2年生 松本志信は、メモを貼った。 (a32) 2022/09/12(Mon) 16:48:28 |
【人】 2年生 松本志信[そっと優しく落とされる言葉は、ずっとずっと欲しかったもの。 誰かに許される事をずっと待っていた。 みんな優しいから、その言葉をまさか聞けると思っていなくて。 水の中でもがき苦しんでた。 息苦しくて、生き苦しくて。 いま、初めて息が出来た気がした。 返される腕の力に、ぎゅっとまた抱き締め返す。 眉を寄せていた泣き顔は、少しずつ緩んで。] (105) 2022/09/12(Mon) 18:04:12 |
【人】 2年生 松本志信 じゃぁ、やっぱ、「明日も」一緒だな。 [声はもう枯れていたけど何とか絞り出す。 どうしようか。 船の浮かぶ色鮮やかな海でも見に行こうか。 憎たらしい林檎を切り刻んでアップルパイでも作ろうか。 寒くなったら湖の上をスケートでもして。 教えてもらった歌を聞かせてもらって。 晴れた日の屋上で。満点の星空の下で。 ああ、でもやっぱり 最初はあの喫煙所で]** (106) 2022/09/12(Mon) 18:12:25 |
【人】 4年生 小泉義哉……俺が生きているなら、どうしようか。 きっと、みんなが津崎が亡くなったことを悲しむ中で、 独りだけ罪悪感に蝕まれながら生きるんだろうな。 [ きっとみんなはそんなこと言わないだろうけど、 それでも、義哉はきっとその気持ちを抱えることになる。 所詮、“普通”もどきの人間に、 誰かの代わりになることなど不可能なのだから。 今まではこれは災害だって割り切るつもりだったし、>>4:242 それは他の誰かが亡くなっていても同じだと思っていた。 けれど、みんなからかなり遅れて やっとのことで義哉には“現実”が見えてきたようだ。 正直、逃げ出したいと思った。 死にたがりにとっても、この世界に“慈悲”はない] (108) 2022/09/12(Mon) 18:21:33 |
【人】 4年生 小泉義哉―― 小泉義哉の父親の話 ―― [ 義哉は高校生の頃、母親に尋ねたことがある。 どうして父親と結婚したのか、と。 母親曰く、「同族だったから、同情したのかしら」 とのことだった。 “同族”の意味を知ったのは、 大学に入学してすぐの頃のこと] (111) 2022/09/12(Mon) 18:22:35 |
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