![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
148 霧の夜、惑え酒場のタランテラ
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![](./img/jokamachi/83.png) | ──城下町〜『MiraggiO』── [点々と咲く青い花に導かれるまま暫く歩いた。 辺りが 急に 暗くなって きている。 もうそんなに時間がたったのか? 東の国に比べて西の国は日没が遅いというが どうしたことだろう。 ほの光る薔薇は残照を集めていたのだろうか? と、一つの薔薇から蝶が飛び立った。 飛び立つ先を目で追うと、街灯が、ぽっと灯った。 >>n0そんなことを思ってから、ふと、後ろを振り向いた] (81) 2022/05/23(Mon) 18:43:39 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [少し前から薄霧がかかっているのには気づいていたが、 ……霧が濃度を増している。 ずっとずっと濃い。辺りが急に昏くなったのはこのせいか。 子供の頃 耳に馴染んだ童謡が脳裏を過った。 一瞬、恐さと海鮮料理を秤にかけたさ ] (82) 2022/05/23(Mon) 18:45:24 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [けれども、前方には、一際強く道を示すような街灯の列 >>n1街に不案内な自分が引き返しても、濃霧の中で道に迷うだけ。 そう考えて一歩踏み出す。 『MiraggiO』の扉にたどり着くまでに 誰かと合流することはあっただろうか] (83) 2022/05/23(Mon) 18:46:52 |
![](./img/jokamachi/83.png) | ──……待っていた? [『MiraggiO』の前に静かに佇む男性に向かって問い返す。 青い薔薇を胸元に刺していたから、 自分達をここへ呼んだのは彼なのだろう >>69] アタシで何人目? お兄さん、客引きが上手だね? [冗談めかして、ついそう付け加えてしまったのは この状況が、ちょっとだけ怖かったから。 逆に強がりの気持ちが頭をもたげてしまった結果だ。 声に力が入らなくて、小声になってしまったから、 聴こえたかどうかわからないけどね。 だって、噂が……噂を思い出したから。 でも、『青い薔薇の人』の返事がどんなものだったとしても 店の中に足を踏み入れたんだ。 ……店の中からいい匂いが漂ってきて、お腹がぐぅと鳴ったからね]** (84) 2022/05/23(Mon) 18:52:29 |
― 三年前 ―
頼む! 俺の娘が病にかかったんだ!
金ならある!
頼むから薬をくれ!
……材料が切れている?
それで今ギルドに依頼が出ている?
分かった、俺が行って来る!
[家を買う為に貯めた金を惜しみなく、医者の目の前に差し出しながら必死に縋った。
その日は少し危険な依頼に身を投じていた。帰って、アイシャの様子を知った時にはもうあちこちボロボロで、魔力も大分なくなっていた。
それでも、迷わなかった。
出立前に彼女の顔を見に行って、手を握りしめた。
彼女は凄い発熱をしていて
息も荒く、こっちを呆けた視線で見た。]
……アイシャ、ダメな父親で
ゴメンな、いつも、
いつも……
[泣きそうになる父の手を、娘はぎゅうと握った。
そうして首を振って笑った。]
「ううん、お父さんは……駄目じゃない、よ
私の、自慢の……お父さん。
お父さんだけは、私を見捨て、なかった…
ありがとう……無理しないで……ね」
[涙が零れた。]
誓う。
何があってもアイシャ、俺はお前を守る。
[そう言えば、娘は安心したように目を閉じた。
覚悟は決まった。]
[ギルドで依頼を受け、男は飛び出した。
ギルドで彼を見かけられたこれが、最期の姿である。
その薬草がある地帯は暗くなると危険だ。
それでも、身を隠し、ギリギリの魔力を駆使して敵の足だけ削る等々工夫して先に進んだ。
崖が近くにある薬草地帯。
目的の物を焦りながら探した。
探すために使わざるを得れないライトの魔力分の体力が減るのすら鬱陶しい。]
……頼む、頼む……あってくれ!!
アイシャが、あいつが危ないんだよ!
[半分泣きそうになりながら必死にかき分けた。
その前から残ってる傷に
途中で受けた攻撃から流れる血。
手は土まみれ。
顔は涙でぐしゃぐしゃ。
それを両手で叩いて落ち着け、と
自分をコントロールしようとする。
探す事暫し。それは運よく見つかった。]
……あった。
これがあれば……!
[その流行り病は対処方がもう見つかっていた。
薬さえあれば治る。元気になる。
気が抜けそうになるのを首を振って叱咤した。]
[ 荒い息がどんどん乱れる。
体のあちこちから流れ出る血が
体をどんどん死に追いやって。
それでも、歩みを止めない。
帰らなければならない。必ず。
約束したのだから!!!
]
なぁ、破滅をもたらす程のイイ女ってさ
どうしてタイミングに
恵まれているんだろうなぁ。
本当に、さ *
[ 青薔薇が導き
蝶が光となって幻想的に舞い
出迎えの挨拶と鼻をくすぐる食べ物の匂い
ここが霧の夜にだけ開く噂の酒場
噂を知っているのなら。
当然知っているだろう。
立ち寄ればどうなるかを。
どうして引き留める人がいるのかを
足を踏み入れたら
どうなっても知らねぇぞ
]
[ 霧の深い夜は全てを覆い隠すように
辺りを染める。
その中でも光る街灯に違和感はないか?
その先に進んで大丈夫か?
ほら、聞こえるだろう
導く者の声が……
ど
こ
か
ら
と
も
な
く
。
]
![](./img/jokamachi/83.png) | ──『MiraggiO』入口〜店の中へ── [自分が全き清廉の士であれば。 妖の類は怖れなくて良いはずなのだ。そう、思う。 けれど幾多の屍を越えてきた。 三年前までは 死体の数だけ、恨みつらみを踏み台にしてきたはずだ。 後ろ暗いことがあるから、少し── 怖い ゴーストが店をやっている >>0:n4とは、半信半疑…というより、そこまで信じていなかった 今のところは。 魔法が飛び交う世の中だし、何かが歪んで伝わったのでは? 例えば、とても陰気な酒場だとか……] (130) 2022/05/23(Mon) 22:26:07 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [けれども扉を開いた途端 店内は思いの外、アットホームな雰囲気が感じられて] わあ、何だろう、魔法かなぁ……綺麗。 [小さく淡い光がひらひら舞い踊る >>52そして店の中から聞こえてくるのは元気な声だ >>46店内は思いの外、アットホームな雰囲気が感じられて。 セーラ服…セーラー服というやつだな! ……海鮮料理があるっていうのは、嘘じゃなかったんだ。 店員が一人も手が空いていないのなら、 まずはどこかに腰を下ろさせてもらおうと 店内をきょろきょろと見回す]** (133) 2022/05/23(Mon) 22:29:00 |
![](./img/jokamachi/83.png) | ──『MiraggiO』店内── ……あ!エアハートさん! [この国でたった二人の知り合いのうちの一人、 知った顔を見つけて、声をかけた。 目上の人は姓で呼んだ方がいいのかな? でも、オルグレンっていう発音が咄嗟に出て来なかった。 お話しやすい口調でいいって言ってたから >>0:306多分、大丈夫だよね? ]* (140) 2022/05/23(Mon) 22:54:40 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [ターバンの男性の褐色の肌が気になって、ちらりと見ていた。 お国はどちらですか、と聞こうかと思っていた所だった。 >>122なので、ターバンの男性と、先程のセーラー服っ子のやり取りが耳に入った >>136]* ゴースト………ウソでしょ (142) 2022/05/23(Mon) 22:56:54 |
| (a21) 2022/05/23(Mon) 23:07:24 |
![](./img/jokamachi/83.png) | え、ええ!奇遇ですね >>144 あ、あの……あっちの方で“ゴースト”って聞こえて。 >>142 あっちからも“死なない”とかなんとか不穏な言葉が聞こえてくるんですけど… >>147[ちょっとだけ、怖くなって ここ、普通じゃないのかな?なんてエアハートに耳打ちする] うー、でも、アタシ、このメニューにある“船盛のお刺身”頼みたい。 [食欲は、ある] あの店員さんは、普通の人、なのかな? [手招きされたのを見つけて >>1:154] 一緒に行きませんか?エアハートさん。 ……あの、一人より二人で…… [怖気づいている]* (161) 2022/05/23(Mon) 23:32:39 |
![](./img/jokamachi/83.png) | ……えっ! おごり!!! [反応するのはまずそこかと >>1:162自分ながらツッコミを入れたくなりつつ 笑みが零れてしまった] (164) 2022/05/24(Tue) 0:14:29 |
![](./img/jokamachi/83.png) | そうですね、せっかくだから。 い、行きます、行きますね。 [席には先ほどの店員が案内してくれたのだったか。 とにかく、エアハートとは一緒の席につくことになっただろう] 怖気づいていたためギクシャクとしていた動きも しばらくすると落ちついてきて] “船盛のお刺身”をお願いします! >>1:155[欲望のまま、遠慮せず高そうなヤツを頼んでしまった] 取り合えず取り皿、二つお願いします。 [それから、店員に向かって] ちなみに貴方は…… いい ゴーストさんですか? [エアハートの質問に、続けるように聞いてみた] (165) 2022/05/24(Tue) 0:26:51 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [敬語のエアハートに倣って いつの間にか下手くそな敬語を使ってしまっている。 ……実は少ししゃべりづらい。 そのうちお酒が入れば、崩れてくるだろう。 ──故郷には、悪霊や怨霊の伝説がある。 ゴーストとは…… ここへ来るまでそれに近いイメージを持っていたのだが。 今のところは、それとはかけ離れた雰囲気だったので。 でもそれでいけば、 いい 悪霊というのもおかしな字面ではある。 美味しい料理を出してもてなしてくれるのなら いいゴースト……そんなうまい話があるはずが… というよりも、普通に考えて 初対面の人(?)に聞くには唐突で不躾だったかも] あ、いえ、変なこと聞いちゃった…ごめんなさい。 [頬をかいて、下を向いた]** (166) 2022/05/24(Tue) 1:05:07 |
| (a27) 2022/05/24(Tue) 1:24:06 |
![](./img/jokamachi/83.png) | ──『MiraggiO』店内── [一度怖いと思ってしまったせいなのか 店員が両手をひらひらと振る様子は >>174おちゃめというよりは……威嚇にも見えて。 彼がエアハートと言葉を交わしている間も しばらくは猫が毛を逆立てるような 緊張状態にあったのだが……] (207) 2022/05/24(Tue) 13:04:49 |
![](./img/jokamachi/83.png) | え?笑われた? >>179 ゴーストって笑うの? [しかも、ちらりと盗み見た彼の笑顔は 伝説の怨霊の、不気味に高笑いする姿とは程遠く。 それから、飲み物がお茶かと聞かれれば] どぶろく! ……は、多分ないと思うから焼酎を! [東洋系というのは 西洋の人からみると童顔に見えるようで。 勿論、残念ながら個人差はある…! 故郷にいた頃には、少しばかり高めと思っていた身長も このへんで見る限りでは、平均的といってもいいようだ。 旅の途中で、実際より年下に見られたことは、何度もある。 フィアンメッタは、こっちでは小さい方なのかな? もっともWリスペタWの平均身長はわからない だから、さほど気にしていたわけではない。 ないはずなのだが、咄嗟に見栄をはってしまった] (208) 2022/05/24(Tue) 13:08:43 |
![](./img/jokamachi/83.png) | ……焼酎を、何かお勧めの果汁と炭酸で割ってくれる?
[しかし、見栄を張り切れなかった。
昼間の崖での出来事がふと頭を過って ──正体がなくなる程飲むわけにはいかないと 思い直したのだ] (209) 2022/05/24(Tue) 13:10:52 |
![](./img/jokamachi/83.png) | いいヤツばかり…… >>181[さっきの彼の笑顔、 それに少し前に見えたセーラー服っ子の笑顔の敬礼 >>167それらを思い合わせてみれば、本当なのだろう、と思う。 扉の前にいた青薔薇の人の、 どこか厭世的な表情は気になるけれど。 綺麗なオッドアイをしていた。 綺麗な瞳の人って、迫力があるよね。 …… 『深みに嵌まらなければ』 というのも心に留める] [合ったばかりで不躾だったかと思い謝罪した、その質問に。 彼は多分、できる限りの誠意で応えてくれた。 そう思い至れば、視線は自ずと上へ >>182、 >>183彼がゴーストでも、人でも、何だとしても。 ──とにかく、 この国での知り合いが増えた >>175店を出るまでには名前を聞いて、覚えておこう。 通りゃんせ──帰りも通してもらえるならば ]* (210) 2022/05/24(Tue) 13:16:53 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [──扉が開いた >>206入ってきたのがフィアンメッタだと気づくのはもう少し後。 彼女は誰に案内されて店内に入ってきたのだろう。 店内に案内したのが背の高い人なら 彼女はその陰になっていたかもしれないしね? フィアンメッタの姿に気が付いたなら、 あるいはあちらが自分に気付いてくれたら、 ぶんぶんと手を振る。 まずはお礼を言わなくてはと気がはやり こっちこっちと手招きし、同じ席へと誘う。 彼女の同意を得られたら その時誰か傍にいた店員に 取り皿をもう一枚、頼んだはずだ]** (211) 2022/05/24(Tue) 13:39:32 |
― 3年前 ―
[出会いたくない奴に
出会いたくない時に出会う。
そんが運命ってやつならどぶに捨ててやりたいものだ。]
「久しぶり」
[月を背負って現れた女は、
妖艶という言葉がよく似合った。]
……お前っ!
よくもまぁ、今頃顔を出せたなぁ
[流石にヘラヘラ笑うだけの余裕はない。
娘を俺に預けたあの女が、
アイシャを捨てた母親が目の前にいた。]
「今までありがとう
私ね、再婚が決まったの。
アイシャも育てる余裕がやっと出来たの
だから迎えに来たわ」
[ギラリ、と刃が光った。
今のユスターシュなんて片手間で倒せると油断しきってる。実際力なんてもうほぼなくて、立っているだけでやっとだった。]
ふざけんな!
あの子がどんだけ傷付いたか
苦しんだのかわかんねーのか!
お前はもうあの子の母親の資格はない!
[彼女は実に楽しそうに、笑った。]
「やぁだ。真剣になっちゃって。
なに? 幼女趣味だったの?
手を出されてたらちょっと困るんだけど?」
ふざけんな!!!
[怒りで頭が沸いた。
あの子をそんな目で見るのが許せなかった。]
「人って変われば変わるのね。
ふふ、でももう貴方は父親じゃない
[避ける体力すらなくて
握ったままの薬も手から零れる。
最期の力で彼女に火の魔法を向けた。
それは、服を僅かに焦がしただけ。
哀しい程、現実は、無情で
胸に剣を受けた。
薬草も取られたのは見た
空っぽの手のまま
ユスターシュは この世から 去った ]
(あぁ……悔しい、悔しい悔しい
あの子が苦しんでいるのに
俺を待っていてくれているのに
死にたくなんてねぇよ!!!
俺は、何も、出来ないまま
[そうして、この世に未練を抱えたゴーストがまた一人
現れることになった──── ]**
―― ――
セシリーは誰にでも好かれる魅力的な人。
それは里の外でも、同じだったらしくて。
とある小さな国に遊びに行った彼女は
忍んで出かけていた王子に見初められた。
彼女も何度か会ううちに惹かれていった。
想いあう二人は一緒になりたい、と思うようになる。
でも、それは叶えてはいけないことだった。
王子には婚約者が、既にいたから。
そもそも、貴族でもない女性と一国の王子…
しかも、将来王になる人が。
釣り合うと言ってもらえるわけがない。
周りは許すはずもなかった。
どんなに優秀でも、持って生まれたものは
覆せないのだ、と。
ほぼすべてを持っていたセシリーと
欲しくもない力だけを持っていた私のように。
二人は、周りの説得を諦めて
駆け落ちしようとした。
地位も何もかも捨てて。
それでも一緒に生きたいと願ったから。
私は―――――。
それが上手くいかないことを、知っていた。
当然、伝えようか悩んだ。
悩んで、悩んで―――――。
セシリーは……
王子を誑かした魔女として
殺
された。
未来なんて知らなければ
ただの被害者として私は生きて行けたのに。
姑息な考えになる自分自身がたまらなく嫌いで
何より、知っていたが故の罪悪感が
私を苦しめ続けていたの。
知っていたのに止めなかった。
それが里の皆にバレたら……
怖かった。逃げよう、と思った。
預言者としてのフィアンメッタなんて捨てて
どこか遠くへ行ってしまおう、と。
誰も、私を知る人が誰もいない場所へ行こうと。
何もかも、捨てたかったのに
セシリーから貰ったブレスレットだけは
―――――捨てられないまま。
[ 生きは良い良い、かえりはこわい?
此処から帰りたくなくなれば
ずっとここにいられるぜ?
そんな甘言は必要か? ]**
[再びメニュー表や店内を眺めながらも
キンウと彼の会話は耳に入っていた。
何処か忠告のようにも聞こえる言葉。
やはりゴーストが経営するだけの酒場ではないのか。
ともあれ、入口の青い薔薇の青年が
言っていたように。
来ることを選んだのは自分自身だ。
![](./img/jokamachi/83.png) | フィアンメッタ―!また会えたね! >>1:245[嫌がられなければ、思わずハグしてしまったかもしれない。 ほ、ほら、命の恩人だし! ──友達になりたいと思った人に、また会えたのは嬉しい けれども耳打ちされた言葉には目を白黒させた >>1:246] そ、そんなんじゃないよ。 だいたいギョクトよりイイ男っていないし! [それから、少しバツが悪そうにエアハートに向き直って] 大丈夫だから! アタシまだ、この国に二人しか知り合いいないんだよ? 二人とも、一緒に座ろうよ。 [……それから、はっと思い出したように] そうだ、さっきの店員さんも、もう知り合いなんだった。 “俺流最高仕立の焼酎割り”のどんなだろ?ワクワクだね。 [ちょっと嬉しそうにそう言って 厨房の方向を見やった]* (262) 2022/05/24(Tue) 22:34:25 |
![](./img/jokamachi/83_D.png) | 機嫌よく見える? >>266 それはもう、エアハートさんが奢ってくれるっていうし! 舩盛なんて久しぶりだ―! 食べたいけど、お財布がギリギリだったんだよー! [腰袋をパンパンと叩く。 蓋布の端から、薬草が一輪、はみ出ている。 この国で最初の仕事の記念にと 一輪だけ残しておいたものだ。 故郷の花に例えるならば 白くて小さな花が連なる所が、スズランに似ている] ……じゃなかった、そうじゃなくって。 フィアンメッタに会ったら伝えたかったんだ! (270) 2022/05/24(Tue) 23:49:09 |
![](./img/jokamachi/83.png) | [にこっと笑った後に、ふと真顔になった] アタシね、薬草採取の時、二度、命拾いした。 ウッカリ、崖から落ちそうになった時と…… 運よく草場に着地できた時に、こう、左の首筋をね。 [シュッと、まるで首を切るような仕草をして] 何かが飛んできた。 ……棘が掠ったような痛みがあった。 [吹き矢だったかもしれない可能性…… 虫だとか植物の棘だとか、自然界の物だったかもしれないが] 運動神経には自信がある方だけどね! その時のは油断してた!危なかったんだよ。 ね、助かったのは…… フィアンメッタが別れ際にかけてくれた 魔法のおかげだと思うんだ。 九死に一生を得たから、今日はハイになってるのかもね?* (271) 2022/05/24(Tue) 23:58:27 |
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