【人】 白瀬 秋緒― 三日目午後・中庭 ― [ ああ、そういえば秋月が声を掛けていたな、と、 先輩の風貌や雰囲気から思い出していると、 名字ではなく、名前の方を呼ばれて驚いた ] ええ……??? [ 白瀬の妹、よりは余程マシな気もするが、 その印象はその印象で心外すぎる…… 己は禁断のバターサンドのことをよく知らないのだ だが、あのグループメッセージにおいて名前と繋がるとすればそれであるのは仕方ない、仕方ないが…… 目線は不満を隠せていなかったと思う ……と思っていたのだが、まさか千葉が犠牲者になった(?)とは知らず、 ]更に心外な印象を抱かれているとは……知らない方が幸せなのかもしれない (72) 2022/10/21(Fri) 17:12:17 |
【人】 白瀬 秋緒そーですか…… 良かった、すね [ さっきということは、地雷を踏んだ上で更に仲良くなった、ということだろうか>>3:562 雨降って地固まる、というか まー、本人も、どこか満足げに見えたから 青春だな、と思っていた ……が、青春というよりは願い絡みの方であったらしい ] え ……あ [ 復唱された名に出たのは驚きと、>>3:562 それから苦々しさ>>3:557 ] そ……………っか そう…… [ 少し間を置いて、独り言のように呟いた 地雷を踏み抜いた上で、良い方に進んだ、とそのようなことを千葉は言った この人が言うのだから、恐らく絵音は良い方に進んだのだろうと思う それこそ、“願いを変えられる”ような ] (73) 2022/10/21(Fri) 17:13:07 |
【人】 白瀬 秋緒そう、ですか…… [ 絵音の詳しい事情は、実は己には殆ど分かっていない それこそ地雷の内容が何か、も だから、だから、彼を変えるのが、自分でなくて良かったと思った 己は、少し、泣きそうな顔をしていたかもしれない 今後とも仲良く、と、 その言葉が、絵音の未来と、未来の明るさを示しているように思えて ] ……ありがとう、ございました [ これを言う資格は、恐らく己にはないことは分かっている 長く距離を置いていて、それでも身勝手に詰め寄った妹には だけど、絵音の未来を掴んでくれたことに、感謝してもしきれないから これで“最後”だから、と、身勝手に感謝を告げた ] (74) 2022/10/21(Fri) 17:13:51 |
【人】 白瀬 秋緒[ あたしが絵音くんを殺させなくても、死なないなら、 もう大丈夫、だから 己がどんな願いを選ぶにしろ、 絵音のこれからに、己がいる必要はないのだから、と* ] (76) 2022/10/21(Fri) 17:15:40 |
【人】 軽音部 千葉郁也まあ、そうだな…、ありがと。 [良かったすね“という感想には、 よく知りもしない相手に青春くさいこと 語っちゃってごめんなと若干気恥ずかしさもあったけど。] ………、 [それは秋緒にとっても知る相手の話だとわかれば、 意外なところに共通の話題があるものだなと思う。>>73 世間は狭い。 同じ地域で人生の大半の時間を過ごしているのであれば、 俺達の世界はまだ狭いのだからそんな認識は今更だ。 何かを納得したような呟きと表情は複雑な感情が 乗っているように感じたから、 此方に向けての言葉がかかるまでは黙って見ていた。 ただ、少なくとも秋緒は津崎のことを それなり気にかけている間柄なのだろうとはわかる。] (78) 2022/10/21(Fri) 20:02:19 |
【人】 軽音部 千葉郁也[どこか寂しそうな苦笑が、泣きそうな表情に変われば尚更。 津崎の昨日までの状態を思うと、 秋緒も何かしらアイツとの間にあったのではないかと。 告げられた礼にそれは殆ど確信に近く変わった。>>74] ……いや、こちらこそありがと。 多分俺だけでどうにか出来た話じゃないから。 [津崎が俺を呼んだのは、 願いごとを変えたことへの後押しが欲しかったからだろう。 その理由には“他の奴ら“が入っていたのだから、 憶測でしかないけど、それは秋緒も含まれると思って。 彼女が津崎の最初のねがいを受け入れていたとは 知らない話だが、寄り添う形は人それぞれだろうし、 偶々俺がアイツの願いを変えられただけで それを自分だけの功績だと思うほど自惚れてはいない。] (79) 2022/10/21(Fri) 20:05:45 |
【人】 軽音部 千葉郁也俺も親しくなかったし、 ほら、津崎はああいう奴だから ……これから仲良くなればいいんじゃねぇの。 [多分俺より津崎のこと知ってんじゃねぇのかなとは、 俺が何も知らなかったからもあるが。 “親しくない“とは言っても>>75、 仲良くしたいとは言ってないとは 反論できる顔してないんだし、 決めつけて言っても問題ないだろう。 それに多分津崎は親しくもない俺の未来を 消えたい思いを抱えても応援するような奴だ。 自分を気にかける相手の幸せを願ってても 何もおかしくないのだし。 潰えなかったアイツの未来に寄り添う人間が 他にもいて欲しいと思う。 だから、俺は秋緒にも津崎をよろしくと言うよ。]* (80) 2022/10/21(Fri) 20:08:38 |
【人】 白瀬 秋緒[ そのメッセージを受け取ったのは、千葉と別れた後だっただろうか それとも、手の平の中のスマホが震えるのを感じて、 話し中であっても反射的にそちらを見てしまったかもしれない ] ……、あ [ そこにあったのは絵音からのメッセージ 神様に会って、そして帰ってきた、という>>3:=65 忘れられることもなく、消えることもなく、今こうして、言葉を交わせる状態で ] か、 いと、くん…… …………よかった…… [ 詰めていた息を吐く 呟きの声は震えて、視界が滲んでいく スマホを強く握り締めてしまう 千葉から聞いていたから、絵音の考えが、最初とは変わったであろうことを知っていたけれど 思い出の中だけでしか生かし続けられないと思っていた彼と、また言葉を交わせている事、 それを絵音本人に証明されたことで、強く安堵した ] (81) 2022/10/21(Fri) 21:10:00 |
【人】 白瀬 秋緒[ その未来も、明るさを示している だから絵音はきっともう、大丈夫、で つまり――あとは己の問題だ 己の生を、絵音の選択に委ねなくて良いのならば、 決定権が己に戻ってきたということ だから、自分自身で、決めなくてはいけない ] (83) 2022/10/21(Fri) 21:11:16 |
【人】 白瀬 秋緒[ ――ああ、ずるいな、と思う そう、兄のようだった少年を殺させてやるかと言った手前、 彼から妹のようだった少女を奪わせるのは有り得ない ずるいな、今の絵音くんは 知ってたけど 最近まで知ろうともしなかったけど でもそれが、あたしみたいに脅してる訳じゃないのは、分かってる ] (84) 2022/10/21(Fri) 21:12:34 |
【人】 工藤 彩葉― 三日目・夜:千葉くん ― [私が旧校舎に着いたのは、>>18 約束の時間の五分前くらいだったと思う。 千葉くんの方が先に待っていてくれたら お疲れさまを言って、 私の方が先だったら、お帰りなさいって出迎えた。 仮に、迎えに行くだけになったとしても 私は全然かまわなかったけど。 予行演習の姿とか見てたら、ほら>>3:577 でもどうせなら、行く前にもう一度 頑張って、行ってらっしゃいって 声をかけたかった気もしていて。 さすがにお節介がすぎるかなと思ったから こうして、約束通りの時間に来たんだけどね。 そんな感じだったから、 お土産をくれるなんて予想もしていなかった。] (88) 2022/10/21(Fri) 22:54:54 |
【人】 工藤 彩葉え、これ [なんだろう、と思って差し出した両手の上、 そこに落とされた一枚のピック。>>19 これが楽器屋さんの帰りだったら、 お土産と言われてもそこまで驚かなかっただろう。 だけど旧校舎で拾えるようなものじゃなし、 つまりこれは] わ、私に……? 記念品とってきてくれたの? 千葉くんの、お願い事使って? [驚いてしまって。受け取った手は固まったまま 私は、千葉くんの顔を見上げた。 証拠の品をもらってくるとは聞いていたけど、 まさかそれを、私にくれるなんて思っていなかった。 でも選ばれた品を見れば、千葉くんが最初から そう考えていてくれたことは明らかで。] (89) 2022/10/21(Fri) 22:54:56 |
【人】 工藤 彩葉[応援しようと思っていた私の方が、応援されて。 喜ばないはずがないんだけど、突然のことに それをどう表わしたらいいのかわからない。 千葉くんの言葉を聞けば、>>20 私はまた手の平に視線を戻し] あ、ありがとう……。 [まだ戸惑うような声でお礼を言って、 受け取ったひとひらを、両手でそっと握りしめた。 ほころんだ顔が月明りに照らされたなら、 ちゃんと喜んでいるのは伝わったと思う…のだけど] ふ ふふ、あはは。 もう、千葉くんってば。 [最後のそれは、言わなきゃいいのに。 って思わず笑ってしまった。] ちゃんとわかってるよ。…大切にするね。 じゃあ、私も行ってきます。 [そう言って、大事なお土産を握りしめたまま、 私も旧校舎へ足を踏み入れた。] (90) 2022/10/21(Fri) 22:54:59 |
【人】 工藤 彩葉[思いがけない出来事のおかげで、 旧校舎に入った私の顔には笑みが浮かんでいた。 少し、肩の力も抜けたような気がする。 特に緊張していたつもりはなかったんだけど、 やっぱりどこか身構えていたのかもしれない。 せっかくもらったお土産は、なくしたら大変だから 一旦お財布にしまっておくことにして。 途切れてしまったギターの練習。 昨日話した、『あるがまま』の願い。 これを選んでくれた意味を考えながら、 私は幽霊の元へ向かった。]** (91) 2022/10/21(Fri) 22:55:02 |
【人】 帰宅部 津崎絵音もうさ、色んなことがありすぎてどこから話せばって感じなんだけど [ 彼女が今もベンチに座っているのなら隣に、 立っていれば座ろうと促してから同じく。 秋風に流されていく雲を、高く澄む空を見上げる。>>3:464 何も普段と代わり映えのしない風景。 存在しているから見れるもの。 ] とりあえず一番に言おうと思っていたことは ……ありがとう 秋獅ェ連絡してくれなかったら、 オレは最初の願いを頑なに捨てなかったかもしれない [ オレに働きかけたのは秋獅セけではない、それは事実。 ただ全ての切っ掛けは彼女であり、 あのメッセージが無ければ天ヶ瀬の言葉にも心動かず 千葉に連絡することも無かっただろう。 ] (95) 2022/10/21(Fri) 23:28:28 |
【人】 帰宅部 津崎絵音ピアノ、辞めたのは知ってるだろ?母さんのピアノ教室のことも どっちもオレが交通事故に遭ったのが原因、でも問題はそこじゃなくて 右手が、普通に生活は少しもたつくだけで出来るけど ピアノなんてとても弾けない状態になってたこと 神様に願ったのは、それを治してもらった [ 右手を意味もなく握っては閉じる。 未だ本人も慣れてはいない。 ] ……オレにはピアノしかなくて、ずっと辛かったんだ 何の意味もない存在になって、皆に哀れまれている気がしてた だから早く消えて、全ての関わった人間に忘れられたかった [ これが願いの理由。少し声のトーンが下がる。 視線を隣の秋獅ノ向ける。彼女はどんな表情をしていたか。] (96) 2022/10/21(Fri) 23:28:52 |
【人】 帰宅部 津崎絵音ごめんなあの時まともに話そうともしなくて どうしても、知られるのが怖かったんだ 誰といてもある意味では、独りだったのかもな だから、願いを変えても最初は 世界の代わりに自分が辛いことを忘れようとした [ 恐らく、秋獅ニの思い出も穴だらけにはなると思っていた。 何より戻って来る自分は秋獅ェ思う自分ではないと感じていた。 それでも独りでは抱えられなくて、選ぼうとしていた。 千葉に助けられ訪れなかった未来の形。 ] でも今思うとそうしなくてよかったと思う 秋獅ニ話すことを諦めたオレにまた呼び掛けてくれて ……生きてもいいって、言ってくれて 本当、ありがとうな [ 再度の礼を告げ、口を閉じる。 自分が語り手となるのはとりあえず、ここまで。 この話を聞いた上での言葉も受止めるが、 秋試ゥ身がどうしていきたいのかを 聞かせてもらいに来たから此処にいる。* ] (97) 2022/10/21(Fri) 23:29:40 |
【人】 天ヶ瀬 青葉「 ううん、全然だいじょうぶだよ ! 」 " 願い "で頭がぐるぐる ─── そんな時の貴重な時間を、と謝る彼女に僕は首を振る。 僕自身は、願いを彩葉ちゃんに打ち明けた後だったろう。 幾ばくか心が軽くなっていたので、笑顔も添えた。 それよりも、彼女が少し苦しそうに見えて 体調の方が心配になりつつも。 そのまま続いた彼女の言葉に耳を傾けた。 (99) 2022/10/22(Sat) 1:36:45 |
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