129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】
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エルナト
「ふろは、おそって、くるぞ…………!?」
呟きと真逆の事を言い始めた。
「目に石鹸? が入るとめちゃくちゃ痛いぜ?
お湯入るとくらくらするし……」
一方こちらは困った顔になりました。いま別にふろは入りたくないから他のトコ行こうぜ、と半ば無理やり袖を引っ張って移動しようとするだろうか。ぐいぐい。
シェルタン
「グロリオサ…ッ!」
駆ける先、貴方の姿を見ればその名を呼んで。
主からの問いに答えているのは聞いた、ならば。これから先を防げるようにとその身へ主に捧げるものと同じ障壁を纏わせよう。
貴方が拒むのであればこれは簡単に崩れ去るだろう。
シトゥラ
……複数の気配がある。迫っているのは2人?3人?
頭に手を当てる。
先程受けた雷撃、現在感じ続けている痺れを、忘れる。
目や耳の機能を戻すことはできずとも、これは感じなければ無理矢理にでも動いてしまえるはずだ。
シトゥラが狙いを定めて振り下ろす間に、テンガンの動きが変わる。
狙いはずれ、首ではなく肩か背へ当たることになるだろう。
シェルタン
「そうだとしても。君が傷付くのも"今は"見たくない」
琥珀が拒まれない事に安堵しながら。我儘な言い分だと分かった上、呆れられたとしても伝える。
貴方の視線が主へと向けばそれを追うように自身も主へ、そして処刑対象へと視線を移すだろう。
シトゥラ ロベリア
ぼんやりとした視界の中見える姿で判別することなどできないが。
飛び込んできた、声が"そう"だと分かったから、言葉の意味も分かった。
咄嗟に想像できるのは、堅牢な金属の盾だ。普段テンガン自身が選ぶような。
そして現れるのはあなたの目の前であって、あなたの姿がすっかり覆われるようなものであって。
自身を守ろうと想像したのなら、もっと自身の正面へ出現させたはずだ。
それでもあなたがテンガンの前にいる以上、刀による一撃が腕を落とすことはなく、途中で盾に阻まれ止まるだろう。
銃を持てないように、という目的なら達成できた程度には深く切りつけられ、血が刀と床を汚す。
「…ッ!!」
その槍の軌道をみたならば。
それの威力が如何程か想像は付かない。けれどこの男の能力もまた、想像力の影響を受けるものだから。
主は傷付かないと、傷付けさせないと。
咄嗟に全ての力を、気力を、意識を。主の障壁へと注ぐ。
それに呼応するように琥珀色は淡く瞬いた。
ロベリア・シトゥラ・ナフ
「意味がわから……っ」
向けられたものへ意識を向ける前に、効果を増した、水流が腕を通過する。水の音と銃が落ちる音と腕の落ちる鈍い音は、感覚としては非常に遠く、痛覚だけは鋭く。
切られた一瞬呼吸を止め、しかし、もう片方の手がシトゥラへ向かってほぼ投げるようにナイフを振るった。
とても、根気があるので。
ただ、それもしっかり飛んだか分からない。手を離すか離さないかで丁度。
「……ッぁ!、はッ、ぅ……」
背から体を貫く槍が到達したためだ。
出るのは空気がただ喉を通っているだけの音だけで、叫び声としては少々物足りないほど。それもすぐに水音が混ざり、声らしくなくなる。
きっと作った者の想定通り、美しい傷など作らず、肺を潰し、肉を削り、正しく苦痛は与えている。
ただ、眉間に皺を寄せて、血を吐き、少々呻く程度しか表出しないだけで。死角からの一撃にどれだけ驚いているかなど、伝わりもしないだろう。
1人を除いて。
ミラージュ
虚ろな――いつも通りの――目が、そちらを見る。
『俺も機会があればお前を食ってやったのに』
、と思いながら。
一対一でやり合いたくない、このゲームで最も警戒していたのはアルレシャだった。
これは、もし立場が逆だったなら自分が理想とするシチュエーションそのものだった。投票で片付けるのが理想。アルレシャが行う殺しも鑑賞したいがために後回しにして、こうなっている訳だが。
テンガンからの邪魔はない。できないしする意味がない。
俺がここで死ぬ以上……終盤に来てくれるであろう、君の死も楽しみだ。
ラサルハグ
重なるモニター。見覚えのないそれが誰のものか、察する余裕は今は無く、力を貸してくれる事だけを認識する。
自身の全てを障壁へと注ぐのを緩める事はない、けれど。
ありがとう、と小さく紡いだ。
この手で殺せず終わるのを見て、とても"残念"に思っている。
ミラージュ
頭を撃ち抜かれては当たり前に数秒も生きられない。
返す言葉もなく、貫通した穴が出来上がって、爆ぜた頭の内容物が後頭部から飛び散る。すぐに体から力が抜けたのも見えただろう。
槍に支える力がないのなら床に、あるのならその場に留まる。
火薬と血の臭いがあなたの側にある。
これはごく平凡な死体になった。
さて、この仲間は、あなたにとって楽しい死となっただろうか。
答えは直接聞くことになるだろう。
軽い音を聞けばその障壁はただの淡い光となって消えた。
早鐘をうつ心臓を落ち着けるように一度深く深く呼吸して。主の真似でもして名を呼ぶべきか悩んだが、無事だったのだから良いか、と。
少しだけ脱力してそこに居るだろう。
「…………、あ」
振動……人の音が二つ、減ったと理解した。
いつも静かで落ち着いている音と、いつもどこか具合が悪そうな音が消えたと理解した。
普通の人とは違う、特徴的な音なんだ。
だから覚えやすくて、分かりやすくて。
だからそれが無くなると。
「…………、死ん、だの……?」
いくら遠くに居たってすぐに気付いちまうよ。
負担の軽くなった心臓を。
苦しそうな顔で
抑えた。
クロノ
「はい、ええと、探していました。」
迷子になったとは言わないのだ。でも背中にいい子いい子されると少しホッとしたような表情で。
「はい、のんびり戻ります。探します。」
まだ本人には探す気はあるようだが、それからあなたについていくので、のんびり。接敵もすることなく地上へ戻ったのだろう。
主の声を聞けば脱力していた身を正す。
「……終わりでいいと思う」
処刑対象よりも、主の同僚に肝を冷された気がするが。
それでも、主にも相方にも何事もなかったなら良かった。
ナフ様
「えぇ、けれど…ナフ様の真意をはかるのは難しいですね」
ほんの少しだけ複雑そうに、貴方へと返した。
ナフ様
「失礼致しました。
……肝に銘じておきます」
あの時も貴方は主の味方であったようだから。
素直に頭を下げ、謝罪する。
ふたつを貫いた事はこの男には差程重要ではない。もしもこの身までで止まるのであれば何も問題は無かったのだから。
但し、その時は主に怒られてしまっただろうな、なんて薄らと考えた。
看守長チョコレートの左腕を食べている。スピカが頼んだ分の看守長チョコレートは四肢や頭が削り取られ、残るところ胴体だけとなった。無惨。
本人は一生懸命食べている。
「……本命チョコ……」
話題の一部だけを切り取って理解する。
貰ったことはない。
無礼講が終わる前はみんなが看守長チョコを食べきってくれると信じている。
「ええと、はい、私のチョコレートが食べ終わったら、手伝えます」
手を挙げた。
その代わり彼女は手伝うと更に看守長チョコが延長してしまうのだが、残すよりはいいかもと思っている。残すのは良くないので。
エルナトの出したスピカチョコ
「わあ、私の顔……」
わあ……と見ている。興味津々。私の形のチョコレートだ……
バーナード
「…………………………。」
すごく黙ってしまった。最近かなり看守長チョコばっかり食べてる。でも残すのはよくないし……。
エルナト
「共食い……あ、いえ、はい、見ていただけです。ええと、エルナト様貰えません。」
流石に興味や自分が欲しさに奪うようなことはしてはいけない。慌てて顔と目線をわかりやすくそらしたりするのだ。
バーナードがんばって
「はい、では気持ちだけ送ります。私好きなもの食べます。」
じゃあ、言われたとおり好きなものたくさん食べよう、少女はそう志した。
「がんばれー。」
そして文字通り気持ちを送った。
「…………〜♪ 〜♪ 〜♪」
自分宛てにチョコが来ているとは露知らず。
鼻歌まじり、ロビーに居る面々を横目に飲み物を取りに来た男だ。
えーっと……何来るかな……シャンメリーdrink!
なんか瓶が来たな……コップには注がず瓶のまま飲む。
あの後休息をとって。
ゆったりとした歩みでロビーへと訪れればとりあえずごはんだ。
コロッケfoodとメロンソーダdrinkを注文した。今日のご飯なんだろな
この流れならチョコチップマフィンvilも注文できるのでは…?
波乱飯の気配を感じ取りながらもコロッケをサクサクサクサクしている。
今はスイッチオフなのであー、グロリオサとラサルハグがじゃれてるな…くらいの認識だ。
アルレシャ
差し出されたチョコを見て飲むのを一旦やめた。
手の甲で口元を軽く拭い。首傾げ。
「……ン、? ……なに? これ」
チョト理解してないね……。
アルレシャ
「ンーン、バレンタイン……、……?」
行事の詳しい内容は知らずとも名前だけは知っていた。
シャンメリーの瓶を片手で揺らし、頷きながら話を聞いていたが再度、首を傾げて。
「……誰からのやつ? ……アンタの?」
ぜったいちがうぞポルクス!
バン!!
するだけでまあ普通に入るだけだが……
未知との遭遇foodを食べに来ただけ。
「これは一体何だ」
この未知は古戦場whereにいそうな蟷螂animalの姿に近い。雰囲気としては<<ムルイジ>>allwhoに似ている。
味はアン マンディアンvilにメンダーフィッシュソースchomiをかけたような感じ。
シトゥラが反応したので未知をプレゼントする。喜ぶといい。
本当にそうだろうか。味もムルイジかもしれない。と差し出す。
「……俺も知らないよって言っとく?」
それは、そう。
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