132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】
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| >>23 カイ 「いいね、外科医。」 「医者は好きだよ。仲間意識がある。」 意味の分からぬことを呟いて、君が持つそれを見る。 ふぅん、とぼんやりと茜色の瞳が細まって。 「塗ってもらっていい?」 「あと」 「ついでに背中の汗も拭いてほしい。」 君を信用したのか。 あるいはもともと危機感がさしてないのか。 君に背中を完全に向けて、委ねるように。 (25) 2022/03/04(Fri) 15:41:54 |
薬局
「そうですね」
端的に答えてモップを受け取る。
移動する前に、眼前で揺れたスプレーを捉えた。じぃ、と焼き付けるように視線を注ぐ。
「てっきり特殊な薬剤か何かを使うものだと思っていました。それなら薬局でも普通に買えそうでいいですね。
使う機会が無いに越したことはありませんが、覚えておきます」
小さくお礼を述べて指示通り離れた場所からモップがけを始めようと、
「カミクズさん」
して、立ち止まって振り向いた。
「W誰かがそこで生きていた事の名残を感じていたいW。
海でそう話していましたよね。誰かが居たんだなと安心すると。
……こんな痕跡でも?」
乾いた赤を感慨もなくモップで叩いた。
| エノは、鋏を持って出かけた人を見送った。エノには今回、投票権がない (a33) 2022/03/04(Fri) 18:28:22 |
薬局
「はい、どうしまし…」
た、と続けようとして。
投げ掛けられた問い、示されたものに、暫しの沈黙の後。
「…その最たるものじゃないですか、これは」
眉を下げて笑って、それを肯定した。
「誰かが生きて、生きようとした事の、名残じゃないですか。
その終わりに寄り添ったものの、名残じゃないですか。
それを汲み取る事のできる、最後の痕跡じゃないですか。
…人が人らしく生きたように、思えるじゃないですか。」
乾いた血痕に視線を落として、殆ど独白のようにそう零して。
それから、ふと顔を上げてあなたの方を見た。
寂しいような、悲しいような、複雑な色の笑みだった。
「ねえ、ユスさん」
「全部綺麗にしてしまったら、わからなくなるんですよ。
その人がどんなふうに生きたのか、どんな終わりだったのか。
どんな事を、思っていたのか。
それらを懐うことが、二度とできなくなってしまうんです」
「自分は、それは少し寂しい事のように思うんです」
| >>26 カイ 「あぁ、ナツメさん。」 「あの人、ちょっとお人好しすぎるな。」 「俺、そんなに話したことないんだけど。」 よくもまぁそんなに人に気を遣えるものだと、感心する。 それとも、"交渉"のための布石だったのだろうか。 目が覚めてすぐの時、彼女にそれを持ち掛けられたから。 それだったら腑に落ちるな、なんて、一人頷いて。 「ニジヤ製薬って知ってる?」 それは、この国でも有数の製薬会社の名前。 一般人でも名前くらいは聞いたことがある程度の。 「俺、虹谷 絵乃(ニジヤ エノ)っていうんだよ、本当はね。」 そうとだけ告げて。 薬が塗られれば、いてててて、と声を漏らす。 足の方にも傷があるのだが、そっちも染みるのかな、とちょっと嫌そうな顔。 「…なんかお礼をしないといけないな。なにがいい?」 (27) 2022/03/04(Fri) 18:46:09 |
| >>29「やっぱそうかな」 「その方が気楽ではあるんだけどね。」 何故違う名前を、という問いには。 『違う人間になりたかったから』とだけ答える。 特別の皮を脱ぎ捨てたかった。 ただそれだけ。きっと贅沢過ぎて、誰に理解される事もない。 背中も足も、処置される。 VRの世界なら、軽い処置でもきっと。 死なぬようには、なるのだろう。 「じゃあ。」 「選ばないようにするね。」 君を出すことはできないけど。 出ることを邪魔しないようには、できるから。 (30) 2022/03/04(Fri) 20:08:16 |
病室の、一人になる時間で。
端末を弄って、息をついた。
生きるようにと願われた。
生きたいと、思ってしまっている。
思っている。
思えば、思うほどに。
この端末の中の機能が、疎ましく感じる。
「……今日は、ツルギくんにする。」
端末を一つ、タップして。
「明日はどうしよう」
「どうすればいい?」
「ナツメさんは、看病してくれた。」
「打算でも何でも、そうしてくれた。」
「カイくんもそう。」
「わざわざ薬まで作ってくれた。」
「ハナサキさんは、話したことはないけれど。」
「ナツメさんが、命をとして助けたいらしい。義理がある。」
「フカワくんは。」
「殺したく、無い。」
「俺は」
「俺は、ヒメノさんを殺してる。」
「じゃあもう、そうするしかないんじゃないか?」
ヒメノさん。
俺、やっと君の気持ち、理解できたかもな。
……生きたくてたまらないのに、死ななきゃいけないの。
こういう気持ちなのか。
ごめんね。
「明日は立候補しよう。」
そうするしかもう、ないよ。
| エノは、別にそれが、確かな効き目があるものかどうかは、気にしなかった。 (a35) 2022/03/04(Fri) 20:44:21 |
| エノは、ただ、それを舐めて……「やっぱり優しいね」と、呟くのだった。 (a36) 2022/03/04(Fri) 20:44:48 |
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