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【人】 3年生 黒崎 柚樹―― 黒崎さんは変わりたい・その3 ―― [顔面改造の師匠(=津崎)に及第点を貰えるレベルに至っているのか否かは解らないけれど。 いくらか自己流加えつつ、髪や顔を弄るのにも慣れてきた。 練習がある日はどうしてもスポーツブラにせざるを得ないものの、それ以外の日はワイヤー入りだの詐欺要素入りだのも、それなり身につけるようになって。 そうしたら、大学への行き帰り、毎日のように美容院のチラシを手渡されるようになった。 どこかのお店(?)で働かないか(?)という、不思議なバイトの誘いも、男じみた格好の時は一度だって無かったのに、時折、そんな声もかかるようになった。 どうやら今の世の中は、美容院が供給過多で、女性が働く接客業業界は需要過多なのであるらしい。 ────そしてまだ、スカートは買えていない。] (230) 2022/09/18(Sun) 22:54:51 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹[その日は昼過ぎに津崎と待ち合わせしていて、3人でパフェを食べに行こうって話になっていて。 なら午前中に付き合ってくれるかな、スカート買いたい、それ履いて待ち合わせ行きたい、と私は武藤にお願いをした。 "スカート探しの旅"に付き合ってもらう権利、今使わせてください、って。 あまり足を向けた事のない、繁華街のファッションビル。 武藤が日々あまりにも「かわいい」「かわいい」と私に言い続けるもので、その執念の擦り込み効果もあってか、スカートを履くこと自体には、もうあまり拒否感を抱かなくてはなっていた。 ただ、どうも膝丈は絶望に似合わなそうだし、ミニは恥ずかしいし、ファッション雑誌を開いてもあまりピンと来るものはなく。 そもそも着てみないことには実際似合うかどうかはわからないのが洋服というもので。 まあ、1時間くらいはうろうろしたと思う。 服って、あんまり見ると最後は何が良いんだか元々何が欲しかったのか解らなくなってくるもので、今日はもうダメかなあ、なんて思ってたんだけど。] (231) 2022/09/18(Sun) 22:55:15 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹…………これ、いいな。 [とある店のマネキンに引き寄せられた。 店員さん曰く、落ち感のある綺麗めラインの大人プリーツ、マキシ丈……とか、なんとか。呪文かな。 お客様でしたらトールサイズのマキシ丈を絶対綺麗に着こなせると思います、と彼女に断言され、そういうものなのかなと私は武藤を顔を見合わせた。] (232) 2022/09/18(Sun) 22:55:53 |
【人】 3年生 黒崎 柚樹どう、かな。 変じゃない……? [試着室からおずおずと抜け出て、ゆらりと足を揺らしてみせる。 すとんと落ちるシンプルなシルエットだけど足さばきと風でふわりと揺れて、でもあまり甘ったるい感じもなくて。 チャコールグレーのそれは、今日着ているVネックのカットソーにも違和感なく合いそうで、このくらいなら抵抗なく着て歩けるかなあ、と。 お客様のようなスレンダーな方にこそ着ていただきたいアイテムですとか本当にお似合いですとか、世辞を山ほど貰ってしまい。 そして更にはそのセレクトショップで、このスカートなら絶対絶対このブーツがお似合いですとすごい勢いで推されたブーツも買うことになり。 元々着てきたジーンズとスニーカーをショッパーに入れてもらって、津崎との待ち合わせ場所に向かうことになったのだった。 私は武藤より1cm身長が低いのだけど、このブーツは3cmヒール。 武藤より2cmオーバーしてしまうけれど、武藤はきっと、全然気にしないんだろうなと思う。*] (233) 2022/09/18(Sun) 22:56:54 |
【人】 1年生 朝霞 純>>213>>214 [退院する前から、工藤さんは私の病室にしばしば訪れてくれていた。 私はもっと距離を置いて、たまに二人でいるような関係に落ち着くと思っていたのだけど、彼女が訪問してきてくれるのは、そして健康診断を行うのは、私と時間を過ごしたいと、私の体調を気にしてくれているのだと理解しているつもりだったから別に嫌ではなかった。 好意のある人と一緒にいたくなったり、その人の無事が気になるのは、今の私には何となく理解できるような気がした。 そういう行動を、実際していたからだ。 私の好意と工藤さんの好意の内容は違うだろうけど、その好意の内容がなんであれ、好意を抱いている相手のことはやっぱり気になるものなんだと思う。 私は彼女に好かれることが、ちょっと嬉しかった。 人と交わることが苦痛に感じやすい彼女が、私の手を取ろうとしてくれることが嬉しかった。] (234) 2022/09/18(Sun) 23:01:36 |
【人】 1年生 朝霞 純>>234 [何度か工藤さんが病室に訪れる中で、一度私が眠りから目覚めて間もない頃にやってきたことがあった。 私はいつもみたいに自分の描いた林檎の絵と赤い道化の絵葉書を眺める習慣の最中で、工藤さんが横合いからスケッチブックを覗いていたことには気づけなかった。 やがて、工藤さんの方を見ると、工藤さんはぽつりと言った。 “あまり上手い絵とは言えません。” 私は笑ってしまった、いつも隣で何かを描いている工藤さんの絵はとても写実的だったからだ。 私の絵は、確かに上手くないだろう。 でも、それでいい。 そう思ったとき、続いた一言。 “ですが、何か心が引き寄せられます。 私には描けない引力が宿っています。” 私は瞬いた。 ああ、私の想いは、彼女の思い出は、確かに生きている。 生きている。生きていくんだ。私の描いた絵の中で。 私は工藤さんの方を向いて、一言告げた。] ありがとう。 [彼女の生きた証を残せたのは、下手な絵でも、誰かに想いを伝えていけるのは嬉しかったから。] (235) 2022/09/18(Sun) 23:05:19 |
校長のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2022/09/18(Sun) 23:16:05 |
【人】 3年生 津崎 徹太― トラちゃん ― >>225 [退院したあと、 それでもまだ足はもうちょっと用心するとのことで、 松葉杖生活となっていた。 家に戻って、母からは、どうせ休学するのだから、 実家に一旦戻ってこいと言われたけれど、 いや、することあるし、とそれは断って、 大学には来ている。 そして、ちょうど教授と話しているときに、 トラちゃんからのLINEが届く] ――…… [続けざまに送られてくる内容に、 くす、と笑いが零れるが] ってことで、休学届けに印鑑お願いします。 [教授に書類を預け、研究室を出る。 ともすると、教授が他のメンツにも報告はするかもしれない。 ああ、彼は一旦休学して、また戻ってくるよ、と] (236) 2022/09/18(Sun) 23:37:06 |
【人】 2年生 松本志信津崎くん自覚無いと思うけど、結構無理しいだかんな。 [夢の中でも幾分と無理をしていたと思ってる。 あの日、入院していた部屋で散々泣いたのもきっと 俺だけしかしらない津崎くんの姿なのだろうし。 おさまってくれた身体をしっかり抱いて気付く。 身長は津崎くんの方が少し高く見えるけど 体格は俺の方がちったぁ線が太そうだ。 別の国の血は多少華奢になるもんなんだろうか。] (237) 2022/09/18(Sun) 23:43:15 |
【人】 母親から見た 小泉義哉―― 小泉家の後日譚 ―― [ それは義哉のお葬式の日のこと。 あの子の後輩らしい女の子が>>56>>57 夫に言い放った言葉に心当たりがあって、 夫の一声で葬儀場スタッフに追い出された女の子を 追って、私は話を聞きに追いかけました。 「……さっきのはあの子の遺言なの?」と震える声で 尋ねたら、あの女の子は何と答えたかしら。>>-386 いずれにせよ、私にはそれが あの子の本音と分かったから、 女の子がその場を去った後も、 私は茫然とその場に立ち尽くしていたのです] (240) 2022/09/19(Mon) 0:13:10 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ たまには義哉の部屋を掃除しなければ、と お葬式からしばらくしてあの子の部屋に入りました。 泣き濡らしたのでしょうか。 表紙がよれた数冊のノートが机の上に 出しっぱなしとなっていました。 本来なら、母親である私にも見てはいけないような あの子のプライベートなもの。 けれど、私はもう直接本人からは 教えてもらうことの叶わない、 あの子の本当の気持ちを知りたいという気持ちを 抑えることができなくて、 そのノートを開いてしまったのです] (241) 2022/09/19(Mon) 0:13:29 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ そこに書かれていたのは、 夫から言われて嫌だったこと、>>1:43>>3:9 夫が私を責めるのをやめてほしいという願い、>>3:10 憧れていたパン屋になれないことへの憤り、>>3:12 自立したら父親には絶対に会わないという強い意思、 義哉が幼かった頃、夫の躾が厳し過ぎることは 分かっていました。夫には苦言を言っても、 私の出来が悪いからと返されてしまうから、>>3:10 私には義哉の涙を拭ってやって あの子を抱きしめることしかできないと 思っていたのです。 離婚という選択肢は頭に浮かんだけれど、 専業主婦で頼れる身内もいない私が、 離婚後にあの子を幸せにしてあげることは できない気がして……。 私が夫の暴言を我慢すれば幸せだと、 本気で信じていたのです] (242) 2022/09/19(Mon) 0:13:45 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ パン屋のことも夫には何度も説得しました。 けれど、ずっと折れてくれませんでした。 義哉にもパン屋になりたいのならなってほしい、 好きなように生きてほしいと、何度も言いました。 けれど、あの子は大学に行くからいいと いつもやんわりと断って―― きっと私に気を使っていたのでしょう。 と、このノートを読めばわかるのですが、 あの頃の私は、あの子の気持ちを きちんと汲んであげることができませんでした。 そんな思いに耽っていれば、泣き腫らしたのかしら とても文字が滲んだページに行きつきました。 そこに書かれていたのは、] (243) 2022/09/19(Mon) 0:14:02 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ そこにあったのはその一文だけでした。 しかし、次のページを読めば、 あの日のことを経験して>>5:112>>5:113 それを書いたのだと察することができました。 それから綴られているのは、 夫が求める“普通”と、あの子がなりたい自分との ギャップについての悩みと、 あの子が思い通りに生きたら、私が夫に どう扱われてしまうのかに対する不安。 最後のページに綴られた「逃げたい」の文字に、 私の瞳からは堪え切れず、涙の雫が流れ落ちました。 どれだけあの子はこの家にいて苦しかったでしょう。 どれだけ私はあの子の逃げたいというサインを 見逃したのでしょう。 今更、後悔しても遅いのに、 母親としてあの子に対してできなかったことだけが 頭に浮かんでは、悔いる気持ちを抑えることが できませんでした] (245) 2022/09/19(Mon) 0:14:37 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ それから、また数日が過ぎ、 義哉が亡くなってから、 すっかり意気阻喪といった様子の夫に あの子と私の涙で濡れたノートを見せることにしました。 あの子はきっと夫に見られることは 嫌がるとは思いました。 けれど、私は夫にも知ってほしかったのです。 あの子がどれだけ私たちを思いやっていたのか、 そして、私たちは親としてあの子に 本当は何を与えるべきだったのか、を ノートを読んだ後、夫は子供のように号泣しました。 彼が何を思ったのかは分かりません。 ですが、彼もまた自分がどんな父親であったのかを わかることがあればいいと、そう私は願うのです] (246) 2022/09/19(Mon) 0:14:52 |
【人】 母親から見た 小泉義哉[ それから、私は「もう“普通”に縛られなくていいの」 と囁いて、夫を抱きしめました。 そして、私の胸の中でわんわんと泣き叫ぶ彼を 見つめながら、その背をトントンと優しく叩きました。 夫が息子にした行いが罪ならば、 それをうまく止められずに助長させた私にも 罪があるのです。 いくら反省したところで、私たち夫婦に 幸せや生きやすい人生が待っているかは分かりません。>>6:27 もしかしたら、夫と別れる未来もあるかもしれないので、 色々と準備は怠らないようにはしようとも思います。 ですが、今はただ、罪を共有できるこの人の側で、 お互いに支え合いたいというのが 私の本音ではありました]** (247) 2022/09/19(Mon) 0:15:08 |
【人】 2年生 松本志信 だろな、俺も怖かった。 だからもう、怖い思いはしてほしかねぇよ。 [守る、なんて大それたこと言うつもりはねぇけど。 せめて一緒にその気持ちを背負ったり分け合ったりしたい。 多分、先に逝ってしまった人もそうやって“生きる”ことを望んでるだろうから。 摺り寄せられた頭に瞳を細めて。] (248) 2022/09/19(Mon) 0:20:47 |
【人】 1年生 朝霞 純【日常を分かち合う】 >>213 [退院して、まだ松葉杖が取れないままに日常へと戻って、私はたまに工藤さんを行動を共にするようになった。 というのも、病室に度々顔を出してくれた、その延長線上のようなもので、人気のないスペースで一緒に課題に取り組んだり、カロリーメイトを食べてる横で野菜メインのお弁当を食べたり、時にはただぼうっと二人で何もせず虚空を見つめて時間を過ごしたり、そんな感じだ。 そのうちに工藤さんが、家に来てもいいと言ってくれて、流石に工藤さんの家の中を全部平常通りに保つ自信はなかったので最初はお断りしたのだけど。 私の家に招いても、工藤さんと私の家族の相性はすこぶる悪く、察するということが出来ない工藤さんと遠回しな表現を多用する家族とですれ違いが起き、私の部屋で休んでもらおうにも私の部屋にまで両親はやってくるわけで。 そも、アジアン系の小物や、中華系の瑞獣などの置物、小説や図鑑などが納められた本棚のある情報量の多い自室が居心地の悪いものだったかもしれないとも後で気づいて。 それらの要因が重なったこともあって、私は工藤さんの家の合鍵を受け取って、彼女の家に赴くようになった。] (249) 2022/09/19(Mon) 0:22:42 |
【人】 1年生 朝霞 純>>249 [工藤さんは度々猫のクリームパンを作っているようだった。>>221 クリームパンはアレルギーに引っ掛からずに食べられるので、私は何度かご相伴に預り、クリームパンを食べた。 正直に言って、美味しかったと思う。 でも彼女は食べる度に、表情には出ないけれど、何度も何度も咀嚼して飲み込んで、少し間を置いて、また食べてを繰り返していて、何となく、出来に納得してないのかなとは思った。 “作りたいのと違う味になりました” 言葉を聞いて、頷いた。 そんな風に彼女が拘るのは珍しい。 上手くやれないことを繰り返すイメージがなかった。 彼女が何度も悩みながら、クリームパンを休みの度に作るのを見守って、食べて、やっぱり納得しない様子で作り直して。 その様子を見て、小泉さんのことを思い出す。 工藤さんは毎回クリームパンを猫の形に成型して、顔を描いて完成させる。 それは彼女が自分からは決してやらないことのように思えたから。 きっかけがあったんだと思う。 猫のクリームパンに拘るきっかけが。 どうしても再現したいという味を知ったきっかけが。 そして、それはもう自分で再現するしか触れる方法がないのだ。 その思い出の味には。] (250) 2022/09/19(Mon) 0:24:54 |
【人】 1年生 朝霞 純【いつかの約束を】 [松本さんには、退院してからずっと、話しかけるタイミングを見失っていて。 松本さんだけじゃない、みこさんも、今泉さんも、黒崎さんも、トラくんも…津崎さんも。 香坂さんと工藤さんとはたまに話したり、工藤さんに至っては合鍵まで持っているけれど、親しいと言えるのは辛うじて工藤さんくらいで。 どうしたらいいのか、どうすればいいのか。 小泉さんから受け取った手紙の文章をふと思い出す。>>6:105 “やりたいことや言いたいことを我慢しているなら、遠慮なく口にするといい。” どうやって口に出したらいいのか、それが分からない。 でも、このままずっと先延ばしにして聞けないまま卒業なんてことになれば後悔するのだけは分かる。後悔だけはしたくない。絶対に。 そんな矢先、教授から報告があった。>>7:236] (252) 2022/09/19(Mon) 0:55:48 |
1年生 朝霞 純は、メモを貼った。 (a28) 2022/09/19(Mon) 1:02:22 |
【人】 2年生 松本志信 あー……、… なんかちょっと間の抜けたこと言うかも知んねぇんだけど。 なんか、そう思ってもらえんのって嬉しいもんだな。 [それこそ昔だったら考えられるはずのないことで。] 一緒に生きるって約束なんだから。 死なねぇよ。約束。 [ちょっと照れくさそうに笑った] (254) 2022/09/19(Mon) 1:13:37 |
【人】 2年生 松本志信─電話はバイトの途中で─ [それは津崎くんと暮らすのも少しだけ経った頃。 もうそろそろ、イギリスに行くって話も現実味を帯びだしたころで。 街の小さな定食屋のアルバイトの休憩時間。 煙草も禁煙をはじめて吸えないし、飴玉一つ口に放り込もうとした瞬間だった。] あいはい? あー、朝霞ちゃん? [電話を取れば朝霞ちゃんの声。 なんかあったっけと思いつつ。] なんだどしたー? (255) 2022/09/19(Mon) 1:22:02 |
津崎 徹太は、松本志信に照れた。 (a29) 2022/09/19(Mon) 1:27:11 |
【人】 3年生 武藤景虎────徹っちんとのLINEのこと──── [徹っちんからの返信、イギリスへ急遽渡る理由に表情を曇らせる。>>-1010 前にばーちゃんのお世話をするために第二の故郷的なその場所へ行くとは聞いていたから。 その時は、ばーちゃん子なんだなと単純に思った記憶が蘇った。 一年以内くらいにと言っていた少し前までは、共に過ごす時間の猶予はもっとあると想定していたはずで。 人はいつどうなるかわからないってことを自覚したばかりだったけど、会えなくなる人を見送る気持ちを一番強く感じたのはあの時最後に残った徹っちんだと思うし。 そういうこと考えると、やっぱり少し、心配になった。] (256) 2022/09/19(Mon) 1:38:25 |
【人】 天国から舞い降りた 小泉義哉―― とあるお盆の日のこと ―― [ 美術館の災害から>>n0、数か月後のお盆のこと。 義哉は初めて現世の地へ下ることを神様から許された。 胡瓜の精霊馬に乗りながら、 久しぶりの現世の空気を味わっていると、 やがて精霊馬は、その地上へと降り立った。 霊体のまま、ふわふわと浮かんで、 まずは自分のお墓へと向かうことにする。 そこに見えるのは、両親が2人揃った状態で 墓前で佇んでいる姿で、 父親の顔は自分の生前とは違い、 どこか憑き物の落ちたような穏やかな顔だった。>>247 両親はうまくいっているのか、と 少々意外な顔をした義哉だったが、 幸せで生きやすい人生を送っているのならそれでいい、 と、穏やかに微笑んで、その場をあとにした] (257) 2022/09/19(Mon) 1:38:39 |
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