7 【R18】鈴蘭の村:外伝6〜カフェリコリス〜【RP半再演ペア】
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― エピローグ:これから先も、貴方と ―
[ 楽しかった休日も終わり、いつもと変わらぬ日常が訪れる
途中、シロさんがカニを持ってきたり、
オレの新たな癖が開花したりと色々あったけど
――とても平和で、優しき日々だ ]
ふんふーん…
[ 鼻歌交じりで廊下を歩くオレ
その手には、小奇麗に包装された箱一つ
つい昨日、己の得意な鍛冶で完成させた"これ"を
アンネちゃんに手伝ってもらって丁寧に包んだのだ。
――気に入ってくれると良いんだけど ]
シロさん、今ちょっと良いか?
[ 夜、既に風呂に入った後であろう彼に
いつもの元気さ…ではなく、照れつつ問いかけたか ]
へへ。あのさ、この前の旅行のお礼に
シロさんにプレゼントをしたいなって思って
でも揃いの指輪もあるし、刀は駄目っぽいって
今川さんが言ってたから迷ってて。
でもさ、この前のぱふぇの時に良いモン思いついたんだ!
だからこれ!シロさんにあげるな!
[ はい!と勢いよく差し出す包装された箱
それを開けてみるのなら―― ]
[ そこには、銀に輝くデザートスプーンが一匙
デザートフォークも同じくとなりに収まっていたか ]
「好きなものを一緒に食べれたら嬉しい」って
あの時にやっと気づけたんだ。
――これがあれば、いつでも好きな時に
一緒に食えるだろ?
[ まるで食い意地張ってるような主張だが、
一緒に食べることは幸せなんだ。その幸せをいつでも
味わいたいと思う。我儘なオレである
慣れない食器づくりに手間取って渡すのが遅くなったけども ]
だからさ、これからも一緒に美味しいもん食べて、
ずっと楽しく過ごそうな!
[ 己らは英霊だ
その終わりはいつ来るか。もしかしたら明日かもしれない
――そんな戦乱の最中であっても、
この誓いは決して色あせない。 ]
[ 共に生きたいと願う人がいる限り、
「生きる」ことは何よりも一番大切な
目標となるのだから。]
[ そうして、「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」と
1ページに刻まれる日を夢見ている。]
| この世界の星の中に、俺の名前を冠した星はいなかった。
見上げるたびに、 どこにもいない星を見つけようとするけれど。
空に輝くその中に"俺"はどこにもいなくって。
そう、すこしだけ。少しだけ、思うところがあった。
………ただ、 去来する何かに名前をつけるよりも先に。
―――胸の内に、思ったことといえば。
(224) 2019/04/25(Thu) 22:35:21 |
星図表なんて、"らしくもない"ことしやがって。
…………ばかだな、本当に
| [ そんなんだから、―――悪魔は思わず、手を伸ばすのだ *]
(225) 2019/04/25(Thu) 22:36:31 |
─ ホテル・スイート ─
冗談のつもりだったんだがな。
大体、寝坊したらリーが起こしてくれるんじゃないのか?
[ この男、言葉
の意味を素で受けている。
朝から大雨の危惧をされていることには当然気付いてない。
その後、奴の苦笑が見えて、漸く真意を察せたのだが
実際否定出来ずにいたので、むすりと頬を膨らませていた。]
はっ、そうだろ? まだ始まったばかりだ。
明日もあるんだからのんびり行こうぜ。
よーしよし、近うよ──……
[ ベッドに来れば、手招きし冗談めかしていたのも束の間。
手を突き、上に覆い被さるような姿勢を取ったと思えば
もう片方の手が頬を撫でる。]
……っ……!!! びびったじゃねぇか……。
[ 予想外の行動に余裕の表情は瞬時に消え、心音が
激しく加速する。胸に耳、もしくは手でも当てられれば
鼓動を容易に感じ取れそうな程に。]
[ 同時に、過去に壁ドン(失敗)を食らわせた過去を思い出す。
それが功を奏したのか、抵抗もされず
キープアウトテープの出番も無く、結果オーライかと思いきや
後で店長に「この壁何があった」と問われた際の言い訳が
大変だったことを思い出す。
「パイプ椅子を移動させた際にぶつかった」という言い訳を聞いた
時の店長の表情は、未だに忘れられない。]
─ 夜明け前 ─
[ 目が覚めると、隣にリーの姿があった。
昨日の傷跡をまず確認するところから始まる。
目立ち難い場所を選んだつもりだったが、
流石といったところ。昨日の傷跡もほぼ治っている。
これならもう少し別の美味い場所にしても良かったか、と
思ってしまうのも、常に食欲と衝動に駆られている身の性。
一方、己の傷口も確認をしてみるが。
此方も綺麗に目立たなくなっていた。
随分と慣れたものだ、と昨日の痛みと快楽を思い返し。
未だ眠ったままの愛らしい寝顔を眺め、髪に軽く口付けを落とし
普段よりも殊更白く見えた美しい肌を、ぺろりと舐める。
これで目が覚めても良い。
偶然俺の方が早起き出来たのだから。
一人ベッドから立ち上がり、プールサイドへと足を運び
昨日花が見えていた場所を双眼鏡で覗き込む。
──まだ、間に合いそうだ。]
おい、リー!
花咲いてるぞ、早く起きるんだ!!!
[ 昨日の血の宴があったとは思えぬテンションのまま
身体を揺らし起こしにかかる。
──── これから、二人の生活が始まれば
毎朝、こんなことが起こるんだな。
そう、旅行から帰っても、すぐに幸せな生活が待っている。
実際、今回は俺が偶然早く起きただけのことであり。
リーに起こしてもらう日々も割とありそうな気がするが。
さて、愛しの王子様は起きてきただろうか。
起きていたならば、さぞ上機嫌な表情が見られただろう。
起きて来れば、来なくとも。
頬に軽く目覚めのキスをプレゼントして。
準備を終え、ラベンダーの咲き誇る花畑へと向かうことにした。]*
[インハイに投じた渾身のストレートは、フェンスを越えて行く。いわゆる、予告ホームランだ]
……まったく。あたしどころか、キャプテンまで超えていったんじゃない、あんた?
[ラッセルがライト方向にバットを向けたとき、打たれる予感があった。それでも真っ向勝負をしたかったのだ。結果として予告通りに打たれたが、マナの心の中にかかった靄が、どこかに引いていった気がした]
あたしの方こそありがとうね、ラッセル。お陰で……
[頭を下げるラッセルに、笑顔で言い返す。……ひどく鬱血した左肘を、身体で隠すように、後ろに回しながら]
んーん、なんでもない。ほら、休憩行くよ!
[痛い、ちぎれそう。こんな感覚は、左投げを捨てたあの日以来だ。エースとしてマウンドに君臨し続けていたのに、あの日から全てが……]
……これでサヨナラだね、サウスポーでエース張ってたわたし。
[悪い方向に変わってしまったはずだが、なぜか今、心は晴れやかで]
[練習後 とある河原]
ほ〜た〜るのぉ、ひぃかぁ〜り、まぁどぉ〜のゆぅううきぃぃぃ……いや、こう言う感じじゃない。
[ホームセンターで買ってきた、コンクリートブロックが8枚。同じくホームセンターで手に入れた消火器。河原に落ちてた、乾いた木の枝がたくさん。家にあった新聞紙を、ちぎって丸めたものが大体新聞紙1日分。そして]
あーおーげーばー、とーおーとーしー、わがーしのーおんー……そう、こう言う感じでいいや。
[先程まで、ラッセルとの勝負でつけていた両手用のグローブ。それを、キャンプファイヤーでもするかのように組み合わせる]
おーしーえーのー、にーわーにーも、はやーいくーとせー……
[ブロックを組み、枝を組み、グローブを入れ、新聞紙を入れる。そして、タバコに火]
……ふぅー。おーもーえーばー、いーとーとーしー、このーとしーつきー
[一服した後タバコを口から離し、そして組み上げたキャンプファイヤーに落とす。タバコの火は新聞紙、木の枝と伝わり、やがてグローブをも覆う炎となる]
いーまー、こーそー、わーかーれめー、いーざー、さらーばー……
[歌い終え、そのまましばらくマナは微動だにしない。そのまましばらく、グローブが燃え尽きるのを待った]
[後片付けを終え、灰となったものを全て土に埋めた。そして]
……ありがとね。
[8年ほど共に戦ってきた相棒に、今別れを告げた]
( 始まった以上こうなるだろうって
きっと分かっていたはずなのに
すべてが終わった後の君の顔は苦しそうで
到底見てなんていられなかったんだもん。
生まれつきの傷だけで変に責任背負わされて
一気に肩の荷下りてしまえばまたお先真っ暗。
足枷のように記憶を抱えて、落ちてゆくだけ。
……だけど、なんだかそれも気分が悪いからさ、
指針だとか、使命だとか、関係無し。
好きに生きてみたらいいんじゃない?
自分は本当は何がしてみたかったのか
自分は本当はどう生きたかったのか )
[「球追荘」 セスの部屋 ドアの前]
……ついに、か。
[ドアの新聞入れに、白い封筒が一つ。差出人はかつて所属していた……いや、今も所属している「こと」になっている会社の名前。封筒を手に取り、部屋へ]
−帰還命令書−
○○課 主任 セス・グライシンガー殿
2026年9月21日を持って、異次元転送装置 テストメンバーの任を解く
以後、上層部の指示に従い期日以降速やかに本次元に帰還すること
○○○○○○○○株式会社
社長 ◇▽□◎
ったく、もう少し待ってくれよ。
まだ、終わってないんだよ……
[嘆けども、恐らく、命令は変更されない*]
| [あいつの本当の願いとやらに 気づいていたかはノーコメントだ。 結局のところ、 本人がどれだけ"生きたい"と思っていても それを言葉に出して、願ってもらわない限りは手が出せない。 願いを叶えるイキモノだとしても、 願われなければ何もできないものでもあるわけで] [ ―――決して、優しい、というわけではない >>-438 ] ( できることが限られてるだけだ。悪魔、だとしても ) (231) 2019/04/26(Fri) 2:10:47 |
| べーつにー? [渋い顔の相手 >>152に、何でもないような言い方を返す。 なんでもないわけじゃあないが、 ただ深く掘り下げる気もなかった。 ―――ちょっとは文句も言いたかったから、あんな態度になったわけだが 彼女が空いた間にどんな感覚を覚えたかは知らないけれど、 それでもまあ、 少しぐらいは"いろいろと"感じてもらう必要もあるだろう。 そうでなければ、これから先また苦労すること必至だ] (232) 2019/04/26(Fri) 2:11:16 |
[とめどなくあふれる水のように
つながった先から感情がこぼれてくる。
それはきっと不都合であり
それはきっと、―――都合もよかった。
憎悪しか持たないはずの心が、魂が、
……なぜか満たされていくのだから]
[きっと飽きもせず
様々な感情をこちらにぶつけてくることだろう。
こちらはそれに呆れもするし、
めんどくさがることも大いにある。
そんなこと初めからわかっているのにどうしてか
"離れる"という選択肢はなかったのは、―――…]
| は〜…?わがままだなあ そこそこ似たようなとこってなんだよ。 そんな都合よく見つかるもんかねえ [差し伸べた手。握られた手 >>153。 呆れた声を出しながら、 その実握ったその手を離さないように強く握りしめて。 ぶわり、――――世界を転移するために力を行使しはじめる] (233) 2019/04/26(Fri) 2:11:45 |
| [ぶわり、と。炎をまとわせて。 己と相手を包み込む。
そういえば向こうは火が苦手なんだっけ? ―――なんてことを思い出すけれど今更過ぎる気づかいだ。
悪魔は優しくなんかしてやらない。 未だ炎が苦手だと宣うならば、慣れてもらうまで]
じゃあ、迷子にならないように 手、絶対に離すんじゃねーぞ?
[くつくつと喉奥でわらって、 悪魔は勇者を今度こそ世界から奪い去った*] (234) 2019/04/26(Fri) 2:12:41 |
| (235) 2019/04/26(Fri) 2:14:31 |
| ――― 世界を超えて ――― [次に向かった場所は、 どこかのんびりとした世界だった >>155。 少女が悪魔に意図を尋ねるならば、 「適当」だなんて答えるだろうけど。 …だって、そもそも悪魔がしたことなんて "のんびりとした、 幸せが落ちてそうな世界に行く"程度の修正だし。 意図が入っているかどうかと聞かれると微妙なところだ。 それでも、まあ…。強いて言うならば、] ま、どっちにしろ。 とりあえず行こうぜ。 どこに行ったってお前はかわんねーわけですし? [ほら、行くぞ。…なんて声をかけて。 相も変わらず悪魔はふより、宙を浮く] (236) 2019/04/26(Fri) 2:16:49 |
| この感情に、きっと意味もなく、理由もない。 人はもしかしたら何かしらを名付けるかもしれないが、 悪魔の俺としてはその必要を感じなかった。
ただ、特別なだけで。 ただ、手を伸ばしただけだ。
たったそれだけのこと。 それ以上のこともなく、それ以下のこともない
(237) 2019/04/26(Fri) 2:20:33 |
| 遠くて近い、近くて遠い。
そんな言葉遊びの延長線上にいるような関係の俺たちだけど。きっとそれが一番楽だし、一番いいと思っている。
"友人"にも、"神様"にも、"恋人"にも何にもなれない俺ですが。
―――それでも、まあ。何かになれるとするならば、
俺がなれるのは、一つだけ
(238) 2019/04/26(Fri) 2:22:08 |
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