人狼物語 三日月国


82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】

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「…………」

「……そうそう。伝えたいことがあと一つあったんだった。
……ねえ、聞いているかな?この集いをどこかで盗み聞きしている人がいるよね?自分は君に話しかけているよ」

「あのね……」

「自分は貴方とも仲良くお話がしたいなあ?
明日にでも会ってお話できる方法を実行しようと思うから、興味があるなら是非お話しようね」


「……それだけ。それじゃあ、またね」

/*狼AのPLですわ。挨拶が終わっていい感じにまとまった空気ぶち壊してでも狼仲間さん達にお聞きしたいことがありますの……

ところでわたくし気づいてしまったんですけれど……ヌンキ副船長襲うロールとか考えている方いらっしゃいます…………?

私の妹
自分を慕ってくれている妹との久方振りの再会にもダビーの表情は変わらないが、声音と目元が僅かに和らいだことにあなたは気付くだろうか。
気付こうと気付くまいと、手の届く距離まで近づいた彼は両手を差し出す。

「その姿にも訳があるのでしょう、理由あってのことであれば咎める理由もありません。
 …ですが困りましたね、あなたへの卒業祝いが用意できていません。更に、下船してしまえば社に入るまでにまた会える保証もない。」

いじらしい妹の反応を見て温まるだけの心は持ち合わせていたらしい。ふっと鼻で笑いながら言葉を続けた。

「アン。ほしいものがあれば言いなさい。できる範囲で手配しますから。」

/*

そう、早め早めに聞いておこうと思って忘れてました。
襲撃ロールしたい方が居れば譲りますし、
今手一杯だからやってほしい〜という感じであれば引き受けます。
いつかロール的に襲撃行きたい人が出たら譲ってって言うかも。

スロウス側の方針としては多分全体通してそんな感じかな。
副船長も特に襲撃ロールやりたい人居なければ
こちらで軽くロールで言及しておきます。
今は完全にノープラン。

/*わたくしはスロウスPLさんと似たような方針ですわ。

襲撃ロールしたい方がいらっしゃるならその方優先で譲りますわよ!
あとエンヴィーはこだわり無いので基本ランダムで襲撃決めますが、ロールの流れによっては襲撃担当したい〜!と挙手するかもしれませんの。
(でも、メタ的に見ると他二人の希望を優先的に叶えてあげたいですわね……寿命的に。ロール次第ではPC視点からも優先的に叶えてあげたい可能性もありますが)

ちなみに連絡ですが明日明後日、木曜日と金曜日はPLのリアルが不定期ドタバタお嬢様なので反応頻度が逝去なさいますの。ごめんなさいね。

その為副船長に襲撃ロールに関しては、もし可能ならスロウスとグラトニーにお任せしたく思います。かしこ。

【人】 陶酔飛行 バーナード

>>113 テンガン

「ッハハ、手厳しい。暴漢になったとして、しょっぴく余裕があればいいが。なんてな。まあ会話をしたいのは本音だ。お前さん、俺の昔の知り合いに似ていてな。楽しかった当時を懐かしく思える。予約しておいていいかい?明日の──」

と、適当な時間を指定した。なおキャラメル自体は海外によくある甘ったるい普通のお菓子だ。糖分補給用に持って来ている奴である。甘党じゃないと辛い甘さかもしれないが。

「従業員と警備員って言ってもなぁ。さすがの俺も誰かと個人契約の警備員なら渋々拗ねる程度で終わらせたさ。何より豪華客船でそんなホイホイ会話中に暴漢に襲われる事もないだろ」

「──それとも、
 船の噂通り、突然襲われる可能性でもあるのかい?」
(115) 2021/07/01(Thu) 1:10:15
ちい兄様
差し出された両手に応えて再会のハグをした。
こうするのも何年ぶりだろうかと感慨深く。
しかし人目を気にして手短に。

「これはお父様が来れないからどうしてもと仰って……。」

男装のことだ。
虫が寄らないようにと、その親心はわからないでも無いし、家族に愛されている自覚はあるが、過保護過ぎはしないかと少し呆れる。
自分だってもう成人だ。

「でも、ダビー兄様が来てらっしゃるのなら、その必要も無いですよね。
 とは言ってもドレスの用意がある訳でも無いのですが。」

【人】 陶酔飛行 バーナード

>>118 テンガン

「成程。なら尚更、“今は”一般人の身としては警備員さんに守って貰えば安心安全って事か。……アンタ、全然怯えた様子も見えないし、、まるで元々この案件を探る為にでも来たみたいだなぁ」

大袈裟に怖がって肩を竦めても、この体格と身長の男が言う時点で「どの口で」となるだろう。わかっててやっているが。

「しかし裏の顔、ね。仮面だらけの船でよく例えたものだ。オーケィ、せっかくの休暇でようやく気が抜ける筈が、戦場並みに気を遣う羽目になるとはとんだ災難だ。せめてアンタといる間は気楽にいたいもんだ」

「あー。そういや名乗り忘れてたか?
 バーナードだ。普段は軍人をしている。よろしく」
(122) 2021/07/01(Thu) 2:02:51
/*

エンヴィー側の方針と連絡了解です。
スロウスとしても現状あまり襲撃先に拘りはないので、
(というかこの顔ぶれから一人選ぶのはかなり難易度が高い
正直5人くらい纏めて落としたい)
ロール的な理由とかお二人がこの人襲撃したい!とか無ければ
[[/who]]振って出た人を客からの要望という事にして
襲撃するのも一興でありますことね。

寿命に関しては極論全員明日をも知れぬ命でしてよ。
PC的なものはともかくPL的にはご遠慮なさらないでね。
副船長襲撃はグラトニーが忙しそうならスロウスが担当します〜

【人】 陶酔飛行 バーナード

>>121 ナフ
「──。ククッ、余計なお世話だったかぁ、ナフよぉ?ああ、うん。良い善い。その方が余程面白いから構いやしねぇけどよぉ」

最後の言葉に、ただただ無垢な乗船客じゃない事を読み取って、一瞬目を瞠るもすぐに上機嫌に笑いだした。思ったよりも話してみると曲者揃いなのか。興奮させてくれる相手が少しでも増えるに越したことはない。

「てっきり呑気に田舎暮らししてたガキかと思ってたが、そうだなぁ。その辺の裕福な国のガキの方が余程守られてんだから、小さい国や村じゃ逆に現実を知って、"隙を見せる無垢で素直な人間"には育たない事もある。思い出させてくれてありがとさん?」

「あぁ、本当にナフも
“油断させて懐に入り込む人間”
にも気をつけろよ。寝首で済めばいいな。もっと人に寄っちゃ大事にしてる物、持ってかれんぜ?」

最後まで楽し気な、やや弾み気味の声色でそう告げてから「またがあれば──」と去ろうとして、伸びた手を払いのける。
(125) 2021/07/01(Thu) 2:45:25
バーナードは、ナフに微笑んだ。
(a45) 2021/07/01(Thu) 2:46:21

バーナードは、ナフに「そう言うのはベッドでする事だぜ?お子様?」と囁いた。
(a46) 2021/07/01(Thu) 2:49:01

【人】 陶酔飛行 バーナード

>>124 テンガン

「へぇ。“お互い”苦労するねぇ」

不思議な部分が微かに強調された言葉は貴方に伝わるか。

「“ただの”とは言うが、船側に滑り込んでるのは違わないだろ?警備員・客どちらの立場でもそれぞれのチャンスがある。テンガンが構わないなら手を組んで情報共有でもしてもいいぜ?
一緒に仲良く捜査♡
とも言う」

「あー。そう言うのあんま信じねぇ。盗聴とかむしろ一番されてんじゃねぇの?この会話だって場所が場所だ。絶対に筒抜けだと思うぜ。その上で言ってるけども」

「意外と悪くない提案な気がするがねぇ。あと“精々”じゃなくて“心底”祈っておいてくれ」
(126) 2021/07/01(Thu) 2:59:58
/*
おはようございますわ!
そういえばこの中の人間で早速副船長を畳むんでしたわね……システムに甘えていましたわ……
もしよろしければ私が華々しいスタートを切って副船長で派手な花火をブチ上げたいところですわ。
めちゃくちゃ緊張する。本当に自分でやる気? グラトニーやります。初仕事承ります。
どんな目にあってほしいかリクエストあったらおしえてくださいね……

私もせっかくなら3人(4人?)でいい塩梅にターゲッティングを回していきたいですわね。
とはいえ今の所こう! という流れもないので、基本は私もランダムに賛成ですの。
死なば諸共一蓮托生、仲良く共食に勤しみたいところですわ。

【人】 陶酔飛行 バーナード

前回が食虫コーナーだったので、真逆の方向に行ってやっぱり適当に何かを取ってみる。適当に何かを取るから悪いと言う意見は無視する男だ。

と言う事で馬の睾丸foodレモネードdrinkを手に取ってみる。
(130) 2021/07/01(Thu) 7:45:33
バーナードは、無言で以下略。
(a47) 2021/07/01(Thu) 7:46:01

【人】 陶酔飛行 バーナード

「何だ?そんなにセックスに狂えってか??精力剤をお出ししてる船ってなんだ?噂に備えてさっさと食っておけってか?別にそりゃ構わないがせめて夜に出すもんじゃネェの?朝昼晩狂ったようにヤレってかハハハ面白いジョークだ!!!できねぇ事はねえけど普通の食事をまず食わせろってんだよ俺はよぉ。対の位置だから駄目だったのか?180度じゃなく90度を狙えって事かなのかい?俺ぁ戦場じゃあ文句は言わねぇが、一応は豪華客船なんだろ?金持ちの趣味がえげつないって事なのか?なぁそれとも世界の珍味展と世界の精力剤展でも今日は同時開催してるってか?おい???????」

怒りとかを通り越して最早笑うしかなくなって来た。
仕方がないので90度の方を渋々歩く。
レモネードはまあ別に飲めるのでハム野菜サンドfoodだけ取ってみた。
(131) 2021/07/01(Thu) 7:53:07

【人】 陶酔飛行 バーナード

「やっぱコーナーの角度だったか……」

それにしても蝉の唐揚げとカースマルツゥと馬の睾丸の間に挟んだ位置に置かれているサンドイッチはそれはそれでどうなんだ?

バーナードは至極当然な疑問を抱いたがきっと解決する日は来ないのだろう……。諦めてレモネードとハム野菜サンドを食べ始めた。
(132) 2021/07/01(Thu) 7:56:22
/*

ヌンキ副船長を送り出すのに相応しい良い朝ですわね。

では今夜の襲撃ロールはグラトニーにお任せ致しますわ。
え?グラトニーが襲撃ロールするんだ……ワクワクしてきた…
正直キツいやつでもエッチなやつでも胡乱なやつでも楽しそう
スロウスの襲撃はすごく無味乾燥な対応になると思うので、
お二人にはもう少し熱の籠もった襲撃をしてあげてほしいなと。
ともあれ気負わず愉しくやって頂けたら感無量でしてよ。

ではこの先襲いたい人ができたらその時は
皆で仲良く上手く回していきましょう。
同じ船の人を食う仲ですからね、我々

/*ごきげんよう素敵な朝ですわね。絶好の副船長墓下出航日和ですわ。
それではグラトニーどうかよろしくお願い致しますわね。いやですわ大変興奮してきちゃいましたわどうしましょう。

匿名箱でも襲撃の仕方に関してお悩みのようでしたけれど、例えば仮面のモブ従業員を引き連れて多勢に無勢でどこかに呼び出した副船長を取り囲んで拉致していく……なんてシチュエーションとかどうかしら。先輩らしさやVIP感マシマシですわ。あくまで具体例の一つですけれど。

わたくしはエログロ胡乱全て美味しく嗜むお嬢様ですので、どんなジャンルの襲撃方法でも愛しますわよ。ですからグラトニーのやりたい事をやって楽しんでほしいですわね。

お二人ともノリが良くて大変素敵ですわ。仲良く愉しくみんなを食べていきましょうね。

/*
いいですわね! やりたいことまでの導線も引けてかなり助かりのある案ですわ。秘匿はまだ解禁してないからとりあえず連行ロールまでで今回はおしまいになりそうな形ですわね。
そう、お前はこれからこのように連れていかれるぞという宣言のリハーサルができないから難しいハアハア目が泳ぎますわよ。
一呼吸おいてからまた連行直前結集ロールを置こうと思いますわ。結集しなくてもいいよ。

/*頑張ってくださいませグラトニーPLお姉様…!私応援していますわ!大丈夫いけるいける自信持って連行ロールなさって!襲撃ロールなんてやった事ある人の方が少ないでしょうから、どうか胸張ってお姉様だけの連行ロールを描くんですのよ!

結集ロールについても了解しましたわ。めちゃくちゃ乗りたいですが更新時間より手前から深夜までほぼ村に来れないので、乗れなかったらエンヴィーが大人しく近くにいたとか確定ロールでいたことにしてくださいまし。

私の妹
締め付けない程度に緩くハグを仕返しすぐ身を放す。親族であることを隠すつもりはないが人気のない場所で若い男女が抱き合っていたという下世話な噂を流されてもたまらない。

「…ああやはり、父様はアンタレスについてのみ正しい判断をなさる。しかし私にも招待状を渡しておいてあなたには私の乗船を伝えない、その意図が読めないな…。」

父の意向に賛成する素振りはあれどそれ以上の言及はしなかった。男装の要不要については自分が決めることではないし、父にとって愛娘であるあなた
には
それだけの環境を求めているのだろうと察せられたため。

「ドレスなら買えばいい。ヒールも髪飾りもアクセサリーもあなたに似合いのものを持ってこさせましょう。もちろんその姿でも美しさの本質は変わりませんがね。」

/*

ではお見送りはスロウスが。
仲間の出陣を見送らない理由はありませんのよ。
こうして先陣切ってくれるなら尚の事ですわ。

ともあれこうして狼陣営に生まれたからには
色んな襲撃・連行・前準備ロールが見たく思いますわね。
その後には研修ロールもあると思うとブチ上がりますのよ
ちょっとくらいガバっても事後対応で幾らでも巻き返せますわ。
手を取り合って色々挑戦していきましょうね。

……時は少しばかり経った頃。『グラトニー』は観賞室に座していた。
ここを借り切るにあたって話を通して、ついでに我が儘も言って。赤い薔薇の咲き誇る痛烈な人間劇か無音で流れている。
レストランにいた時よりもいささか豪奢な装いで、ヴェネチアンマスクで唇を隠した。
待ち合わせて入ってきた者があれば、その微笑みの前に晒されることだろう。
「来たのだね。ちょうど彼を迎えにいくところだよ。
 それとも、君達も彼の姿を拝みに行きたいかな?」

長い脚をするりと組み合わせてから皮張りの椅子から立ち上がった。妖しい輝きを照り返す白狐のコートが惜しげもなく床に端をつく。
首元にかけられたルビーのネックレスはまるで血がこぼれるように簾を作っていた。首を切って、赤が弾けるよう。
点々と赤が白い素肌を彩っている。派手すぎぬよう、けれど真珠色の煌きに翳るつもりもないように。
狐のコートの下はそれ以外一糸たりとも纏っていなかった。同じように赤いエナメルのヒールが、かつりと音を立てる。

「それでは行こうか、『エンヴィー』、『スロウス」?」

照り返す赤が、あなたを彩る装身具の一つのように
けれどそれらに負けじとぎらりと煌めいた。

「ご一緒しましょう、『グラトニー』
なぜならこれが、『僕達の』初めての仕事なのだから。」

今夜、フィクションよりも鮮烈な舞台を綴るとしよう。
それによって互いの技倆を確かめるとしよう。

白を基調としたスリーピースのスーツに身を包んで、
哀れな獲物の血を被った狩人のように付き従う。
この夜ばかりは、狩られるのは羊達だ。

靴底が床を叩く音がして、斯くして狼達の侵攻は幕を開ける。

かすかな靴音が鑑賞室の空気を裂いていく。

「折角の初仕事なのだから、目に焼き付けておこうと思って」

その姿は演者を支える黒子か、或いは全てに寄り添う影か。
シャツも、燕尾服も、革靴も、四肢を覆う全てを宵闇を溶かし込んだような純黒で揃えたその人物は、ペストマスクを模したこれまた黒い仮面を外して嫋やかに微笑う。

「ああ、行こう。
『グラトニー』。お手並み拝見といこうじゃないか」

その腹に其々業を隠した者達の、秘めやかな劇のはじまりはじまり。

ちい兄様
思わぬ再会に浮かれてしまっていたが、指摘されれば確かに謎である。
頬を抑えて思案してみる。

「確かに、何故でしょうか?
 サプライズというにも、お父様らしくない大雑把さな気がしますし……。
 何かお考えがあっての事なのでしょうか?」

考えても答えは出てこない。
謎は残るにしても卒業祝いとして来たのは事実だ。
気持ちを切り替えて、折角の兄妹水入らずを楽しんでも良いのかもと思った。

「でしたらちい兄様、アンのドレスを見繕ってくれないでしょうか?
 暫くはこのままでも、最終日くらいはちゃんと着飾って楽しみたいんです。」

卒業祝いのドレスを、きっと船を降りたあとも社交パーティ等の機会で袖を通すことがあるだろう。

私の妹
「父様のご意思が読めないのはいつものことですが、それにしても真意は何処にあるのやら…虫除けを望まれるのであればそもそもこの船にアンタレスを乗せるべきではないでしょうに。」

仮面の従業員の噂は自分も聞き覚えがある。常連である父がいつぞやの社交の場で機嫌よくかつ含みを持った言い回しで語っていたのを覚えている。父のほうで真偽がついていたのかは分からないが少なくとも自分は聞き及んでいない。

「私があなたのドレスを、ですか?もちろんです、私の最善を尽くしましょう。だからあなたも一族の華として…咲き誇る姿を存分に見せつけて差し上げなさい。」

思惑渦巻く我が一族の中で最も愛されているであろう華[あなた]を。

メヰク、ゴティック、ロマンティック。
赤い薔薇
アメリカン・ビューティー
のような色を身に纏い。
チェス盤のような対比の王を付き従えて、並び立つクイーンが歩く。
裾を合わせることもなく、柔らかな女体が毛皮のうちから覗く。
誰もすれ違わない。まるで船そのものが道を開けているかのようだ。
既に客達の気に留まることすらないうちに、ルートは人払いされていた。それは狼達の行軍が歓迎されていることを示していた。

『グラトニー』は天使の如き肉体をしていた。神がかった美しさだというわけではない。
品のいい乳房の下に柔らかな曲線の腹部を、それと女性器との間に、袋のない陽芯だけの男性器が下がっていた。
はだかの王は血の流れるようなアクセサリーを鳴らし、ついに羊の部屋の前までやってきた。

「こんばんは、副船長。われら、お迎えに上がりました。
 さあ、お越しください。舞台は上がって。貴方を待ち望む方々が、いらっしゃるのですよ……」

【人】 陶酔飛行 バーナード

>>133 テンガン
「お、意外と乗り気か?
思ったより柔軟に考えてくれてるようで何よりだぜ。それか、意外と俺みたいな一般客を連れ込む担当なら丁度いいもんな。人好きされそうだし」

即答は無論、素気無く断られる確率の方が高いと思っていただけに、やや幼い笑みが零れる。この船内での男の他の行いを知ってる人間からすれば、眉を顰め兼ねるくらい違う。それも気分屋と言い捨てればそれまでの物かもしれないが。
 
 『      、心配するな。彼女も、待ってるだろ、 』

「真実だったなら本当の諜報機関の奴らが入っててもおかしくないし、それらと比べりゃ劣るんだ。逆に言えば素人だと思って泳がしてくれるだろ。俺ならそう言う奴ら見てる方が楽しいし」
      
『 じゃあ、“また” 』

「たまに聞く無宗教って奴か?
 代わりに信じてるのはなんだろうなぁ」
      
『【 あん時、一体どんな心境で言ってのけたのかね、アイツは 】 』

「ハハッ、言ったな。こう見えて執念深いからな?
万が一の時は知らねぇぜ?──あぁ、
“お互いに”。相棒さん?

      
『【 許してる。許してない。誰が?俺が?誰を?俺を?全部? 】 』

わざとらしくウインクを飛ばしてから、また明日、指定した時間にでも。と手を挙げて立ち去ろうとするだろう。
(178) 2021/07/01(Thu) 16:35:41

【人】 陶酔飛行 バーナード

>>144 ナフ

「そりゃあどうも。寝首で済まない方が俺好みで嬉しいもんだ。ガキの子守も俺ともなれば不可能じゃないが、大人と遊ぶ方がスリルがあるし──何より、自己責任って言葉を送り付けりゃ周囲が口煩くなくていい。“何をしても”な」

口煩く言われる何かを仕出かすという自白に過ぎないが改める様子もない。手は払いのけたものの、嫌悪と言うより“お預け”に近い。

「覚えたぜ、ナフ。本気でそうしたいなら、いつでも遊んでやるよ。改めて出直してくりゃあな。最も、背伸びしただけのガキだったなら、刺激が強すぎるじゃ済まねぇかもしれねぇがな」

そう告げて、今度こそ踵を返して立ち去る。
(181) 2021/07/01(Thu) 17:03:16