【秘】 水面に映る 歪まぬ愛を シェルタン → 星を仰ぐ メレフ────────! 思わず身動ぎをする。 秋空の下、手首を縛られたまま放り出されていて。 ボロ布しか纏っていない自分の姿がそこにあって。 助けを求めればいいのか、息を潜めてやり過ごすべきなのか、 こんな状況で冷静な判断を下せるわけがない。 草の擦れる音が、響く。 (-10) 2021/05/28(Fri) 20:29:08 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「――――誰かいるのか?」 草の擦れる音。静かな夜にそれはよく響くようで。 ポケットから、 使い古された ナイフを取り出す。警戒したまま、険しい顔でそちらへと歩を進め――― ▽ (-12) 2021/05/28(Fri) 20:37:45 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「――――――は……?」 そこにあったのは、徘徊する裏切者でも 大人の姿でもなく。 布を纏っただけの、あられもない姿のクラスメイトで。 呆気に取られて、言葉が出ない。 何故?まだ、愛を受け取っていたのか? それとも、これが、"かつて姉を傷付けた行為"なのか? 思考だけが、ぐるぐると、巡っていて。 (-13) 2021/05/28(Fri) 20:42:57 |
【秘】 小さな心 サルガス → 懐疑心 メレフ 扉を叩く、扉を叩く。誰も、彼も。いなくなった皆。 最後に叩いたのは、貴方の部屋の扉。 「メレフ! メレフ! おねがい、返事をして」 奇異の目で見られはしても、見ないふりまではされていない。 少年は、いなかったことにはされていないのだから。 柔らかい拳が扉を叩く。まとめたケープにいっぱいの食事をまとめて。 「おねがい、ルヴァをかくまって。きみしか、信じられないの。 ぼくが、みんなをさがしてる間に。きみに、彼をまもってほしいんだ」 まだ、当人らの言葉は、聞けてさえいないのに。空回りは、まわりつづける。 (-15) 2021/05/28(Fri) 20:49:39 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな心 サルガス「―――……サルガス?」 掠れた声が、扉の向こうから聞こえてくる。 ぼくしかいないなんてこと、ないだろうにと。 衣擦れの音、少しだけ近付く声。 「……悪い。今、それどころじゃ……シェル…… いや、あいつはだめだ ……ルヘナや、スピカは……いないのか……?」 (-17) 2021/05/28(Fri) 20:54:32 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ「 馬鹿ッ アンタ、何度ここに……!」胎児のように寝っ転がった姿勢から、 肘をついて、上体を起こす。 「……早く逃げろ、大人たちが近くにいるから、 見つかりでもしたら……ッ!」 自分のことは気にするな、と暗に言う。 (-18) 2021/05/28(Fri) 20:55:52 |
【秘】 小さな心 サルガス → 懐疑心 メレフ「……そうか、まだ……ごめん、急に押しかけて。 どう、しようかな……いや、ああ、でも。あそこで知るくらいなら」 食堂の様子を知っている。見ないふりをされているものたちの姿を知っている。 それを見たものがどれだけ心を締め付けられるか、よく、思い知っている。 「おちついて、聞いてね。 シェルタンがいないんだ。ルヘナも、スピカも。それに、イクリールも。 ルヴァを守ってあげられる人が、だれもいない。 ――レヴァティとブラキウムと、シトゥラは、いつもどおりなんだ……」 すりきれそうな喉から絞り出すように。ひとりひとり、大事そうに名前をあげる。 それなのに、どうしてこうも、差ができてしまうのだろうか。 たった一日で、どうしようもない壁ができてしまったかのようだ。 「でも、メレフも、つらいよね。いいよ、だいじょうぶ。 つらくて、くるしいなら、むりには言わないから。 ぼくのへやでも、どこでも。すこしこわいけど、ルヴァを匿っておくことはできる」 (-20) 2021/05/28(Fri) 21:05:25 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「は―――それなら、都合良いだろ。 お前こそ早く戻れよ。明るくなってから戻ったら目立つだろうが」 ナイフ―― 乾いた血がこびりついている 立たせるために、腕を掴む。 しっかりと腕を、掴んで 引いた。 (-21) 2021/05/28(Fri) 21:10:50 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな心 サルガス「そう、か……そんなに…… 早く、早く……裏切者を、見つけないと……」 掠れた喉から、絞り出すように。 「……ぼくの、部屋は……あまり、落ち着けない、だろうから……ひとまず、お前の部屋に 連れていってやれ…」 あとで、行くから。と口にして。 「……悪い、な。色々、あって……今は、動けない。 だから……また、後でな」 (-23) 2021/05/28(Fri) 21:27:37 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ冷えた身体に、手のひらの熱が伝わる。 ああ、やっぱり、 ここにきてやっと。自分の間違いが何かに気付いて。 引かれるままに立ち上がる。 「……ああ、クソ」 ─────足音が聞こえる。複数人の。 「オレを置いてった方がアンタは安全に逃げられる。 いいよ、慣れてるから、問題無いから、だからッ……」 (-24) 2021/05/28(Fri) 21:29:33 |
【秘】 小さな心 サルガス → 懐疑心 メレフ「わかった。また、あとで……動けたら、だけど。おはなし、しようね。 ぼくは。まだ、みんなをさがすから。 ぼくだけなら、教員棟も入れるはず。 こんなにたくさん、いなくなったのだもの。それに、ヘイズみたいに隠されてるわけじゃないかも」 ぱた、と足音が少し離れたような気配がして。それから、もう一度だけ戻ってくる。 すこしばかり声をひそめて、扉の向こうの貴方に聞こえるように。 「メレフ。むり、しなくていいんだ。 きみがおもってるより、きっときみは弱っているし、 きみがおもってるより、きっとぼくは、強いから」 まっすぐな声の調子でそれだけ告げて。少年は、廊下を駆けていった。 (-26) 2021/05/28(Fri) 21:32:32 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「っ、は…逆だ、お前が逃げろよ…… 慣れてるとか、慣れてないとか……関係ないだろ」 息が上がる。人に触れて平気でいられるほどの余裕はまだないようで。 それでも、自身の為すべきことのためにナイフを構えている。 「早く行けよ、ぼくが何とかする」 ―――自身の体では、それが無謀な行いであると 少年は気付いていないのだ。 (-28) 2021/05/28(Fri) 21:39:07 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 懐疑心 メレフ「……メレフをひとりぼっちにするなって言われてるから、 それはできない。絶対に、だから、早く行ってくれよ……」 ああ、もう手遅れだと溜息を吐く。 子どもは“現実”に、“欲”に勝てるものでは無い。 自分が一番よくわかっている。 「……本当に、もう」 帰ってくる。散々自分を弄んで、休憩を挟んでいた彼らが。 下卑た笑みを浮かべて、こちらを見ている。 (-30) 2021/05/28(Fri) 21:57:54 |
【秘】 仇を討つために メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「馬鹿野郎、言ってる場合かよ………っ 気になるならだれか連れて戻ってくればいいだろ……!」 立て板に水。メレフにはもう、 "姉と友人の仇" しか見えていない。「なあ、お前らが……こいつをこんな目に遭わせたのか?姉さんと、同じように」 このクズ共。 憎悪の籠った瞳で睨み付け、ナイフを構えたまま 一人の胸に目掛けて駆けだした。 (-34) 2021/05/28(Fri) 22:19:07 |
【秘】 困憊 メレフ → 小さな心 サルガス「………ああ、少なくとも シェルタンは見つかるはずだ。…他は、分からない。 見つかったら…その時は、教えてくれ」 ああ、こいつはどこまでも頑張るんだな。 少し、眩しく思う。 「……知ってるよ。 ぼくはもう少しだけ休む。見せられる状態には、しておかないといけないからな……これ以上、心配はかけたくない」 (-37) 2021/05/28(Fri) 22:37:25 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 困憊 メレフ空論だ。机から正に現実に飛び出して、 淡く打ち壊される、幻想だ。 今から誰かを呼んで帰ってきたところでどうにもならない。 複数人の大人に対して、子どもは酷く無力だ。 「……、ぁ……」 咄嗟の行動で、 目掛けた男を刺すことくらいは容易いだろうか。 だが、それを見てからの大人たちの行動は早い。 一人がシェルタンの身柄を押さえ、 殺気を放つ貴方にたじろぐ事すらなく、 冷静に、取り押さえようと動く。 暴力によるものかもしれない。 或いは、敢えて傷つけないように拘束するかもしれない。 (-38) 2021/05/28(Fri) 22:41:22 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタンナイフが、胸に吸い込まれるように差し込まれる。 ああ、その男が姉さんの仇だとも限らないのに。——— いや、友人の仇討ちだ。当然の報いだ。 ナイフを引き抜いて、少年は嗤った。 飛び散る鮮血が、こんなにも綺麗に見えるなんて! 「 っ、はは……ははは! 何だ、簡単だ!こんなに、楽ならもっと―――、っぐ……!?」▽ (-40) 2021/05/28(Fri) 22:57:16 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン言葉が止まった。 少年は、一人の大人の力で 簡単に地面にねじ伏せられる。 ぎし、と腕と胴が軋む音。 「っ、おまえ……ッ!」 離せ、と藻掻く。しかし、少年の体は同級生に比べても半分程の太さで、少し強い力でひねり上げられれば折れてしまいそうな脆いもので。 抵抗は、殆ど無意味だっただろうが。 ふと、友人の方に目を向ける。身柄を拘束されたその姿を見て。 「おまえ、何で逃げなかった……!?」 (-41) 2021/05/28(Fri) 22:58:10 |
メレフは、深夜の森で、ナイフを使って大人を刺した。 (a20) 2021/05/28(Fri) 23:11:10 |
メレフは、楽しそうに嗤った。 (a21) 2021/05/28(Fri) 23:17:06 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ「……だから、言ってるじゃんか! オレは……メレフを、置いていけないって……!」 涙が滲む。全てが無駄だ。 何をしても無駄だという気持ちが、 身体に染み付いてしまっている。 笑われる。周りの大人たちが笑う。 悲劇を指差して、嘲笑する奴らがいる。 やはりそうだ 「……オレだけでよかったのにッ!」 自分を掴んでいる大人が、 身に纏う僅かな布さえ奪おうと、手をかけた。 (-48) 2021/05/28(Fri) 23:28:19 |
【秘】 空回る思い メレフ → 寡欲 ルヘナ「ああ、こちらこそ……、…悪いな、これで構わないか?」 握手を拒否するのも不自然だろうかと、意思表示のために一度握って すぐに離した。 「同じ能力を持つ者もいるのか…ん、悪い。聞き取れなかった。もう一度頼む」 聞く限りはかなり便利そうではあるが…1日かかるという点が少し気にかかった。 もし精査の前にいなくなってしまっては、活かすことも難しいのではないかと思ったのだ。 (-50) 2021/05/28(Fri) 23:49:52 |
【秘】 空回る思い メレフ → 水面に映る愛を シェルタン「だから、大丈夫だって、言っただろ…っ…!お節介焼くのも、大概に…… クソ、離せこの…、っが………!?」 気持ちが悪い。勢い任せに手を振りほどき まだ手に持っていたナイフを振り向きざまに振り上げる―――が、その隙だらけになった腹を思い切り踏みつけられた。 息が詰まり、手から武器が零れ落ちる。 「ぐ、げほ……!?ぁ……何……っ、てめえ、何を……」 腹を踏みつけられた"大人"は、そのままひざを折って体勢を低くしていく。 マフラーを手に取ると、少年の細い腕を頭上にまとめて縛り上げてしまうだろう。 苦痛に顔を歪めるメレフの顕になった首元には、首を絞められたような赤い痣が残されている。 (-51) 2021/05/29(Sat) 0:10:59 |
【置】 空回る思い メレフ朝食時。 自室のベッドに身体を投げ出して、目を閉じている少年の姿がある。 その服は乱れ、土や乾いた赤黒い液体で汚れており シーツを少しばかり穢している。 外れた手袋の下は、傷だらけで肉がこそげ落ちているようだ。 意に介さず、時折寝返りを打っては体の痛みに顔を顰めている。 「姉さん、―――、こんな思いを、してたのか……? ……大丈夫だ、ぼくが、全て終わらせる……もう、こんな目には、誰も―――遭わないように」 誰かの台詞 が移ったような、そんなことを掠れた喉で呟いて。朝食はおろか、今日は授業にも出てこないだろう。 (L0) 2021/05/29(Sat) 0:18:50 公開: 2021/05/29(Sat) 0:20:00 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 空回る思い メレフ「……ああ、悪い。嫌なことをさせたか。気が利かなかった。 勉強させてもらったよ、次からは大丈夫だ」 一度でも握って貰えたのなら充分。 わざわざそうしてくれたことに意味がないとは思えない。 「――イクリール。あの子も俺と同じ力を持っていて…… 俺から見た立ち位置としては、 対立 になる。……あんな子と敵対したくないんだがな……」 彼女とは手を取り合えない、とそれだけを端的に告げる。 どちらがあなたにとっての味方だろうか。 「……少しでも情報を残せるように善処はするが、 それより先に俺が連れて行かれるようなことがあったら、 後のことは頼む。……色々と」 (-52) 2021/05/29(Sat) 0:22:55 |
メレフは、深夜の森で、マフラーを奪われた。 (a22) 2021/05/29(Sat) 0:23:08 |
【秘】 空回る思い メレフ → 寡欲 ルヘナ「言ってなかったぼくが悪い、気にするな……ちょっと苦手なんだ、人に触れるのが」 あの2人にはもう伝えたことだ。君には伝えてもいいだろうと、こともなげに。 「……イクリール…ハンカチを探してたあいつか。 対立……そうか、大人と繋がっている可能性がある……ってことか。せんせいとやらを信用しているような言い草だったからな。ありうるだろうとは思っていたが」 覚えておく、と頷いて。 「……ああ、頼む。 逆にぼくに何かあったら、お前やあのお節介焼きに頼むことになると思う。……お互いに何もなければいいけどな」 (-56) 2021/05/29(Sat) 0:43:57 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 空回る思い メレフ「なるほど、理解した。……理由については聞かないでおくよ」 誰にだって触れられたくない一面はあるし、 日常生活で当たり前に起こり得るそれが苦手ともなれば 自分以上に生き辛いはずだ。 「俺から進言するのもアレだし疑ってほしいわけではないけど。 ……メレフ。お前は俺を疑うことも並行して行うべきだ。 団結を阻止するために紛れ込んだ狼かもしれないんだぞ」 まあ、別に、自分は貧弱な本の虫だし。 彼の手にかかればすぐに 無力化 できてしまうけど。「それとメレフに何かあるとか冗談でもやめてくれ、 シェルタンもだし……サルガスもとても苦しむ。 ……俺も嫌だからな、お前が連れて行かれるのも、死ぬのも」 協力関係になったから、というだけではない。 己の意見を主張できる能力は誰かを率いる際に上手く働く。 そしてそれ以上に、見知った人間のことだから。 (-57) 2021/05/29(Sat) 0:59:57 |
【秘】 空回る思い メレフ → 寡欲 ルヘナ「助かる。楽しい話でもないからな」 ちょっとした気遣いに感謝するばかりだ。 「全員を全員、信じ切ってるわけじゃない。安心しろよ。 ぼくはそんなに考えなしに見えるか? ま、仮に狼なら好都合だ。ぼくは "その場で狼を地獄まで道連れにしてやる" だけだからな」むしろそうあってくれればどれだけ楽だろうかと思わなくもないのだ。 探すのだって、疑うのだって、労力がかかる。 「……ぼくより、お前達がいなくなる方が苦しむ人間が多いんじゃないのか。 悪いけど、ぼくは―――自分のやるべきことのためなら、死ぬことだって選択肢の一つだ。……連れていかれるのは御免だけどな」 どいつもこいつも、どうして自分なんかの心配をするんだ?と、本当に困惑した様子でいる。 自分一人がいなくなったところで、世界がなくなるわけじゃないだろうに。 (-60) 2021/05/29(Sat) 1:14:02 |
【秘】 寡欲 ルヘナ → 空回る思い メレフ「考えなしには見えないが、積極性と自制に難あり……かな。 積極的に動きすぎるし抑えもきかないように見受けられる。 まあそういう点があるからこそ声をかけたんだ、 俺には長所に見えているから気にしないでほしい。 ……お前に殺されるのは痛そうだ」 結局、自分がどちらに属する人間なのかは口にしない。 けれど、先程交わした握手の意味を踏みにじるつもりもない。 「苦しむ人間の大小は関係ないし、度合いの比較も無意味だ。 他の誰もが特別気に留めることもなかった事柄で、 たった一人 激しく苦しみ命を賭けて抗う人間の存在 を他ならぬお前自身がよくよく知っているはずだろう。 ……誰が欠けようとも見える景色は変わる。 それはとても痛くて苦しい事なんだよ」 (-63) 2021/05/29(Sat) 1:34:33 |
【秘】 水面に映る愛を シェルタン → 空回る思い メレフ従順にしていれば、痛いことも、酷いこともされない。分かっている。だけど、彼の見ている前で。彼が踏み躙られるのを見ていることしかできない状況で。 居ても立ってもいられず、自分を拘束する大人を思い切り、振り払う。予想外の抵抗で、暫しの自由を取り戻すが、それだけ。 力で劣る相手に対して、 衣服すら取り払われた子どもに何ができるというのか? それだけだ。 「ぐっ、な、にをッ……!? ……! あ、嫌だ、メレフッ──」 他の大人が呆気なくそれを捕らえて。 取り落とされたナイフは拾われ、メレフに対する見せしめのように、首筋に当てられる。 僅かに紅い筋が走り、琥珀色の瞳が恐怖に震えて。 ───次はないぞ 、と、二人に伝えるように。同じように手首を縛られ、立たされる金髪の彼の背後から、大人の一人が膝立ちで股下に潜り込んで。 「い、あ、ァあッ……! ……ッ……〜〜〜ッ!」 粘ついた水音。 その度に青年の身体は何かから逃れる様に揺らぐ。 何が行われているのか。性に疎い者でも、想像に難くはない。 (-74) 2021/05/29(Sat) 6:08:13 |