人狼物語 三日月国


237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ

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[愛しい人の乱れた呼吸が聴こえて
薄ら目を開ける。
いつの間にか目を閉じていたのは、
もう既に夢見心地だったから、だろうか。

足がゆっくり下ろされて、
ソファの生地に網タイツが擦れる。
それから抱きしめられて……
おかしいかな、
そんな触れ合いも全部、甘い余韻に染められて]


  きもちいい、です……


[汗に濡れた前髪を、彼のきれいな指が掻き分けてくれて、
額にもキスをしてくれて、
それでそんな可愛い事を聞いてくれて、
こくんと、嬉しそうに頷いた]

[彼も幸せだって言ってくれて、涙が出てしまった。
痛かったからじゃないです、と、首を振って、
「嬉しいから泣いてます……」と可笑しな申告をしてしまう。
痛かった事もあったかもしれないけど、もう覚えてない]


  激しいの、も、
  よかったです……

  どんな翡翠さんも、すき

  だいすき、なんです


[片手で涙を拭いながら、精一杯の愛を囁く]

[気遣ってくれる彼にへへ、と笑ったけど、
もう少し休んでから、と言われれば
照れくさい色が濃くなる]


 (……もう少し繋がってて、いいんだ……)


[何やら恥ずかしい事を把握されているとは露知らず、
嬉しい、って力の戻って来た腕で彼をぎゅっと捕まえる。

事後処理のティシュについては考えてなかったけど……
抜いた時に零れそうになったら、
きっと手で押さえたのかな。
なんか、こんな事できるのも嬉しい、って思いながら
]

[ベッドに行く事はまだ考えられていない時に、
小さな音が聞こえる。音にちょっと驚いて、
それが彼のスマホで、自分が敷いていたと気付けば、
びくっっと身体を跳ねさせてしまった]


  あ、ぁ、ごめんなさい、 自分が……


[壊してないかな、と慌てて
彼が取り出したスマホの画面に目を落とす。
割れてたりはしなさそうで―――ずっと、録画モード、だった?]


  …………、あの、
  ……いえ、なんでもないです。


[ギリギリセーフ、って……それって……

考えるのを止めて、そっと目を逸らす。
きっと見せ付けてきたりはしないと思っているから、
何も言わずに……でもゆっくりと横を向いて、顔を覆った。*]

[今の気持ちをありのまま伝えたら、
君の瞳から涙が零れたのでドキッとした]


 …───、……


[君の涙は何度か見た事があるけど、
慣れるものではなくて、いつも動揺する。

咄嗟に色んな思いが駆け巡ったけど、
すぐに君から嬉し泣きだと聞かされれば、
分かりやすくホッとしたように見えたかな]


 ……ふ、…激しいのもよかった?
 
じゃあ、今度またがんばるね


 ……、…え、…ぅん…、俺も…
 君の事、全部すき…


[改めて言葉で深い愛情をストレートに示されれば、
思わず心臓がドキリとする。
どんな俺でも好きだって。
嬉しくて幸せで。達したばかりなのに、
君に埋めたままの芯がピクリと反応してしまう]

[俺の僅かな変化は、きっと君に伝わったであろう。
くすぐったいような気恥ずかしさを伴いつつ、
君の顔を覗き込んで照れ笑いする]
 

 アハ、…君の言葉があんまり情熱的すぎて、さ…

 ……でも、君は初めからそうだったね
 俺が弱い処を見せても、君は深い愛情で寄り添ってくれた


[思い出されたのは、君と初めて抱き合った時の事。
君の気持ちに俺の方が上手く答えられなくて、
あの時も君の事を泣かせてしまった。
なのに君は覚悟を決めたように、俺に対する愛情を示した上で『お嫁さんにしてくれ』って言ってくれたね。
あの言葉で俺は、随分と救われたような気がしたんだった]

[このまま気分が盛り上がったところで、
もう一度出来そうな気がしてきたけど、
このままソファーでするよりは場所を変えたい気もする。
この宿に到着してから君とは既に二回抱き合っているが、
いずれもベッドでないあたり何だか申し訳ない。それに、]


 ……


[自分のスマホを取り出して操作をした後、
君は何かを言いかけて、その後で何かを察したかで
顔を覆ってしまった。
横を向いてしまった君を改めて真上から見下ろし、
遠慮のない視線を体に這わせて]

 

 
すっげー恰好……



[俺の直球的な言い回しは、君に追い打ちを
かけたかもしれなかった。
だって、君のおっぱいは剥き出しで、
胸元や首筋は俺が着けたキスマークだらけだ。
ミニスカの中は俺とまだ繋がったままで、
こちらが僅かに動くだけで、結合部がクチュっといやらしい音を立てる。
大きく開いた両足は片方だけソファーから落ちて、
透き通るような色をした白い太腿は、
ビビットな赤い網タイツに覆われている。

君と愛する気持ちを交わし合い、幸せで胸を
いっぱいにして浸っていたのに、改めて君の姿を
目の当たりにすれば、刺激的すぎて目がチカチカして、
一気に退廃的エロスに引っ張られそうになる]



 君の恰好を見てると、いくらでも出来そうな気がするけど、
 もうそれ脱いでもいいよ

 ……そろそろ、ベッドに行こうか


[十分休憩は取れた気がするし、ここで寝るわけにはいかないしね
風邪ひいちゃうから


体を起こしたまま、腰を引いて君の中から出る。
たったそれだけの動作でも、君の内壁が直接擦れるから
気持ちよくて、離れがたい気持ちが湧いてくるから
苦笑してそれを打ち消す]

[そして君から出た後、
己の股間を見下ろしたら、自ら放ったもので濡れたままだ。
これまでだったらゴムを外すところだけど、そうはならなくて]


 ちょっと待って、……ティッシュ取ってくる


[手の届く場所にティッシュ箱がないので、
ここから最も近い場所…───洗面所に行って、
目的のものを見つけてすぐに戻ってくる。
ソファーの上に置いて、各自で数枚取って以降はセルフで]

 

 ……


[何だかこんな風に後始末するのは初めてで擽ったい。
お互いの間に流れる空気が、そんな風な色に染まったのを感じつつ、俺たちはベッドのある部屋へと向かったんだった。**]

[彼の前で泣いてしまって、
でもその涙の理由を話せば、ほっとした表情を見せてくれる。

それから、
またがんばる、って。
その言葉には嬉しい様な恥ずかしい様な気持ちになってしまうけど、すきって伝えたら、同じ温度で返ってくる。
それがどんなに幸福な事か知っているから、
目を閉じて浸ってしまおうとして、]


  ぁ、


[お腹の中で何かが動いて、小さく身を震わせる。
こちらが締め付けたんだと勘違いしたけど、
顔を覗き込む彼が照れくさそうだったから、
翡翠さんの方が反応したの?と目を瞬く。

彼が紡ぐ言葉はそうだと教えてくれて
そして、彼と近付いた日の事を思い出させてくれる。

そんな……そんな風に言ってもらえる事を、
自分はしたんだろうか。
勿論言った事やした事は覚えているけれど、
……思い出しても恥ずかしい事もいっぱいあるけど、
]

[……と、甘やかに時間が過ぎていくのかと思ったら、
電子音に意識を持って行かれて、
そして、新事実に顔を覆ってしまった。

彼の視線に気付く術もなく、
回復までしばし時間がかかります……といった体で現実逃避していたら、ストレートな言葉が降って来た。]


  ふ、ぇ……


[思わず手を離して彼を見て、
それから視線の先の自分の格好を見る]


  あ、ぁ、


[夢中だったから意識の外に追いやられていたのか、
改めて今の姿を認識すると、穴に入りたくなってしまった。
でも相手は好きな人だったから、
顔を真っ赤にしながら、
隠すところを胸に変えるくらいしかできなかった]

[脱いでもいいよって言われてもえっとえっとってなってしまったけど、ベッドに誘われたら、こくん、と頷いた。

その為に、彼が腰を引いて、
胎内を擦りながら後退していく]


  ひぁ、ん


[いつもよりぬるっとして、違った気持ちよさがあって、
でも、切なく眉を寄せる。
苦笑いの彼と目が合って、目を細める。

また、入ってほしいなって、色付く瞳が隠れる様に]

[そして繋がりが完全に解けた時、
堰き止める栓がなくなった処から、零れそうになる。
ぱっとスカート越しにそこを押さえて、
同じ様に濡れた彼自身を見つめる。
膜を纏わない姿に、しばし目を奪われて……

彼が起き上がって、ティッシュを取りに行ってしまう。
上半身を起き上がらせて、彼の帰りを待っていたけど、
彼はすぐに戻って来た]


  あ、ありがとうございます……


[彼が数枚取るのに倣ってティッシュを引き抜き、
彼が自身をきれいにしている姿を何となく見つめて……
少ししてから、自分もスカートの中に手を入れる。

取り出したティッシュは白く塗れていて、
ほぅ……と小さくため息をついてしまう。
そしてまだナカに残っているのも感じられて、
彼の瞳に、ふっと微笑んだ]

【人】 瀬戸 海瑠

[―――ベッドでもう一度愛し合った後だろうか、
それともその時はぐっすり眠ってしまって、
朝になっただろうか。
いずれにせよ、クリスマスに変わりないので、
用意していた贈り物を彼に渡す事にしよう]
    

  翡翠さんに、
  クリスマスプレゼント、です。


[そう微笑みながら、
両手に乗るくらいの小さな包みを差し出す。
開けてみてくださいって促して、
布の袋を開けてくれれば、銀色のタイピンが目に入るだろう。
アンティーク調のシンプルな造りに見えて、
ひとかけら、青い石が埋め込まれている。
それはきれいな丸でもなければ四角でもなく、
不思議なかたちをした石だった]
(0) 2024/01/04(Thu) 21:46:32

【人】 瀬戸 海瑠

[彼が手に持ってくれれば、
そっとその手を両手で包んで、
彼の胸元へタイピンを宛てる]


  貴方の海瑠が、
  ずっとここにいます様に、って。


[そんな想いを込めて、作ってもらった。

彼と次に逢う時、いつも左耳にしていた青薔薇のイヤリングを着けていけば、気付くだろうか。
その花びらのひとつを外して、そこに埋めたって事。

ともあれ、喜んでくれれば、それ以上の事はない。*]
(1) 2024/01/04(Thu) 21:46:37
 

「…───っ、…んっ…」


俺たちは今、乗ってきた車の中にいる。
後部座席をフラットシートにして、その上で激しく愛し合った。
車中泊が出来る車に買い換えたのは、君とこうするつもりがあっての事ではなかったんだけどな
……なんてね

外は寒いし、今からホテルに向かうには我慢できないし。


「……っ、思いっきり叫んでもいいよ。
 どうせ、人も車も、滅多に通りかからない…穴場、だし、」


君の肌に貪りついて、熱い吐息を吹きかけながら囁く。
暗い車内は、携帯用の小さい電気ランタンの明かりだけが頼りで、君が仰向けになって寝ている脇に置かれていた。
俺はその上に覆いかぶさって、性急な手付きで衣服を捲ったりしながら、徐々に君の体を裸へと近づけていく。
俺はというと、君から贈られたネクタイとタイピンを外す時は細心の注意を払って、絶対に失くさない場所に退避したけど、後は超適当だ。
シャツの前ボタンを全部外して、ベルトも外して、
下着ごとズボンを下ろす。

 

「クリスマスの時は安全日だったけど、
 今は違うのかな?
 それじゃあ、今日は着けるね」


一方的に確認を取ると、尻ポケットからゴムを取り出して装着する。車内は狭いしね……君に着けてもらうのは、また今度ということで。
君の秘部に指を這わせて、割れ目の内側の濡れ具合を確認する。


「もうビショビショ……、こういう場面で感じちゃった?
 えっちだね……
サイコーだよ



指を突っ込んで中を掻き回して、君のアソコから滴る温かい分泌液が、俺の手のひらを濡らすくらいまでトロトロに蕩けさせて。


「すごい……欲しそうな顔をしてる。
 ね、……この後、どうして欲しいか、言ってごらん?」


あの時、言葉を促して言ってもらった後、聞くのがすっかり癖になってしまった。

君の願望を聞いた後で、君の足の間に入って
ペニスの先端を膣口へ当てる。
その時、フロントガラスに通行車のヘッドライトが
当たって通り過ぎた。
さっきは、バイクが目の前を通過する音も聞こえたっけ。
誰かがこの車に近づいてくる可能性はゼロではない状態で、


「んっ……」


君の中へと侵入した。
そのまま奥へ向かって、根元までを埋めていく。
やっぱりナマで入った時の方が快感は強いけど、
膜付きだからといって、君に対する愛しさが損なわれる
わけではない。


「愛してるよ……」


嘘偽りのない愛を囁いて、律動を始める。
動きが大きく速くなるにつれ、振動が車体に伝わって、
車全体が上下に揺さぶられる。

 

「……海瑠…、…──み、る……ッ」


二人の声と息遣いが重なって、次第に大きくなっていく。
君の左手に俺の右手を重ね、君の顔の横に縫い留めた。
絡めた指の外側から二番目の指には、愛を伝えたばかりの
ダイヤモンドが輝いている。
それが目に入った途端、俺の中で強い欲望が湧き上がった。

【人】 瀬戸 海瑠

― 今日の始まりの時のこと ―

[楽しくて嬉しくて幸せな、あのクリスマスから数日。
今回も帰省しない組と戯れれる時間は少しあったか……
いずれにせよ年末も年末という日に我が家に帰り、
のんびりとお正月を過ごして、そして、
自分の誕生日になる数分前。
学生寮の机にきれいな翠色のスマホを置いて、
その前に姿勢を正して座っている。

約束した訳じゃないけど、
何かしらアクションがあると嬉しい、と
浅ましい期待を胸にそうしていた]


  ―――もしもしっ!?


[スマホの画面が0時を示した時、
それが震えて、弾かれた様に手に取る。
耳に当てたスマホから聴こえてくるのは、
思い描いていた声で。>>L0]
(23) 2024/01/05(Fri) 23:19:43

【人】 瀬戸 海瑠



  ありがとう、ございます。


[自分も過去彼に同じ様にしていた事は頭になくて、
0時ぴったりにかけてくれるなんて、と嬉しくて声が震える。

彼の声に、はい、はいと頷く。
ルームメイトは気を利かせたのか、数分前から少し外に出ていたから、自分は存分に締まりのない顔をしていた。
だからビデオモードにされなくて、よかったと思うだろう]
(24) 2024/01/05(Fri) 23:19:52

【人】 瀬戸 海瑠

[少しだけ話に花を咲かせた後に、
彼からひとつスタンプが送られてくる。>>L1
かわいい……ってしばし眺める。

戻って来たルームメイトに
「まわりにお花が飛んでるね」って揶揄われるくらい、
浮かれた気分はなかなか鎮まってくれなかった。

ベッドに寝転んでもさっきの通話が耳と頭に焼き付いて……すぐに寝付けなくて。ふう、とため息をつく。
それを聞きつけたルームメイトが、とっておきの「面白くない話」を聞かせてあげようと布団から顔を出す。
なにそれ、って最初は笑っていたけれど、
聞いていたらいつの間にか眠りに落ちていた。

彼も同じ様に眠れない夜を過ごしている>>L2とは、
きっと知る由もなかっただろうけれど、]


  翡翠さん、 ぁ……


[朝、彼の姿>>4を見付けて、
去年プレゼントしたネクタイがそこにある事に気付けば、嬉しそうに目を細めた。それだけで本当に嬉しかったのに。
これ以上の事があるなんて、
この時は想像すらしていなかった。**]
(25) 2024/01/05(Fri) 23:20:27

【人】 瀬戸 海瑠

[彼の乗って来た車も見慣れないもので、
今日は何か事情があって違う車なのかと思ったら、
買い換えたとの事。
前の車もかっこいいなと思っていたけれど、
この車に乗って仕事に行く彼や、一緒に乗り込む自分の姿を想像して、車内を見回したりした。

カラオケ、と聞くと尻込みしたが、
この面子>>4の中に名前を連ねてもらったのは嬉しかった。

冬の海を見ては夏の思い出を語り>>5
寒空の下で並んで待って、神様の前で目を閉じる。>>6
この地は初めて訪れただろうけれど、水の神様へ、彼を護って下さっている事へのお礼を心の中で捧げて。

一緒におみくじを引いて>>7
温かい気持ちで笑い合って、
お揃いのお土産も買う。>>8
こういうお土産物やお揃いが好きなので、
嬉しそうに鞄につける。
彼からもらったあのキーホルダーの隣に。

屋台の誘惑を振り切って、水族館へ向かう。

特別ラッコに詳しかった訳ではないが、
ラッコに関する記事を目にしてここに来る事を決めたし、事前情報もばっちりなので、「楽しみですね」ってパンフレット片手に笑った]
(26) 2024/01/06(Sat) 21:52:59

【人】 瀬戸 海瑠

[予想以上に大賑わいな水槽の前で、感嘆の声を漏らした。
ラッコ……なんてかわいいんだろう……
彼も同じ様に感心して>>9
知っている知識でちょっと解説したりして。

こちらはスマホを構えるのも忘れて見入ってしまったので、
後で彼が撮った写真や動画を見せてもらっただろう。
彼はラッコの事を「あざと可愛い」と言ったが、
それは何だか翡翠さんにも当てはまる気がして……
帰り際に立ち寄ったショップで等身大のぬいぐるみを
じっと見つめてしまって、買ってもらったりした。>>12

その前にレストランに入って
「海沿いって海の幸多いイメージです」なんて経験を語りながら同じメニューを頼んだり>>10
イルカショーで手を掴まれてぎょっとしたり、
でもイルカや沢山の人にお祝いをしてもらって>>11
最後は笑顔で戻って来たり。

ショップで買ってもらったリボンつきのラッコを抱えて車まで戻る際、色んな人からちらちら見られたけど、そんなの気にならないくらい嬉しくてずっと口元を緩ませていた]
(27) 2024/01/06(Sat) 21:53:38

【人】 瀬戸 海瑠

[楽しい時間はあっという間で、
水族館を出る頃には日が暮れていて、
車は次の目的地へ向かう。>>13

やがておしゃれな建物が見えて来て、
わぁ、と口が勝手に開いた。
低めのヒールを履いて来たので履き替えるという事はなかったけれど、上着を着替えた彼>>14に、ぱちりと目を瞬いた]


  ……嬉しい、です。
  お似合いです、翡翠さん。


[今自分が片耳に着けているイヤリングの
花びらの一枚を分けたタイピン。
彼の胸の傍にいてくれる事を嬉しく思って、顔を綻ばせた]
(28) 2024/01/06(Sat) 21:53:41

【人】 瀬戸 海瑠

[胸元や袖に白いフリルがあしらわれた黒のワンピースの裾を翻しながら、店内に足を踏み入れる。
おしゃれだけど、威圧的な雰囲気はない。
流石翡翠さんの選んだお店だな、と
感心しながら席に着いて、
シャンパンで乾杯した。
勿論自分もアルコールの入っていないもので]


  ありがとうございます……


[一日かけてこんなにたくさんお祝いされて、
少し恐縮してしまう様な気持ち。
嬉しくて幸せだけど、いいのかなって思うのは最早気質で、
なかなか変えられないと思うけれど、
それに見合うくらいの人間になりたい、と
仄かに芽生える今年の抱負。

素敵なのはコース料理だけじゃなくて
デザートもかわいくて美しくて、
細かい文字も書かれたプレートまであって、
頼んでくれたのであろう彼にもお礼を言う。

コーヒーを飲みながら、
もうおなかいっぱい、って緩んだ顔になってしまう]
(29) 2024/01/06(Sat) 21:53:47

【人】 瀬戸 海瑠



  勿論です……
  こんなにして頂いて……


[彼の問い>>15
「ありがとうございます」と続けようとして、
彼の次の問いに、え、って声が漏れる]


  ……そんな事言いましたっけ。


[そこまでは覚えてなくて、
口元に手をやりながら記憶を探る。
でも次に言った言葉は覚えがある。>>16
否、今も思っている事。

頷いた後に、彼も同じだと。
そう聞いた瞬間に、なぜだろう。
心臓が一際大きく脈打ったのは]
(30) 2024/01/06(Sat) 21:54:04

【人】 瀬戸 海瑠



  (―――……)


[不思議に騒ぎ出した胸。
瞬きの間に、彼の手に箱があらわれていた。

この空気で、彼が持つ物が何か、
わからないではなかったけれど、
何も考えられなかった。
彼の一挙一動に五感が集中して、
瞬きも忘れて彼の顔を見つめる。

その恋しい唇が、愛おしい声が紡ぐのは、
自分も願っていた契り]
(31) 2024/01/06(Sat) 21:54:06
 




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