人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
神様、顔がいい。
(-2) 2022/12/14(Wed) 0:13:44
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a1) 2022/12/14(Wed) 0:32:21

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
もう100超えてる……:( ;´꒳`;):

中の人全然分かりませんね。
はたけさんがフォルスかなってぐらいの感覚しか分かりません。
(-40) 2022/12/14(Wed) 12:21:00

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 邂逅/『審判』――

[チェレスタと出逢ったのは、5年前のことだ。

 洋館の人たちとは話しかけられた時以外は、
 こちらから話しかけることもなく。
 いつものように『塔』の居る中庭に向かおうと、
 ぱたぱたと足を鳴らしていたところだった。

 目の端に立ち止まったままの女性が居て、
 自然と意識がそちらに向いた。

 初めて私を見た時のチェレスタは、
 驚いたような、泣いてしまいそうな、
 ともすれば、笑いだしてしまいそうな、
 とても複雑な表情をしていた。>>27

 今の今まででも、そんな表情をした人を見たのは、
 彼女だけだったように思う。]
(211) 2022/12/14(Wed) 22:20:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[不思議と、嫌な感じはしなかった。

 自身も足を止めて、方向を変え、
 彼女の元に向かった。興味からだった。
 今思えば、その時から既に
 惹かれるものがあったのかもしれない。

 伸ばされた手は自然と手に取った。

 これは『塔』との出会いがあった影響もある。
 伸ばされた手は取ってもいいのだと、
 刷り込まれたみたいに、自然と握り返した。

 歩き出す彼女に、また問いかけた。]



  
『どこにいくの?』



[その声に目を見開くようにして驚いた彼女は、
 その時、何を思い、何を見つめていたのだろう。]

 
(212) 2022/12/14(Wed) 22:21:52

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタと名乗る彼女はかつての『審判』だったという。
 箱庭昔話でも『太陽』と隣合わせてよく語られる。
 
 証持ちなのにどうして洋館に住んでいないのだろう?
 それも気になったけれど、]



  
『……おうた、うたうの?』



[興味を惹かれたのはそちらの方だった。
 尋ねれば彼女は微笑み、花畑へと連れて行ってくれた。]

 
(213) 2022/12/14(Wed) 22:22:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[花畑に広がる彼女の歌声は、遠くまで澄み渡り。

 花の蜜を吸いに訪れた蝶が、
 まるで彼女の歌に誘われるかのように辺りを舞った。

 花は風に揺れているのか、音に揺れているのか。
 楽しげに肩を揺らしているように見えた。

 義父母が、町の子供が、童謡を歌うのとは違う。

 魂に直接触れてくるような歌声は、
 包み込んでくれるような温もりと、
 感じたことのない、母の胸の中を想わせた。]

 
(214) 2022/12/14(Wed) 22:23:26

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[歌い終えた彼女は、しばらく沈黙した。
 私もまた、拍手や賛辞などを送る術を知らなかった。

 彼女を見上げれば泣きそうな顔をしていたから、
 何かを言おうとして、言葉に詰まる。

 沈黙の後に、響いた音。>>29

 その音に弾かれるように顔を上げた。

 ――――味方。
 そんなこと言ってくれる人は誰も居なかった。]



  
『……ほんとう?

  じゃあ、じゃあ。
  チェレスタといっしょにいれば、
  わたしもチェレスタのようになれる?

  きれいなうたを、うたえるようになれる?』



[誰かの心を、震わせられるような歌を。]
(215) 2022/12/14(Wed) 22:24:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク




 
[表情の乏しい少女が、
 初めて高揚したような瞳を彼女に向けた。]




 
(216) 2022/12/14(Wed) 22:24:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[それからは、彼女が洋館に訪れる日が待ち遠しかった。

 今まで他の証持ちには
 自発的に話しかけることのなかった少女が、
 年下には比較的人当たりの良さそうな
 タナトスやマドカ、フォルスなどの袖を引いて、

 
『チェレスタは今日はここにくる?』


 と、尋ねることもあっただろう。

 洋館の扉が開く音に、誰よりも早く
 反応を示すようになったのはそれからのことだ。

 静かな場所に立ち竦んでいたままの少女は、
 彼女と出会ったことで少しずつ変わっていった。]

 
(217) 2022/12/14(Wed) 22:25:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[南東の地域のほんの一部しか知らなかった彼女の世界は、
 チェレスタから耳にする世界を聞いて広がった。

 南東よりももっと華やかな地域があること、
 のどかな農村のような地域があること、
 移動しながら暮らしを続ける人たちが居ること、
 寒さが厳しい場所に身を置く人々。

 住まう場所も変われば着るものも食べるものも違う。
 聞く度に新しい話を教えてくれるチェレスタは、
 なんでも知っているかのように思えて、
 チェレスタが話す世界は、いつもキラキラしていた。]


  
『チェレスタ、眠いの?
  じゃあ、今日はヒナギクの部屋で一緒に泊まろう!』



[夕暮れにきらめく彼女の横顔が名残惜しくて、
 そう引き止める日も、少しずつ増えていった。]

 
(218) 2022/12/14(Wed) 22:27:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[だから、彼女に習って自身も歌うようになり。

 少しずつ明るさを取り戻した私に、
 政府から広告塔の仕事の話が出た時は、
 私もキラキラした世界をこの目で見れるのだと喜んだ。

 その時、彼女は珍しく笑わずに真剣な表情をしていた。

 一度だけ、彼女の口から聞いたことがある。
 証持ちは『特別』だけれど、迫害の対象でもあること。
 
 ――――知っていた。
 私も両親に疎まれてきたから。それだけは。

 心配そうに目を伏せるチェレスタの手を>>31
 私が両の手で引き寄せ、包み込む。]

 
(219) 2022/12/14(Wed) 22:28:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

  
  
  そういう人たちが居ることも知ってる。
  でも、私が人前に出ることで
  『証持ち』の印象が変わるなら意味はある。

  まだ見つかってない『証持ち』の子にも、
  私の声が届くこともあるかもしれない。

  それに、チェレスタみたいに、
  私の、自分自身の目で、世界を見てみたいの!

  ……
『大丈夫』

  私にはチェレスタが教えてくれた歌があるもの!


 
(220) 2022/12/14(Wed) 22:30:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[少し冷えていた彼女の手を温めるように
 きゅっと握り込んで、彼女の口癖を借りた。
 

 私は知っている。 


 世界は、酷いばかりじゃない。
 美しいものだって、数え切れないほどにあるのだから。*]

 
(221) 2022/12/14(Wed) 22:31:06
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a33) 2022/12/14(Wed) 22:38:52

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
一人だけ圧倒的『光』をやってる感がある。
いや、過去はアレだけど。

現状だとヒナは世界存続を望むけど、
多数決圧倒的負け!って感じもしてるし
PL的には滅んでもいいかなとおもってるよ☆
(-53) 2022/12/14(Wed) 22:43:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 誕生日 ――
 
[洋館に来るまで教養というものを知らなかった。
 実の両親はもちろん、
 証持ちの子供に学を与えることなど考えもしなかった。

 老夫婦に引き取られた後も、
 私塾にいけるような環境下ではなく。
 人とあまり話さないせいか、言葉もたどだどしかった。

 文字や計算を知り、流暢に喋れるようになったのは、
 洋館に訪れてから先人の証持ちたちに教わったからだ。

 誕生日を祝うことも、証持ちの誰かに教わった。]

 
(241) 2022/12/14(Wed) 23:34:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[ヒナギクは広告塔の仕事をしているが
 給金というものはもらったことがない。

 街や仕事へ出てものが欲しい時は、
 メイドの人や、付添の人に払ってもらい、
 その場で現物支給という形を取っている。

 だから、アリスの誕生日には、
 私設合唱団(withオルガン)の歌声を聴きながら、
 アリスの手を取り、ダンスを踊った。

 エスコートするように手を引いて、
 彼女の歩幅に合わせてタップして、
 小さな彼女の身体を抱え上げ、くるくると回った。

 ダンスをしながら自分も歌を歌った。

 小さな彼女が笑ってくれることを
 心の底から喜び、微笑み、声を上げて笑った。]
 
(242) 2022/12/14(Wed) 23:35:28

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[合唱団の輪に入ることを躊躇う人が居れば、
 手を取って招き寄せただろう。
 例えば少し距離を置いているエーリクを>>106
 ユグが声を掛けた誰かも増えていたかもしれない。>>195

 最後にもう一度と、ゼロにも声を掛けてみたけれど、
 歌声の代わりに渡されたのは喉飴だった。>>168

 喉飴はしっかりちゃっかり頂いておいて、
 気のせいかすっきりした喉で。
 
『んも〜〜〜〜〜!!』
と牛のように呻いて
 クリスタベルと共に去るゼロの後ろ姿を見送ったのだった。]
 
(243) 2022/12/14(Wed) 23:36:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― そして、翌朝 ――


[前日の騒ぎで夜更かししたせいで、
 寝ぼけ眼で廊下に出てみれば、妙に騒がしかった。

 メイドさんに聞けば『世界』が帰ってきたらしい。
 箱庭の22人が揃うのは初めてのことだという。

 喜ばしいことのはずなのに、妙な胸騒ぎを覚えた。

 そうして、支度を整えホールに向かえば、
 知らない男性が、まるで我が城であるかのように
 笑みを湛え、中央に鎮座していた。





 22人もいるホールに、一滴の水が落ちる。>>5
(244) 2022/12/14(Wed) 23:37:00

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク





[ その音だけでぞわりと肌が粟立った。 ]




 
(245) 2022/12/14(Wed) 23:37:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[息を呑み、思わず口元を抑え、
 距離を取るように後退った。

 満面の笑みを浮かべて、
 愛子のように語りかけられるのに、
 どうしてか恐ろしいもののように見えた。

 幸せな世界を作る?
 世界を壊す?

 何を言っているの?

 そう口に出したくても出せない。

 だって、
 
この人なら本当に出来てしまうだろうから。
(246) 2022/12/14(Wed) 23:38:06

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[選ぶ時間をくれただけでも、譲歩なのかもしれない。
 去っていく後ろ姿をただただ眺めていれば、

 とん、と膝下にぶつかる何かに気づいた。
 怯えたアリスの身体が震えていた。>>@0

 そっと彼女の肩を抱き、引き寄せる。]


  ……びっくりしたね、アリス。
  

[そうして、何とはなしに彼女の姿を探した。]


  
  ……チェレスタ、どうしよう。
  アリスが……、


[こんな時にいつも頼ってしまうのは、
 やっぱり彼女の他には居なくて。**]
(247) 2022/12/14(Wed) 23:38:36
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/14(Wed) 23:52:31

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
プロセラーーーーー!?!?
生きてるーーーーーーー!?!?!?!?
(-71) 2022/12/15(Thu) 9:05:21

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
カルクドラの簡易メモの「ちょっとだけよ…」に笑ってしまった。

私もご飯食べてお風呂入ったらがんばるぞ!!
(-95) 2022/12/15(Thu) 19:21:59

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
48h近く顔を出していない人達は大丈夫だろうか……。
溺れているのだろうか体調が悪いのだろうか……。

溺れていたとしたらとても分かる。だけど、
姿が見えないのは寂しいのでお話して欲しい……。
(-97) 2022/12/15(Thu) 20:31:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 回想:せんせい ――

[『せんせい』は四つ上のお兄さん。
 マドカがチェレスタと話している姿を見たことも>>0:605
 あったせいか、比較的声を掛けやすかった。

 裾を引いて教えを乞えば、
 涼やかな翠が僅かに細まった。

 その時から、マドカは私にとっての『せんせい』になった。

 いつもは大体図書室で。
 時にはカフェテリアでお茶を飲みながら。
 案内されたなら、彼の部屋でも。

 文字の読めない私の隣で。
 マドカが一文字ずつ指で文字を辿ってくれながら、
 凛とした声を響かせて本を読み聞かせてくれた。]

 
(389) 2022/12/15(Thu) 21:49:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[どんな話がいいか?と、尋ねられた時は。
 最初はなんとも答えられなかった。

 どんな種類の本があるのか知らなかったから。
 だから、考えて、考えて。]


  せんせいの生まれたところのはなし。


[それは『せんせい』の生まれた地域のことを
 指したつもりだったけど、言葉が足りずに
 彼自身を指しているようにも聞こえたかもしれない。

 如何せん悩みながらも、彼は色んな本を選んでくれた。

 彼の部屋に訪れることがあったなら、
 『せんせい』が目を離した隙きに
 枕の赤いシミを見つけたこともあったかもしれない。>>157
 
(390) 2022/12/15(Thu) 21:50:32

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタの話とマドカの読み聞かせの効果もあって、
 1年もすれば、たどたどしいながらも、
 詰まらずに言葉を話せるようにはなっただろう。

 文字はまだバランスも悪いし、歪つだけれど。

 ある日、先生から贈られたノートは>>240
 女の子らしい可愛らしいものだった。

 表紙に色とりどりの沢山の花が咲いていた。

 チェレスタがよく着ている
桃色
に、
 プロセラの瞳の色の

 先生の色の、艶やかな

 
 他にも、沢山。

 洋館には何も持ってこなかったから。
 『私だけのもの』というのは珍しく。
 与えられたノートと鉛筆をぎゅっと抱き込んだ。]

 
(391) 2022/12/15(Thu) 21:51:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 

  ありがとう、先生。
  ……大事につかうね。


[人と親しむことで、少しずつ表情が生まれていく。
 このとき、初めて先生の前でも、
 少女は、ほわりと温かな笑顔を見せた。]
(392) 2022/12/15(Thu) 21:52:39

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[手を握られる時は、導かれる合図。

 小さな手できゅっと握り返して、
 高い位置にある先生の顔を見上げる。]


  うんっ。

  チェレスタが来たら、
  先生も一緒におうた歌おうね。


[洋館の人たちは、
優しい。

 此処なら、虐められることもない。

 私の知らないところで、
 そんな先生にも苦手なものがあるなどと>>0:340
 小さな子供はまだ知る由もなかった。*]

 
(393) 2022/12/15(Thu) 21:53:31

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
>>388
かわいい。
(-99) 2022/12/15(Thu) 21:55:08