御旗栄純は、メモを貼った。 (a14) 2023/01/29(Sun) 15:16:23 |
【人】 織田 まひろ点Pは何も、高校生の頭を爆発させるために わざわざ動いてるわけじゃない。 点Pが動き続けることによって、 未来の形が変わるわけだから面白い。>>43 SVOCだって、同じ >>52 SVOC構文がなければ、 旅の行方が、私をワクワクさせる これを表す英文がなくなってしまうでしょう? ……無論。 これをさらに何かに例えようとして、 じゃあ楢崎が点Pかって言うと、 それはちょっと違う。 ある程度の公式に則って動いてくれる点Pと違って 楢崎の行動は私には不可解すぎる。 He makes me anxiety. 回ってきたダチョウのメモを見て溜息をつく (56) 2023/01/29(Sun) 15:48:27 |
【人】 織田 まひろ誰が回したかなんてわかってる ほら今もきっと、自分が回したメモが どこまで回ったか気になってにやにやしてる きっとそう、 絶対そう (過度の行動確定)>>54だけどクラス中を回ったメモには 『いいね』『なにそれ』 『(サムズアップのマーク)』 『お前も鬼にならないか』 『絶対やばい列車じゃん』 『羽の生えたリンゴウケる』 『バナナはおやつに入りますか』 『楽しそう』『ダチョウかわいい』 『世界を滅ぼすのは大地だったか…』 『それより眠い』『←おやすみ』 ついでに 英語教師の似顔絵が(69)1d100点で添えられていて メモ用紙はみんなの筆跡で埋め尽くされている (57) 2023/01/29(Sun) 15:49:25 |
【人】 織田 まひろため息つきながら、 だけど私は筆箱から赤ペンを取り出して メモ帳の隅っこに、赤い花丸を添えた。 よくできました。 お行儀のよい花丸は、 あと1か月で終わってしまう、私たちの仲良しクラスを あと1か月で終わってしまう、楽しかった高校生活を あと1か月で終わってしまう、かもしれない、人生を 全部ひっくるめて、よくできました。って。 褒めるように、添えられている。 ため息をついている私の顔が、 どこか嬉しそうなのは、私には見えない。 私もきっと、気づかない。 私はそのメモを、後ろの席の帆稀に回した。 ** (59) 2023/01/29(Sun) 15:50:20 |
織田 まひろは、メモを貼った。 (a15) 2023/01/29(Sun) 15:50:59 |
【人】 伊豆浦帆稀目の前にぽとりと、つい先程見たような 四つ折りの紙が降ってきて目を瞬いた>>59 まひろがもし紙を渡す時振り向いていて、 ため息をついている時と表情が変わっていないなら 嬉しそうな顔をしていることはわかったけれど。 一度しか折っていないはずの紙が 何度も折られたようなくたびれた跡を残している その意味が、今の私にはわからなくて首を傾げる。 でも、先生にバレないように 筆箱の影で開いたらわかるだろう、その理由が。 中心に質素な言葉だけが書かれていたはずのそれが 様々な筆跡で書かれ、描かれ、花丸がついて ダチョウからまるで青い鳥に進化していたのだ>>57 (62) 2023/01/29(Sun) 18:57:05 |
【人】 伊豆浦帆稀声が漏れないようにすれば、ふるふると肩が震える。 先生にバレないようにダチョウのメモ紙を また一枚破って、今度は二言。 そうして大地の机にぽいっと投げ込んだ。 何度も折られたものではない、 真新しいメモにはこう書かれている。 『 サイテー。 焼きそばパン。 』 人の送ったメモ書きを横流しするものではない。 焼きそばパンで許してやろう。 質素な言葉で果たして通じるものか知らないが もし授業後話しかけてきても要求が飲まれるまで 「焼きそばパン」しか喋らないから 伝わるんじゃないだろうか。 その顔はほんのり目尻が緩んでるものだけれど 怒っていないことは伝わっているか、いないか。 (63) 2023/01/29(Sun) 18:57:41 |
【人】 伊豆浦帆稀大地の流したメモ紙という名の青春は 要求が飲まれたあとに手渡されることになる。 賛成の声よりもただの野次の方が多いように見えて 彼の反応によってはくすくすと 声を漏らして笑ってしまっただろう。** (64) 2023/01/29(Sun) 18:58:35 |
伊豆浦帆稀は、メモを貼った。 (a16) 2023/01/29(Sun) 19:01:27 |
【人】 楢崎大地 俺は、英語の長文問題を読みつつも、 手紙がどこまで届いたか気になって、 ニヨニヨ笑いながら、手紙の行き先を ちらちら見て確認する。 んで、じゅんじゅんに回ったな?>>55とか、 お、あいつ乗り気そうな顔してんじゃん!とか 楽しい旅ができそうだってのでにやにやっと笑った さっすが織田っち分かってるう!>>57 もし織田っちがこっち向いたら、 さも、『俺天才だろ〜?』って表情で 見返したろう。どやどや? 織田っちとはかなりの学力差があって、 話が合うとこと合わねえとこはあるんだけど それでも俺はみんなと仲良くやりてえ派だから 普段から、なんの躊躇いもなく、明るく。 彼女にも友人として話しかけてたろう。 ……織田っちの方からの人物評価はわかんねえけど! (65) 2023/01/29(Sun) 19:25:42 |
【人】 楢崎大地授業が終わったら、俺は一目散に購買に向かう。 もし、周りのみんなに声をかけられたなら、 こう答えてたろうさ。 「このままじゃ、 朝の挨拶も 『焼きそばパン』になっちまうんだ!」 焼きそばパンと、 ついでにクリームパンとチョココロネも買って 悪かったってーと謝るときには、 許してくれるとうれしいな???** (68) 2023/01/29(Sun) 19:55:06 |
【人】 白瀬伊緒回ってきたメモには、『いいね、行きたいね』だとか 『楽しそう』だとか、そんなありふれた文言を 書き連ねて流しただろう。 もし、世界が滅びるならその瞬間をどこで過ごしたいだろう。 家族と自宅? 友人や恋人と、思い出の場所で? それとも、ひとりでもいいから 滅びる前に見たかった景色だとか、 遺産だとかを見に行くのもありかもしれない。 もっとも、最後者のような壮大な夢を抱える人はきっと一握りだ。 (70) 2023/01/29(Sun) 21:14:33 |
【人】 白瀬伊緒旅行とは、思い出づくりの中でも非日常に位置するものだろう。 構想から出発まで。 その道中。観光、食事。宿での長い長い夜。 ちょっとしたトラブルなんかはつきものだけど、それもまたスパイス。 世界が終わる。 人並みに生きて、人並みに抱えてきた夢を叶えられないまま 滅びるとしたらそれは寂しい。 もっとも世界が終わってしまえば何も関係ないと 分かっているのだけれど。 授業中、メモを流したあとその提案主の方をじっと見る。 もし目が合ったならにっと笑んだり親指を立てたりしたけれど、 果たして気づいてくれたかどうか。 (71) 2023/01/29(Sun) 21:15:28 |
白瀬伊緒は、メモを貼った。 (a17) 2023/01/29(Sun) 21:23:35 |
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2023/01/29(Sun) 22:10:32 |
織田 まひろは、メモを貼った。 (a18) 2023/01/29(Sun) 22:22:58 |
【人】 白瀬伊緒「あ、織田もあのメモ貰ってた?>>75 こっちもちゃんとは聞いてないけど、 まああてのない旅……ってことじゃない?」 大地が話していた>>44のは覚えているけれど、 その時しっかり耳を傾けていたわけじゃない。 あとから回ってきたダチョウのメモを見て ようやく繋がったから ピースを嵌め直した、といった体だ。 「泊まる場所どうするの、人数多いと大変じゃない、とか いろいろ突っ込みたいところはあるけどな。 それは無粋だよな。ついつい言いたくなるけど。 でもみんなで旅行ってのは楽しそう。 卒業旅行ってやつ? 俺、去年の修学旅行の事思い出してたよ」 (76) 2023/01/29(Sun) 23:11:04 |
【人】 白瀬伊緒片手で持った箒は滑らかに リノリウムの床の埃を払っていった。 集まったそれを角まで集めながら 織田にちらりと視線を遣る。 夢のある話を現実的な目線で見てしまうのは ひどくつまらない、と思う。 これから起こり得る未来のことを 真面目に考えてしまうのと同様にだ。 (77) 2023/01/29(Sun) 23:11:49 |
【人】 白瀬伊緒「でもさ、無限列車て。 乗ったら帰ってこれないじゃん!ってなるよな。 織田は乗りたい? もし、あるならだけど」 けらけらと笑いながら問う。 旅行、本当にやるのかなぁなんてことを考えながら。** (78) 2023/01/29(Sun) 23:15:25 |
白瀬伊緒は、メモを貼った。 (a19) 2023/01/29(Sun) 23:16:31 |
【人】 織田 まひろ「 …あてのない旅。 なるほど、電車でってことね。 …だから、無限列車編…。 」 白瀬の言葉をもとに、なるほど、と。>>76 楢崎の思考回路を漸く理解する女子高生ありけり。 どうやら私は白瀬以上に、 夢のある話を現実的に考えてしまうたちらしい>>77 どうやって、どうするの、 無粋だと笑い退ける白瀬の言葉を聴きながらも 現実的な思考が頭から離れそうになかった 裏を返せば。 どうやって実現するつもりなのか、と その夢の話を実現する方法をまともに考える程には 私はどうやら旅に乗り気になっているらしい。 …それにひとり気づいて咳払い。 埃っぽかったからよ、って誤魔化せればいい。 (79) 2023/01/29(Sun) 23:52:56 |
【人】 織田 まひろ「 そだね。旅行、楽しかった。 高校生最後、人生最後の卒業旅行。 実現できたらいいよね。 」 思い返せば高校3年間、 そういう機会に単純に恵まれなかったのか、 友達と旅行、なんて学校行事以外で経験してない。 派手な高校生活を送ってるひとたちは、 そういうの、したことあるのかな。 派手かどうかはともかくとして、 隣にいる白瀬はどうなんだろって。 声に出さずに横顔を覗き見たけど、…分からない。 (80) 2023/01/29(Sun) 23:53:31 |
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