人狼物語 三日月国


90 【身内】ifかもわからん!【R18G】

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【徒】 勢喜光樹

「それで。いいんだ。あっさりしてるね…」
都合がいいけど。とは言わなかった。
本当にそうだけど、万が一にも、彼の機嫌を損ねたくない。


この機会を逃したくないから。



「うん。元々二人ずつで泊ろうか、みたいな話してたし……。俺と黒沢が同じ部屋に泊る、って伝えればいいでしょ。

……なんかお腹空いたな。ご飯たべいこーよ」
(.0) 2021/08/16(Mon) 11:58:34

【徒】 勢喜光樹

「別に。俺以外に誘われたら断って。俺は受け入れて」

わがままだ。

「あの人たちなら、俺がまあワガママ言えば、許してくれるでしょう……。」

なんていいながら、ワガママを通す気満々の男。
ぼちぼち歩きながら、これまた人気の無い食堂につく。
券売機で何か頼めるらしい。

「………こういうところさ。逆にラーメンとか食べたくならん?」

淀みなく押されるラーメンのボタン。
変わり種のメニューも沢山ある。
(.2) 2021/08/16(Mon) 13:32:42

【徒】 勢喜光樹

「は?」

券売機からチケットを取りながら、怒気を滲ませた。
その後で、少し沈黙して、

「俺、めんどい彼女タイプだから。超妬くから。一人でも声かけられたら妬きます」

謎敬語。
そして二人で席を探す。

「ああ、揚げ玉のったやつ……」

関東出身なのでそう認識したが、
どちらが出たんだろう。
関西風かもしれない。

向かい合わせに座ったのは勢喜が席取りをそうしたからだ。
コップの水が置かれている。

「明日どうしようね」

一応、ここに宿泊して翌日のスケジュール。
曖昧にしか聞いていないなと思い出して、
3年生にスマホで連絡しているようだ。
(.4) 2021/08/16(Mon) 16:41:22

【神】 勢喜光樹

人の気配が無な方の食堂でラーメンを食べている。
黒沢の前の席だ。
並みいる観光地メニューを完全に無視。

「これこれ。この醤油味に胡椒かけるのがいいんだな」

ずるずるずるっ。
(G4) 2021/08/16(Mon) 16:42:30

【神】 勢喜光樹

>>G3 井上

LIMEメッセージが届く。

「明日」
「って」
「スケジュール」
「どうなってましたっけ?」
(眠たげな猫が疑問符を浮かべるスタンプ)
(G5) 2021/08/16(Mon) 16:43:27

【徒】 勢喜光樹

「人生で1回も声かけられたことないの」

ちゅるる、とラーメンを食べながら問いかけた。

「ふうん。断ってくれるならいいけど……。今想像したら、断ってるところでもちょっとイラついちゃったよね」

理不尽である。あなたに対する苛つきとは異なるだろうが。
ぼやっとした見た目に反して、何かと執着の強そうなことを言う。

「あれ、たぬきってこれだっけ…。まあ、おいしそうだけど。
なんか連絡したけど返事こない……。困ったな。」
(.6) 2021/08/16(Mon) 18:47:50

【徒】 勢喜光樹

「確かに。でも腹立ったから」

子供か。と、思えるぐらいの発想。

「…………。単純に……、俺が恥ずかしいかも……。これ………。」

口元を抑え、ラーメンを食べるのを一時停止したぐらいだ。

「へー。おいしそう。今度頼も。珍しいよね、このタイプ。……あ、風呂かあ。じゃあしょうがないか……。…いやさ」

「今夜、どれぐらいやっていいかなと思って。明日観光やるんだったら、あんま無理したらダメだし」

ずるる。
(.8) 2021/08/16(Mon) 19:09:09

【徒】 勢喜光樹

「鈍感系主人公め……。」

ねっとミームを知るオタク、相手に良く分からないであろう言葉で罵った。罵る、というほどでもないが。

「何がたぬきなのかが謎。この地域だけなのか……。

ああ、まあね。でもなんか、ヤるとね」

スマホを眺めながら、

「腰痛くなったりするんだって。身体痛くなって。喉枯れたりもする?みたいな。まー……、ほどほどにしないとだねー………。

なんか、事前準備、黒沢の方が大変そう。一応、必要な道具とかはある程度売ってたから揃えたけど。…ここ、まあいやらしい意味でなく、夫婦で来て、小作りする。とかは昔からやってたみたいだよ。だからその名残かなー…」

みる?といいながら、スマホで見ていたページを見せた。
分かりやすい男性同士の致し方、である…。
(.10) 2021/08/16(Mon) 19:50:25

【徒】 勢喜光樹

「俺にも妬いてもらえるように頑張らないとだなあ。今、俺が他の女の子とかとイチャイチャしても、妬いてくれない気がする……。きもち悔しいよね」

腕を組んで、うーん。と呻いた。

「だって、いるじゃん……。流石に。覚えてる知識だけだと。」

取り上げられたときにあ〜、と気の抜けた声をあげる。別に構わないようだ。

「感想、それなんだ。うん、できそう?できなかったら、俺やるとか。準備いらない奴やるとか」
(.12) 2021/08/16(Mon) 21:23:46

【徒】 勢喜光樹

「なんということでしょう……。」

でも、言われてみれば。
自分はそもそも女子と連れ立って歩く方ではない。
想像が出来ないと言われても仕方ないし、
そもそもまだまだ、付き合いが短い彼にこんな関係を望んだのは自分だ。

仕方ないかあ、とラーメンのスープをじるじると飲む。

「貸すよ、貸す。……待てるって。そこまでは。大丈夫。」

そこまではだ。

「美味かったー……ゴチソウサマ。」
(.14) 2021/08/16(Mon) 21:56:46

【徒】 勢喜光樹

「………まあいいや」

どうせ絶対ないし。

「俺は滅茶苦茶怒って黒沢をだいぶひどいめに合わせたりするから。俺が同じことやったら、そうしていいからね。

…じつは〜?」

テレーン。
ビニール袋に入った何かを出す。

「買ってきたので、ございます。……じゃあ俺、部屋に……いる。……緊張して口から心臓出そう」

自分も返却を終えた後で、席に戻ってビニール袋を取り、相手に渡そうとする。

「じゃあ、これ…。」
(.16) 2021/08/16(Mon) 22:24:02

【徒】 勢喜光樹

「置くタイミングなくて」

本当の所だ。

「当たり前じゃん。誰でもじゃないけど」

ビニール袋を渡して、少し沈黙する。

「うん。また、あとで。」

――そう言って、自分の部屋に戻るだろう。
部屋番号だけ伝えて置く。
(.18) 2021/08/16(Mon) 23:02:54

【神】 勢喜光樹

部屋に戻っていく。

三年の先輩に一応、連絡する。
今日の宿泊は、黒沢と同じ部屋に泊るようだ。
勿論、二人で泊った方が安くあがるだろう。
(G20) 2021/08/16(Mon) 23:03:50

【徒】 勢喜光樹

「はい」

返事はかなり早かったように思う。

鍵の開く音。
そして、扉が開いた。

「はい、いらっしゃい。大丈夫だった?」

気遣うようなことを言いながら、
あなたを部屋に案内する。
(.20) 2021/08/16(Mon) 23:45:01

【徒】 勢喜光樹

「まあ……。割と危ないことするしね。丁寧にやらないとね」

頷きながら、相手のジャージと、その下のシャツを眺めて。

「なんか、ちょっといかついね」

そんな風に感想を述べて案内する。
二人部屋は、明らかに広い――。

かなり広めの洋室だ。景色も良く、見下ろせば山から海まで見下ろせる。ベッドはシングルが2つほどあるが、片方にはビニールシートがシーツの下に敷いてあるようだ。

「センパイの優待?で。かなり安かったよ。これで一人あたま7000いかないぐらい」
(.22) 2021/08/16(Mon) 23:56:06

【徒】 勢喜光樹

「ちょっと怖い気がする。
今度服買いに行こうね。もっと優しく見える奴」

「まあ、そもそも今日は奢る気だったけどね。
……えっとね。………」

言い淀んだ。それから、片手を何故かあげた。

「……汚すかもしれないから。シーツの下まで汚すと、旅館に迷惑かかるでしょ」

迷った末に、よどみなく言った。
(.24) 2021/08/17(Tue) 0:29:28

【徒】 勢喜光樹

「うん。汚す」
(.27) 2021/08/17(Tue) 0:45:01

【徒】 勢喜光樹

自分も隣に座った。
ベッドが軋む音を立てる。

「じゃあ、選ぼう。
頭からつま先まで、俺が選んであげる。」

「これから毎日365日、俺の選んだ服着て欲しいな。靴下も、シャツも、ズボンも、上着も。」

相手の手をとって、するり、と親指で、表面をなぞる。


「俺が見つけたお前の魅力、全部教えてあげたい」

「だから全部見るよ 一つも残さず」

「だって黒沢、俺の好きなものが”黒沢”なの」

(.28) 2021/08/17(Tue) 1:06:32

【徒】 勢喜光樹

”気分いい”
んでしょ」

相手の腰に手を回して抱き寄せる。
もう片手で相手の頭を掻き抱いて、
”撫で”ながら囁いた。


「死ぬほど、気持ちよくしてあげる」
(.29) 2021/08/17(Tue) 1:08:58

【徒】 勢喜光樹

「あんな嘘つけないでしょ、お前は」

頭を撫でながら、耳元にちゅ、と口づけを落とす。

「最初が肝心だから。別に」

かり。

耳元に歯を立てる。
痛みはない程度の――。

「体力は、自信あるんでしょ。どれぐらいきもちいい所あるから、確認しないと」

何度も、僅かに歯の先で耳を口づけるように食む。
僅かな水音が響く。
(.31) 2021/08/17(Tue) 1:36:53

【徒】 勢喜光樹

「くすぐったいの、我慢できる?」

あなたの唸り声に、頭を再度撫でながら訪ねる。
ぴちゃ、ぺちゃ、と、静かな音が零れ、
くすぐったい仕打ちを何度もする。

あるいは、こんなことをされたら顔を打ち抜くのも正しいと言えるかもしれない。が、控えめに。ゆっくりと行われるそれが、あなたへの気遣いをどうしたって滲ませる。それが、喧嘩をしたいわけではないものだと、あなたに伝える手伝いをしたかもしれない。

「服」

ぴちゃ……、

「もう脱ぐ?」

ぺちゃ。


耳元で水音が止まない。
あなたが振り払うのが簡単なぐらいの、
ゆっくりと緩慢な手が、シャツの裾から、あなたのわき腹に伸びた。

脱がしはしない。
あなたの返答を待っているのかもしれない。
ひた、と、武骨な勢喜の手が触れた。
(.33) 2021/08/17(Tue) 2:03:08

【徒】 勢喜光樹

「うん、わかった」

素直に言う事を聞く。
それから、ゆっくりとあなたの服の裾に手をかけて、ゆっくりと上に脱がしていく。

シャツを脱がし終われば、丁寧にベッドサイドに置く。
上着も同じく。

「……まだ、下はいい?」

再び、耳元を丁寧に歯列でなぞった。
こういうものは、重複が必要だ。
(.35) 2021/08/17(Tue) 3:01:19

【徒】 勢喜光樹

丁寧に。
丁寧に同じ箇所をなぞる。
今はただ無意味に思える工程でも、
勢喜に取っては楽しい時間だった。

――相手を、自由にしている。
実際には”させてもらっている”のが、腹にくすぶる熱と餓えの原因だ。
黒沢は、本当に嫌ならこんなことができるわけがないから。


「俺は、着替えあるから。今脱いじゃうと……抑え効かないかも。いい?」

視線が合う。こちらも、真っ直ぐに見つめ返した結果だ。


僅かに瞳は潤んでいて、息は荒い。
みたことのない、表情だった。
(.37) 2021/08/17(Tue) 11:35:00

【徒】 勢喜光樹

「…………。」

頬に触れられて僅かに目を開く。
滑る掌に頭を撫でられ、目を細める。

「もったいないって、なんで?
……あんまり甘やかさないで…癖になりそ」

そのまま、相手の唇に口づける。

(.39) 2021/08/17(Tue) 12:18:49

【徒】 勢喜光樹

触れるようなキスを何度かして、
それから、深い口づけをする。

柔らかで緩慢でありながら、
相手の呼吸をほんの少しずつ、奪うような。
相手の口内を無理ないように荒らしていく。

「……っ、はぁ………」


荒い吐息を、時折零しながら。自制しているようだ。これでも。
(.40) 2021/08/17(Tue) 12:19:38

【徒】 勢喜光樹

「……っ、ぁ………、俺の顔、黒沢は?」

ようやく口を離せば、
荒い息を零したまま、口元を拭って尋ねる。

「お前、すき?俺の顔」

幼児のように尋ねた後で、
また口づけた。本当に、犬が餌をまるでねだるように。
あなたの口の中を貪る。

餓えている、と形容するしかなく。
あなたの渋い顔をみて、――こいつは多分、嬉しいのだ。
でも悪いとは思っているから、できるだけ優しくしている(つもりな)のだ。
(.42) 2021/08/17(Tue) 13:02:30

【徒】 勢喜光樹

引きはがされれば、大人しく剥がされていく。

「ごめん……」

ふ、ふ、と、荒い息を細かく吐いている。
塗れた口元のまま、あなたの返答を待っている。

「…じゃあ、俺もこの顔、もっと好きになれそ」

抑えていた手を離すと――あなたに勢いこんで飛び込んできた。
本当に大きな獣のよう。
受け止めなければ、そのままあなたを押し倒すことになる。
痛くはないだろうが。
(.44) 2021/08/17(Tue) 13:52:03

【徒】 勢喜光樹

「そうかも。ごめんね」

見下ろす瞳は、目じりが柔らかいように思えるが、
その実熱っぽく潤んでいて、
やはり、「いつも通り」とは言えないのだろう。

あなたへの体重がかからないように、腕と足を延ばして体重を浮かせる。完全に覆いかぶさる形となる。

気を使ったようで、逃げるのに少し苦労するような姿勢だ。


「ダメ、かも。……………もっと見たいな」

顔が近づいていく。
深緑の瞳が、やや、危険な色を孕んでいるように思えた。


「くろさわの、いろんなかお」

あなたの胸板に、ごろんと顔を置こうとする。
まるで、見上げるように目があなたの瞳を見る。

「でも、顔が怪我したらもったいないし……。がんばるね」

そのままゆっくりと這う様にして近づき、優しく口づけ用とする。 今度は、緩慢だ。酷く緩慢で、呼吸も楽なぐらい。

……ただ、あなたの反応を見ている。明確に、口内を探りながら。
(.46) 2021/08/17(Tue) 14:30:54

【徒】 勢喜光樹

背中を叩かれる。

目を細めた。気分が、いいらしい。
明らかに目じりが緩む。

そのまま、あなたが断らなければ、
ゆるやかにずっと口づけを続ける。
ふわふわとしたものを、丁寧に編み込んでいくように。


(.48) 2021/08/17(Tue) 15:05:34

【徒】 勢喜光樹

―――しばらくして。


「……………きもちよかった」

頭を撫でて。
口づけをし続けて。
かわいい、かわいい。かわいい、と囁き続けて。


「黒沢、だいじょうぶ?」

さして体力を使うことはしていないはずだが、一応。
(.49) 2021/08/17(Tue) 15:24:23