82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】
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テンガン → 内定者 アンタレス(ランダム投票)
ニア → オーバーワーク ラサルハグ(ランダム投票)
ナフ → オーバーワーク ラサルハグ(ランダム投票)
ラサルハグ → 底知れぬ ニア(ランダム投票)
アルレシャ → 底知れぬ ニア(ランダム投票)
ハマル → 異国人 ナフ(ランダム投票)
アンタレス → 陶酔飛行 バーナード(ランダム投票)
サダル → 陶酔飛行 バーナード(ランダム投票)
ムルイジ → 遊民 ハマル(ランダム投票)
キエ → 異国人 ナフ(ランダム投票)
ダビー → ボディガード テンガン(ランダム投票)
キファ → 底知れぬ ニア(ランダム投票)
カウス → 自称催眠術師 キエ(ランダム投票)
ゲイザー → 異国人 ナフ(ランダム投票)
バーナード → 翠眼の ダビー(ランダム投票)
処刑対象:ナフ、結果:成功
本日の生存者:テンガン、ニア、ラサルハグ、アルレシャ、ハマル、アンタレス、サダル、キエ、ダビー、キファ、カウス、ゲイザー、バーナード以上13名。
鑑賞室。三人の共犯者たちが隠れ家として使う場所。
人払いは済ませてある。今ここに立ち入ることが許されるのは自分と二人の共犯者と、それから仮面をつけた者たちのみ。
隔絶された空間で、体を震わせるものが一人。
「……ぁは、あははっ」
「私はこれがしたかった!だから自分はこの身を汚してでもどんな手段を使ってでもこの立ち位置を手に入れた!
自分より偉い人間、強い人間、穢れのない人間。
みぃんなみんな、妬ましい。妬ましくて仕方がない。
だから……自分は。私は。
皆等しく地に落ちるこの瞬間が見たかったんだッ!!!」
「ああ、愉しい。最ッ高に愉しいよ!
こんなにも清々しい気持ちは久しぶり。自分じゃ到底敵わない地位や力を持った人間を私の土俵で打ち負かした時と同じくらい気持ちがいい!」
財産、権力、日常。
自分には無いものを持っている人間が妬ましかった。
それは共犯者の"暴食"に対しても例外ではなく。
憎悪、憤怒、嫉妬。
自分が持つものを持っていない人間が妬ましかった。
それは共犯者の"怠惰"に対しても例外ではなく。
「ねえグラトニー、スロウス。……どうして私がギャンブル好きなのか分かる?
煌びやかな社交の場。本職を全うするだけでは決して巡り会えないような縁遠い者とも出会い、遊べる華やかな娯楽場。
皆が天に身を任せ、勝った負けたと一喜一憂する……ある意味で理不尽で、ある意味で公平なシステム!
……言い換えれば。
地位も力もないこの私が、本来顔を拝むことすら出来ない恵まれた奴の悔しがる顔を間近で見ることができるんだよ!
ぁは、あははははッ!これほど素敵なことはない!どんなに偉い奴も、強い奴も!皆等しく負けるんだ!何も持たない私の目の前で!ざまあみろ!!!あははははははッ!!!!!」
仮面の下に隠してきた本性。長く、長く溜め込んできた嫉妬の思いが姿を現す。
もう止まらない。止められない。
ポーカーフェイスをかなぐり捨てて、"エンヴィー"は獰猛に吠えて、嗤う。
「見ているか、地に落ちた者たち!
私達はこれからも船の人間たちを裏切り、陥れ、引き摺り込んでいく!
チップは己の心身だ!
私達が消えてしまうか、君達が喰われるか!さあ、二人とも賭けるといい!
もうルーレットは止められない!もう誰も降りれやしない!
『個』を押し込められた仮面越しに、このゲームの結末をその目に焼き付けろ!!!」
「…………ああ、そういえばさ。
私、色んな人間が妬ましくて仕方ないけれど……何より一番許せない人がいるんだよね」
先程までの態度とは一変。
ただ酷く極めて静かに胸中を吐露する。
「私は手段の為にギャンブルを選んだ。
でも、その人はもはや生きる意味そのものとしてギャンブルを楽しんでいる」
許せなかった。
「勝った数より負けた数の方が多いのに、すぐ自分の全てを賭けようとするほど馬鹿なのに。勝つときはいつも華々しい逆転劇で周りを巻き込んで。結果がどう転んでもいつも楽しそうで。多くを失って地に落ちてもなお輝いていて」
ずるい。ずるいよ。
どうしてそんな姿でいられるの?
羨ましい。妬ましい。
許せない、許せない。
「私……私さ」
艶めく唇が弧を描く。
怒りも苦しみも憧憬も喜びも。
全て嫉妬で包み込んで。
たった一人に、放り投げる。
「……"研修"の準備をしてくる。
グラトニー、スロウス。私の分は時間がかかるから、好きに動いてて」
それだけを吐き捨てて、"嫉妬"はくるりと踵を返してその場を去る。
カツカツと鳴らされる靴音は忙しなく、苛立たしげで。持ち主の今の気持ちを如実に表しているようだった。
「……全てぶち撒けたのに、どうしてこんなに腹が立つんだろう。
………………ああ、妬ましいなあ」
| 昨日も訪れたレストランに今朝も変わらずやってきた。まだ眠っている人間もいるような早くから全体を見渡せる席を確保し納豆コーヒーゼリーサンドfoodをテーブルの上に置いて人々の行き来を眺めることにする。 (0) 2021/07/03(Sat) 20:19:11 |
| …毒見(味見)役が必要かもしれない…。 (1) 2021/07/03(Sat) 20:22:33 |
「素敵だ。なんて素敵なのだろうね、『エンヴィー』。
欲を解放し、己の胸に渦巻く全てを燃やした君は、貴方は……とっても、愛しい」
まるで積年の愛を向けた恋人にそうするように、『グラトニー』はうっとりと声を投げかけた。
真っ赤なドレスは針金でしっかりと形を保っていながら、袖と裾以外、前は完全に開いている。
そこから乳房が、桃色の乳首が露出し。そればかりか女性器と、男性器の両方が完全に見えている。
『エンヴィー』の吠え声を聞いて蜜を滴らせる肉の割れ目にくち、と指を差し込んだ。
"研修"を前に下ごしらえされる、その前の二人の表情を見て舌なめずりをする。
その顔の前には、堂々と屹立した、睾丸の無い竿竹の陽芯がそそり立つ。
「『エンヴィー』、貴方の研修を決して奪わないようにするよ。
なにせ貴方の大事な獲物だ、それにこの踊り子……教育のしがいがありそうだものな。
どちらもたいへんな上玉だ、お客様の希望にお答えしないと、ねえ、『スロウス』?」
カーペットを刺すようなピンヒールが、絨毛の中にうずまる。
「………あなたはそれで満たされた?」
"嫉妬"の去った鑑賞室で独りごちる。
"怠惰"は誰の答えも求めていない。
「いいえ、あなたは未だ餓え続けている。
内に秘めるものらの発露の先を、獲物を捜し求めている。
ああ、実に好都合ですね。」
たった一人地に落として、それっきり満足するような
この船が、そのような人間を寄越すはずがない。
空腹を紛らわす為の獲物は他に幾らでも居る。
一度毒牙に掛けたものを、気が済むまで冒涜し続ける事もできる。
それでいい。
我らに満足する事など許されていないのだから。
「あなた達がその餓えを失わない限り、勝つのは僕達です」
片一方の瞳を閉じて、何処か確信を持った声色で
あるいはそうである事を祈るように、そう呟いた。
| >>0 ダビー 今朝も取るメニューは珈琲とパン、ハム、果物、卵。 決まった内容を選び、つぎは席を選ぼうとして。 うわ、マジか。という顔をした。 「うっわマジかよ何だあれ。」 口のほうがその倍無礼。 (2) 2021/07/03(Sat) 20:35:57 |
「……ええ、研修に関しては、その通り。
僕もあなたの意見に賛成です、『グラトニー』。」
今夜も扇情的な装いの、
けれど新たな遊戯を前に沸き立つ少女のような声色の
共犯者の言葉に僅かに嘆息するような息を吐いた。
「今、この場はあなたに任せます。
僕はお客様からの『ご意見』を伺ってから動くとしましょう」
次の『標的』も決めなければならない。
二人が特別な獲物を見付けたのであれば、話は別だけど。
| (a0) 2021/07/03(Sat) 20:39:40 |
| >>2 カウス 「おはようございます。聞こえてますよ、言葉を改めるか口を閉じるかしてはいかがです?」 近づいていって納豆コーヒーゼリーサンドをあなたの口にぶち込んでもいいのだが手間と結果のバランスを考えてそれだけ言っておくことにする。ちなみに納豆(中略)ンドにはこれっぽっちも手をつけていない。 (3) 2021/07/03(Sat) 20:44:27 |
| >>3「聞かせる心算で、言ったからな。 大成功だ。」 近づいてもらう必要はない。 青年の席へ、良いか悪いかも問わずに この者は勝手に同席しようとしている。 妨害が無ければ、椅子を引き、どっかりと。 「カジノがある船で、わざわざギャンブルしなくても よくないか───?それとも退屈をしている?」 食で博打を打つとは。僅かに笑み、目を細める。 (4) 2021/07/03(Sat) 20:53:28 |
グラタンfoodとカルーアミルクsakeを手に唖然としている。
| >>4 カウス 「そうですか。それは…よかったですね?」 他人事で話している間にもあなたの接近を許しているし同席を拒否する理由もないので好きなようにさせている。問いかけには軽く肩を竦めてから視線を遠くの壁にでも向けているようだ。 「カジノでいい勝ち方をしたので食事でも試してみようと思っただけですよ、とはいえ手を出した今となっては退き際を弁えることの重要性を痛感しています。退屈では…ありますね、それなりに。何か面白いことでもあればいいのですが。」 (5) 2021/07/03(Sat) 21:08:44 |
| ハマルは、当選も楽しいのかと、そればかりが気になりました。 (a1) 2021/07/03(Sat) 21:20:44 |
/*カンカンカンカンカーーーン!
全員集合!お嬢様会議の時間ですわ!!
現在あがっている話題ですが、複数人での連絡の都合上、赤窓を使った方がスムーズかなと思ったのですがいかがでしょうか!
ちょっと空気ぶち壊しではなくって!?という感じでしたらわたくし引っ叩いてくださいまし!!!
| (a2) 2021/07/03(Sat) 21:24:13 |
/*
よくってよ!
どうせエピローグ入ったら独り言や秘話と混ざって大乱交ですわ!
双方に伝えた通り、スロウス個人としては【OK】でしてよ!
| >>5 ダビー 「それは、めでたい。 あやかりたいもんだ。」 気のない拍手をし、カップの珈琲に砂糖をひとつ投下。 スクランブルエッグには塩コショウ。 無難すぎる、朝食を、丁寧に口に運ぶ。 「退屈、…ってのには同感。 案外みんなそんなものなんじゃないか。 美しい水平線も、数日続けば、インク線と変わらない。 楽しそうなのはカジノ好きな連中くらいだな。」 零れるためいきごと、パンを齧った。 「だからおかしな写真も出回る、って訳か。」 (6) 2021/07/03(Sat) 21:37:17 |
| ビュッフェボードの端、そこを覗けば 既に定位置となったその場所に本日もカラフルに装丁された手書きのポップと共にパイが置かれている。 本日のパイ 【激甘★スペシャルジュエリーフォーチュンパイ】 『とろけるような甘さのパイは如何? 本日のパイは中にフォーチュンクッキーを仕込んで見ました! ただのフォーチュンクッキーではありません!中には宝石を模した飴と宝石の説明が書かれた紙が入ってるのが、”ジュエリー”たる所以!飴の味は宝石によって違うよ!貴方だけの宝石を見つけてね! ※紙は食べれません』 更に、よく見ればポップとは別にカードが1枚置かれている。 パイ製造者からのお詫び: 先日、お出しした激辛パイを食べたお客様が あまりの辛さに新陳代謝がよくなりアチチになった結果 ストリップを始めてしまうという事件が発生しました。 この度は、多大なるご迷惑をおかけしましたことを、 心よりお詫び申し上げます。 今後はこのような事が起こらぬよう、 十二分に注意を払ってまいりますので 何卒変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 (7) 2021/07/03(Sat) 21:39:57 |
| (a3) 2021/07/03(Sat) 21:47:01 |
| 甘い、甘すぎるにおいが、料理台の端から届いている。
───珈琲に砂糖は必要なかったかもしれない。 あのかぎろいだけで、口のなかが甘ったるい。
「あれも。 客の退屈を紛らわせるための策なんだろうか…。」 (8) 2021/07/03(Sat) 21:52:51 |
| >>6 カウス 言葉にもないことを言うあなたに減らず口を叩くこともなく行き交う人々の中に見知った顔があるかないかだけでも確かめているがあなたを無視しているわけではなく朝食の邪魔をしないようにとの心遣いである。思ったより丁寧に食事を行う様を見ては遮るほうが野暮だというものだ。 ため息とともに吐き出された「写真」というワードには眉を寄せ視界の端であなたを捉えている。 「…そういうことでしょうね。あなたは結局見たんですか?あれ。」 (9) 2021/07/03(Sat) 21:55:01 |
| 結局納(中略)ドを食べる気は起きなかったので本日のパイを食べてみようか。お詫びのカードを見て脳裏を過ったパイ製造者の幻影を遠くに見るも何事もなかったかのように一つ取って座席に戻る。
激甘の名に相応しいにおいが漂うパイに挑んだダビーは意外と問題なく完食した。入っていた飴はシルバーパールgemらしい。 (10) 2021/07/03(Sat) 22:03:50 |
| >>7「うぉっ…… 凄いバカ正直な謝罪文 。 お客様に何が起こったかハッキリ書いてあるし。」 かわいそうに。 ケーキを撮る感じで、写真撮ってあげるっす。 「ニアちゃん甘いもの ちょっと苦手っす。 でも、やっぱりこーゆー方が、 かわいいし楽しいっすね! 」 もぎゅもすもくまく…… ピンクオパールgemぽこん。 (11) 2021/07/03(Sat) 22:03:54 |
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