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【人】 部隊長 シュゼット[……その瞬間。箱はずしんと地面へ落ちた。 持ち運びする用らしい取手に手をかけたまま ルークは動かなくなっている。 …いや。よく見たら、持ち上げようと頑張っているようだ。 顔を赤くして、うーーん、と。力を入れて。 ペンギンも一緒になって頑張っていたけど どう頑張っても無理そうだったので 僕はやれやれと息を吐いて、手を伸ばす。] 言わんこっちゃない。 荷運びぐらい、任せてよ。 [落として壊したりしないように両手でしっかり持つ。 ルーク達から見たら、軽々持ち上げたように見えただろう。 (実際、普段大剣を振り回したりしてる僕にとっては このぐらいどうってことないのだが。) >>145"勝手に探しに行こうと思って"なんて言ってたから このことが上に知られてもいいのか僕には判断がつかず 他の研究員も使う研究施設と、 ルークが個人で使っているような私室と 持ち帰るとしてどこに運べばいいか尋ねて。 言われた先へと足は向かう。] (351) 2020/05/20(Wed) 23:53:54 |
【人】 部隊長 シュゼット[>>322ここまで素直に礼を言われてしまうと、 どう返していいやら反応に困ってしまう。 今までの彼とは違う一面を見て、嬉しいやら、戸惑うやら。] ……まだよく、わからないけど。 [持っている通信機と、ルークとを交互に見て。] さっき、通信機を持つって言ったの、 心配して、くれたんだろう。 義手の忠告をくれたのも、そうだ。 [彼の言葉を、思い返す。 声をかけるだけじゃなく、重い通信機を一人で 持って帰ろうとするなんて。 だからあれは、本気の心配だったのだろう。 でも、ただの頭痛ではないなら、なんだろうか。 ……僕には、それが、わからない。 >>321義手についての忠告を聞いた時には こればかりは自分が悪いから、 目を逸らして俯きがちに、ごにょごにょと。 「でも……僕は、ここの皆を、守りたい、から……」 と。いくら忠告を受けたとしても、 それが自分を心配しての言葉だろうと思ったとしても "義手砲をもう使わない"とは、言わなかった。 ……でも。他の軍医が絶対に言わないような 義手を使うなという忠告を僕にくれたことは 大事に、覚えておこうと思ったんだ。] (353) 2020/05/20(Wed) 23:56:48 |
【人】 神置 穂村あ、簡単にいうと… 有名人と同じ名前をつけられたのが嫌? 多分、親御さんの趣味だと思うけど 俺だって「エル」とか「ライト」とか 親につけられていたら…グレてたかも知れねえ てか、グレてたわ (354) 2020/05/20(Wed) 23:58:52 |
【人】 神置 穂村[ある意味、キラキラネームとも呼ばれる類 しかも、実在ではなく創作物に出てくる人名で たまたま同じ姓だったが故に 彼の両親は、魔が刺してしまったのだろう 尤も、穂村自身も大差ない境遇ではあったが] (355) 2020/05/21(Thu) 0:00:14 |
【人】 神置 穂村[突然詰め寄られて、は?となりながらも 楽器ケースの片方を持ってくれると聞き 迷いつつもヴァイオリンが入っている方を ゆっくりとユージンに手渡した] サンキュ…悪いな 楽譜みっちり入ってて重い方だけど こっちは、預かり物だしな… 何かあったら、やっぱり…困る [ケースの大きさは大差ないとはいえ 中身が全く違うものである以上 今、自分が使っている借り物のヴィオラは 他人に触らせるのに抵抗があった] (356) 2020/05/21(Thu) 0:04:35 |
【人】 神置 穂村狭いとは違うけど… 100年くらい昔の詩人の奥さんが 「東京には空が無い」っていってて 詩人がそれを詩にしてたかな 故郷の山?からの空だけが本物だって [高村光太郎「智恵子抄・あどけない話」 その冒頭に出ていた言葉であった しかし、それとは違う出所らしい 智恵子の言葉に光太郎が首を傾げたのは 彼の見えてるものが違っていたから] (359) 2020/05/21(Thu) 0:08:44 |
【人】 部隊長 シュゼット だから。……僕からも。ありがとう。 やっぱり、ルークは噂のような人じゃないと思う。 何かあったらまた言って。 僕も、あの機械の獣の正体、知りたいと思っているし。 ルークの頼みなら、聞きたいと思うから。 [ルークじゃなくても、僕は誰の頼みでも聞くのだろうか。 そう自問自答して、あり得ない考えに笑った。 ルークは、>>242"一緒に来てくれるのは君ぐらい"と言ったけど 僕だって、誰彼構わずここまで協力するわけじゃない。 ……もし、ルーク以外の軍医に頼まれていたら? その時は色々と理由をつけて、断っていた気がする。 "次の襲撃までにあの兎はちゃんと使えるまで回復するのか"なんて 軍の会議では、僕をモノのように扱う上官も居ると聞く。 そんな人に頼まれたとしても、僕は気乗りはしなかっただろう。 僕は、きっと、誰に対しても親切というわけではない。 ルークの頼み"なら"と言ったのは 本当に……そのままの、意味だった。] (361) 2020/05/21(Thu) 0:13:23 |
【人】 部隊長 シュゼット[所定の場所まで通信機を運べば、 部屋を去る前に一つ思い出して。 もう中身のない甘い飴の包み紙を見せ、頬を緩める。] 僕も、また近いうちに。 ルークが居るときに、医務室に行くよ。 『検査』の時か昼間になるかは、わからないけど。 話していて、少し…… 確認したいことが、できたのと。 >>315『お返し』が、楽しみだから。 [僕は、甘い物の話は聞き逃さないのだ。 ……今度こそ本当に、甘い物が出てくるかも。 そんな期待だって、まだ捨てちゃいない。 ルークがいつも苦い薬ばかり寄越す理由も >>312今まで再三言われて、今日もまたされた義手の話で、 僕もいい加減、気づいてきていたことだ。 だから。僕は、ルークの『お返し』は きっと意地悪で嘘を言ったんじゃないと信じながら。 機嫌よく、自分の部屋へと戻っていった。 ―――さっきの、妙な頭痛は この日は幸いにも、再発することはなかった。]* (362) 2020/05/21(Thu) 0:14:27 |
【人】 神置 穂村俺からすると、どこの空も広さは同じ 結局こうなっちまう [どれだけ故郷から遠く離れていても そこで生まれ育った過去は切り離せない 自分自身から、逃れられないのと同様 どこにいても、空はそこにある] (363) 2020/05/21(Thu) 0:14:46 |
【人】 神置 穂村、、、、、、、、、、、 だって、どの空も全部繋がってる訳だし 、、、、、、、 広さは全く変わらないものだろ? [上手く笑えていただろうか 目まで笑えていたか 顔は強張っていないだろうか ユージンはどう思い何と返してくるか 初めて、それが怖くなった**] (364) 2020/05/21(Thu) 0:20:10 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 男にとって、この屋敷は自分好みに出来ている そりゃあ面倒くさい書類は有れど── いざやり始めれば仕事と割り切れる。 使用人も、 家具も、 花も何もかも、 すべて思い通りの箱庭。 だからこそ、だろうか。 イレギュラーな“好まないもの”にとても弱い。 “匂い”を持ち込まれるなど、以ての外であった。 薔薇と 紅茶、 時折ミルクがあれば良い。] (365) 2020/05/21(Thu) 0:33:11 |
【人】 世界の中心 アーサー( 通常、来客がないわけではないが、 必ず先に連絡があるし、此方も準備をしている。 ──礼儀知らずは嫌いだ。 今日の日記には罵詈雑言が並べられるに違いない。) (366) 2020/05/21(Thu) 0:34:12 |
【人】 世界の中心 アーサー[ これでも、見知った顔を切欠に、 怒りの優先度はだいぶ下がっちゃいたのだ。 それよりはずっと、疲れていた。 どうにも引きこもりなので、人と会うと体力を使う。 おんな相手だと尚更だ。 真白の上に足を揃えたその姿は、 どうやら“他人”とも、“おんな”とも 呼ばないものであるらしいが──……] (367) 2020/05/21(Thu) 0:34:51 |
【人】 世界の中心 アーサー[ 見上げるよな、 伺う視線に、 男は心底不思議そうに、ぽつんと 呟いた。 卓上の鏡に映るのは、すこぅし白いくらいの、 “いつも”の 美貌──と 思っている。 自分の何が違うのか、よく分かっていない。 もにもにと頬を揉み回す動きさえ見せていた。] (370) 2020/05/21(Thu) 0:36:43 |
【人】 世界の中心 アーサー( ──己のことは、好きだ。 寧ろ、何よりも優先している。 …その 割に“微差”を察し難い節はあるが “何の”── “だれ” の せいか、 ) (371) 2020/05/21(Thu) 0:37:24 |
【人】 世界の中心 アーサー…またブランデーが必要かな… [ 特に否定はしなかった。 疲れていることは確かだし、 “においけし”が必要なのも、確かだ。 差された先、ソファに沈みつつ、 手近な窓を 薄く開けた。**] (372) 2020/05/21(Thu) 0:38:16 |
【人】 部隊長 シュゼット―通信機を運んだ次の日の夜:見張り台― [ルークのおかげで、副作用も気にならない程度になり 見張り台へ上る足取りも、ここ最近では一番軽かった。 僕は、着いてすぐ引き出しを開けたかった。 でも……自分で言ったくせに、 タブレットが無くなっていたらどうしようと 考えてしまうのはそればかりで、 すぐに確認するのはとても無理だった。 まずは周辺確認をしてしまおうと。 外を見れば、今日も周囲は平和そうだ。 見回り隊が戻ってくるのがみえたから ランタンを掲げて、手を振った。 向こうからも、ちかちかと光が揺れるのが見えて 僕はそれを見て、ランタンを机の上に置く。 さあ。確認も済んだし、報告を書かねば。 いざ。引き出しに手をかけたとき。 期待と不安で、ごくりと喉が鳴った。] ……あ、った…………!! [引き出しの奥の方にあった赤い袋を見つけて。 思わず、一気に安心して、声が漏れる。 さっさとノートに報告を書き上げて。 取り出したタブレットのロックが外れて 画面が映るまでを、固唾を飲んで待つ。] (373) 2020/05/21(Thu) 1:26:31 |
【人】 部隊長 シュゼット[―――また、増えている。 僕は、食い入るように、最後までを読んだ。 ……ずきり。と。 追伸の部分を呼んだ時、また、頭が痛む。 頭を押さえる。昨日みたいな痛み方だ。] 遺失技術…… 僕は…… 一体、何を、忘れているんだろう [日記と一緒に増えていた写真を表示させて それを、外の景色に合わせるように掲げた。 繋げられた光はペンギンのような形をしていて 基地にはたくさんのペンギン型お手伝い端末がいるのに 僕は、医務室のあのペンギンを思い出す。 忘れてしまった過去ではなく、 この基地での経験に思いを馳せている時は 頭へ走る痛みも、弱まっていた。] (374) 2020/05/21(Thu) 1:27:49 |
【人】 部隊長 シュゼット["夢は記憶を整理するもの" "遺失技術の応用" 僕には、色んな本を読み漁るような勤勉さは無い。 遺失技術についても、人から聞いたことしか知らない。 硝子を加工する技術についての話なんて、 どう考えても、今初めて聞いたことだった。 あんな、夢に見た景色は、知らない。 少なくとも―――"今の僕"の記憶には。無い。 どうしても、考えてしまうことはあった。 "今の僕"にないのなら…… "今ではない僕"になら、あるのだろうか。] (375) 2020/05/21(Thu) 1:29:20 |
【人】 ミア[ 想像していたものは無けれど、 ぽつ、降ってきた声と 仕草に。 此方もよく分からないような、顔。 何処、と言われれば、 ……そう言えば、何処だったのだろう。 考えごとというものから遠すぎて辿れない。 ] (377) 2020/05/21(Thu) 1:34:28 |
【人】 ミア──── 、 [ 読み始めた、と、言うのか。 辿り始めた、と、言うのか。 こういう時の物語を、あの本は教えてくれない。 いっとううつくしい彼の妻は、夫の名前を呼んだのか。 ……否、そもそも"おんな"ですらない"誰か"が、 辿ったところで碌な結果にならないだろうし、 この"誰か"は、何時も、名前なんて呼んでいない。 ] (379) 2020/05/21(Thu) 1:35:21 |
【人】 部隊長 シュゼット[色々と考えてしまうことがあって 今日はもうメッセージへの返事だけにしようと思ったが。 また、普通ではない夢を見たばかりだったのを思い出し 誰かに聞いてもらいたくもあったから。 返事の前に。僕は今日の日記を、書き始めた。 途中―――"通信機"と書こうとしたところを 思い直して、"何か"と書き直す。 頭は、夢を思い出そうとすると何故か痛みを増した。 でも、僕に耐えられない痛みではなかったから、 "慣れ切っていた副作用の頭痛"とそう変わらないと 僕はそう決めつけて。日記を書き上げ。 タブレットを机の奥へとしまい込んだ後は 見張り台の壁に凭れかかり、ずるずるとしゃがみこむ。 夢について日記を書いてからずっと止まない 僕へ何かを訴える頭痛が煩わしく。 いつもなら無視できるのに、 頭を掻きむしりたい衝動に駆られて。 なんとか止めようと。頭痛が収まるまで。 昨日のルークとの出来事を何度も、思い返していた。]* (380) 2020/05/21(Thu) 1:36:24 |
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