
大人のもとに来る"前"に刻まれた
。
その誰かから"愛された"痕跡を、唇が、舌が、蹂躙して、
いつまでも湧き上がる快楽と高揚にほのかに色付いた、
あばらの浮き出た身体が、無邪気な笑い声とともに跳ねている。
模範的な子供であれと、言われたのはいつだっただろうか。
ここにきて、
『スピカ』が『風紀委員』になってから、
こんな目には合わなかった。
だから、ここはお家よりも好きだったし、
ひどい目にあいそうな子には目をかけてきた。つもりだ。
『風紀委員』は、ただの幼い『スピカ』だった。
大人から愛されることに対する執着からは逃れられた。
歪んだ性欲を愛と感じてしまうほどに、
心に空洞が多く。それ自体が病だったから。
だから、結果的に“治療”は正しい方向に働いている。
「まだできることはあるはず。
まだ……やれることがあるはず。
こうなったら、ただ探すだけだ」
中庭に吹く風は、酷く冷たい。
冬の訪れを予感させた。
イクリールが居なくなる少し前、ある生徒の事について
大人や生徒に尋ねて回る姿を見た生徒も居るかもしれない。
それが原因かは定かではない。けれど
イクリールは現状、寮の自室から出る事を許されていない。
治療を受ける必要は無い。
少なくとも、大人達の目がある間は。
それを不満に思う事は無い。
その必要があれば、抜け出す事は厭わないけれど。
イクリールは、大人達の事が好きだから。
大人達が、自分を心配してそうしていると
わかっているから。
本当にそれだけのはずがないのに。
イクリールは、それでも良かった。
ああ、『風紀委員』だけが、
私の居場所だと思ったのに!
結局、どうしたって世界は変わらないのだ。
こんなものが治療であるはずがない。
スピカは、判断を下した。
【――それでも風紀委員でいたほうがマシだ】
抵抗する。制止しようとする。
そんな態度だから、大人の治療は激しくなる。
平気だ。私は『風紀委員』だから。
そして、この体は多少の暴力を苦にしない――
でも、心は?
赤ずきんはすぐに来ない。
ボードの隅には黒白の丸が4つかかれていた。オセロかな。
開封済みの封筒が、ボードの後ろに隠されている。
*今日の襲撃先*
<<カストル>>who
治療(もしくは研究)は、
いつまで続くのだろうか―――
「そういえば、こっちはボクだけの手紙だったような……」
めくって、そしてそこに書かれている文字を読み上げた
シェルタン : 水仙や古鏡の如く花をかかぐ
「?」
「あとで図書室行くか……」
昔の人のたとえはわからない
/*
コードネーム赤ずきんです。
匿名連れてってほしい墓下ちゃんは好きにナンパしなって気分〜
たらこスパまだ席外しているけど、打診はおいといてくれたら受けるわよ〜
PLの襲撃予告もとりあえず置いてきますね〜〜
「
カストルと、ポルクス……?
」
当たり前のように二人の名前を呼びながら
もしかして骨が折れる作業≠カゃ無いかと
若干冷や汗をかいたのは内緒だ
「ルヘナ……がいるといえばついてくるか?」
/*
コードネーム裏切者です。
私たちの職場は死の福利厚生充実しています。
気軽にお声掛けを。今なら指名料無料です。
引き続き愉快な墓下と地獄の表をお楽しみください。
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る